厚労省が処方せん記載法統一へ検討会設置 標準案は分量として1回服用量の記載を提案 厚生労働省は5月25日、内用剤の処方せん記載方法の統一に向けた議論を行う「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」の第1回会合を開催した。厚生労働科学研究班が処方せん記載方法の標準案を固めたのが検討会の設置に至った経緯。検討会は標準案を叩き台にして話し合い、統一ルール作… 2009/05/29 DI
後発医薬品~私はこう選ぶ(9) 後発品は「欠品なし」優先、品質確認は県のマニュアルで 瑠璃薬局西新店(福岡市早良区) 福岡市早良区の地下鉄西新駅から徒歩2分、明治通り沿いに、ピンクの下地に「ジェネリックセンター」と書かれた大きな看板が目に飛び込んでくる。実は、看板ではなく、店の外壁全体を看板に仕立てた瑠璃薬局西新店だ。2006年4月の処方せん様式の変更を機に、店の外装を一新したのである。「狙いは… 2009/05/27 DI
タミフル「脱カプセル」調剤法を日病薬が提示 新型インフル流行によるDS製剤不足を想定 日本病院薬剤師会(日病薬)は5月22日、インフルエンザ治療薬のタミフル(一般名:オセルタミビルリン酸塩)について、カプセル剤を散剤として調剤する際の留意点などを会員薬剤師に通知した。新型インフルエンザの発生地域において、タミフルのドライシロップ(DS)製剤が不足することを想定した… 2009/05/26 DI
OTC薬通販の規制除外は離島と継続使用のみ 厚労省が検討会の反対押し切りパブコメ案通りの省令改正へ ネット販売をはじめとするOTC薬の通信販売が6月から第3類医薬品のみに規制されるが、経過措置として2年間に限り、薬局・薬店がない離島居住者と通信販売による継続使用者には、薬局製剤(薬局製造販売医薬品)と第2類医薬品の通販を認める経過措置が実施されることが確実になった。厚生労働省が5… 2009/05/25 DI
日本感染症学会が新型インフルで緊急提言 一般医療機関における具体的対応策を示す 日本感染症学会の新型インフルエンザ対策ワーキンググループは5月21日、「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」という緊急提言を公表した。 2009/05/25 DI
2型糖尿病へのメトホルミン単独療法が可能に 「SU剤が効果不十分な場合」の制限解除で第一選択薬にも 大日本住友製薬は5月20日、経口血糖降下薬「メルビン錠250mg」(一般名メトホルミン)の「効果・効能」および「用法・用量」について、一部変更承認を同日付で取得したと発表した。これまでの「SU剤が効果不十分な場合」といった制限がなくなり、2型糖尿病の第1選択薬として本剤単独での処方が可… 2009/05/22 DI
大幅減益になった医薬品卸大手の決算 強かった値引き圧力、メディセオは人員削減へ 「今回の決算のイメージは、雷鳴とどろく大嵐。そこから抜け出すには、事業の分割や合併、そしてコストの削減が必要。そのためには人件費に切り込まざるを得ない」──。医薬品卸最大手、メディセオ・パルタックホールディングス社長の熊倉貞武氏は、5月18日の決算説明会でこう語った。… 2009/05/21 DI
レボフロキサシンの後発品が薬価収載 ビカルタミド、テモカプリル、アレンドロン酸など318品目 厚生労働省は5月15日、後発医薬品318品目の薬価収載を官報告示した。目玉は、ニューキノロン系薬のレボフロキサシン水和物(先発品商品名:クラビット)。第一三共が「効能追加により特許期間は2011年5月27日まで」との見解から後発品メーカー24社を提訴しているが、23社がクラビット後発品31品目… 2009/05/20 DI
明暗分かれた大手薬局の決算 全社で増収ながら人件費の増加が重荷に 5月14日までに、2月、3月決算の上場大手薬局チェーンの2008年度決算が出揃った。5社すべてが売上高を伸ばしたものの、利益を大幅に減らした薬局もあり、会社によって明暗が分かれた。 2009/05/19 DI
OTC生産額「5年後、1兆円を目指す」 日本OTC医薬品協会が活性化ビジョンを発表 日本OTC医薬品協会は、このほど開いた記者会見で、今後5年間のOTC医薬品業界が目指すべき方向性を示した「OTC医薬品産業活性化ビジョン」を発表した。6月に施行される改正薬事法をにらんで作成したもの。OTC医薬品の役割範囲拡大、質や信頼性の向上、使用や入手の際の利便性の向上などを目標に掲… 2009/05/18 DI
米国でピオグリタゾンとメトホルミンの合剤認可 武田薬品の米国子会社がFDAから販売許可を取得 武田薬品工業は5月14日、米国の100%出資子会社である武田グローバル研究開発センター(イリノイ州)が、2型糖尿病治療薬ピオグリタゾンとメトホルミン徐放製剤の合剤(米国での商品名 ACTOplus met XR)について、米食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得したと発表した。発売は今年後半になる見… 2009/05/16 DI
大手後発品メーカーの決算出そろう 制度変更の後押しで売り上げは2ケタの伸び 5月11日に沢井製薬が、5月14日に東和薬品が、それぞれ2008年度の業績を発表し、大手後発品メーカーの決算が出そろった。2008年4月実施の調剤報酬改定で、後発品の使用促進策が盛り込まれたことなどを受けて、各社とも売上高を10%以上伸ばず好調な内容となっている。… 2009/05/15 DI
厚労省が改正薬事法の詳細示す局長通知 登録販売者の管理者代行時は薬剤師も第1類販売不可 厚生労働省医薬食品局は、5月8日付で改正薬事法に関する局長通知を出した。2月に公布された厚労省令を内容的に補足するもので、店舗販売業における管理者要件や売り場面積について、詳細な規定を盛り込んでいるのが特徴だ。… 2009/05/14 DI
後発医薬品~私はこう選ぶ(8) 品質の厳密なチェックより薬価優先で後発品を選択 常田薬局(長野県上田市) 医薬分業、後発医薬品の推進など、調剤環境の変化に地域全体で積極的に対応してきた長野県の上田薬剤師会。後発品調剤に関しては、2006年4月の処方せん様式変更前から取り組み始んできた。上田市の中核病院である国立病院機構長野病院が、原則、すべての処方せんを後発品へ変更可とする方針を決め… 2009/05/13 DI
改正薬事法の省令案が再度のパブコメ 第2類と薬局製剤の通販容認する2年の経過措置盛り込む 厚生労働省は5月12日、改正薬事法にまつわる省令の一部改正案についての意見募集(パブリックコメント)を開始した。一部改正案は、6月1日の施行から2年間の経過措置として、薬局・薬店がない離島の居住者と継続使用者に限り、第2類医薬品と薬局製造販売医薬品(薬局製剤)の通信販売を認めるとい… 2009/05/13 DI
SSRI・SNRIで「他害行為」の注意喚起 厚労省が添付文書改訂を指示、「攻撃性」のリスクも明示 厚生労働省は8日、抗うつ剤の選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)とセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)4成分について、添付文書に他害行為などについての注意を喚起する記載を追加するよう製薬企業に指示した。同省に副作用として報告があった他害行為のうち、抗うつ剤… 2009/05/12 DI
スプレータイプのOTC痔疾用剤が登場 第一三共ヘルスケアが5月14日から販売開始 第一三共ヘルスケアは、手を汚さずに痔の痛み・出血・はれ・かゆみを治療できるスプレータイプのOTC軟膏剤「サラシュット」を、5月14日に発売する。リスク分類は指定第2類。 2009/05/11 DI
「クラビット」の500mg1日1回投与用製剤が6月発売 第一三共、現行の「クラビット錠」は承認整理へ 第一三共はこのほど、ニューキノロン系抗菌剤のレボフロキサシン水和物(商品名:クラビット)について、新たに3製剤の製造販売承認を取得したと発表した。薬価収載を経て6月に発売する予定だ。今回承認された「クラビット錠250mg、錠500mg、細粒10%」は、現行の「クラビット錠(100mg)、細粒(… 2009/05/08 DI
「エパデール」のOTC薬は大正が販売へ スイッチOTC薬の有力候補、持田は医療用医薬品との併売目指す 持田製薬と大正製薬は4月30日、持田製薬が医療用医薬品として製造販売している高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」(一般名:イコサペント酸エチル、EPA)について、スイッチOTC化した際の販売を大正製薬が担当する契約を締結したと発表した。承認前のスイッチOTC薬について、販売に… 2009/05/08 DI
2009年度のスイッチOTC化候補成分が明らかに 日本薬学会がキンダベート、タケプロン、ナウゼリンなど18成分を選定 日本薬学会はこのほど、一般用医薬品への転用(スイッチ化)が適当と考えられる18成分を選定した。厚生労働省が日本医学会及びその分科会107団体からの意見を聴取した後、今夏に開催される薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会において転用の可否を審議する。… 2009/05/07 DI
チキジウムのOTC薬、スイッチ化承認から3年経て発売 大正製薬の「ストパン」、効能は胃痛、腹痛と腹部疝痛 抗コリン剤のチキジウム臭化物(医療用医薬品の商品名:チアトンほか)を配合したOTC薬が、スイッチ化承認から3年を経てようやく発売された。このOTC薬は鎮痛胃腸薬の「ストパン」(大正製薬)で、1カプセル中にチキジウム臭化物を5mg含有する単味剤だ。チキジウム臭化物は1998年7月にOTC薬用成分… 2009/05/07 DI
ワーファリンの過量投与で薬局に家宅捜索 東京都足立区の「東京医療第一薬局」、業務上過失致死の疑いで 警視庁の捜査一課は4月29日、東京都足立区の「東京医療第一薬局」に業務上過失致死の疑いで家宅捜索を行った。同薬局に勤務していた薬剤師が、抗血栓剤のワーファリン(一般名:ワルファリンカリウム)の量を間違えて多く調剤し、同薬を過量服用した82歳の男性患者が死亡した疑いが持たれている。… 2009/05/01 DI
後発品の使用状況調査、2009年度も実施 中医協、診療報酬改定の結果検証特別調査で 中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会はこのほど、第23回部会を開催し、診療報酬改定の影響を検証するために2009年度に実施する特別調査の調査項目を決定した。明細書発行の実施状況や禁煙外来での禁煙成功率など原案に挙がっていた5項目に加え、2009年度にも再び後発医薬品の使用状… 2009/05/01 DI