Clin Cardiol誌から 適切な治療下ではAFは心不全の死亡リスクにならず ノルウェーの心不全専門クリニックにおけるレジストリー研究 心不全(HF)専門外来クリニックで適切な薬物治療を受けたHF患者を対象として心房細動(AF)の併発と死亡リスクの関係を調べた結果、両者に関連は認められないことが示された。この結果は、Clin Cardiol誌7月27日号オンライン版に掲載された。… 2011/08/26 循環器
Circulation誌から 80歳超でもワルファリンによる出血リスクは増加せず 専門施設での管理により高齢者にも安全に投与可能 80歳以上の超高齢者に対してワルファリンを用いた経口抗凝固療法を行っても、出血リスクは増加せず、年齢そのものは治療の禁忌とならないことが示された。この結果は、Circulation誌8月16日号に掲載された。… 2011/08/25 循環器
N Engl J Med誌から 早期中止のAPPRAISE-2、試験データが論文に ACSに対する選択的Xa阻害薬apixaban投与で出血増加 選択的Xa阻害薬apixabanの急性冠症候群(ACS)に対する2次予防を目的とした第3相臨床試験「APPRAISE-2」のデータが、N Engl J Med誌オンライン版7月24日号に掲載された。 2011/08/23 循環器
J Am Coll Cardiol誌から ACE阻害薬とARBは大動脈弁狭窄の予後を改善 重症患者でも改善を認める 大動脈弁狭窄症(AS)患者にACE阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)を投与すると、重症度にかかわらず予後が改善することが明らかになった。結果は、J Am Coll Cardiol誌8月2日号に掲載された。… 2011/08/19 循環器
Circulation誌から Edwards SAPIENによるTAVI、1年生存率は76.1% SOURCEレジストリーにおける第1コホートの解析結果 Edwards SAPIENを用いた経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の1年生存率は76.1%で、外科的弁置換術の適応がないハイリスク症例でもTAVIを行うことで良好な生存率が得られることが確認された。この結果は、Circulation誌7月26日号に発表された。… 2011/08/18 循環器
J Am Coll Cardiol誌から プラスグレルでも血小板活性高値はMACEのリスク 予後の改善には反応性モニタリングが必要か 急性冠症候群(ACS)で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)が適用され抗血小板薬のプラスグレルを使用している症例において、血小板活性(PR)と主要心血管イベント(MACE)発生の関連を調べたところ、4分の1の症例でPRが高く、この症例ではPCI後MACEのリスクが高いことが明らかになった。この… 2011/08/11 循環器
BMJ誌から 低用量アスピリンの中断でMIリスクが有意上昇 英国のプライマリケア約4万例を対象とした解析研究の結果 低用量アスピリンの中断が冠動脈疾患による死亡と非致死的心筋梗塞(MI)のリスクに及ぼす影響を調査した結果、中断の期間にかかわらず、複合リスクは有意に上昇することが明らかになった。スペインとスウェーデンの研究者が英国の全国規模のデータネットワークを用いて心血管イベント既往者につ… 2011/08/10 循環器
Arch Intern Med誌から ガイドライン改訂後も完全閉塞例へのPCIは減らず 実臨床に反映されなかったOccluded Artery Trialのエビデンス 2006年、大規模ランダム化比較試験であるOAT(Occluded Artery Trial)により、心筋梗塞発症から24時間以上経過し、持続的に完全閉塞した梗塞責任血管に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)に、有益性がないことが示された。この結果を受け、翌2007年にはACC/AHA/SCAIによるPCIガイドラ… 2011/08/05 循環器
JAMA誌から たこつぼ心筋症の診断には心臓MRIが有用 意外に多い男性や若年症例、欧米における前向き研究の結果 ストレス心筋症は「たこつぼ心筋症」としてわが国から報告された急性で可逆性の重症左室機能不全であり、重大な冠動脈疾患を伴わず、感情的・身体的ストレスを契機に発症することを特徴とする。その臨床的特徴については単施設から様々な報告があるが多施設共同研究は行われておらず、入院時の迅… 2011/08/03 循環器
Circulation誌から 心筋梗塞は骨粗鬆症による骨折の危険因子に 骨折リスクは過去30年間、一貫して上昇傾向に 心血管疾患患者における骨折リスクに関する研究は過去に存在するものの、心筋梗塞(MI)と骨折の関連については検討されておらず、その関連は不明だった。今回米国で行われたコホート研究から、MI後の患者は対照と比較して骨粗鬆症による骨折のリスクが高いことが分かった。しかも骨折リスクは過… 2011/08/01 循環器