医療崩壊の中、単純には喜べない改正省エネ法 鳩山首相は、世界に率先して2020年までに、温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減するという目標を打ち出しました。今年の4月から、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(改正省エネ法)が本格施行されます。… 2010/03/30 事件・話題
「ついうっかり」では許されないミスもある (2010.3.26訂正) あってはいけない単純ミスが、次々に報じられています。一つ目のミスは、警察庁が管理するDNAデータベースに誤情報が登録され、危うく冤罪が生じかけたという話です。今年の1月、神奈川県横浜市の飲食店で女性がバッグを置き引きされる窃盗事件が起こりました。… 2010/03/26 事件・話題
成年後見制度の哀しい落とし穴―一番危ないのは身内!? 今回も、前回に続いて高齢者に関する辛いお話です(関連記事:2010.3.19「グループホーム火災で7人の犠牲者―空疎に響く首相の「命を守りたい」)。1年ほど前にこのブログで、独居の高齢者が介護システムのはざ間にあって、制度をうまく利用できないでいる現状を話題にしました(関連記事:2009.6… 2010/03/23 事件・話題
グループホーム火災で7人の犠牲者―空疎に響く首相の「命を守りたい」 3月13日未明、札幌市の認知症グループホームで火災が発生し、7人の入所者が死亡しました。ちょうど1年前、群馬県で高齢者向け住宅の火災事故が発生し、10人が死亡する事件がありましたが、この時は、入所者が外に出にくい施設運営の問題性が指摘されたり、要介護の生活保護受給者の行き場のなさや… 2010/03/19 事件・話題
医師増員議論の一方で、弁護士増員反対派の会長が誕生した日弁連 医療界では医師の増員が議論されていますが、弁護士界では既に増員が決定され、「ワーキングプア」が話題になったりもしています。そんな中、先日の日本弁護士連合会の会長選で、弁護士増員への反対姿勢を明らかにしている非主流派の宇都宮健児弁護士が当選しました。… 2010/03/16 事件・話題
「同性の恋人の自殺を手助けした」―英国司会者の告白の波紋 わが国の安楽死・尊厳死の議論は、以前このブログで取り上げた川崎ぜんそく患者事件に最高裁判所判決が下されたり、富山県の市立病院の人工呼吸器取り外しが不起訴になったりで小康状態になっています(2009.12.18「最高裁判決に見る安楽死・尊厳死の難しさ」)。… 2010/03/12 海外
東京・町田市vs.あいおい損保―国保財政難が招いた新たな対立 少し前に新聞各紙が、交通事故被害者の治療費負担を巡って、東京都町田市が大手損保会社「あいおい損害保険」を相手取り損害賠償を求めて、東京地裁に提訴を決めたと報じました。事件の経緯はこうです。2002年10月に、市内の元会社員の男性が、運転中に追突されました。事故後も足に痛みが残り、… 2010/03/09 事件・話題
オバマ大統領の苦労と日本の医師の嘆き 以前にお話ししたように、米国オバマ大統領のヘルスケア改革法案は、マサチューセッツ州上院議員選の民主党敗北で、民主党の議席数が上院での議事妨害を止めるのに必要な60議席を割ってしまい、野党の協力がなければ実現困難な状況に陥りました(関連記事:2010.1.22「続・米国ヘルスケア法案と次… 2010/03/05 事件・話題
報酬改定で骨抜きにされかねない「フリーアクセス」 以前、「診療報酬改定に見る“失うものの大きさ”」と題して、プライマリケアを担う開業医を軽視する改定により地域医療体制が崩壊すれば、患者や社会も大きな損害を受けるのではないかとの危惧感を語ってみました。今回は、診療報酬における“サービス単価”の話から一歩踏み出し、「医療のフリ… 2010/03/02 医療提供体制