医薬品ライフタイムマネジメントセンター「育薬セミナー」(体験版)
育薬セミナー:新薬を学ぼう(第 1 週水曜日更新)
育薬セミナーの新薬徹底理解コーナー「クローズアップDI」の一部を体験受講できます。
今月の医薬品
ルミセフ皮下注
ブロダルマブ(遺伝子組換え)

今月のお薬ワンポイント
- ●ブロダルマブは新規作用メカニズムのモノクローナル抗体であり、インターロイキン (IL)-17受容体Aに選択的に結合し、IL-17に誘発される炎症カスケードを阻害する。
- ●ブロダルマブは、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症に用いられる。
- ●ブロダルマブは、1回210mg を、初回、1週後、2週後、以降、2週間の間隔で皮下投与される。治療反応は、通常投与開始から 12週以内に得られる。
- ●投与部位は大腿部、腹部、上腕部か望ましく、投与毎に注射部位を変える。また、皮膚か敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発赤、硬化、肥厚、落屑などの部位)、乾癬の部位には注射しない。
- ●ブロダルマブは、感染症のリスクを増大させる可能性があり、重大な副作用としてウイルス、細菌、真菌などによる重篤な感染症(頻度0.8%)や、その他の副作用として上気道感染(頻度5%以上)などが報告されている。
※これまでに育薬セミナーの新薬コーナーで取りあげた医薬品のチェックポイントを再編集してまとめた「新薬まるわかり2015」(日経BP)が好評販売中です。
育薬セミナー:澤田教授の特別演習(第3週水曜日更新)
育薬セミナーの「Prof. Sawada の医薬品適正使用・育薬トレーニング」コーナーの一部を体験受講できます。
今月の澤田教授の特別演習
一般調剤のリスクマネジメント:
兄弟姉妹の来局は調剤ミスの危険因子

<今月のチェックポイント>
◆兄弟姉妹の処方箋が同時に薬局に提出された場合のトラブルを考える◆
【問題点の解析】
・調剤された分包の用量の多い方を姉の分と思い込みで判断し、処方箋の年齢を確認せずに紫の線を記入してしまった。
・調剤した薬剤師は、妹・弟と比べて姉・兄の方が体重は大きい、服用する用量は多いと思い込んでしまった。
【具体的な調剤室での工夫】
**兄弟姉妹の同時調剤に注意**
・内規を遵守!
・分包紙などへのマーク、患者氏名などの印字!
・「兄弟姉妹の薬を調剤中!」をクリップ!
VOD 育薬セミナーって何?
インターネットを介して、いつでもどこからでも自由に受講できるビデオセミナーです。東京大学大学院薬学系研究科育薬学講座(澤田康文、堀 里子、三木晶子、佐藤宏樹)との連携により、NPO法人 医薬品ライフタイムマネジメントセンターが、全国の薬 剤師を対象として月に 2 講座(120分/1 講座)配信しています。「育薬セミナー・ADVANCE」の基礎編として、DVD付書籍「育薬セミナー・BASIC」(日経BP) があ ります。どちらも認定薬剤師の研修受講単位取得対象講座です(本ページでの無料体験は対象外)。
育薬セミナーは8つのコーナー(クローズアップ DI、Prof. Sawada の医薬品適正使用・育薬トレーニング<一般調剤、処方せんチェック、服薬ケアのリスクマネジメント>、アイフィス事例<ヒヤリハット事例、処方チェック事例、相互作用コンサルティン グ事例、育薬・医薬品適正使用コンサルティング事例>、ミニミニヒヤリ・ハット・ホット、よくわかる薬物相互作用、育薬リサーチ徹底理解、副作用・相互作用ホットニュース、先取りニュードラッグインフォメーション)からなります。
このページを経由して本セミナーの受講申し込みをされた方全員に特典として「ヒヤリハット事例に学ぶ薬剤業務のリスクマネジメント研究会」演題集をプレゼントします。
※ヒヤリハット事例に学ぶ薬剤業務のリスクマネジメント研究会は当センターが2006年より毎年夏に開催している研究会です。申し込み特典として、これまでの研究会で取りあげた演題集(実際に医療現場で起きたヒヤリハット事例を詳細に解析して収載しているオリジナル冊子、第8回は22 演題<全160ページ>)をお届けします。