カッコいい薬剤師

漫画

カッコいい薬剤師にライバル出現! その正体は?

 カッコいい薬剤師にライバルが出現した。それは『カッコいい患者』である。容姿端麗、筋骨隆々、高学歴・高収入(推測)、それでいて限りなく優しいときている。待合室で立っているご老人がいれば席を譲り、泣いている子供がいれば手遊びであやし、妊婦さんには胎教を考えた音楽まで奏でるのである。最近よく薬局に現れる『カッコいい患者』のファンは多く、薬局の女性職員たちもすっかり彼の虜だ。

 いよいよ『カッコいい患者』に薬を渡す時が来た。「こんにちは!」光る真っ白い歯を見せながらいきなり握手を求めてきた。握手である。どうやら帰国子女の噂は本当らしい。浅黒く、鋼を束ねたような筋肉質な右腕を真っ直ぐこちらに向けている(本当にこれでどこか疾病があるのだろうか?)。

 しかし、カッコいい薬剤師であるならば、ここで決してひるんではいけない、しっかり握手を交わして、服薬指導に入らなければならない。Get The Answersの精神を持ってである。

 いよいよ竜虎相打つ瞬間。薬局全体に緊張感が広がった――その時である。「実は私も薬剤師です」。何と『カッコいい患者』は薬剤師だったのだ。患者になったカッコいい薬剤師がほかの患者さんに慈しみの心で接し、薬局スタッフにまで気を使っていたのだ。

 立場が変わっても、状況が変わっても、カッコいい薬剤師は『カッコいい』のだ。だから自分が患者になった時には『カッコいい患者』になる。薬剤師の最終目標、それはつまり『カッコいい人間』なのかもしれない。

(鬼)

「カッコいい薬剤師」は今回が最終回です。長い間、ご愛読ありがとうございました。

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