<質問>
母は、数ヵ月前に、非小細胞肺がん(NSCLC)だと診断されました。すでに脳に転移していて、肝臓にも転移している可能性があり、治癒は見込めない状態だと言われました。この時点で、今後起こりえることについてどう考えたらよいでしょうか。母はほとんど終日、床についています。
<回答者>Mark Kris氏、医師
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Memorial Sloan-Ketteringがんセンター・胸部がん診療サービス責任者および臨床試験副責任者、がんおよび関連疾患記念病院(ニューヨーク市)非常勤医、Cornell大学Weill医学部教授、Memorial Sloan-Ketteringがんセンターの学際的胸部疾患マネジメントチーム共同責任者 |
肺がんは治癒できないことが非常に多い病気です。しかし、治療によって、苦しさを和らげたり寿命を伸ばしたりできないわけではありません。脳や肝臓に転移した肺がんに有効な治療法もありますので、こうした治療の選択肢について担当医と相談されるようお勧めします。
(監修:市立伊丹病院 上田 宏)
This discussion was originally presented on November 15, 2006 on www.plwc.org この内容は、2006年11月15日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。
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