少子高齢化の進む高知県から見た日本の未来 日経メディカル倶楽部会員 「近森透析」 「高知県の地域医療を語ることは、10年先の日本を語ることだ」とよくいわれますが、別の言い方をすれば「何の改革も行われなければ、近い将来、日本はこうなる」ということなのだと思います。高知県在住の医師として、高知県の今を紹介します。… 2007/01/13 医療経営
生体臓器移植は誰のための医療? 日経メディカル倶楽部会員 「Qくん」 宇和島徳洲会病院を舞台にした臓器売買事件は、昨年の医療界の重要なニュース。「日経メディカル倶楽部」でも、その是非や移植医療の在り方をめぐって、活発な議論が交わされました。その口火を切った、東京の城北地区で開業する「Qくん」先生(お名前は倶楽部内のハンドルネーム)に、改めて移植… 2007/01/12 先端医学
多忙を極める医師がMRに期待するもの 「MRのキモチ」著者/OBC研究所代表 小原 公一氏 日本製薬工業協会(製薬協)が作成している「医療用医薬品プロモーションコード」が改訂され、2007年1月1日から新版が実施された。今改訂では、これまで以上に、製薬会社による医師の接待や、医療機関への金品の提供を厳しく制限する内容になっている。つまり今年から、MRが医師や医療機関に“サ… 2007/01/11 医薬品
医療の質・安全確立に向けて重要な一年 船橋市立医療センター(千葉県船橋市)内科外来部長 岩岡 秀明氏 昨年12月、私は「修了証」なるものを受け取った。50歳になっても、まだまだ学ぶことがたくさんあると実感している。今回参加したのは、関東信越厚生局主催の「医療安全に関するワークショップ」。連続5日間、延べ40時間に及ぶ充実した講習会だった。医療の質・安全は、私が取り組んできたテーマで… 2007/01/10 医療の質
元教授とフィリピンのステキな関係 日経メディカルブログ「こんな医者いらない!」著者 ヘッドハンターX氏 「アンナさん、至急、看護ステーションまでお願いします」。そんな院内放送が一般的になる日も、そう遠くはないのではないだろうか。「アンナ」とはフィリピンでよく見かける名前。今年が「医療の開国元年」になり、外国人スタッフが日本の医療現場で働くことが当たり前の時代が来るかどうかが私… 2007/01/09 コメディカル
メディアは医療を正しく伝えているか 牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)院長 牧瀬 洋一氏 福島県立大野病院で発生した産科医療事故の担当医の逮捕と刑事事件立件、富山の射水市民病院における心肺蘇生中止問題、産科や小児科といった特定診療科目や過疎地の医師不足問題が話題になりました。テレビや新聞を見れば、ジェネリック医薬品のイメージ広告が氾濫(はんらん)、定着した感のあ… 2007/01/08 その他
オーダーメイド医療元年!? 東大医科学研究所教授 中村 祐輔氏 新年、あけましておめでとうございます。私自身にとっては「日本の停滞・後退の2006年」が終わり、新しい年がスタートしました。2007年は、オーダーメイド医療が一気に加速する年になる予感がします。というのも最近、世界の大手製薬企業(ビッグファーマ)の方たちと話をする機会が増えましたが… 2007/01/07 先端医学
医療と政治のかかわりを真剣に考えよう 飛岡内科医院(岡山市)副院長 飛岡 宏氏 2007年、年始。激変を続けている医療について考えるには、ここ数年の政治の動きを再確認し、時代の流れを把握しながら、今年1年の変化について熟慮する必要がある。2006年秋、小泉政権から安倍政権に変わったが、まず小泉政権が行った主な政策を、ネット辞書「wikipedia」の記述を基に振り返るこ… 2007/01/06 行政・制度
怒れる患者はどこに行く もなみ法律事務所(札幌市南区) 竹中 郁夫氏 「医療放談2007」という企画に対して、「怒れる患者はどこ行く」と、要は患者さんに去られる話をお題としていただきましたが、これが初夢ならば「ちと情けない悪夢じゃあないか」というところです。さはさりながら、「怒れる患者」は最近増えているようであり、厳しい時代に厳しいシミュレーショ… 2007/01/05 医師・患者関係
あなたの子供を勤務医にしたいですか? 済生会栗橋病院(埼玉県栗橋町)副院長 本田 宏氏 あけましておめでとうございます。ブログ「勤務医よ、闘え!」を執筆しております本田宏です。昨年9月から慣れないブログの執筆に挑戦、気が付けば既に19回を数えました。医師不足(≒勤務医不足)を日々の診療で感じている立場から、目の前の患者さんに安全で質の高い医療を提供するために、とい… 2007/01/04 医師のキャリア
白日の下にさらしたい病院再生ファンドの実態 日経BP社医療局編集委員 井上 俊明 「最近、病院再生ファンドがあちこちの病院に手を出しているらしいけど、株式を公開させて巨額の利益を得られるわけでもないのに、メリットはあるの?」 2007/01/03 行政・制度
「がん対策基本法」が起こす大転換 日経メディカル編集委員 埴岡 健一 2007年4月1日、「がん対策基本法」が施行される。法律ができたおかげで、がん対策への資源投入が増えることが期待される。だが、この法律がもたらす最も大きなインパクトは、がん対策の意思決定プロセスの抜本的改革に拍車をかけることだ。すなわち、患者主導の政策決定が進む可能性があるのだ。… 2007/01/02 行政・制度
医療崩壊から医療再生への転換なるか 日経メディカル オンライン編集長 橋本 佳子 「2006年の診療報酬改定には拍手喝采した。脳卒中の発症早期に手厚いリハビリをやることが重要だと考え取り組んできたが、それが評価されたから。これまでの努力が報われたと思っている」。旧知の石川誠先生のお言葉です。先生は、かの長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督の脳梗塞後のリハビリを担当し… 2007/01/01 行政・制度