カッコいい薬剤師

漫画

薬包紙アーティストと呼ばれたい

 「今ここでお薬を飲みたいのですが……」。薬局の投薬口で、患者さんからこう言われたことのある薬剤師も多いのではないだろうか。

 そんな時にカッコいい薬剤師ならどうするか。さっと懐から懐紙(かいし)ならぬ薬包紙を取り出して、薬を包んで患者さんにお渡しするのである。もちろん、薬と一緒に白湯もしくは水を用意することも忘れない。

 薬の包み方がまたカッコいい。患者さんの目の前で、パパっと目にも留まらぬ速さで包む。しかも、患者さんによって、薬包紙の大きさや角度の付け方、外しやすさまで計算ずく。さらに、その日の温度や湿度、患者さんの気分もちゃんと考慮している。

 どんな薬でも瞬く間に包んでしまう姿は、まさしく「薬包紙アーティスト」。患者さんの目は、テーブルマジックでも見ているかのように、その指さばきに釘付けになること請け合いだ。

 ただし、そのための日々の鍛錬は凄まじいものがある。雨の日も風の日も、薬包みの技を磨く。ある時は何キロもある鉛を包み、またある時は高級羽毛布団の中の羽毛を包む。指立て伏せは毎日の日課であり、指での逆立ちも当然できる?

 寝る前のハンドクリーム&「お休み手袋」も必須である。そうして、あの薬包み最終形態「火打ち型」が完成するのだあ!

 もちろん、患者さんの前ではそんな陰の努力の跡はつゆも見せず、こともなげに薬包紙を操る。あくまで華麗で優美に、薬と一緒に愛情まで包み込んでしまう。うーん、カッコいい〜。

(鬼)

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