ミニレクチャー:蓄尿はもう古い! 従来蓄尿は、入院患者の多くに盲目的に実施されてきた。臨床医は、入院時オーダーとして蓄尿の指示を出すことが多いが、実際蓄尿されている現場を見る機会は少ないと思うので是非一度見学されたい。 2014/07/31 検査 医師・医学生限定コンテンツ
ミニレクチャー:検査値異常を引き起こす薬剤 薬物が臨床検査値へ及ぼす影響は、薬物が生体内代謝に影響を与える薬理学的干渉(間接干渉)と、臨床検査値の測定系に影響を及ぼす測定方法論的干渉(直接干渉)に分けることができる。 2014/07/24 検査 医師・医学生限定コンテンツ
ミニレクチャー:採血のタイミングは食前?食後? 血糖や中性脂肪(TG)は食事の前後で大幅に血中濃度が変動するため、検査結果の解釈時には常に“採血と食事のタイミング”に注意を払わねばなりません。 2014/07/17 検査 医師・医学生限定コンテンツ
ミニレクチャー:採血部位に気をつけよう 採血は程度が軽いとは言え、侵襲を伴う医療行為です。しかもどの科でも行う手技です。それだけに正しい知識が必要です。 2014/07/10 検査 医師・医学生限定コンテンツ
検査に対する心構え ●「検査に対する心構え」、それは「医療に対する心構え」ということでもある。医師も所詮は人間であり、主治医の考え方、大袈裟に言えば生き方が診療に反映する。患者やその家族の今、そして将来を変えることになる。ものごとを真摯、直に受け止めることを最も強調している。… 2014/06/26 検査 医師・医学生限定コンテンツ
尿に蛋白が出てる! ●ルーチン検査で発見された蛋白尿は一過性のものか、持続性のものか、さらに一次性腎疾患か二次性かを鑑別していくが、患者管理上は重症度の把握が重要である。そのためには、原因となる疾患の再確認、尿蛋白の量、繰り返し検査で陽性となるかを確認し、持続性で蛋白量の多い、あるいは腎障害が疑… 2014/06/12 検査 医師・医学生限定コンテンツ
総蛋白が高い! ●総蛋白(Total Protein:TP)は、ヒト血清中(血漿でもよい)には少なくとも100種類以上の蛋白成分が存在し、細胞外液を介して体のすみずみまで分布している。総蛋白量は、このような多数の蛋白成分の合成と分解との平衡状態を反映している。… 2014/06/05 検査 医師・医学生限定コンテンツ
尿酸が高い! ●血清尿酸値が7.0mg/dL以上である場合、高尿酸血症と判定できます。高尿酸血症を呈する患者で母趾基関節など下肢関節の疼痛、腫脹といった症状がある場合、痛風(痛風性関節炎)の診断は容易でありましょう。… 2014/05/29 検査 医師・医学生限定コンテンツ
ALPが高い! ●ALPは、ほとんど全ての臓器に広く存在し、特に肝臓、骨、小腸粘膜上皮、胎盤に多く含まれる。そのため、ALP高値をみたら、肝障害を疑う前に骨成長期、妊娠、食事(脂肪食)の影響がないか考える。 2014/05/22 検査 医師・医学生限定コンテンツ
AST、ALTが高い!(後編) 前編を念頭に置いて症例をみてみましょう。簡単な病歴とデータを記載してありますので、どんな病態なのか考えてみてください。 2014/05/15 検査 医師・医学生限定コンテンツ
AST、ALTが高い!(前編) AST、ALTは肝細胞障害のマーカーとして広く用いられるが、異常値を見たときに肝疾患と決めつけると誤診することがある。問診、理学所見、他の検査値を含めて総合的に判断する必要がある。 2014/05/08 検査 医師・医学生限定コンテンツ
尿素窒素が高い!(後編) UNはあくまで窒素代謝の最終代謝物であり、高尿素窒素血症が直接的に生体に致死的な異常を惹き起すことはない。しかし、BUN上昇が様々な重篤な病態のシグナルであることも多く、これに対しては、適切な治療が必要となる。… 2014/05/01 検査 医師・医学生限定コンテンツ
尿素窒素が高い!(前編) 高尿素窒素血症は腎障害による排泄異常だけでなく、蛋白過剰摂取、脱水や異化亢進を背景にした腎外性要因でも生じる。一般にBUN/Cr比が上昇した症例では、腎外性要因の関与が示唆される。背景の病態を把握し、原因と進行過程に応じて治療することが大切である。… 2014/04/24 検査 医師・医学生限定コンテンツ
PT、APTTが長い!(後編) 基礎疾患の有無を確認の上、肝障害の有無、栄養・吸収不良(ビタミンK不足)の有無、消費亢進(DIC)の可能性、ミキシングテストにより測定系のインヒビター(APSなど)の可能性を確認し、稀な凝固異常を検出する。… 2014/04/17 検査 医師・医学生限定コンテンツ
PT、APTTが長い!(前編) 検体処理の不備、肝臓の蛋白合成障害、栄養不良・吸収障害等によるビタミンKの欠乏、DICなどの消費亢進、潜在する抗燐脂質抗体症候群(特にAPTT延長)と、稀ではあるが先天性凝固異常の有無などに注意を払う。… 2014/04/10 検査 医師・医学生限定コンテンツ
貧血がある!(後編) 赤血球指数には、平均赤血球容積(mean corpuscular volume:MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(mean corpuscular hemoglobin:MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(meancorpuscular hemoglobin concentration:MCHC)がある。貧血はMCV(基準範囲80~99fL)(とMCHC)に基づいて分類する(小球性MC… 2014/03/27 検査 医師・医学生限定コンテンツ
貧血がある!(前編) 貧血の背後には重篤な疾患が存在することが多い。その診断には、臨床症状、身体所見を参考に、赤血球検査を段階的に解釈し、病態を絞り込む。末梢血塗抹検査はときに確定診断の手掛かりを提供する。 2014/03/20 検査 医師・医学生限定コンテンツ
こんな検査異常を見つけたら 掲載予定 臨床検査は研修医でもチェック一つで手に入る情報である。誰にも頭を下げる必要はない。まるで空気や水である。しかも数値データが多いため、それなりの解釈は可能である。しかし容易に得られる情報であるが故にピットフォールも多い。そこで、本特集では異常値の解釈だけでなく検査にまつわる諸… 2014/03/13 検査 医師・医学生限定コンテンツ