カッコいい薬剤師

漫画

電話パフォーマンスで患者の信頼をゲット

 人が電話をかけている様というのは、端から見ると、とても気になるものである。

 例えば電車の中で、すぐ隣で他人同士が会話していても何とも思わないのに、それが携帯電話となると、はなはだ不愉快になる。職場の同僚が国際電話をかけて、英語を流ちょうに話そうものなら「すごいなあ」と感心し、仕事が手に付かなくなったりする。

 詐欺師がよく使う手口にも、こんなものがある。有名企業の社長や政治家などのVIPに電話した振りをして、客(カモ)の目の前で親しそうに話し、「俺にはこんな人脈がある」と信用させるのである。詐欺でなくとも、あなたが森首相やローマの中田英寿選手などに電話をかけ、友だちのような口調で話をすれば、大抵の人は「スゲーなあ」と尊敬の目でみるはずだ。

 さて、最近、処方監査の徹底や医師との密接なコミュニケーションの必要性が叫ばれ、薬局薬剤師が処方医に電話する機会が増えている。調剤室から電話するケースが多いようだが、それではせっかくの電話がもったいない。

 医師との電話連絡は、プライバシーに配慮した上で、患者の目の前で行ってはどうだろう。普段、医師に遠慮しがちな患者は「すごい! あの気難しいお医者さんと対等に話している」と驚くに違いない。その際、「先生、その薬との併用には相互作用が考えられるので、○○に換えたらどうですか」なんてセリフが言えたらカッコいい。

 これを携帯電話やPHSで行えば、もっと効果的だ。あなたへの患者の信頼感がいっそう増すこと請け合いである。

(猫)

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