カッコいい薬剤師

漫画

クリスマスケーキ作りは薬剤師の独壇場?

 今年もクリスマスが近づいて来たが、ケーキの予約はお済みだろうか。筆者のお薦めはホテルニューオータニ「ピエール・エルメ」のクリスマスケーキだが、出来合いのケーキで満足しているようでは、まだまだ普通の薬剤師。カッコいい薬剤師は、忙しい仕事の合間に、手作りのクリスマスケーキを作ってしまうのである。

 正確無比な小麦粉の計量、流れるような篩過技術、目にもとまらぬ卵白撹拌、そして混合——。いつものくせで60回混和(『第11改訂調剤指針』98ページ参照)となってしまうのはご愛嬌だが、極めつけは生クリームを扱うパテさばきだ。ここで日ごろ培った軟膏ヘラのテクニックが、いかんなく発揮されることになる。

 ケーキの材料にもこだわりを忘れない。甘味はもちろん単シロップ、それも局方品。漢方薬局の薬剤師なら、甘草を用いてもいい。計量は当然、メートグラスで。せっかくおいしいケーキを作っても、食べる人が味覚障害だといけないので、ケーキに少し亜鉛をかける——なんて裏ワザもアリである。

 そう、ケーキ作りは調剤業務に似ているのだ。段取り、手際のよさはもとより、キッチンがきれいな人は、調剤台の上もきれいなのである。真心込めてケーキ作りができる人は、真心込めて調剤ができる人なのである。そんなカッコいい薬剤師は、もちろん最後の“ケーキ鑑査”にも抜かりがない。

 あれこれとケーキについて考えてきたが、ケーキ作りに没頭できるほどカッコいい薬剤師も暇なのである。本当はケーキ対策ではなく、景気対策を考える正念場だというのに……。

(鬼)

ピックアップ

薬剤師の需給予測

ログインしていません

日経DI最新号のご案内

日経DI最新号のご案内 高齢者の薬、ここに注意

Close UpコンテンツPR

後発品をどう選ぶ2017

ログインしていません

  1. かかりつけ薬剤師限定のリフィル処方など提言 トレンド(DIオンライン)
  2. BZ系薬、漸減処方の調剤で注意すべき点とは 薬局なんでも相談室
  3. β遮断薬:アーチスト抜き、メインテートが1位 NMO処方サーベイ
  4. 「それは精神的な問題です」と内科医が言うとき 尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」
  5. 薬剤師と症例検討会をやってみました 狭間研至の「Road to 薬剤師3.0」
  6. 「あの薬局は休んでいる」と批判する心理 熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
  7. 経口GLP-1薬は糖尿病治療に革命を起こすか トレンド◎GLP-1作動薬セマグルチドの経口薬が承認申請
  8. 松浦薬業、漢方薬117品目を自主回収 医薬品医療機器等法違反で業務停止処分
  9. メイラックス半錠の自家製剤加算は算定できる? セキララ告白!個別指導
  10. 1型糖尿病へのSGLT2阻害薬、ケトアシドーシス… SGLT2阻害薬とメトホルミンの適正使用を学会が注意喚起
医師と医学研究者におすすめの英文校正