カッコいい薬剤師

印鑑に「こだわり」を持とう
「サインくださーい」。長年カッコいい薬剤師をやっている(?)と、ちょくちょくサインをせがまれるので参ってしまう。というのは冗談だが、薬剤師たるもの、色紙にスラスラっと書ける座右の銘の一つぐらいは持っておきたいものだ。
「無信不立」と書くのは小泉首相。「燃える闘魂」はアントニオ猪木。織田信長の「天下布武」なんていうのもカッコいい。ちなみに筆者の座右の銘は「朝鍛夕錬」。宮本武蔵の「五輪の書」からだが、この話は次回に。
サインと言えば、処方せんや薬袋、各種証明書に至るまで、薬剤師がサインをしたり印鑑を押したりする機会は多い。印鑑は今日日「100円ショップ」でも売っているが、カッコいい薬剤師なら処方せん用として、オリジナルの印鑑を作ってみてはいかがだろうか。形、重さ、色、感触、すべてにこだわった良い物を。ただし、原材料を選ぶ際には、動物愛護の観点を忘れず、環境にも配慮しなければならないが。
こだわりの一本を持てば、捺印する時の心構えも違ってくるはずだ。忙しい日々の調剤業務の中で、半ば事務的に判をついている薬剤師が見受けられるが、本来、薬剤師がひとたび処方せんに印鑑を押したら、たとえ天地がひっくり返っても、責任を持たなければならないのだ。薬剤師印というのは、それくらい侵すことのできない神聖なものなのであり、薬剤師生命を賭ける覚悟で押すべきものである。そうでなければいかん、いいーんかん、イインカン、印鑑!!えっ?無理矢理すぎ?印鑑だけに強引に押させてもらいました。
(鬼)
- 第36回 カッコいい薬剤師にライバル出現! その正体は?
- 第35回 カッコいい薬剤師にカッコいい仲間
- 第34回 調剤技術に名をつけて後世に伝えよう
- 第33回 かぎ分けられる?薬のにおい
- 第32回 カッコいい薬剤師、武道に礼節を学ぶ
- 第31回 印鑑に「こだわり」を持とう
- 第30回 薬包紙アーティストと呼ばれたい
- 第29回 敬語は正しくお使いなさい
- 第28回 薬剤師のための漢字の蘊蓄?
- 第27回 患者を虜にする「いい声」を身につける
- 第26回 温泉でカッコよく英気を養おう
- 第25回 カッコいい薬剤師も「歯が命」
- 第24回 患者の心に残る「決めゼリフ」を考えよう
- 第23回 「カッコいい」の精神を後世に伝えよう
- 第22回 カッコいい薬剤師は朝をこう過ごす
- 第21回 クリスマスケーキ作りは薬剤師の独壇場?
- 第20回 調剤の待ち時間を正確にはじき出せ
- 第19回 絵心のある薬剤師はカッコいい
- 第18回 こだわりの「マイスパーテル」を持とう
- 第17回 「カッコいい薬剤師になる!」と叫ぼう
- 第16回 「正しいモノ言い」で好感度アップ!
- 第15回 薬局外からの視線にも気を配ろう
- 第14回 「知りません」と言い切る勇気を持とう
- 第13回 雨にも負けず、風にも負けない体力作りを
- 第12回 患者向けの名刺をさりげなく手渡そう
- 第11回 電話パフォーマンスで患者の信頼をゲット
- 第10回 危険な“呪文”から患者を解き放て
- 第09回 外国人サポーターに流暢な英語で服薬指導
- 第08回 きれいな手書き文字で温かみを演出
- 第07回 “七色の日本語”で薬局を患者のふるさとに
- 第06回 “七つ道具”を収納できる「オリジナル白衣」を
- 第05回 「0円」の温かいスマイル
- 第04回 患者の信頼感を左右する“背中の表情”
- 第03回 “町の化学者”を演出する眼鏡
- 第02回 ブラインドタッチで患者指導
- 第01回 ガラス越しのパフォーマンス