アルコールは重症頭部外傷の予後改善? 飲酒運転に対する社会的な関心が高まり、取り締まりが厳しくなったわけで、結構なことだと思うのだが、アルコールそのものには頭部外傷に対して利点がある可能性が明らかになった。 2006/12/27 精神・神経
『剣のみ込み』大道芸とその副作用 British Medical Journalの年末恒例のおふざけ論文か?大道芸になると思うが、剣のみ込み師たちについての論文があった。確かに、医学的に見てなぜあんなことができるのか、という疑問には答えてくれる?剣のみ込み師たちは仕事が危険であるのは承知しているわけで、「Sword Swallowers' Asso… 2006/12/26 消化器
運動指導の指標「メッツ」って? 時代はヤンキースやレッドソックスではなく、「メッツ」…というのは冗談です。2008年度からの特定検診・特定保健指導の実施に伴う、検診・保健指導の指導者研修会が開催されたとのことだ。運動指導の際の指標として採用されているのは、「メッツ・時(エクササイズ)/週」だ。… 2006/12/22 代謝・内分泌
乳癌のリスクは予測できるか Breast Cancer Risk Assessment Toolというものがある。乳癌のリスク計算ができると聞けば、数字として出てくるため、何となくその数字が個々人において確定的なリスクであるかのごとく、一人歩きしてしまう。それを乳癌治療の方針決定(decision making)にまで使うことが、まま行われていると思… 2006/12/20 癌
高度認知症患者への経管栄養は慎重に 認知症患者に対して、「医学的処置として経管栄養や点滴が行われなければ、患者にとって拷問」という考えは果たして妥当なのか。逆に、経管栄養は、食べたくない者への食事の強制となり、患者の自立(autonomy)を侵害するという考え方もあるのだ。… 2006/12/12 精神・神経
パンは危険な食べ物? PLAYSTAION(PS)3を年甲斐もなく購入した。「まいにちいっしょ」という番組ソフトがおもしろくて毎日拝見しているのだが…。ある日のプログラムに、「パンは危険な食べ物」というのがあった。 2006/12/09 サプリ・食品
うつ病の骨粗鬆症は交感神経治療が有効か 今回取り上げるのは、Journal Watchに掲載されている話題である。これによると、うつ病患者の骨粗鬆症は、抗うつ薬を使って身体的活動性を増して改善させると考える傾向になりそうだが、「neuropsychostelogy」を基礎として、脳、活動性などの行動、骨格の相互関係を明らかにする学問の方向性が示… 2006/12/05 精神・神経
「Google」は優秀な診断医?! BMJの論文を基にしたロイター記事があり、そのニュースを基にした「2ちゃんねる」のスレッドがあった。「Googleさえあれば医者はいらな…」という、最近はやりのスペシャリスト軽視の話の流れになっていたと思う。しかし、原文をみるとやっぱり違うのである。… 2006/12/02 医師のキャリア
ARBと利尿薬の合剤で糖尿病が増加? 日本でもアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)と利尿薬のの合剤である、ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド錠が発売されるとのこと。 2006/12/01 循環器