死期を知らせる猫:オスカーという猫の1日 「A Day in the Life of Oscar the Cat」というタイトルの記事が、NEJMに掲載された。Oscar(オスカー)という猫は、子猫の時期に“職員”となったときから、居住者の死亡予測をするという不思議な能力を持っていた。この猫は「Steere House Nursing and Rehabilitation Center」というナーシング… 2007/07/28 ターミナルケア
肥満の友人を持つと肥満になる?! 米国では、Framingham Heart Studyの一部として、1971~2003年までに、肥満のヒト-ヒトの伝播についての分析が繰り返し行われ、疫学的解析により社会ネットワークを通して肥満が広がることが判明した。肥満の頻度は米国では23~31%、過体重は66%とのことである。… 2007/07/26 代謝・内分泌
ダイエット炭酸でも“メタボ”と関係 Circulation誌に掲載された新しい報告では、ソフトドリンクだけでなく、ダイエットソーダでも、心臓疾患のリスクが増加するという。メディアでも大きく取り上げられているらしい。 2007/07/24 代謝・内分泌
脂肪燃焼運動は休みを入れた方が効果的 脂肪を燃やすための運動としては、休みを入れて繰り返し実施する方が、単純に長い運動より、効果的。東大、筑波、デンマーク・コペンハーゲンの研究ということらしい。 2007/07/20 代謝・内分泌
心臓ドックと発癌リスクの関係は? 「血管ドック」や「心臓ドック」ということで、マルチスライスCT(MSCT)の案内や広告を見ることがある。では果たして、放射線被曝リスクを考えた上で、そしてインフォームド・コンセントがなされた上でMSCTの検査が行われているのか、興味あるところである。今回のJAMA報告では、一定のリスクを数… 2007/07/19 医療機器
非空腹時トリグリセリドは独立した心血管リスク 以前から、食後高脂血症として、食後血中に出現するリポ蛋白の動脈硬化惹起性などが指摘されていたと思う。「食後」なので標準化が難しいと思うのだが、その辺りは大胆に検討されているようだ。非空腹時高トリグリセリド(TG)血症が独立した心血管リスクであることについて、2つのJAMAの報告が出… 2007/07/18 循環器
病院ランキングは当てになるのか 日本でも病院ランキングなるものが流行しているが、果たして信用できるものなのか?米国のメディケアのデータを調べた研究によると、ランキング入りした病院の方が総じて、生存率がよい。だが、最も良い病院は、ランキング外に多い可能性がある…。まあ、そんなものだろう。… 2007/07/10 医療の質
「笑いごとじゃない」、真の悪党は? 「Sicko」という映画には以前から注目していた。今一つ情報がはっきりせず、製薬会社などへのインタビューの依頼があり、それを拒否するようにという大手製薬会社の命令があったなどと聞いたため、製薬会社のやり方を批判する映画なのかとも思っていた。… 2007/07/07 行政・制度
延命措置の中断―米国での事情はどうか 日本では、警察・司法の“横暴”により、ICUなどにおける救命不能の患者に対して、医師が生命維持装置(life support)を外すことは、事前指示書が存在する場合を除いては事実上不能となっている。 2007/07/04 ターミナルケア
O型で高い肺癌のリスク (7/6 訂正) 肺癌のリスクについても、炎症や遺伝的な感受性要因が関係している可能性があり、ABO表現型に炎症性反応が関係しているという報告も見られる。ライフスタイルと職業的要因、肺癌死亡リスクの関係について、ABO表現型に依存する可能性についての仮説を検証する研究が出された。… 2007/07/03 癌