薬剤師道一直線

一、薬剤師の原点に立ち返るべし

 今年のスローガンは「原点」──。よほどのプロ野球ファン、いや、よほどのジャイアンツファンでなければ知らないだろうが、原ジャイアンツが掲げる今年のスローガンは、この「原点」である。正式には、ショー・ザ・スピリットをスローガンとし、そのサブタイトルが原点、なのだそうであるが。

 原監督の言葉を借りると、原点を大切にする姿勢というのは、まず素晴らしい人間に成長するために努力し、野球に取り組む姿勢をもう一度考えること、そして、技術的にも基本プレーを見つめ直し、一つひとつのプレーを大切にすることなのだという。

 この考え方は、われわれ薬剤師にも通じよう。人間的に成長するために努力し、薬剤師業務に取り組む自分の姿勢をもう一度見直してみる。調剤の技術に関しても基本から見つめ直し、患者さん一人ひとりへの接遇を大切にする。まさしく、薬剤師としての「原点」への回帰である。

 ところで、この「薬剤師道一直線」の原点というべき、連載第1 回のテーマは「名を名乗る」であった。そこでは、薬剤師という名称の歴史やその重みについて書いた。 ここでもう一度、「薬剤師」という名称に対する思いを、それを受け継ぐ者としての誇りと覚悟を、思い起こしてみたい。そして「薬剤師の○○です」と初めて名乗ったあの日のことを思い出してほしい。そこにこそ、あなたの「原点」がある。長期実務実習のスタートという転換点を迎える今年だからこそ、薬剤師としての原点を見つめ直したい。

 原監督は、「原点」を語ったそのブログの最後を「足下を見つめ直し、この厳しい戦いを乗り越えていく覚悟はできています!」と締めくくっている。われわれも原監督に倣って、今後も薬剤師道を窮めるための険しい道を突き進むのだという覚悟を持とう。そう、ハラをくくるのである。

(結城 真吾)

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