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【Photo Gallery】 2008.11〜


産婦人科医
赤枝六本木診療所・赤枝医学研究財団 赤枝恒雄先生

 ピルの解禁を契機に性感染症が更に蔓延することを危惧したことから、赤枝恒雄先生は週に1度の街角女性相談室を始めた。相談室は開始から既に9年が経った。援助交際をする中高生やギャルと呼ばれる少女たちの間に自ら入って信頼を得ることで、本音の相談を受けるようになった。性感染症から麻薬、家族問題など深刻な相談も多い。『セックスが地球を滅ぼす』(ソフトバンククリエイティブ)など多くの著書で赤枝先生は若者の性の問題を伝えている。赤枝先生は若者の実態を最もよく知る医師である。

 赤枝先生は3代続く産婦人科医だ。父親との軋轢から家出同然で東京へ飛び出したが、祖父や父と同じく医師になった。持前の好奇心で多様な人たちと交わりながら街の中で生きてきた。赤枝先生は36歳で赤枝六本木診療所を開院し、地域に根差した産婦人科医療を実践し続けてきた。築き上げた地域の人脈が先生の活動を支えている。

 若者の心身の健康を願う赤枝先生には4つの夢があった。1つ目は思春期の子どもの性感染症無料検査の実施。2つ目は20代の女性のHPV無料検査の実施。3つ目は育児困難な母親を支援する電話相談「ハロー赤ちゃんダイヤル」の開設。4つ目は性感染症などの相談を気軽に受けられるための場所を作ること。赤枝先生の活動が実を結び、港区や医師会の協力ではじめの3つは実現した。現在、若者が集える場を作るために奔走しているところである。

   日々の活動に真摯に取り組みながら、若い人の輪に入っていくことを先生は楽しんでいる。「楽しく遊びながらやっていく感覚でないと続かない。そうでないと本音を聞くこともできない。僕は足腰が立たなくなるまで、今の活動を続けていくよ」。赤枝先生の発する情報は、若者の今を伝える貴重なものだと私は思う。

■Dr.赤枝の街角女性相談室

 赤枝先生は女性からの様々な相談を受けるため、毎週木曜日の21時から24時まで六本木のガスパニックカフェに必ずいる。それを知る多くの人が様々な相談にやって来る。その間にも先生の携帯には着信やメールが頻繁に来る。たくさんの人が赤枝先生を頼りにしている。