カッコいい薬剤師

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カッコいい薬剤師も「歯が命」

 だいぶ前、「芸能人は歯が命」というテレビコマーシャルが流行ったが、カッコいい薬剤師もまた「歯が命」なのである。薬の説明をする時、キラリと輝く白い歯が患者さんの心をつかむ。

 別に芸能人のように真っ白い歯を売り物にするわけではない。が、やっぱり白いに越したことはない。たばこのヤニで茶色がかった歯の薬剤師が「ニコレット」の服薬指導をしても、いかんせん説得力に欠ける。

 また、薬の副作用「歯肉肥厚」を説明する時には、患者さんに自分の歯肉をしっかり見せなければならない。そんな時、歯肉や歯がきたないとかなりカッコ悪い。もちろん歯並びも完璧じゃなきゃいけない。ただし、女性薬剤師の愛くるしい八重歯なら◎である。

 カッコいい薬剤師は、歯磨き粉や歯ブラシにもこだわる。例えば歯磨き粉は、フッ素の含有量、低発泡・低香味を考えると『Mentadent GUM Care (Chesebrough-Pond's USA社)』が断然お薦めだ。歯ブラシは小さめで、ナイロン製のやや硬めのものを使う。デンタルフロス、歯間ブラシも歯ブラシと一緒に必ず内ポケットに入れて持ち歩く。外出先でも10分以上は歯磨きに時間をかけているという念の入れようだ。

 とは言いながら、薬剤師に本当に必要なのは、実は輝く白い歯でも、きれいな歯肉でもない。それは、どんなことがあろうと耐えるために、食いしばれる“強い歯”である。「あなたのその輝く白い歯は入れ歯ですか?」と聞かれてもだ。そう、患者さんは、奥歯に物が挟まったような言い方はしないものなのである。

(鬼)

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