特集◎再生医療はここまで来た!《2》 静脈投与で梗塞巣の再生を促すユニークな幹細胞 静脈に投与すれば梗塞部位に集積し心筋梗塞を治す──。そんなユニークな幹細胞による再生医療が実現に向けて動き出した。東北大学大学院医学研究科教授の出澤真里氏らの研究を応用したもので、今年1月に(株)生命科学インスティテュートが細胞製剤の臨床試験を開始。急性心筋梗塞の適応で2021年… 2018/08/09 循環器
トレンド◎C. difficile産生トキシンBを捕捉して腸傷害を回避 抗菌薬関連下痢症の再発を防ぐ抗体医薬が登場 抗菌薬関連下痢症の主因として知られる、Clostridium difficile感染症(クリストリジウム・ディフィシル感染症、CDI)。これまで治療は限られた抗菌薬のみしかなかったが、2017年12月、新たに抗体医薬が発売された。C. difficileが産生する毒素であるトキシンBに対するヒトモノクローナル抗体ベズ… 2018/01/16 感染症
リポート◎重症気管支喘息に使われている抗IgE抗体が適応拡大 ゾレアで難治の特発性慢性蕁麻疹の8割が改善 今年3月、難治性の気管支喘息の治療に使われてきた抗IgE抗体オマリズマブ(商品名ゾレア)の適応が、特発性慢性蕁麻疹にも広がった。実地診療で既に使用を始めている専門医に、特発性慢性蕁麻疹への効果と使用時の注意点について聞いた。… 2017/12/07 皮膚科
トレンド◎抗精神病薬オランザピンが制吐薬に 癌化学療法に伴う悪心嘔吐予防に“新顔”登場 抗精神病薬オランザピンのうち、ジプレキサ(商品名、日本イーライリリー)が、抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心嘔吐)に対して利用可能となった。 2017/08/03 癌
トレンド◎亜鉛製剤ノベルジンが低亜鉛血症の効能追加 慢性肝疾患では血中亜鉛濃度に要注意 今年3月、亜鉛製剤ノベルジン(酢酸亜鉛水和物、カプセルおよび錠剤、25mgと50mg)に低亜鉛血症の適応追加が認められた。低亜鉛血症は、慢性肝疾患患者や出生時低体重や特定の遺伝子変異を持つ母親の母乳で育った乳児などに起こりやすいが、大半が見逃されている可能性が指摘されている。… 2017/06/14 消化器
トレンド◎高アンモニア血症の治療薬リファキシミン登場 腸で吸収されない抗菌薬で肝性脳症を治療 2016年11月、肝性脳症における高アンモニア血症の改善を適応症とした難吸収性抗菌薬リファキシミン(商品名リフキシマ)が発売された。腸管で吸収されにくい抗菌薬という、一面ではデメリットとなる特徴を生かしたもので、腸内細菌に作用してアンモニアの産生を抑制する作用を持つ。… 2017/05/10 消化器
トレンド◎コレステロールの運搬を阻害する新機序の脂質低下薬 家族性高コレステロール血症治療の選択肢広がる 昨年12月、ホモ接合体家族性高コレステロール血症(ホモFH)を適応とする新たな治療薬ロミタピド(商品名ジャクスタピッド、発売元:Aegerion Pharmaceuticals社)が発売された。肝細胞内の超低密度リポタンパク質(VLDL)の合成と小腸細胞内でのカイロミクロンの合成を阻害して血中への分泌を抑… 2017/03/09 循環器