<質問>
夫のうつにうまく対応できません。力になりたいのですが、何をしたらよいかわからないのです。
<回答者>Betty Ferrell氏、看護学博士・米国看護学会評議員
![]() |
City of Hope 国立医療センター研究員、米国がん学会「緩和手術」研究の主席研究者、国立がん研究所「終末期看護教育コンソーシアム」の主席研究者 |
命にかかわる病気をもつ人がうつになることは少なくなく、また理解できることです。うつは正常な反応のひとつと考え、また、治療を誤ると生活の質(QOL)に重大な影響が出ることを認識しておく必要があります。
うつは、睡眠、食欲、活動、不安など生活のさまざまな面に影響を及ぼす可能性が高いので、対処することの重要性をご主人と話し合ってください。治療には投薬やカウンセリングなどが行われ、薬は有効性の高い新薬がたくさん出ています。
そして最も大切な点として、ご主人が気持ちを表現できるよう、この問題についてご主人と話し合うのはとてもよいことです。ぜひともそうなさってください。
(監修:兵庫県立がんセンター 井沢 知子、聖路加国際病院 佐保 邦枝)
This discussion was originally presented on May 10, 2006 on www.plwc.org この内容は、2006年5月10日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。
チームオンコロジー.Comは、患者さんと医療者、またご家族とのコミュニケーションの話題を中心に意見を交換する場(掲示板「チームオンコロジー」)を設けております。上記の内容について、ご質問ご意見がある場合は、この掲示板をご利用ください。