診療報酬の詐欺事件で院長の無罪確定―レセプトの利便性と問題点 2月17日、診療報酬を不正に請求し約920万円を詐取したとして起訴された北海道のあるクリニックの院長の事件が、無罪確定しました。起訴事実は、この院長が2005年2月から7月にかけて、札幌の医療事務会社社長とこのクリニックの事務員に指示して、実際には行っていない虚偽の診察内容を記した診療… 2009/02/27 行政・制度
医師社員誕生―企業で医師として働くという選択 厚生労働省と文部科学省の合同検討会が昨年の9月から進めていた、医師の臨床研修制度の見直し作業の最終意見がまとまりました。医師の地域的な偏在を解消し、研修医を診療現場の働き手として早く活用できるようにする目的で、都道府県別に募集定員枠を設定するほか、各科・各課程の研修期間の弾力… 2009/02/24 医師のキャリア
GM再建の鍵を握る医療保険拠出金―対岸の火事といえないこの現実 今回はビッグスリーの再建にからんだ話です。これは実にタイムリーな話題で、執筆中現在の2月17日が、彼らが政府支援を得る上で非常に重要な経営再建計画の提出期限です。このブログが掲載される20日には一定の結論が出ているかもしれませんが、後手後手の状況下で、特別に画期的なアイデアが飛び… 2009/02/20 行政・制度
医師ワーキングプア時代の可能性―ある生物学者の人生論から考える 異端の生物学者池田清彦先生の『だましだまし人生を生きよう』(新潮文庫)は、1997年に『生物学者』という題で「仕事―発見シリーズ」(実業之日本社)という中学生・高校生向きの叢書の一冊として刊行された本の文庫版です。あとがきで著者ご自身が、「発行から10年以上経った今読み返してみる… 2009/02/17 その他
医療法人が名誉棄損で労組を提訴―ネット時代の表現の自由とは? 先日、あるお笑いタレントのブログに「殺してやる」などと書き込んだ会社員の女性ら男女計18人が、名誉毀損の疑いで送検されることになりました。被疑者らは、このタレントが20年余前に起こった女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与したかのような事実無根の内容をブログのコメント欄に書き込… 2009/02/13 医療安全
「お帰りなさいませ、献血ルームへ」―メイドさん効果で献血者数が1.5倍に このところ献血者数が減っていて、血液需要を満たすのがなかなか大変だとよく耳にします。近所のスーパーなどに献血車が止まっているのを見かけても、人もまばらな印象です。そんな中、2月3日付読売新聞で、「アキバ献血男子」と銘打ったちょっと変わった記事を目にしました。… 2009/02/10 その他
医療従事者と患者の共闘型コラボ―1型糖尿病患者団体が研究助成 1月26日、1型糖尿病の患者やその家族らでつくるNPO法人「日本IDDMネットワーク」が、新たな治療法の開発支援を目的に、研究者に助成を行うと発表しました。このNPO法人は基金に集まった約200万円を、糖尿病の遺伝子治療を研究している阪大と、膵島移植後の拒絶反応を緩和する研究を行っている徳島… 2009/02/06 医師・患者関係
『おひとりさまの老後』―男と女、それぞれの場合 上野千鶴子先生のベストセラー『おひとりさまの老後』が、一昨年の夏に上梓された際には、すぐに購入して拝読しました。その時は、若い頃からフェミニズムの地平を切り開いてきた上野先生も、ボーボワール女史が「第二の性」から「老い」に関心がシフトしたように、ついにそんな境地に至られたの… 2009/02/03 ライフスタイル