カッコいい薬剤師

漫画

「カッコいい」の精神を後世に伝えよう

 皇居・宮殿の松の間では、今年も恒例の宮中行事「歌会始の儀」が行われた。薬剤師も時には調剤室を離れ、畳に座して背筋を伸ばし、独り歌を詠んでみてはどうだろう。心静かに歌を詠めば、心静かに服薬指導に向かえるようになるはずだ。

 ところで、和歌の世界には、「古今伝授(こきんでんじゅ)」という習わしがある。元々は古今和歌集の解釈を伝授することを言ったが、歌学やそれに関連する事柄を、師から弟子へと秘説相承の形で伝授していくことである。

 これにならって薬剤師も、知識や技術はもちろんのこと、独自の接客術からギャグのセンスに至るまで、自己の経験を後世に伝授することを考えてはいかがだろうか。紙に書き写して残すもよし、コンピューターのハードディスクに保存しておくもよし、口伝もまたよしである。大事なのは、次の世代にその教えが、しっかりと受け継がれることである。

 電子天秤が主流となり、調剤台から分銅が消えた。全自動分割分包機が、薬包紙で薬を包む必要をなくした。度重なる医療保険制度改正で、調剤報酬の仕組みも目まぐるしく変わった。

 しかし、今も昔も薬の役目は変わらない。薬剤師の使命もまた、決して変わることはないのである。

 今こそ薬剤師には、古今伝授が必要とされている。カッコいい薬剤師を一代限りとしないためにも。まだまだ、このコーナーを終わらせないためにも。そして、漫画の作者である真右衛門ファンのためにも。

 筆者の“原稿伝授”の日々は、これからも続く。

(鬼)

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