Vol.6 患者の不安を取り除くような服薬指導を 東京慈恵会医科大学精神医学講座教授・伊藤洋氏に聞く 睡眠薬を怖がる患者は多く、服薬量を自己調節したり服薬を中断するなど中途半端な飲み方をして、かえって不眠症状を悪化させてしまうことも少なくありません。睡眠薬は医師の指示通りしっかり服用して、睡眠のリズムを取り戻した後に、徐々に減らしていくべき薬剤です。… 2012/09/25 DI
Vol.5 併用薬だけでなく飲酒にも注意を 愛媛大学医学部附属病院薬剤部教授・荒木博陽氏に聞く 睡眠薬は現在、ベンゾジアゼピン受容体作動薬の超短時間作用型および短時間作用型が主流になっています。それぞれに特徴があり、患者の年齢や肝・腎機能に加えて、療養環境なども考慮して使い分けられています。ここでは、多剤併用時の注意点や睡眠薬による運動機能への影響について説明します。… 2012/09/11 DI
Vol.4 転倒のリスクは睡眠薬の種類により異なる 東京逓信病院副薬剤部長・大谷道輝氏に聞く 睡眠薬は、消失半減期と患者が訴える不眠のタイプによって使い分けられていますが、同じ超短時間作用型に分類されている薬剤でも、それぞれに違いがあります。医師は処方の際に、個々の薬剤の特性を把握して選択することが求められています。… 2012/08/21 DI
Vol.3 図を描きながら睡眠薬の効き方を説明する くろしお薬局グループ代表・川添哲嗣氏に聞く 睡眠薬は、不眠のタイプと薬の消失半減期によって選択されます(第1回記事参照)。ですから、睡眠薬が初めて処方された患者に対する服薬指導では、その患者の不眠のタイプと薬が合っているかを、まず確認する必要があります。… 2012/07/24 DI
Vol.2 患者の睡眠状況を詳細に聞きとり問題点を探る 北里大学医療衛生学部健康科学科教授・田ヶ谷浩邦氏に聞く 生活習慣病と不眠・睡眠不足が密接に関係していることは、様々な報告によって明らかになってきています。ある疫学調査では、不眠・睡眠不足があると耐糖能の悪化や血圧の上昇が起こりやすく、睡眠時間が短い人は生活習慣病発症のリスクが高まると結論しています。逆に、生活習慣病の患者は不眠症… 2012/07/10 DI
Vol.1 睡眠薬選択の指標は不眠のタイプと消失半減期 東京医科大学睡眠学講座教授・井上雄一氏に聞く わが国で不眠を訴える方は4~5人に1人に及び、人口の約10%は不眠症として治療を受け、約5%は睡眠薬を服用しているとされています。このように不眠は頻度の高い訴えであるとともに、ストレスが多い現代社会の中で不眠を訴える方も増加しています。… 2012/06/26 DI