Circ Arrhythm Electrophysiol誌から 喫煙量が多い女性ほど心臓突然死のリスクが上昇 禁煙後は経時的にリスクが有意に低下 Nurses' Health Studyの女性を対象とした30年間の追跡調査で、喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど、心臓突然死のリスクが上昇すること、また禁煙によって経時的かつ直線的にリスクが低下することが明らかにされた。この結果は、Circ Arrhythm Electrophysiol誌12月1月号に掲載された。… 2012/12/27 循環器
J Am Coll Cardiol誌から ACE阻害薬とARBは心血管ハイリスクの非心不全患者にも有用 心血管リスクを評価するメタ解析の結果 心不全のない心血管ハイリスクの患者に対するアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-I)またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の投与は、心血管イベントリスクを軽減することが、欧州で行われたメタ解析で確認された。論文は、11月27日付のJ Am Coll Cardiol誌で公開された。 … 2012/12/25 循環器
J Am Coll Cardiol誌から 高用量スタチン療法のベネフィットは糖尿病発症リスクを上回る 糖尿病リスクが最初から低い患者では高用量でも影響なし スタチン療法による新規糖尿病発症(NOD)リスクの増大について過去の大規模試験2件のデータを精査したところ、高用量療法により心血管(CV)イベントが有意に減少した上、ベースラインのNODリスクが低い患者ではNODは増加しないことが示された。米国の研究者らの検討による成果で、結果は、J Am … 2012/12/21 循環器
JAMA誌から 大動脈弁置換術後のワルファリン、6カ月でも利益がリスクを上回る デンマークの全国レジストリーの解析結果 生物人工弁を用いた大動脈弁置換(AVR)後に3カ月間ワルファリンを投与すると、脳卒中、血栓塞栓症、出血事象、心血管死の発生率が低下すること、さらに、術後6カ月間投与しても、出血リスクが上昇することなく心血管死亡リスクが低下することが分かった。結果はJAMA誌11月28日号に掲載された。… 2012/12/17 循環器
N Engl J Med誌から CETP阻害薬ダルセトラピブで急性冠症候群の予後改善せず HDL-C値は有意に上昇するも複合心血管イベントは減らず、dal-OUTCOMES試験 コレステリルエステル転送蛋白(CETP)阻害薬ダルセトラピブの投与により、急性冠症候群(ACS)の発症後間もない患者の心血管イベント再発リスクが低下するか検討したところ、高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)値の有意な上昇を認めたものの、イベントは減少せず、試験は2年余りで中止された… 2012/12/14 循環器
JAMA誌から ポジティブ群の回復率はネガティブ群を最大4割以上も上回る 高齢者自身の年齢に対する思い込みが障害からの回復に影響 日常生活動作(ADL)に介護が必要となった高齢者の回復には、年齢に対する本人の思い込みが有意に関与している、との報告が米・エール大学公衆衛生学の研究者らによってなされた。この結果は、JAMA誌11月21日号のリサーチレターに掲載された。… 2012/12/10 循環器
J Am Coll Cardiol誌から 6分間歩行と心肺運動負荷試験の心不全予後予測能は同等 HF-ACTION試験の2次解析における直接比較の結果 6分間歩行(6MW)と心肺運動負荷試験(CPX)は収縮期心不全の予後予測に用いられるが、両者の予測能の差は明らかでなかった。このたび、HF-ACTION(Heart Failure: A Controlled Trial Investigating Outcomes of Exercise Training)試験の参加者を対象に両者の比較が行われ、総死亡と入院、また… 2012/12/07 循環器
J Am Coll Cardiol誌から 高齢女性はトラスツズマブ投与後の心不全・心筋症発生率が高い 早期乳癌の補助療法としてトラスツズマブを投与された女性は、補助療法を実施しなかった早期乳癌女性と比較して、心不全または心筋症が発生するリスクが高いことが分かった。論文は、11月14日付のJ Am Coll Cardiol誌オンライン版に掲載された。… 2012/12/03 癌