“元カレ”を捨てきれない歯科医師会 1週間ほど前、北海道新聞に、北海道歯科医師会の大きな意見広告が掲載されました。内容は、歯科医師会だけでなく、医師会もよく主張している「低医療費政策で国民の健康が危ない」「窓口負担の増加は国民の医療格差をつくる」「新しい技術の保険導入が急務である」というものです。… 2009/10/30 組織
民主党は開業医がお嫌い? 先日、このブログで、出産一時金に関する話題をご紹介しました(2009.10.9「政権交代で右往左往の医療予算」)。健康保険組合などから被保険者へ出産育児一時金が支給される現行の還付型の支払い方式から、代理契約によって医療機関へ直接支払う方式に変わることで、分娩を扱う医療機関では制度の… 2009/10/27 事件・話題
「楽しい天下り」と「悲しい医療現場」 10月14日、会計検査院は「各府省所轄の公益法人について」という検査結果を公表しました。この検査報告は、参議院からの検査要請を受けて、内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省といった諸省庁管轄の公益法人に… 2009/10/23 事件・話題
亀田総合病院のJCI認証に見る医療の国際化 先日、日本で初めてJCIなる国際的医療評価機関の認証を受けた病院が生まれたというニュースを目にしました。その医療機関とは亀田総合病院や亀田クリニックなどからなる亀田メディカルセンターで、JCIの認証の審査は8月上旬の5日間にわたったそうです。… 2009/10/20 医療の質
「縊頸(いっけい)」と「胃けいれん」の間の深い溝 前回(2009.10.13「救急救命士の医療行為拡大の歴史を振り返る」)に続き、今回も救急についてお話しします。新聞報道によると先月、夕張市で次のような事件が起こりました。9月27日午後11時すぎ、中学生が自宅で首をつっているのが発見されました。駆けつけた救急車は夕張医療センター(市立診療… 2009/10/16 事件・話題
救急救命士の医療行為拡大の歴史を振り返る 医師法第17条は、「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定め、医療行為を原則的に医師にのみ認める医師独占主義をうたっています。保健師助産師看護師法などは、例えば看護師などのコメディカルに医師の指示に基づく補助的医療行為を一部認めていますが、体裁としては“例外”を認めると… 2009/10/13 行政・制度
政権交代で右往左往の医療予算 政権交代で新政権は、「埋蔵金」の掘り出し作業の真っ最中です。旧政権が続けてきた不適切だと思われる政策は、八ッ場ダム(やんばダム)問題に象徴されるように、大なたを振るって当然とされています。今回は、政権交代で浮かび上がった医療関係のお金の動きについて話したいと思います。… 2009/10/09 行政・制度
混合診療判決と長妻コメントの“冷たさ” 先日、日経メディカル オンラインでも報じられたように(2009.9.29「『混合診療』の禁止は適法」)、2007年11月に東京地裁が下した「混合診療を禁止する国の政策は違法」とする判決は、東京高裁の控訴審では「混合診療は原則として禁止したと解するのが相当」として取り消されました(2007.11.8「… 2009/10/06 行政・制度
ツイッターによる「医療オピニオン」形成の可能性 先日、このブログで「ツイッター」について取り上げましたが、(2009.9.11「『パブリックコメント』と『ツイッター』」いただいたコメントは、「あまり実りを期待できるシステムではないんじゃないですか?」というものでした。それからしばらくして、私も段々と使い方にも慣れてきたので、ツイッ… 2009/10/02 事件・話題