Meiji Seika ファルマ 取締役常務執行役員・医薬営業本部長の梅木祐仁氏に聞く 後発品企業「Meファルマ」を設立した狙い 先発品と後発品を扱ってきたMeiji Seika ファルマが、後発品の製造販売を目的とした子会社のMeファルマを設立し、2017年10月に後発品の販売を開始した。後発品を今後、両社でどのように取り扱っていくのか、後発品市場をどのように見ているのかをMeiji Seika ファルマ 取締役常務執行役員・医薬営… 2018/03/02 医薬品
同じ一般名でも一包化の適否は製品により違う 患者やその家族、介護者にとって、処方された複数の薬剤が服用時点ごとに分包されている、つまり一包化されていると、服薬が容易になり、服薬アドヒアランスが高まるといったメリットがある。高齢化の進展、在宅医療の広まりなどを受け、一包化のニーズは高まっている。 もちろん、全ての薬剤が… 2018/01/11 医薬品
特集◎後発品をどう選ぶ2017《5》 協会けんぽ、薬局に後発品使用を促す新手 レセプトデータを解析し薬局ごとに提供 全国健康保険協会(協会けんぽ)静岡支部(静岡市葵区)はレセプトデータを解析し、後発医薬品の調剤状況などのデータを各保険薬局に試行的に提供し始めた。多くの保険者と同様に、協会けんぽ静岡支部も被保険者に対し、後発品に切り替えると削減できる医療費や自己負担の減少額を以前から通知して… 2017/12/08 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2017《4》 薬剤師が薦める後発品はこれ!《後編》 本誌調査では毎年、お薦め後発品に加え、その理由も答えてもらっている。飲みやすい、見やすい、扱いやすいといった様々な理由で、多くの後発品が挙げられた。その中から前編に引き続き、さらに5製品について、製品写真や推薦コメントを紹介する。… 2017/12/07 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2017《3》 薬剤師が薦める後発品はこれ!《前編》 本誌調査では毎年、薬剤師にお薦め後発品を挙げてもらい、その理由も聞いている。飲みやすい、見やすい、扱いやすいといった様々な理由で、多くの後発品が挙げられた。その中から10製品の製品写真や推薦コメントを、前編・後編の2回に分けて紹介する。… 2017/11/29 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2017《2》 後発品採用率、トップ3の顔ぶれに変化 1位は日医工、2位は沢井製薬、3位は武田テバ 採用率(その企業の製品を1品目でも備蓄している割合)に関しては、1位の日医工は91.9%と、昨年より1.6ポイント増えていた(表3)。2位の沢井製薬は89.4%と、3位以下を引き離している。昨年7位だった武田テバは14.1ポイント上昇し、3位に躍り出た。ベスト10に入った企業の多くは、昨年より採用… 2017/11/24 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2017《1》 後発品企業の支持率ランキング、今年の結果は? 調査開始以来初めてベスト3に変動 後発品企業の支持率ランキングは過去7年間、上位3社は不動だったが、今年初めて3位が変わった。支持する理由は今年も、「安定供給」がダントツでトップだった。薬剤師が好感を持つ後発品企業はどこなのか──。日経ドラッグインフォメーションは2010年から毎年、後発品に関する調査を行っており、… 2017/11/22 コメディカル
第50回日本薬剤師会学術大会より 郵送による医薬品の室温輸送は可能か 冬の札幌市と夏の東京都港区で検討 薬剤師が患者に必要な確認や服薬指導を行った後であれば、調剤した薬剤の配送は医療品医療機器等法に抵触しないと、経済産業省が2017年9月に回答したこともあり、今後、医薬品配送は広まる可能性を秘めている(関連記事「服薬指導後の薬剤の配送は合法」)。しかし、医療用医薬品は温度の影響を受… 2017/10/23 医薬品
第50回日本薬剤師会学術大会より 吸入手技の再指導、必要性高いのは40代と50代 吸入薬を使用中の患者の2割で吸入手技の再指導が必要であり、年代別に見ると、40代と50代でその割合が高かった――。こんな調査結果を、フォレスト南大沢薬局(東京都八王子市)の藤田一成氏らが、第50回日本薬剤師会学術大会で発表した。… 2017/10/23 薬剤師
特集◎新薬登場で変わる脂質異常症治療《4》 動脈硬化性疾患予防GL、ここが変わった 日本動脈硬化学会理事長・山下静也氏に聞く 5年ぶりの改訂となった『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版』では、FH治療におけるPCSK9阻害薬やMTP阻害薬の位置付けが明確に示された。このほかの改訂ポイントとして、日本動脈硬化学会理事長でりんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)院長の山下静也氏は、(1)絶対リスクの算出方法… 2017/10/06 薬剤師
祝連載400回!熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」 ららくま薬局(長野県諏訪市)の開設者である熊谷信さんが、日常業務や薬剤師関連のニュースから感じたことを現場目線で綴る「熊谷信の『薬剤的にどうでしょう』」。2017年10月4日の「入会金免除で薬剤師会の加入者は増えるか?」で、記念すべき400回目を迎えました。連載が始まった2009年9月から… 2017/10/04 薬剤師
特集◎新薬登場で変わる脂質異常症治療《3》 PCSK9阻害薬がLDL-Cを強力に下げる訳 PCSK9阻害薬はどのような機序でLDL-Cを低下させるのか。血中LDL-Cは、肝細胞表面に存在するLDL受容体が血中からLDLを取り込むことで減る。このとき、PCSK9と結合していないLDL受容体は、LDLを取り込んだ後、肝細胞の表面に戻り、再利用される。… 2017/09/22 薬剤師
ハーボニーが使えないC型肝炎患者はどうなる? 筆者は2015年11月の記者の眼で、「著効率100%の薬剤でもC型肝炎はなくせない」と書いた。国内第3相試験において著効率(SVR)100%を達成したハーボニー(一般名レジパスビルアセトン付加物・ソホスブビル)は有効な治療薬であるものの、新たな治療法が必要な患者、例えば、C型非代償性肝硬変患… 2017/07/26 消化器
和歌山県が山本化学工業に22日間の業務停止命令 アセトアミノフェン原薬メーカーが業務停止に 和歌山県は2017年6月28日、アセトアミノフェンとゾニサミドの原薬を製造する際に必要な変更手続きを怠ったなどとして、原薬メーカーの山本化学工業(和歌山市)に行政処分として業務停止と業務改善を命じた。業務停止は6月29日から7月20日までの22日間。… 2017/06/29 医薬品
後発品初収載はテルミサルタンやミグリトールなど13成分 エビリファイの後発品収載は13社109品目 厚生労働省は6月15日、後発医薬品などの薬価基準を告示した。収載は6月16日付け。このうち、今回初めて収載された後発品は13成分(内用薬10成分、注射薬2成分、外用薬1成分)だった(表)。後発品の収載品目数が最も多かったのは、13社が収載した抗精神病薬のアリピプラゾール(商品名エビリファ… 2017/06/19 医薬品
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《脂質異常症》 脂質異常症でも卵を好きなだけ食べていいの? 2015年に、「日本人の食事摂取基準」が改訂され、従来定められていたコレステロールの食事摂取基準(1日当たり男性750mg未満、女性600mg未満)が撤廃された。これは、食事によるコレステロール摂取量と血中コレステロールの相関を示すエビデンスが十分でない、つまり、コレステロール摂取量を制限… 2017/04/20 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《糖尿病2》 糖尿病患者が糖質制限する際の注意点は? 日本糖尿病学会は13年の提言で、炭水化物のエネルギー比率として50~60%を推奨している。しかし、これまでに発表された研究報告などを踏まえ、糖尿病の専門家の間でも糖質制限に対して一定の理解を示す声が聞かれるようになってきた。… 2017/04/19 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《糖尿病1》 ロカボ食は糖尿病患者によくないの? 日本糖尿病学会は2013年に、「炭水化物のみを制限する糖質制限食は勧められない」との声明を出した。その理由として、効果だけでなく、長期的な食事療法としての遵守性や安全性などでエビデンスが不足していることを挙げている。… 2017/04/17 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《高血圧2》 食塩はどこまで減らしてもいいの? 食塩摂取量は国内外を問わず、摂取基準は健康な人と高血圧患者で異なる。日本の場合、一般成人は厚生労働省の食事摂取基準で男性1日8g未満、女性1日7g未満、高血圧患者は日本高血圧学会が1日6g未満を達成目標としている。ところが、「2015年国民健康・栄養調査報告」によれば、日本人の成人におけ… 2017/04/14 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《高血圧1》 食塩の減らし過ぎは高血圧患者に悪い? テレビや週刊誌などで取り上げられる食事に関する話題は、刺激的であったり、誇張されていたり、時には医学の常識に反するような内容もある。患者からそれらについて質問されたとき、どのように答えればよいのだろうか。専門家の見解をまとめた。… 2017/04/13 薬剤師
6割弱が調剤ポイントに反対 薬局経営者は78.4%が反対 厚生労働省は2017年1月、調剤ポイントに関する指導の基準を明確化。保険調剤の一部負担金の1%までのポイント付与を事実上、容認するかたちとなった。そこで、DI Onlineの薬剤師会員を対象に、調剤ポイントの賛否を尋ねた結果、「賛成」「どちらかといえば賛成」は計27.0%にとどまった。… 2017/04/11 コメディカル
OD錠は日本の製剤研究・技術者の知恵の結晶 先日、統合失調症に対する治療薬について調べていたら、非定型抗精神病薬ジプレキサ(一般名オランザピン)に「ザイディス錠」なる聞き慣れない規格があることを知った。 2017/03/01 医薬品
特集◎抗てんかん薬Update《5》 てんかん治療薬の使い方はここに注意! 単剤使用が可能なイーケプラとラミクタール レベチラセタム(イーケプラ)は、ニューロンのシナプス小胞蛋白2A(SV2A)における神経伝達物質の放出を調節している。他の抗てんかん薬とは全く異なる作用機序を持ち、肝での薬物代謝酵素の誘導がなく蛋白結合率が低いため、相互作用が少ない。… 2017/02/20 コメディカル
特集◎抗てんかん薬Update《4》 薬剤抵抗性患者に期待される新機序薬 2016年はビムパットとフィコンパが発売に 16年に承認された抗てんかん薬とともに、現在よく処方されている抗てんかん薬の特徴と、服薬指導に際しての留意点をまとめてみよう。 2017/02/16 コメディカル
特集◎抗てんかん薬Update《3》 てんかんとはどんな疾患? 発作タイプと原因で4つに分類 脳には数多くの神経細胞があり、その神経細胞がつながってネットワークを形成し、電気信号により情報を伝えている。ところが、何らかの原因により神経細胞で不要な電気信号が発生し(異常な放電が起き)、神経細胞が過剰に興奮することで、てんかん発作が起きる。てんかん発作は突然起こり、痙攣… 2017/02/15 コメディカル
特集◎抗てんかん薬UPDATE《2》 てんかん治療薬はどのように選ぶか 作用機序、単剤の可否、妊娠、相互作用を考慮 基本的に抗てんかん薬の選択は、てんかんの病型、発作のタイプ、合併症、併用している薬剤、患者の年齢、性別、妊娠の可能性などを踏まえて行われている。 2017/02/14 コメディカル
特集◎抗てんかん薬Update《1》 この10年で新薬が10剤承認 転換期を迎えたてんかん薬物療法 この10年間で抗てんかん薬が次々と登場し、治療選択肢が広がってきた。新規薬は、新しい機序を持つ、重大な副作用や相互作用が少ないといった特徴のあるものが多い。てんかん薬物療法のトレンドと、新たに登場した薬剤の特徴をまとめた。… 2017/02/13 コメディカル
新潟薬科大学、薬学部新設計画を1年延期 長野県上田市に2019年4月の開設目指す 新潟薬科大学を運営する学校法人新潟科学技術学園は12月21日、理事会を開催し、長野薬学部(仮称)の新設計画を1年延期することを決定した。当初は2018年4月の開設を予定していたが、今後は19年4月の開設を目指すことになる。なお、設置時期以外の場所や定員などを含め、基本計画に変更は特にない… 2016/12/27 薬剤師
サインバルタに変形性関節症の適応追加、適正使用で通知 厚生労働省は12 月19日、デュロキセチン塩酸塩(商品名サインバルタ)の効能・効果に「変形性関節症に伴う疼痛」を追加承認したことを受け、適正使用についての留意事項を発出した。 2016/12/22 医薬品
乾癬治療薬としてPDE4阻害薬アプレミラストが承認 厚労省が使用に当たっての留意事項を通知 ホスホジエステラーゼ(PDE)4 阻害薬であるアプレミラスト(商品名オテズラ)が12 月19日、「局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬」を効能・効果として承認された。厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課はこれを受け、使用に当たっての留意事項を通知した。… 2016/12/22 医薬品
スイッチOTC薬候補の要望、11月末までに15成分 厚労省は12 月9日、スイッチOTC薬の候補として要望が寄せられた成分名リストを公表した。今回公表されたのは11 月30日までに受け付けた15成分。 2016/12/22 医薬品
後発品初収載はミチグリニドなど5成分 モンテルカストの後発品収載は27社62品目 厚生労働省は12月8日、後発医薬品の薬価基準を告示した。収載は12月9日付け。後発品の収載会社が最も多かったのは抗アレルギー薬のモンテルカストナトリウム(商品名キプレス、シングレア)で27社だった(5mgOD錠と10mgOD錠が5社、5mg錠と10mg錠が26社だが、OD錠と普通錠のいずれも収載された会社… 2016/12/13 医薬品
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.7》 「品薄です」と軽々しく言ってほしくない 調査では後発品企業を評価する理由も尋ねているが、今年も供給の安定を挙げる薬剤師が多かった。 2016/11/24 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.6》 発表!薬剤師が好感を持つ後発品企業ランキング 7年連続で1位沢井製薬、2位日医工、3位エルメッドエーザイ 薬剤師が好感を持つ後発品企業ランキング調査も7回目となった。今年は上位10社の順位が昨年と変わらず、支持する理由として、製品供給の安定が最も多かった。 2016/11/22 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.5》 「ここがいい!」 薬剤師が評価する後発品《後編》 本誌調査では例年、お薦め後発品とその理由を回答してもらっている。今年も、先発品にない特徴を持つ後発品が数多く挙げられた。その中から10製品について、前編と後編の2回に分けて推薦する理由を写真付きで紹介する。… 2016/11/21 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.4》 「ここがいい!」 薬剤師が評価する後発品《前編》 本誌調査では例年、お薦め後発品とその理由を回答してもらっている。今年も、先発品にない特徴を持つ後発品が数多く挙げられた。その中から10製品について、推薦する理由を写真付きで紹介する。 2016/11/18 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.3》 後発品銘柄処方、「理由の記載なし」が最多 後発品の銘柄を指定した上で変更不可欄にチェックを付ける「後発品の銘柄処方」。… 2016/11/17 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.2》 備蓄品目を増やし後発品比率をアップするには それでは、薬局は備蓄品目数を増やして後発品比率をアップさせるために、どのように取り組めばよいのか。… 2016/11/16 コメディカル
特集◎後発品をどう選ぶ2016 《Vol.1》 国の後発品目標、薬剤師の7割は「達成困難」 後発品の数量シェア80%超を達成するためには、採用品目数を増やさざるを得ない。品目数を増やせば、保管スペースが必要となり、不動在庫も増える。こうした問題に各薬局がどう取り組み、どんな工夫をしているのかを紹介する。… 2016/11/14 コメディカル
第49回日本薬剤師会学術大会より 疑義照会の1割弱で健康被害が生じた可能性 鹿児島県薬のアンケート調査から 薬局薬剤師による疑義照会のうち、患者に健康被害が生じる、あるいは医師の意図する治療効果が得られないと薬剤師が考えた割合が、総疑義照会件数のそれぞれ9.1%、13.7%だったことが分かった。鹿児島県薬剤師会医療安全委員会が実施したアンケート調査から明らかになったもので、同委員会の今出… 2016/10/11 薬剤師
特集◎高まる薬学部定員過剰論《Vol.3》 【新設計画3】新潟薬科大学長野薬学部(仮称) 新潟薬科大学を運営する学校法人新潟科学技術学園は16年6月、新潟の薬学部は現状のままで、長野県上田市に長野薬学部(仮称)を… 2016/09/14 コメディカル
特集◎高まる薬学部定員過剰論《Vol.2》 【新設計画2】和歌山県立医科大学薬学部 「我々の長年の夢が実現した」。和歌山県薬剤師会会長の稲葉眞也氏は薬学部新設を喜ぶ。実は、都道府県別で薬剤師の平均年齢を見ると… 2016/09/13 コメディカル
特集◎高まる薬学部定員過剰論《Vol.1》 【新設計画1】山陽小野田市立山口東京理科大学薬学部 山口東京理科大学は、1987年に山口県小野田市に開設された東京理科大学山口短期大学が前身。95年に4年制大学に改組したが、工学系の学科のみで薬学部はなかった。 2016/09/12 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! シンリョウ賞◆空き箱を用いた簡単手作りお薬整理箱 さくら町調剤薬局(新潟県燕市) 星 茂樹氏 シンリョウ賞に選ばれたのは、薬の空き箱で作ったお薬整理箱。既製品もあるが、空き箱で製作されているので原価がほとんど掛かっていない点と、カスタマイズできる点がポイントだ。… 2016/05/06 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 学生賞◆「お薬手帳をお持ちください」シールで意識付け 大阪大谷大学薬学部 福井 麻樹氏 「お薬手帳を120%活用ツール」の部門賞に選ばれたのが、中日調剤薬局中村店の管理薬剤師である田中宏和氏が考案した、お薬手帳に貼るOTC薬のシールだ。 2016/04/30 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 部門賞◆次回処方予定日が分かるポケット式カレンダー 薬局タカサ オアシス柏店(千葉県柏市) 山内 伴紀氏 「在宅での多職種連携に活躍、お役立ちツール」の部門賞に選ばれたのは、薬局タカサ オアシス柏店の薬剤師の山内伴紀氏が考案、事務員の川野輪春香氏が作成した、次回の処方予定日がすぐ分かるポケット式カレンダーだ。… 2016/04/28 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 部門賞◆市販の袋用キャップを散剤袋の蓋に みらい薬局(愛知県豊田市) 松尾 玲子氏 「家庭でパン粉や片栗粉の保管に100円ショップの袋用キャップを以前から使っていたが、ふと、これは調剤に使えるかもと思った」。みらい薬局の薬剤師である松尾玲子氏は、「これがなくっちゃ始まらない、調剤効率化お役立ちツール」の部門賞に輝いた袋用キャップを散剤袋の蓋として使い始めたきっか… 2016/04/25 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 部門賞◆くすりやさんごっこができるこども薬局 かずさ薬局請西店(千葉県木更津市) 川島 彩氏 かずさ薬局請西店には小児患者が多く訪れるが、散剤や水剤の調剤があると待ち時間が長くなりがちだ。また、「薬を飲んでくれない」という悩みを来局する保護者から何度も聞き、薬剤師の川島彩氏はどうにかしたいと考えていた。…… 2016/04/18 薬剤師
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 最優秀賞◆一包化鑑査を容易にするクリアホルダー キョーワ調剤薬局桜山店(名古屋市瑞穂区) 恒川 倫子氏 最優秀賞には、キョーワ調剤薬局桜山店の薬剤師である恒川倫子氏の「一包化鑑査を容易にするクリアホルダー」が選ばれた。… 2016/04/15 コメディカル
第3回 薬局ツールグランプリ結果発表! 応募総数95作品の中から受賞作品を決定 日経ドラッグインフォメーション誌による読者参加型企画「日経DI薬局ツールグランプリ」。第3回は、おもてなし、お薬手帳活用、調剤効率化、在宅での多職種連携という4つの部門でツールを募集した。 2016/04/15 コメディカル
錠剤拾いや麻薬注射剤の濃度計算に便利なツール 日経ドラッグインフォメーション(DI)編集部は、第3回となる「日経DI薬局ツールグランプリ」を開催しました。薬局薬剤師の方々から、自ら考案・作成したツールを募集し、3人の外部審査員に評価していただくという読者参加型企画です。今回はおもてなし、お薬手帳活用、調剤効率化、在宅での多職… 2016/04/08 薬剤師
シリーズ◎2016調剤報酬改定 かかりつけの算定に学校薬剤師は必須ではない 企業主催の講演会は地域活動の取り組みに該当せず かかりつけ薬剤師指導料を算定するには、学校薬剤師であることが必須なのか――。厚生労働省が3月31日に公表した2016年度調剤報酬改定に関する疑義解釈の一部の記述を巡って、薬局関係者の間では、こんな疑問が呈されている。… 2016/04/05 薬剤師
後発品など328品目の薬価基準が官報告示される エックスフォージ、ジェイゾロフトなど後発品初収載 初めて収載された後発品は12成分 厚生労働省は12月10日、後発医薬品など328品目(内用薬213品目、注射薬103品目、外用薬12品目)の薬価基準を告示した。このうち、内用薬7品目、外用薬3品目は製造販売承認の承継に伴い、販売名を変更したため収載されている。薬価収載は12月11日。今回初めて収載された後発品は12成分(内用薬8成… 2015/12/14 医薬品
日本で最初のDPP-4 阻害薬とメトホルミンの配合剤の薬価は87.7円 新薬19成分26品目が薬価収載 新薬19 成分26 品目の薬価が11月26日、収載された。11月18日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で了承されていたもの。 2015/11/30 医薬品
【スペシャルレポート】ニーズを満たす新技術──超音波治療 バージャー病を超音波で治す 対象患者を選ばず副作用も少ない 特定疾患のバージャー病への治療法として、近年、超音波治療が注目されている。超音波照射により血管新生が促され、安静時疼痛や潰瘍症状を改善する可能性があるためだ。これまでの知見や治療機器の概要を紹介する。… 2015/10/21 循環器
ソホスブビル配合剤がジェノタイプ1の第一選択薬に ハーボニー発売受けC型肝炎ガイドライン改訂 非代償性肝硬変除く全てのC型肝炎症例が治療対象 日本肝臓学会は9月2日、「C型肝炎治療ガイドライン(第4版)」を発表した。今回の改訂は、9月1日にジェノタイプ1のC型慢性肝炎に対する新規配合薬であるハーボニー(一般名レジパスビルアセトン付加物・ソホスブビル)が発売されたことを受けたもの。同薬が治療効果、安全性ともに優れていること… 2015/09/05 消化器
ループス腎炎に対するセルセプトなど保険適用に 公知申請の事前評価終了により3薬剤の適応外処方認められる 厚生労働省は7月31日、ミコフェノール酸モフェチル(商品名セルセプト)、アミトリプチリン塩酸塩(トリプタノール)、リドカイン塩酸塩(キシロカイン)の3薬剤について保険適用を追加する旨を通知した。… 2015/08/07 医薬品
特集◎C型肝炎診療 新時代到来《インタビュー》 インターフェロンフリー療法は高すぎますか? 池田俊也氏(国際医療福祉大学薬学部 医薬経済学 教授)に聞く 日本では今年5月にソホスブビルが薬価収載されました。13年ぶりに画期性加算が認められ、1錠当たり6万1799.30円でした。3カ月の内服で500万円を超えることから、価格の妥当性や財源への影響について懸念の声も聞かれます。… 2015/07/15 消化器
特集◎C型肝炎診療 新時代到来《フォローアップ》 ウイルス排除後の発癌リスクはどうする? C型肝炎の治療目標は、肝関連疾患の進展抑制と肝発癌の予防だ。IFNフリー療法でウイルスを排除しても、肝発癌リスクはゼロにならない。肝発癌リスクの程度を複数の血液マーカーで判断しつつ、定期的にフォローアップする必要がある。… 2015/07/14 消化器
特集◎C型肝炎診療 新時代到来《新薬が続々》 著効率100%、耐性変異も少ない画期的新薬 IFNフリー療法では、治療失敗時の耐性変異が新たな課題になっている。ジェノタイプ1では早ければ年内に新しいIFNフリー療法が複数、保険適用される見込みだ。治療法の選択に際しては、治療効果や副作用、耐性変異、治療期間などがポイントになる。… 2015/07/10 消化器
特集◎C型肝炎診療 新時代到来《プロローグ》 C型肝炎はインターフェロンなしで治せる! インターフェロン(IFN)を用いないIFNフリー療法の登場により、C型肝炎ウイルスの排除が大半の患者で実現可能になった。治療成績が良好なだけでなく、副作用が少なく、経口投与で済むことから急速に広まっている。新しい治療薬の特徴や選択のポイント、フォローアップでの課題を紹介する。… 2015/07/09 消化器
学会のポスター発表もペーパーレス時代に 国内外を問わず、学会でもペーパーレス化の動きは以前からあり、学会プログラムや抄録集がスマートフォンのアプリやパソコン(PC)のソフトで閲覧できるケースが増えてきた。特に発表演題数が多い学会ほど、重い紙の抄録集を廃止する動きは早かったように思う。… 2015/06/03 組織
【インタビュー】 「知識・技術に加え信頼の獲得を」 東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科/内視鏡科主任教授 田尻 久雄氏 臨床医は多くの知識と技術を持ってほしいが、それらに溺れてはいけない─。学術集会のメインテーマにそうした思いを込めた会長の田尻久雄氏に、今年初開催の「GI Week」やプログラムの特徴、学会の課題などを聞いた。… 2015/05/27 消化器
トレンド◎ガイドライン発刊後に配合剤が複数登場 COPD患者にLAMA/LABA配合剤をどう使う? 単剤から投与を始め、気流閉塞が残存していれば早めに併用へ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の安定期における治療薬として現在、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬(LABA)が推奨されている。近年、それらの配合剤の開発も進み、治療選択肢が増えた。両薬の配合剤は単剤よりも治療効果が見込めることから、投与を積極的に検討する必要がありそ… 2015/04/08 呼吸器
尿管結石へのロキソプロフェンや胚細胞腫・精巣癌へのゲムシタビンなど 支払基金、薬剤7事例で適応外使用を認める 社会保険診療報酬支払基金は2月23日、薬剤7事例の適応外使用を「薬理作用が同様と推定される」との理由で、審査上認めるとの見解を発表した。 2015/02/27 医薬品
ガイドライン作成委員会が日本高血圧学会理事長に提出 高血圧GL、次回改訂時の検討課題を提示 家庭血圧、ジェネリック医薬品、周術期のβ遮断薬の扱いなど 日本高血圧学会は2月18日、同学会高血圧治療ガイドライン作成委員会がまとめた次回改訂に向けての報告書を公表した。高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)において最終結論を出すことができなかった項目を列挙し、次回改訂時に参考とするよう要望している。作成委員会の委員長を務めていた札幌… 2015/02/23 循環器
特集◎痛みに先手を打て《2》運動器痛・帯状疱疹痛 運動器痛は神経障害性疼痛の有無を見極める 運動器疼痛では、神経障害性疼痛や心因性疼痛の合併に適切に対処することが患者満足度を高める。帯状疱疹関連痛では、急性期の段階から積極的に鎮痛薬を使うことで神経障害性疼痛を抑制できる。 2015/02/10 骨・関節・筋
特集◎痛みに先手を打て《1》プロローグ 痛みは脳や体に記憶される 痛みは身体だけでなく、精神面や社会生活にも大きな影響を及ぼし、生命予後をも悪化させる。近年、「痛み記憶」という概念が提唱され、記憶の段階に至らせないことが重要だと分かってきた。痛みが出始めたら、軽視することなく、少しでも早い時期から痛みを軽減させる対応が求められている。… 2015/02/09 精神・神経
医師3007人に聞く「年末年始は何日休みましたか?」 民間企業は9連休も、医師の年末年始休暇は? 平均5.3日、病床数による差はなし 官公庁の年末年始の休日は12月29日から1月3日までと定められており、民間企業もそれに準じて休日を設定しているケースは珍しくない。2014年は12月27日が土曜日だったことから、15年にかけての年末年始は9連休だったところが少なくなかったようだ。… 2015/02/02 ライフスタイル
人工膵臓システム実現に向けての第一歩 持続血糖測定(CGM)による血糖値がリアルタイムで確認できる機能を備えた、注目の新しいインスリンポンプが開発された。日本メドトロニックの「ミニメド 620Gインスリンポンプ」がそれで、リアルタイム表示機能が付いたインスリンポンプは日本初。… 2014/12/25 医療機器
日本メドトロニックが12月22日に発売 血糖値がリアルタイムに確認できる日本初のインスリンポンプ 5分ごとの測定値を表示、血糖変動の傾向や変化の速さも確認可能 日本メドトロニックは、リアルタイムに血糖値が分かる持続血糖測定(CGM)機能を搭載した「ミニメド 620Gインスリンポンプ」を12月22日に発売すると発表した。インスリンポンプに血糖値がリアルタイムに表示される製品は日本初。患者の体に別途装着したCGMトランスミッタ(送信器)と2.4GHz電波帯… 2014/11/17 代謝・内分泌
変わる難病医療 【特発性肺線維症】新治療薬が来年にも登場 呼吸機能低下の抑制効果を示す 特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)は原因不明のびまん性肺疾患の1つで、予後不良とされる。抗線維化薬ピルフェニドン(商品名ピレスパ)が2008年に保険適用されたものの、さらなる治療薬が求められている。今年の米国胸部疾患学会(ATS2014)では、チロシンキナーゼ阻害薬nin… 2014/09/02 呼吸器
【ピックアップ】 高機能化が進むインスリンポンプ リアルタイムで血糖値の表示が可能に 持続皮下インスリン(CSII)療法はインスリンの投与量を細かく設定できるため、良好な血糖コントロールの実現など数多くのメリットを持つ。測定された血糖値の表示がリアルタイムで可能なインスリンポンプの登場により、さらなる血糖コントロールの改善やQOLの向上が期待されている。… 2014/08/20 代謝・内分泌
治療法の進歩に伴い重要性増す地域連携 武蔵野赤十字病院消化器科部長 黒崎雅之氏に聞く C型肝炎に対し有効性と安全性の高まった治療法が登場し、治療対象となる患者層が広がってきた。治療効果が期待できる新薬の開発も続々と進められている。そうした状況において、個々の患者にふさわしい治療方針を定めつつ、より多くの患者に治療を提供していくためには、実地医家と専門医の連携が… 2014/08/19 消化器
特発性肺線維症の新たな治療薬として期待されるnintedanib 自治医科大学呼吸器内科学教授 杉山幸比古氏 特発性肺線維症(IPF)は肺間質の線維化に伴い呼吸機能が低下する進行性の慢性疾患で、予後が悪いことで知られる。発症原因は明らかになっておらず、有効な治療法はまだ確立されていない。そうした状況の下、治療効果が期待できる新薬の第3相臨床試験の結果が発表された。厚生労働省難治性疾患克… 2014/08/01 呼吸器
治療目的は肝炎ウイルス排除ではなく発癌予防 大阪大学大学院消化器内科学講師 平松直樹氏に聞く 近年、C型肝炎に対する薬物療法が進化し、ウイルスを排除できる可能性が増した。さらに治療効果の高い薬剤の開発が進む一方、治療に失敗した際のウイルスの薬剤耐性化が懸念され、患者ごとに適切な治療法を検討する重要性がますます高まっている。日本肝臓学会の肝炎診療ガイドライン作成委員会の… 2014/07/30 消化器
糖尿病を伴う後期高齢者の降圧目標は? タイトルに取り上げた問いは、今年4月に発刊された「高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)」を踏まえたもの。発刊に際して記者会見を開くなど、日本高血圧学会は啓発活動に積極的に取り組んでいる。もっとも、メディアもドラフト版の内容が明らかになった頃から、様々な形で改訂ポイントを解説… 2014/07/14 循環器
【特集】最新ガイドラインを読み解く Part2 高血圧治療ガイドライン 実地医家にとっての使いやすさを優先 「日本の高血圧患者は約4300万人と推計されている。この非常に多い患者を実際に診療する実地医家の先生方が使いやすいガイドラインを作ることを目標にした」と、日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会の委員長を務めた札幌医科大学学長の島本和明氏は語る。… 2014/06/20 循環器
【ピックアップ】 慢性心不全に有益なASV療法 日中・短時間使用でも効果を示す 現在、慢性心不全の治療は薬物療法が中心で、改善は期待できるものの治癒させることはできない。有望な心不全治療薬が近い将来登場する見込みも低い。そのため、非薬物療法を早期から開始する試みへの関心が高まっている。最近、有用性が報告されている陽圧呼吸療法の1つであるASV療法を紹介する。… 2014/06/20 循環器
【学会トピックス】第10回 日本消化管学会より 研修医の放射線被曝は多め 指導医による教育の徹底が必要 病院内での放射線の被曝線量を科目・職種別に解析したところ、研修医は消化器内科医や循環器内科医より少ないものの、消化器外科医などより多かった。 2014/05/20 その他
「C型肝炎患者は早期に治療」が現在の常識 虎の門病院分院長 熊田博光氏に聞く 日本における肝癌による年間死亡数は約3万人で、依然として高い水準にある。C型肝炎が主たる発症原因であるため、それに対する治療は重要だ。昨年、治療効果が高く副作用が少ない治療法が保険適用されるなど、治療手段は着実に進歩している。長年にわたり肝炎治療に携わってきた虎の門病院分院(… 2014/05/09 消化器
治療法の変遷と新薬の概要 (2014.11.25 更新) C型肝炎の中でも難治とされるゲノタイプ1型高ウイルス量における治療法を見ると、まず1992年にインターフェロン治療(24週)が承認されたが、著効(sustained virological response:SVR)率は5%程度だった。2001年にインターフェロンとリバビリンによる2剤併用療法(24週)が保険適用になり、そ… 2014/04/23 消化器
経口新薬の登場で専門医の指導的役割がより重要になる 武蔵野赤十字病院副院長・消化器科部長 泉並木氏に聞く 薬物療法の進歩に伴い、C型肝炎の治癒率は9割に達した。副作用がより少なく、治療期間が短くて済む治療薬の開発も盛んに進められている。C型肝炎診療における治療法の選択や今後の見通しなどについて、武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)の泉並木氏に解説してもらった。… 2014/04/23 消化器
C型肝炎の概要と治療ポイント C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)に持続感染し、炎症が引き起こされた疾患を指す。日本のHCV感染者数は、コホートにおけるC型肝炎ウイルス抗体の陽性率や献血のスクリーニングでの陽性率などを踏まえ、無症状で医療機関に通院していない感染者(キャリア)が150万~200万人、慢性C型肝炎や肝… 2014/04/23 消化器
治療法は先の選択肢を考慮に入れて決定すべき 関西労災病院病院長 林紀夫氏に聞く C型肝炎に対する新たな治療法の開発は盛んに進められており、インターフェロンを用いないインターフェロンフリー療法が今夏にも承認される可能性がある。発癌抑制や耐性変異の観点から、薬物療法の望ましい選択について、関西労災病院(兵庫県尼崎市)の林紀夫氏に解説してもらった。… 2014/04/23 消化器
低血糖リスクが小さいDPP-4阻害薬は世界的に処方が増えている 東京医科大学内科学第三講座主任教授 小田原雅人氏 日本では2009年12月にDPP-4阻害薬が初めて発売され、現在、7剤が上市されている。最近の幅広い使用状況を踏まえると、2型糖尿病に対する第一選択薬の1つになってきていると考えられる。このように処方頻度が急速に高まったDPP-4阻害薬について、同薬の特徴や効果、糖尿病診療における役割などを、… 2014/02/20 代謝・内分泌
経口新薬登場で重要性増すC型肝炎の病診連携 最近、直接作用型抗ウイルス薬と呼ばれるプロテアーゼ阻害薬が複数登場し、C型肝炎の治療成績が向上している。今までかかりつけ医に通院していたC型肝炎患者が治療を望むケースは増えるとみられ、C型肝炎診療においても今後、病診連携が進む可能性が高そうだ。… 2014/01/27 消化器
TOPCAT試験の結果を読み解く 収縮能が保たれた心不全にはスピロノラクトンを考慮すべき 兵庫医科大学循環器内科主任教授 増山 理氏 明らかに心不全症状を呈するものの左室駆出率(LVEF)が保持された心不全(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)に対する有効な治療法はいまだに確立されておらず、予後も決して良くはない。このほど、HFpEFにおける抗アルドステロン薬スピロノラクトンの効果を調べたTOPCAT… 2014/01/15 循環器
未治療高血圧患者の左室拡張能はシルニジピンにより改善する可能性 L/N型Ca拮抗薬であるシルニジピンは抗炎症作用、抗線維化作用を介し左室拡張機能障害を改善させることが、L型Ca拮抗薬であるアムロジピンと比較した動物実験から既に報告されている。また、高血圧患者において、シルニジピンはNO産生の亢進により、酸化ストレスに反応し上昇している血清尿酸値を… 2013/10/25 循環器
C型肝炎治療を大きく変えるsimeprevir 今後は患者に応じた治療方針の検討が必須に 武蔵野赤十字病院消化器科 泉 並木 氏 ゲノタイプ1型高ウイルス量のC型肝炎患者は、これまで難治とされてきた。このほど、新規のプロテアーゼ阻害薬simeprevirを用いると、既存の治療法よりも著効率が高まる一方、副作用は少ないとの結果が得られた。同薬剤の第3相試験であるCONCERTOに携わった泉並木氏に、その結果とC型肝炎治療の方… 2013/07/25 消化器
【特集】4年ぶりに改訂されたCOPDガイドライン Part2 呼吸機能やQOLを悪化させる増悪、積極的な予防策を実践すべき 「COPDの増悪が疾患の早期進行や死亡に大きく関わっていることが明らかになり、増悪抑制の重要性は増してきている。また、治療により増悪を予防できることも最近分かってきた」。ガイドライン作成委員会の責任編集委員を務めた東北大学呼吸器内科学分野教授の一ノ瀬正和氏は、増悪予防の意義をこ… 2013/07/19 呼吸器
MTX不耐性の関節リウマチ患者ではトシリズマブ単独療法の医療経済性は高い 関節リウマチ(RA)患者ではメトトレキサート(MTX)や抗リウマチ薬が継続できない症例は少なくなく、その場合は生物学的製剤の単独療法が選択肢の1つとなる。今回、オーストラリアRoche Products Pty LimitedのP. Ngo氏らは、ADACTA試験の結果を同国の医療制度に適用し、トシリズマブ(TCZ)単独… 2013/06/19 骨・関節・筋
日本人RAのMTX不応例においてトシリズマブは追加投与の方が寛解率は高い メトトレキサート(MTX)で効果不十分な日本人関節リウマチ(RA)患者において、24週後におけるDAS28-ESRによる寛解率は、MTXに抗IL-6受容体抗体薬のトシリズマブを追加する方が、切り替えによりトシリズマブ単剤で治療するよりも有意に高かった。これは、多施設共同無作為化オープンラベル非劣性… 2013/06/15 骨・関節・筋
重症・最重症のCOPDでは観察期間の短い方が治療効果を正確に評価できる可能性 COPD患者を対象に薬物の治療効果を評価する臨床試験では、一般に観察期間を6~12カ月間に設定することが多い。しかし、重症・最重症例においては、プラセボ群からの早期脱落などの影響により、時間が経つにつれて治療効果を正確に評価できなくなることが、3件の臨床試験の事後解析結果から示唆さ… 2013/05/24 呼吸器
COPDの重症度によらずブデソニド/ホルモテロール配合剤は増悪・脱落リスクを投与早期から減らす COPD患者に対する吸入ステロイド薬(ICS)ブデソニドと長時間作用型β2刺激薬(LABA)ホルモテロールの配合剤の有効性は、投与3カ月後までの早期から、重症度を問わず認められることが示された。同配合剤とプラセボを比較検討した3試験のプール解析の結果から明らかになったもの。オーストラリアT… 2013/05/23 呼吸器
中等症から重症の日本人喘息患者に対するSMART療法は長期管理に有用 吸入ステロイド薬(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LABA)の配合剤であるブデソニド/ホルモテロール配合剤を喘息患者の長期管理薬としてだけでなく発作治療薬としても用いるSMART療法は、コントロール不良の喘息患者に対して有効であるとの報告が増えつつある。喘息管理の国際ガイドラインGINA(G… 2013/05/23 呼吸器
チオトロピウム+ブデソニド/ホルモテロールの3剤併用療法群ではCOPD増悪・肺炎が少ない 重症・最重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、吸入ステロイド薬と長時間作用型β2刺激薬の配合剤(ICS/LABA)と長時間作用型抗コリン薬(LAMA)を併用する機会は少なくない。しかし、この3剤併用療法による増悪リスク軽減を実証したエビデンスは乏しいため、スウェーデンの医療記録データベース… 2013/05/22 呼吸器
EPA製剤は冠動脈疾患における圧受容器反射感受性を改善する可能性がある エイコサペンタエン酸(EPA)製剤は心血管イベントの発症リスクを低下させることが示されている。しかし、心血管系の自律神経機能に及ぼす影響については明らかではない。大分大学循環器内科の岡田憲広氏らは、冠動脈疾患患者において、EPA製剤が副交感神経系の圧受容器反射感受性(baroreflex se… 2013/03/19 循環器
LDL-Cコントロールが良好なPCI患者で、EPA製剤は冠動脈硬化進展を抑制 冠動脈疾患の2次予防例において、LDLコレステロール(LDL-C)を管理目標値である100mg/dL未満にコントロールしても残余リスク(residual risk)が存在する。同目標値を達成している2次予防例へのエイコサペンタエン酸(EPA)製剤の6カ月間の投与により冠動脈硬化の進展が抑制されたことを、小倉記… 2013/03/19 循環器
睡眠呼吸障害を合併した心血管疾患例でEPA/AA比が低値だと致死的心血管イベントが生じやすい 近年、エイコサペンタエン酸(EPA)とアラキドン酸(AA)の比であるEPA/AA比は心血管イベントの予測因子として関心を集めている。今回、群馬大学臓器病態内科学の吉田貞満氏らは、睡眠呼吸障害(SDB)を伴う心血管疾患例においてEPA/AA比が低いと致死的心血管イベントの発生リスクが高まることを… 2013/03/18 精神・神経
PCI施行例においてEPA製剤は冠動脈プラークを安定化させる スタチン療法により心血管イベントのリスクは低下するものの、強化スタチン療法を行ってもリスクがゼロになるわけではなく、残余リスク(residual risk)の管理に注目が集まっている。エイコサペンタエン酸(EPA)製剤が経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた患者における非責任病変のプ… 2013/03/17 循環器
「メタボ」の次は「ロコモ」が来る! 「ロコモ」とは、日本整形外科学会が2007年に定めた新しい概念である「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略称。運動器の障害により要介護となっていたり、要介護になるリスクが高い状態と定義されている。… 2013/02/01 骨・関節・筋
抗TNF療法下における関節破壊進行の予測因子を同定――デンマークの患者レジストリーから 抗TNF療法を続けているにもかかわらず、関節破壊が進行してしまう患者とそうでない患者はどこが違うのだろうか。デンマークで2000年に開始された関節リウマチ(RA)患者レジストリーであるDANBIOで、抗TNF療法下にて2年間のX線画像データが入手可能であったRA患者932例をレトロスペクティブに解析… 2012/11/14 骨・関節・筋
心臓リハビリテーションによりコレステロールリッチなHDL2が増加する可能性 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた急性冠症候群(ACS)の患者において、血清脂質に関する詳細な解析を行ったところ、心臓リハビリテーション実施に伴いコレステロールリッチなHDL2が増加したことを分かった。昭和大学循環器内科学の横田裕哉氏、正司真氏らが、7月19、20日と福岡で開… 2012/07/24 循環器
二次予防例ではLDL-C管理目標値を確実に達成した上で、病態に応じさらに厳格なLDL-C管理も選択肢に この6月に「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版」が発刊された。7月19、20日と福岡で開催された第44回日本動脈硬化学会(JAS2012)で、帝京大学医学部の寺本民生氏が、同ガイドラインの主な改訂点のうち高リスク病態を中心に解説した。… 2012/07/24 循環器
動脈硬化性疾患予防のためにはLDLコレステロールの管理目標達成を第一義に 動脈硬化性疾患に関するガイドラインは1997年に高脂血症診療ガイドラインとして発表されて以降、5年ごとに改訂が行われており、2012年6月には最新版の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版」が発表された。ガイドラインで示されている管理すべき脂質危険因子の変遷について、帝京大学医学部… 2012/07/23 循環器
子どものときに高BMIで成人後も過体重・肥満の人は心血管リスクが高まる 子どもの頃にBMIが高く、成人後も過体重あるいは肥満が認められると、前高血圧・高血圧のリスクが高まり、頸動脈内膜中膜肥厚(IMT)値が相対的に高いことが示された。台湾National Taiwan University HospitalのTa-Chen Su氏らが、台湾人を対象に検討した結果を、7月19、20日と福岡で開催された… 2012/07/22 循環器
日経メディカル2012年6月号特別編集版「循環器診療のトピックス&トレンド」転載 日本の慢性心不全像が変化 虚血性、拡張不全型が増える 特集・急速に変わる日本人の心不全(その1) わが国における慢性心不全の患者像が変わりつつあるようだ。日本の心不全コホートであるCHART-2研究によれば、原因疾患として冠動脈疾患の割合が増え、左室収縮能が維持された拡張不全型の症例が占める割合は高まっている。予後については、欧米諸国並みに悪いことが判明している。… 2012/06/27 循環器
日経メディカル2012年5月号特別編集版「消化管診療のトピックス&トレンド」転載 消化管疾患の原因は炎症に行き着く 本郷 道夫氏(公立黒川病院 管理者・東北大学名誉教授) 今年の日本消化管学会学術集会では、炎症と発癌、機能性消化管障害、震災をメインテーマとした。炎症は機能性消化管障害にも関係することが明らかになりつつある。震災関連の特別セッションでは、消化器疾患との関連、災害医療のあり方について取り上げた。… 2012/06/12 消化器
転移性腎細胞癌患者は腎摘除術後のスニチニブ休薬中に病勢が進行しやすい【ASCO2012】 多くの転移性腎細胞癌患者は、腎摘除術(cytoreductive nephrectomy)後に4週間にわたってチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)スニチニブの投薬を中止している間に悪化することが分かった。ただし、この病勢進行(PD)がTKIの中断や腎摘除術など、どの因子と関連しているかは明確にならなかった。オラ… 2012/06/05 癌
腎細胞癌へのスニチニブ、ソラフェニブの投与に伴う心毒性の増加は認められず、ECOG 2805試験の解析より【ASCO2012】 腎細胞癌患者に対する術後補助化学療法としてスニチニブあるいはソラフェニブを投与しても、左室駆出率(LVEF)の低下など心機能の悪化は確認されなかった。米国University of PennsylvaniaのNaomi B. Haas氏らが、6月1日から5日までシカゴで開催されている第48回米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表… 2012/06/05 癌
日経メディカル2011年12月号特別編集版「ピックアップ」(転載) 家庭血圧に基づく降圧で“the lower,the better” 東北大学大学院薬学研究科医薬開発構想寄附講座教授 今井 潤氏 HOMED-BPは家庭血圧を指標として降圧治療の有用性を検証した介入試験だ。軽症・中等症の高血圧患者において130/76mmHgを達成できることを示しただけでなく、脳心血管イベントの発症率の低さも明らかになった。HOMED-BPの結果の概要を紹介する。… 2012/02/06 循環器
日経メディカル2011年10月号特別編集版「感染症予防と治療の最前線」転載 肺炎入院児への抗菌薬、経過観察で解熱する例は? 旭川厚生病院(北海道旭川市)小児科主任部長 坂田 宏氏 肺炎で入院した子どもには抗菌薬を投与すべきなのか。ウイルス性か細菌性かが通常すぐに分からないので、判断は難しい。CRPや呼吸障害の有無などを基に経過観察で対応できる症例を見つけ、抗菌薬の投与例を少しでも減らすよう努めたい。… 2011/11/04 小児科
日経メディカル2011年10月号特別編集版「感染症予防と治療の最前線」転載 膀胱炎の新ガイドライン、抗菌薬の投与法を明示 兵庫医科大学泌尿器科主任教授 山本 新吾氏 膀胱炎を含め感染症治療ガイドラインの見直し作業が進められている。膀胱炎においては、以前は投与量や投与回数を明示していなかったが、新しいガイドラインでは薬剤ごとに提示されるようになる。改訂の狙いやポイントなどをまとめた。… 2011/11/01 感染症
うま味に対する感度が低下すると肥満になりやすい可能性 味覚嗜好、味覚感度は患者の食習慣を左右し、それが肥満や高血圧といった生活習慣病にも影響を及ぼすことが考えられる。今回、山陰労災病院(鳥取県米子市)循環器科の水田栄之助氏らは、うま味に対する感度が低下すると甘味嗜好が強まり、肥満になりやすい可能性があることを明らかにし、10月20… 2011/10/21 循環器
日経メディカル特別編集版転載 適切な睡眠の確保がうつ症状を改善させる 獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授 井原裕氏 うつ病の症状の1つに不眠があるといった認識が、これまでは一般的だった。不眠に伴い、うつ症状を訴える患者は適正な睡眠時間・リズムを確保することで、抗うつ薬を処方しなくても、うつ症状が改善するケースが少なくない。… 2011/10/11 精神・神経