訪問看護 訪問看護とは、医師の指示を受けた看護師等が利用者宅で療養上の世話または診療の補助を行うサービスのこと。具体的には、病状の観察、医師の指示の下の点滴、注射やカテーテル管理などの医療処置、医療機器の管理、家族等への介護指導・相談、リハビリテーションなどが含まれる。医療機関または… 2020/02/18 在宅医療
在宅療養支援診療所・病院 在宅療養支援診療所(在支診)・在宅療養支援病院(在支病)とは、患家の連絡に24時間対応し、必要に応じて他の医療機関と連携しつつ、24時間往診・訪問看護を提供できる体制を有する診療所および病院のこと。高齢者ができる限り住み慣れた家庭や地域で療養しながら生活し、身近な人に囲まれて在… 2020/02/13 在宅医療
特定機能病院 特定機能病院とは、高度の医療の提供や高度の医療技術の開発、高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院のこと。厚生労働大臣が個別に承認する。第2次医療法改正により1993年に制度化され、2019年4月1日時点で86病院が承認されている。このうち79病院は大学病院本院だ。… 2020/01/20 医療提供体制
日経ヘルスケア 新製品紹介 低エタノール濃度で低刺激な手指消毒剤 ピュレル アドバンスド ジェル 低エタノール濃度で刺激を抑えたジェル状の手指消毒剤。エタノール濃度を従来品の約80vol%から72vol%にまで抑え、手指衛生を行う際の皮膚への刺激を軽減した。 2020/01/17 コメディカル
地域医療支援病院 地域医療支援病院とは、患者が身近な地域で医療を受けられるよう、地域で必要とされる様々な取り組みを通じてかかりつけ医を支援する能力を有する医療機関のこと。都道府県知事が個別に承認する。地域医療支援病院には、(1)紹介患者に対する医療の提供、(2)医療機器の共同利用の実施、(3)救… 2020/01/14 医療提供体制
日経ヘルスケア 新製品紹介 高画質で小型なワイヤレス超音波画像診断装置 iViz air 軽量・コンパクトで携帯性に優れたワイヤレス超音波画像診断装置。5.5インチ画面のスマートフォン型の本体とワイヤレスのプローブで構成され、在宅医療や救急、院内回診などで高画質な超音波画像診断を可能にした。本体とプローブは無線LAN規格のWi-Fiで接続され、ケーブルを用いないため断線を気… 2020/01/14 消化器
日経ヘルスケア 新刊紹介 海外の最新事例に学ぶ 医療×ブロックチェーン 暗号資産(仮想通貨)を支える技術として注目を集めるブロックチェーン。この改ざんできない性質を医療情報基盤に活用する試みが世界各地で行われている。本書では、実際に医療分野でのブロックチェーンの活用を進めている研究者や実業家たちが、ブロックチェーンの現状と限界について解説した上… 2020/01/10 医療情報
日経ヘルスケア 掲示板 【1月開催】医療・介護経営セミナー情報 アクティビティ・ケア実践フォーラム全国大会[内容]「高齢者・障害者の人生を豊かにするアクティビティ・ケア」「トップランナーから学ぶアクティビティ・ケア」ほか[講師]山下一郎氏(豊田マネージメント研究所ヘルスケア事業部長)、佐野美惠子(山野美容芸術短期大学非常勤講師)ほか[日時… 2020/01/09 医療経営
日経ヘルスケア 掲示板 【2月開催】医療・介護経営セミナー情報 2020年度診療報酬改定の徹底分析と病院経営[内容]「働き方改革関連」「『重症度、医療・看護必要度』の見直し」「急性期一般入院料1の要件の厳格化(入退院時支援等)」ほか[講師]仲野豊氏((株)仲野メディカルオフィス代表取締役)[日時]2020年2月4日(火)13:00~17:00[場所]SSKセミ… 2020/01/09 医療経営
日経ヘルスケア 掲示板 【2020年1月開催】医療・介護経営セミナー情報 2020年新春座談会[テーマ]社会保障改革の展望とこれからの医療・介護[内容]「社会保障改革の展望」「これからの医療・介護を語る…超高齢社会に備えて」[講師]鈴木俊彦氏(厚生労働事務次官)、田中滋氏(埼玉県立大学理事長)、織田正道氏(社会医療法人祐愛会織田病院理事長)、後藤隆久氏… 2019/12/18 医療経営
日経ヘルスケア 新製品紹介 立位支援も行える急性期医療向け電動ベッド アリウスシリーズ 重症患者の管理から立位支援まで対応した電動ベッド。足先を下げながら背上げする機構を搭載。重症患者でも座った状態に近い姿勢を取れるようにし、合併症予防や身体機能回復にも活用できるようにした。背上げ時に全面を覆う柵を備え、姿勢が安定しない患者が体勢を変えたときの転落リスクを低減… 2019/12/16 医療機器
日経ヘルスケア 掲示板 【12月開催】医療・介護経営セミナー情報 2020年診療報酬改定の重点施策と急性期病院の経営戦略・戦術セミナー[内容]「20年改定の基本方針と重点施策に対応した急性期(DPC)病院の具体的戦略・戦術」「20年改定の『意見のとりまとめ案』から読み取る急性期DPC病院の準備と新経営戦略」ほか[講師]工藤高氏((株)MMオフィス代表・関東… 2019/12/12 医療経営
日経ヘルスケア 新刊紹介 親を大切に考える子世代のための老人ホームのお金と探し方 本誌コラム「介護現場 再生の秘訣」の著者が、有料老人ホームなどの選び方について一般向けに解説した。 2019/12/11
日経ヘルスケア 新刊紹介 介護職員キャリアパス 給与制度構築・運用マニュアル 介護事業者向けに、介護職員のキャリアパス制度や人事給与制度を整備する方法を網羅した手引書。2019年10月に創設された「介護職員等特定処遇改善加算」(特定加算)については、算定手順や職員への配分方法のシミュレーション、届け出に必要な申請書類の記入例などを詳しく解説。… 2019/12/10
オンライン診療 オンライン診療とは、テレビ電話などリアルタイムでのコミュニケーションが可能な情報通信技術を用いて、医師・患者間でやり取りし、診察や診断、診断結果の伝達、処方などの診療行為を行うこと。 当初は医療が不足する過疎地などでの活用が進められたが、対面診療と適切に組み合わせることで慢… 2019/12/03 医療情報
シリーズ◎2020診療報酬改定 認知症ケア加算1は専任常勤医の要件緩和へ 加算2には専門看護師の配置要件が追加か 厚生労働省は2019年11月20日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2020年度診療報酬改定に向けて認知症ケア加算やせん妄予防に関して議論した。 厚労省は、認知症ケア加算1の算定要件である「精神科・精神内科5年以上など要件を満たす専任の常勤医師の配置」の緩和を提案。加えて、… 2019/11/25 行政・制度
日経ヘルスケア 掲示板 【12月開催】医療・介護経営セミナー情報 中小病院の経営改善成功事例[内容]「なぜ、赤字にあえぐ中小病院が、年間2億円以上の増収を実現できたのか?」「外来・入院医療中心へ転換した、くろさわ病院の経営改善事例」ほか[講師]杉浦鉄平氏(メディテイメント(株)代表取締役)、土井章弘氏(一般財団法人操風会岡山旭東病院病院長)、… 2019/11/20 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 看護必要度の評価項目は影響試算し見直しへ 段階的に看護必要度IIでの届け出進める方向に 厚生労働省は2019年11月15日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で2020年度診療報酬改定に向けて、急性期一般入院基本料など急性期における入院医療の評価の在り方について議論した。 実態を踏まえて重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の評価項目を「見直すべき」とする意見が示… 2019/11/19 行政・制度
日経ヘルスケア 新製品紹介 パスポート・書類の電子化が可能なスキャナー fi-800R 書類に加え、運転免許証などのプラスチックカードやパスポートの読み取りができる業務用イメージスキャナー。限られたスペースでの多様な原稿の読み取りを可能にした。スキャナーの手前から挿入した原稿が手元に戻る「リターンスキャン」や、給紙口に原稿をセットして連続読み取りができる「Uター… 2019/11/15 医療経営
日経ヘルスケア 掲示板 【11月開催】医療・介護経営セミナー情報 1日で分かる! 在宅医療の始め方・伸ばし方 ―短期集中経営講座[内容]「在宅医療に取り組む目的と意義」「在宅医療の診療スタイル」「在宅医療の診療報酬と施設基準の届け出」「在宅医療部門の収入の目安」「在宅医療部門の経営計画の作成」「在宅医療のオペレーション」「在宅医療を伸ばすための… 2019/11/14 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 難病・へき地はオンライン診療の要件緩和か 生活習慣病の診療での活用には反対する意見が多数 厚生労働省は中央社会保険医療協議会(中医協)総会を2019年11月8日に開催。2020年度診療報酬改定に向けて、テレビ電話など情報通信機器を用いたオンライン診療料の算定要件を議題に挙げた。需要があるにもかかわらず医療を提供できない状況を改善する必要性から、へき地や離島、難病患者などに限… 2019/11/13 行政・制度
日経ヘルスケア 新製品紹介 声を聞きやすく変換する卓上型の対話支援機器 comuoon mobile Lite 雑音を除去し、話す側(話者)の声をクリアな音に変換してスピーカーから再生する卓上型対話支援システム。高周波の明瞭度と音圧を増幅させることで、一般的に音がこもって聞き取りにくいとされる子音の複雑な発音の違いも聞き分けやすくした。窓口などで難聴者に補聴器などの装着を求めずに聞こ… 2019/11/13 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 機能強化加算、患者への事前説明の要件化が議題 「紹介状なし」の大病院受診時定額負担はさらに対象拡大か 厚生労働省は10月30日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2020年度診療報酬改定に向けて外来診療の評価の在り方を議論した。2018年度診療報酬改定で、かかりつけ医機能を評価する目的で新設された「機能強化加算」については、支払い側の委員が算定要件に含まれる院内掲示の内容や… 2019/11/08 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 中医協・入院医療分科会が報告書案を提示 看護必要度のC項目の対象手術追加も検討 厚生労働省は10月16日に中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開き、2020年度診療報酬改定に向けたこれまでの検討結果の報告書案を提示した。報告案では、重症度、医療・看護必要度(看護必要度)の評価項目、地域包括ケア病棟入院料の実績要件、DPC/P… 2019/10/23 行政・制度
日経ヘルスケア10月号REPORT「多職種・法人連携をICT活用で円滑に」より 転院受け入れまでの日数が大幅短縮したワケは? 地域包括ケアシステムの構築に向けて、多職種・法人連携が求められています。ただ、異なる法人・施設間での連携となると、なかなか進みにくいのが実情です。そこで近年、SNS型の情報共有ツールなどを活用し、地域全体での連携を図る動きが出てきています。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の… 2019/10/23 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 外来緩和ケア管理料の対象に末期心不全追加へ 緩和ケア病棟入院料は外来・在宅での緩和ケア実施が要件に 厚生労働省は10月9日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2020年度診療報酬改定において外来緩和ケア管理料などに末期心不全の患者を算定対象に含めること、緩和ケア病棟入院料の要件に「外来や在宅での緩和ケア」の実施を加える方針を提案。反対意見は示されず、大筋で了承された。… 2019/10/18 行政・制度
「クロスヘルスEXPO 2019」リポート 2040年に向け医療・介護の生産性向上と地域で集住求める取り組みを 迫る「85歳以上高齢者の急増」と「生産年齢人口の急減」 日本の社会保障政策は2040年に向けて2つの大きな問題「85歳以上高齢者の急増」と「生産年齢人口の急減」に直面する。医療提供体制を維持するには、医療・介護領域の生産性を向上させ、人口構造・住民に寄り添った地域づくりを進める必要がある――。10月10日、東京ビッグサイトで開催されている「… 2019/10/11 医療経営
日経ヘルスケア 新製品紹介 2種類の使い方に対応した歩行補助杖 R・KMINA 腕で身体を支える肘支持型と、前腕固定型の2種類の杖の機能を持ち、身体症状に合わせて使い分けられる歩行補助杖。例えばリウマチなどの関節炎があり手指や手関節に強い負担をかけられない人は、肘で支持することで利用できる。… 2019/10/10 老年医学・介護
シリーズ◎2020診療報酬改定 DPC病院、標準からの外れ値把握し通知の方針 指標は資源投入量、在院日数、転倒、手術の有無 厚生労働省は10月3日、中央社会保険医療協議会入院医療等の調査・評価分科会を開催。2020年度以降の診療報酬改定を見据え、DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)に関する作業グループから、DPC病院における医療資源投入量や在院日数の分布、診療状況の分析結果、今後の作業の方向性につい… 2019/10/09 医療経営
日経ヘルスケア 新製品紹介 指での直感的な操作が可能な医用テレメータ WEP-1000シリーズ WEP-1450 複数の患者のバイタルサイン(心電図や血圧など)をモニタリングするための医用テレメータ。装置本体とディスプレーを一体化させ、棚置きや壁掛けなど様々な環境での設置を可能にしたほか、フリック操作に対応。スマートフォンやタブレット端末のように直感的に指で操作できるようにした。… 2019/10/08 医療機器
日経ヘルスケア 掲示板 【10月開催】医療・介護経営セミナー情報 全国介護付きホーム研究サミット2019[内容]「園芸療法を用いた老人性鬱の高齢者に対する心理的アプローチ」「デジタル化導入による成果」「記憶障害がある入居者様の転倒事故予防」ほか[講師]山崎亮氏(studio-L代表)ほか[日時]10月17日(木)10:30〜17:00[場所]ニッショーホール(東京… 2019/10/07 医療経営
地域医療構想、分析結果開示の意図説明する文書を発出 加藤厚労相、診療実績データ公表の主旨を説明 加藤勝信厚生労働大臣は10月1日の大臣記者会見で、地域医療構想の実現に向けて公立・公的病院に引き続き、民間病院の診療実績データの分析結果についても公表する考えを示した。データの公表方法については、都道府県、市町村への説明会などを通じ、意見交換をしながら検討する方針だ。 厚労省は… 2019/10/03 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 診療報酬改定基本方針「効率化や適正化重視を」 後期高齢者原則2割負担、薬剤費自己負担導入の必要性も 厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会は9月27日、2020年度診療報酬改定の基本方針の策定に向けた議論を開始。厚労省案に対し、効率化や適正化を重視するよう求める意見が示された。 2020年度診療報酬改定の基本方針の策定においては、9月19日に同じく社会保障審議会の医療部会で議論が行わ… 2019/10/01 行政・制度
日経ヘルスケア9月号特集「医療・介護のタスク・シフティング」より 電子カルテの入力自動化で現場の負荷が大幅減! 働き方改革や人材不足への対応が迫られる中、医療機関は業務効率化をどう進めるべきでしょうか。その対策の一つがICT化です。最近では、ツールの導入で反復する入力作業の自動化を図る病院も登場しています。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の9月号特集「医療・介護のタスク・シフティング… 2019/09/30 医療経営
日経ヘルスケア 書籍紹介 介護職員初任者研修テキスト1・2 資格取得講座などで使用するための「介護職員初任者研修」のテキスト。サービス付き高齢者向け住宅などの高齢者住宅や保育園・学童保育などの子育て支援施設を運営する学研グループが、講座の受講者や介護を学びたい初学者に向けて作成した。… 2019/09/20 老年医学・介護
日経ヘルスケア 新製品紹介 ぷるそら 宇宙飛行士向けプログラムを応用したリハビリ機器 手すりなどに機器を固定し、グリップを握って引っ張ることで筋力やバランス能力の回復を促すコンパクトなリハビリ機器。開発したのは国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の運用支援などを行う有人宇宙システム(株)(JAMSS)で、宇宙滞在中の宇宙飛行士に生じる筋力やバランス能力の低下… 2019/09/18 骨・関節・筋
シリーズ◎2020診療報酬改定 2020年度診療報酬改定に向け第2ラウンド開始 機能強化加算の妥当性検証求める声も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は9月11日、2020年度診療報酬改定に向けて、第2ラウンドの議論を開始した。厚労省からは2018年度改定後の診療報酬点数の届け出状況や算定状況が示され、オンライン診療料・医学管理料の算定回数が少ない点や、機能強化加算の算定件数が178万回を… 2019/09/17 行政・制度
日経ヘルスケア 掲示板 【9月開催】医療・介護経営セミナー情報(2) 2020年診療報酬改定の方向性と病床機能の行方[内容]「地域医療構想に向けた新たな入院医療の方向性は?」ほか[講師]中林梓氏((株)ASK梓診療報酬研究所代表取締役)[日時]9月27日(金)14:00〜17:00[場所]SSKセミナールーム(東京都港区)[参加費]1人につき3万2400円、2人目以降2万7000… 2019/09/17 医療経営
日経ヘルスケア 新製品紹介 デフィブリレータ 胸骨圧迫中断時間を短縮した高性能の半自動除細動器 解析時間とエネルギー充電時間を短縮することで、胸骨圧迫の中断時間を短くした高性能の半自動除細動器。心室細動と心室性頻拍を連続して解析するアルゴリズムを搭載することで、最短3秒で解析できるようにしたほか、3秒未満で充電が可能になった。… 2019/09/16 救急医療・集中治療
日経ヘルスケア 掲示板 【9月開催】医療・介護経営セミナー情報 [2019年9月]に開催される医療・介護経営セミナー情報をお知らせします。【HMS政策研究集会】小規模多機能事業者大会[テーマ]地域包括ケアシステムの中心軸として躍進する小規模多機能の新たな経営戦略[内容]「地域包括ケアシステム構築に求められる医療介護連携強化」「2021年介護保険制度・… 2019/08/15 老年医学・介護
日経ヘルスケア 新製品紹介 マルチフィット車いす 背中の形に合わせた調整で無理なく座位を保持できる車いす 身体に合わせ、無理なく座位の保持が可能な車いす。腰と肩に回転するバックサポート(背もたれ)を備え、加齢などで筋力が落ちて姿勢を保てない人や、背中が丸くなった円背の人の座位を安定させることができる。 また、前方へのズレを防ぐ専用のシートクッションで座位の保持をサポートすること… 2019/08/09 骨・関節・筋
日経ヘルスケア 新製品紹介 The Lab 001 約90秒で検査結果が出る小型の糖尿病検査装置 カートリッジをセットしてから約90秒で検査結果が得られる糖尿病検査装置。微細加工技術を応用して開発した専用の試薬カートリッジ「The Lab 001 A1C HD」(25個セット1万2250円[税抜き」)を用いて、HbA1cをキャピラリー電気泳動法で測定することで、測定時間の高速化と機器の小型化、高い精度… 2019/08/08 代謝・内分泌
日経ヘルスケア 掲示板 【8月開催】医療・介護経営セミナー情報 [2019年8月]に開催される医療・介護経営セミナー情報をお知らせします。IoT活用により医療現場で働き方改革を推進する[テーマ]ICTの活用とデータ利活用の最前線[内容]「医師の働き方改革の現状とその具体的手法」「院内オンライン診療システムの活用──遠隔集中治療の動向」… 2019/08/07 老年医学・介護
日経ヘルスケア 新製品紹介 LOGIQ P9 広帯域のプローブを豊富にそろえ汎用性のある超音波装置 外来診察室や病棟、オペ室、救急センターなど、幅広い環境で利用できる超音波診断装置。広帯域のプローブを豊富にそろえ、画像のコントラストを高めて汎用性を向上させた。高精細な血流表示が可能な「B-Flow」モードに形態観察に活用するBモードを重ねて表示する「ハイブリッド」モード、低流速・… 2019/07/08 医療機器
日経ヘルスケア 新製品紹介 マルチフィットベッド MFB-930 身長に合わせ3段階にサイズ変更できる介護ベッド 利用者の身長や部屋の広さに合わせてマットレスのサイズを変更できる介護ベッド。マットレスはショート(181cm)、レギュラー(195cm)、ロング(209cm)の3種類を用意。レギュラーサイズでは、膝を曲げる位置を3段階に変更できる。 また、通常の背上げに加え、頭部をさらに20度起こし、視界を広… 2019/07/04 プライマリケア
地域医療構想に関するワーキンググループ 公立・公的病院の機能改革、形式的な対応多く 2018年度病床機能報告の速報値が公表 厚生労働省は5月16日に第21回地域医療構想に関するワーキンググループを開催し、2019年3月末時点の地域医療構想調整会議の議論の進捗状況と、2018年度の病床機能報告の結果(速報値)を報告した。地域医療構想調整会議の議論の結果、公立病院を対象とした「新公立病院改革プラン」に合意済みの割… 2019/05/17 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 かかりつけ医機能の在り方を議論 厚生労働省は中央社会保険医療協議会(中医協)総会を5月15日に開催し、2020年度診療報酬改定に向けて、紹介状なく大病院を受診した際の定額負担、かかりつけ医機能、患者への情報提供・相談支援の在り方について議論した。 2016年度診療報酬改定では、紹介状を持たずに「特定機能病院または一般… 2019/05/17 プライマリケア
オンライン診療の指針見直し案が公表 緊急避妊薬処方時の要件設定で意見分かれる 厚生労働省は4月24日に「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」を開催した。同検討会では、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直し案が提示され、大筋で合意を得た。 見直し案では、患者のそばに主治医がいる状態で専門医など別の医師がオンライン診療を行う… 2019/04/26 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 2020年度診療報酬改定の「検討の進め方」示す 医療保険の維持期・生活期「疾患別リハ」は3月末に終了 厚生労働省は3月6日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会を開催し、2020年度診療報酬改定の検討スケジュールを含む「次期診療報酬改定に向けた検討の進め方」を提案した。夏ごろを目途に広く意見交換を行い、個別の改定項目の議論は秋から進める方針を示し、了承された。 2020年度診療報酬… 2019/03/07 行政・制度
厚労省医師分科会医師専門研修部会 消化器内視鏡、老年病は専門医として妥当? 暫定サブスペシャルティ領域に異論相次ぐ 厚生労働省は2月22日に医道審議会医師分科会医師専門研修部会を開催。2018年4月に始まった新専門医制度の「サブスペシャルティ領域」の在り方について議論し、国民に分かりやすい制度にするためにも、どの領域がサブスペシャルティ領域として適切かを「改めて検討すべき」といった意見が複数の委… 2019/03/01 行政・制度
サブスペシャルティ候補は90領域、審査は4月から 第2期専攻医は8500人を超える見込み 日本専門医機構は2月18日に定例記者会見を開催。新専門医制度におけるサブスペシャルティ領域の候補が90領域となったこと、2019年4月に専門研修を始める専攻医数が8500人を超え、昨年を少し上回る人数となる見込みである旨を報告した。サブスペシャルティ領域について日本専門医機構は、「基幹病… 2019/02/22 行政・制度
麻酔科医に影響及ぼす「脱」フリーランスの波 病院における麻酔科医の採用動向に、変化が起きている。特定の病院に属さない「フリーランス麻酔科医」の活用から脱却し、週3日以上勤務する麻酔科医の確保に動く病院が目立ち始めたのだ。この変化の背景には、常勤麻酔科医を重視する方針を示した2018年度診療報酬改定と、麻酔科専門医資格の更新… 2019/02/08 麻酔科
医療保険部会で厚労省が方針を発表 マイナンバーカードを使った資格確認の導入に向け改正法案提出 厚生労働省は1月17日、社会保障審議会医療保険部会を開催。マイナンバーカード(個人番号カード)を用いたオンライン資格確認の導入などを盛り込んだ「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案(仮称)」を今通常国会に提出する方針を示した。… 2019/01/18 行政・制度
妊婦加算、世論を受けて2019年1月から凍結へ 2020年度改定までに改めて枠組みを検討する方針 根本匠厚労相は12月19日、2018年度診療報酬改定で新設された妊婦加算の運用を2019年1月1日から一時的に凍結することを、中央社会保険医療協議総会に諮問した。総会は、妊婦加算についての誤解と不安がある状況では、妊婦加算導入の意図が十分に実現できないという判断から、「やむを得ないこと」… 2018/12/19 産婦人科
未来投資会議で疾病・介護予防を議論 通所介護における自立支援のインセンティブ強化へ 政府は10月22日、未来投資会議を開催し、全世代型社会保障へ向けた改革として疾病・介護予防について議論。国民健康保険の「保険者努力支援制度」(保険者が医療費適正化を進める取り組みに対する支援)や、健康保険組合の後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直しを図り、特定健診・保健指導や… 2018/10/24 医療経営
地方民間病院が総合診療科専攻医を確保できたわけ 社会医療法人石川記念会 HITO病院 後期研修医の採用の流れを大きく変える新専門医制度が今年4月にスタートした。新制度により、初期臨床研修を終えた若手医師は専門医資格の取得のため、専攻医として研修プログラムに登録し、そのプログラムに沿った形で複数の医療機関で専門医資格取得に必要な知識や技術を身に付けることになった… 2018/10/17 医療提供体制
外来患者の4割が「医師の紹介」で病院を選択 症状がある患者の6割が受診まで1週間以上様子見 厚生労働省は9月4日、医療機関を利用する患者が医療を受けたときの状況や満足度などをまとめた「平成29年受療行動調査の結果」を発表した。同調査により、入院患者の51.0%、外来患者の37.3%が「医師による紹介」で医療機関を選択していることが明らかになった。 調査の結果、病院を選んだ理由… 2018/09/06 医療経営
東京医科大の不正入試問題は氷山の一角? 医学部医学科の入学試験制度の問題で、東京医科大学が揺れている。文部科学省の前局長が逮捕された事件をきっかけに裏口入学・不正入試が行われていたこと、女子受験者の合格率が抑えられていた事実が明らかになった。 あくまで内部調査の過程ではあるが、「女性は結婚、出産、育児により長時間… 2018/08/10 医師のキャリア
2019年度の専攻医募集は「9月を目指す」 専門医機構の新理事長は医学会連合の寺本民生氏 日本専門医機構は7月20日に理事会を開き、新理事長に日本医学会連合の寺本民生氏、副理事長には日本医師会副会長の今村聡氏と長崎市立病院機構理事長の兼松隆之氏を選任した。日本医学会連合から理事長、日本医師会から副理事長の1人が選ばれたのは、前執行部と同様。 新理事長の寺本氏は理事会… 2018/07/20 行政・制度
総合的な診療能力持った病院勤務医の養成を 全日病が総合医育成事業をスタート 約60人の医師が長期のプログラムに参加 全日本病院協会は7月14日、同協会会員施設の医師を対象に、総合的な診療能力を身に付けるための研修「全日病総合医育成プログラム」を開始した。受講期間は2年(希望により1~5年)と長期のプログラムだが、全国から約60人の医師が集まった(関連記事:病院勤務医も「総合的な診療能力」の研修を… 2018/07/19 プライマリケア
宇宙に出張、先生も行ってみませんか? JAXA宇宙医学生物学研究グループ長・宇宙飛行士・医師の古川聡氏に聞く 昨年12月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在をしている金井宣茂氏をはじめ、医師としてのキャリアを宇宙航空研究開発機構(JAXA)で積む事例が少しずつ増えてきている。2011年にISSに約5カ月半滞在した古川聡氏に宇宙飛行の経験と宇宙飛行士を目指したきっかけを聞いた。… 2018/06/15 医師のキャリア
総合診療専門研修プログラムの審査基準が変更 5都府県はへき地などの研修を12カ月以上に 日本専門医機構は6月11日、新専門医制度における総合診療専門研修プログラムの一次審査の基準と総合診療専門研修プログラム整備基準を変更することを、日本専門医機構のウェブサイトで公表した。 研修期間に変更はないが、審査の新たな「条件」として地域医療への配慮から、へき地・過疎地域、離… 2018/06/14 行政・制度
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.8 耳鼻咽喉科、脳神経外科、形成外科の研修プログラム初年度は? 4月からスタートしている新専門医制度。今回は、脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科の動向を紹介する。 形成外科領域における2018年度の専攻医採用数は162人。一昨年までの3年間の平均は180人程度だったが、昨年は160人であったことを踏まえると、「制度導入により採用者数に大きな影響を受けた印… 2018/06/12 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.7 泌尿器科、皮膚科、救急科の研修プログラム初年度は? 2017年度からプログラム制で運営している泌尿器科領域において、2018年度の専攻医採用数は274人。2017年度の1年次後期研修医は252人、2016年度は200~220人で増加が続いている。「内科的な診療から外科的な処置まで、様々なアプローチを行う泌尿器科の魅力が医学生や初期研修医に認識されているの… 2018/06/08 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
日本専門医機構がサブスペシャルティ領域の認定基準を公表 消化器内視鏡がサブスペシャルティ領域に 日本専門医機構は5月18日に開催した理事会で、消化器内視鏡専門医をサブスペシャルティ領域として認定したと発表した。これは、日本専門医機構のサブスペシャルティ領域の在り方に関するワーキングでの議論を受けてのもの。内科を中心に、外科、救急科、臨床検査科などの基本領域学会からの要望を… 2018/05/24 行政・制度
医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会 厚労省検討会が医学部定員削減の方向性を了承 働き方改革の効果も勘案し2022年度以降の減員を検討 厚生労働省は5月21日、医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会に第3次中間取りまとめ(案)を提示し、大筋で了承を得た。2020年度と2021年度の医学部定員は、2019年度の医学部定員を超えない範囲に設定。2022年度以降については将来的に医師供給が過剰になることを鑑み、医師の働き方改… 2018/05/23 医師のキャリア
医学生座談会◎新専門医制度って何がしたいの? 専門医資格をとるメリットが分かりません 1年延期の末にようやく始まった新専門医制度。日本専門医機構や学会、厚生労働省が続ける議論を、医学生達はどのように見ているのだろうか。全日本医学生自治会連合の役員を務める医学生4人に語ってもらった(2018年3月16日収録)。――今年4月から新専門医制度が始まります。新しい制度をどのよ… 2018/05/22 医師のキャリア
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.5 【麻酔科】フリーランスなど多様な働き方を踏まえた研修を提供 麻酔科は他の領域に先取りする形で、2015年から新制度に沿った研修制度を開始していた領域だ。「2年先行して研修制度を切り替えていたことで、大きな混乱はなく、新制度への移行はスムーズに進んだ」。2018年度における麻酔科専門研修プログラムの採用者数は498人(3月15日時点)。「微増だが、例… 2018/05/22 麻酔科
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.4 【整形外科】新制度では口頭試験の免除を検討 4月にスタートを切った新専門医制度。各基本領域について、専門研修プログラムの初年度の体制をシリーズで紹介する。 2018年度の整形外科領域の研修プログラム数は156、採用者数は550人だった。この結果について、「昨年度に始めた暫定プログラムの採用者数は551人。大きな変化はなかったと捉え… 2018/05/16 医師のキャリア
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.3 【小児科】東京の1年次専攻医、25%は他県で研修 4月にスタートを切った新専門医制度。各基本領域について、専門研修プログラムの初年度の体制をシリーズで紹介する。小児科領域は編集部からの質問に対し、日本小児科学会から寄せられた返答を紹介する。――専攻医の都市部(特に東京)への集中を指摘する声がある。2018年度における小児科領域の… 2018/05/01 小児科
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.1 【内科】研修の質を評価するシステムを導入 内科専門研修プログラムの2018年度の採用数は2671人(3月15日時点)。新制度導入による影響を懸念する声は強く、採用結果の発表後には過去の認定内科医試験の受験者数と比べ、大幅に研修医数が減少したのではないかという指摘も寄せられていた。 だが、「全専攻医の約3割が内科領域を選んでおり… 2018/04/25 医師のキャリア
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-6》 話題の総合診療専門医、初年度184人ってどう? 新専門医制度の目玉とされていた総合診療領域の創設。複数の疾患を抱える高齢者の増加に対応する必要性から、長年の議論を経て準備が進められてきた。 2018/04/24 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-5》 新専門医制度で専攻医の地域偏在は助長された? 新専門医制度が医師の地域偏在を助長するのではないか──。数年来の指摘に対する答えとして、日本専門医機構は「初期研修プログラムからみた採用データ」という表を3月27日の厚労省「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」に提出した。… 2018/04/23 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-4》 複数の専門医になるダブルボードは現実的? 新制度では、基本領域の研修は原則としてプログラム制。研修プログラムへの所属は日本専門医機構のサイトに登録する必要があるため、複数のプログラムに同時に所属することはできない仕組みになっている。… 2018/04/22 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-3》 認定内科医はどうなる?内科専門医になれる? 新専門医制度の導入に伴い、日本内科学会が運営してきた「認定内科医」と「総合内科専門医」は、「内科専門医」に統一される。これら既存資格の保持者が内科専門医に移行可能となる時期は未定。だが、内科学会は、それぞれの資格に合わせた移行の手順を用意している。… 2018/04/21 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-2》 専門医の更新は?メスを置いた後でもOK? 従来の専門医は学術集会への参加実績だけで更新できるものも多かった。しかし新制度では、その領域における標準的な医療の提供を担保するため、経験症例数などの活動実績を更新要件とした。 2018/04/20 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-1》 サブスペシャリティー専門医はどう取るの? 「乱立」と揶揄されるほど多くの学会が独自に作ってきた疾患別、臓器別、診療技術別などの専門医資格。それらを分かりやすく整理することが新専門医制度の大きな目的の1つだ。 2018/04/19 行政・制度
特集◎走り出した新専門医制度《プロローグ》 新専門医制度、期待と不安の中で8400人が船出 地域医療への影響を危惧する声に押し切られて開始が1年延期となった新専門医制度。批判や反対意見がやむことはなかったが、ようやく2018年4月、専門研修プログラムのスタートにこぎ着けた。 2018/04/18 行政・制度
海外で脳卒中を起こした患者が帰国を希望したら 急増する外国人患者に対応するため、国立国際医療研究センター国際診療部は2016年から、外国人医療実践講座を実施している。その第8回目となる「緊急帰国支援 国際医療搬送に備えよう」が今年2月に開催された。 今回のテーマは「国際医療搬送」。海外渡航中の日本人が外傷や感染症、心血管イベ… 2018/03/27 海外
日経メディクイズ●小児 6歳女児。腹痛・嘔吐、顔色不良 入院2日前より口唇炎、体熱感があった。入院前日に腹痛と嘔吐が出現したため、近医小児科を受診。下痢はなかったが、ウイルス性胃腸炎の疑いで対症療法が行われた。翌日も嘔吐が続き、顔色不良と頻脈も認めたため、当科に紹介入院となった。… 2018/02/27 小児科 医師限定コンテンツ
結核予防のため訪日外国人の入国前検査強化へ 多剤耐性結核にベダキリンの使用認める 厚生労働省は2月26日、外国からの入国者への結核対策を強化する目的で、90日以上と長期に日本に滞在する訪日外国人に対し、ビザの申請時に「結核非罹患証明」か「結核感染性消失・治癒証明」の提出を求める方針を厚生科学審議会結核部会で提案。大筋で了承された。 これは、日本に滞在する外国人… 2018/02/26 感染症
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 【感染症】抗菌薬の適正使用への取り組みを新たに評価 「小児抗菌薬適正使用支援加算」80点が新設 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)が2月7日の総会で答申した2018年度診療報酬改定案では、薬剤耐性(AMR)対策として抗菌薬の適正使用や感染防止対策をより推進していきたい考えから、抗菌薬の適正使用の取り組みを評価する「抗菌薬適正使用支援加算」(100点[入院初日])と「小児… 2018/02/09 感染症
リポート◎有害成分“9割減”で愛用者急増中 「新型たばこならいい?」にどう答える フィリップ・モリス・ジャパンの「IQOS(アイコス)」が発売されたのを皮切りに、新型たばこは利用者を急速に増やしている。普及と共に医師を悩ませるのが、禁煙指導をした際に「加熱式・電子たばこなら吸ってもよいか?」と返された場合の返答だ。「新型たばこはより効果的な禁煙方法から喫煙者… 2018/02/01 呼吸器
初期研修マッチングで大学に「基礎医枠」設定へ 厚労省が提案、研修「中断」の現状も明らかに 厚生労働省は1月25日、研究医の養成を強化する目的で医師臨床研修と基礎研究を両立する「基礎医育成・研修コース」を設置し、そのマッチングを一般枠と別枠で行うことを医道審議会医師分科会医師臨床研修部会で提案。大筋で了承された。また、厚労省は同検討会で、初期臨床研修の現状として中断状… 2018/01/30 医師のキャリア
力価が承認規格を下回る可能性から 化血研が日本脳炎ワクチンの自主回収を決定 化学及血清療法研究所(化血研)は1月15日、日本脳炎ワクチンの「エンセバック皮下注用」(製造番号E071K)について、安定性モニタリングにおける力価試験の結果、有効期限内に力価が承認規格を下回る可能性が否定できないことから、自主回収すると発表した。当該製品の在庫がある場合には、納入… 2018/01/17 感染症
専攻医募集で総合診療が「惨敗」、その理由は? 4月の新専門医制度のスタートに向けた専攻医の1次募集が昨年11月15日に締め切られた。12月16日には日本専門医機構が、専攻医登録をした約7800人のうち総合診療領域のプログラムを選んだ専攻医は153人にすぎなかったと発表した。専門医制度における総合診療領域の新設は、今後増える複数疾患を抱え… 2018/01/15 プライマリケア
特集◎「2040年問題」で日本の医療はここまで変わる《2》 外来需要は2025年に減少に転じ入院需要は増加 2040年に向けて、医療ニーズはどのように変化していくのか。それを示す格好のデータがある。経済産業省の「将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会」(座長:慶應義塾大学教授の土居丈朗氏)がまとめた、外来・入院別の医療需要推計がそれだ。… 2018/01/12 プライマリケア
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2017 すったもんだした新専門医制度、来春開始へ 昨夏、開始時期の1年延期が決まった新専門医制度。2018年度のリスタートに向け、日本専門医機構などは粛々と準備を進めているが、この1年で何が進んだのか。 2017/12/26 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 3カ月男児。右頸部の腫瘤。 出生時には目立たなかったが、生後1カ月ごろに母親が右頬部の腫脹に気付いた。しばらく様子を見ていたが、徐々に増大したため当院を受診した。周産期歴は在胎39週2日、体重3048gで仮死なく出生。 2017/12/21 小児科 医師限定コンテンツ
医師偏在対策の第2次中間とりまとめ案を了承 医師少数区域での勤務経験を国が「認定」 都道府県による医師派遣調整機能の責任・権限を強化 厚生労働省の第5回医療従事者の需給に関する検討会と第17回医師需給分科会の合同部会は12月18日、具体的な医師偏在対策をまとめた「第2次中間とりまとめ(案)」を了承した。これを受け、厚労省は医師法・医療法改正案の来年通常国会への提出を目指す。… 2017/12/20 行政・制度
7科必修化、コミュニケーション能力などの評価が追加 初期臨床研修の内容・評価基準が大幅改定へ 厚生労働省の医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループは12月7日、2020年度以降の初期臨床研修について議論。研修期間は計2年間以上と変更しないものの、内科、救急、地域医療に加え、外科、小児科、産婦人科、精神科を必修科目とすること、経験しなければならない疾… 2017/12/11 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 9歳女児。頭痛、意識消失 1年前から頭痛、ふらつき、意識消失発作を繰り返していた。近医で頭部CT、脳波検査を施行されたが異常所見はなく、経過観察されていた。1カ月前から聴覚過敏、性格変化も認めるようになり、当院を受診した。幼少期から運動は苦手であり、特別支援学級に通っている。… 2017/11/28 小児科 医師限定コンテンツ
特集◎かかりつけ医の未来《動向編3》 診療報酬改定は在宅の負担軽減、遠隔診療が焦点 診療報酬によるバックアップも進むことになりそうだ。中医協で今、次期診療報酬改定の外来、在宅医療、かかりつけ医機能といった分野の検討課題として挙げられている主な項目をまとめたのが図5だ。 2017/11/20 医師のキャリア
新専門医制度、初年度専攻医の一次登録を締め切る 11県で総合診療科研修プログラムの応募ゼロ 応募者は内科2554人、総合診療科158人 日本専門医機構は2018年4月からの専門医研修プログラムにおける専攻医の一次登録を11月15日に締め切ったことを、11月17日の記者会見で報告した。一次登録における研修プログラムへの応募者は19の基本領域で合計7989人。領域別では、内科の研修プログラムへの応募者が2554人、総合診療科は158人で… 2017/11/17 医師のキャリア
特集◎かかりつけ医の未来《動向編2》 注目集める富山県のかかりつけ医連携支援 院外との関係に目を向けると診療所では、在宅患者の療養支援を目的とした病院との連携体制づくりの重要性が増している。厚労省は近年、診療報酬改定を通じて急性期病床の絞り込みを誘導。これにより、急性期後の状態の不安定な患者が在宅復帰する例が増えている。そのため在宅医療を担う診療所で… 2017/11/17 医師のキャリア
特集◎かかりつけ医の未来《動向編1》 かかりつけ医機能を高める「5つの条件」とは かかりつけ医としての機能を発揮するためには、自院の人員体制を手厚くしたり、地域連携を構築するための取り組みが欠かせない。医療提供体制の変化や一歩先を行く現場の実践からは、機能強化のための5つのポイントが見えてくる。… 2017/11/16 医師のキャリア
神奈川県立こども医療センターが事例報告 牛乳アレルギーの急速経口免疫療法で低酸素脳症 日本小児アレルギー学会が注意喚起 神奈川県立こども医療センターは11月14日、牛乳アレルギーに対する急速経口免疫療法により、重篤な有害事象を来したことを明らかにした。同センターによると、患児は退院後も自宅で維持療法を続けており、維持量の牛乳を飲んだ後に息苦しさを訴えて呼吸停止を来した。その後、緊急搬送の上で救命… 2017/11/15 小児科
全日本病院協会が総合医育成事業を開始 病院勤務医も「総合的な診療能力」の研修を 対象は10年目以上の医師、来年1月から受講者を募集 全日本病院協会は11月10日、「全日本病院協会総合医育成事業」として同協会会員施設の医師を対象に、総合的な診療能力を身に付けるための研修と認定医制度を始めることを公表した。受講対象は、臨床経験が約10年以上の全ての診療科の医師。受講料は最大で40~50万円程度と見込まれ、受講者が所属… 2017/11/15 医師のキャリア
特集◎かかりつけ医の未来《事例編1》 家庭医療専門医3人の診療所、困難例にも対応 多摩ファミリークリニック(川崎市多摩区) 「子どもから高齢者まで、日々の生活の中で起こる全ての健康問題に対応できるクリニックを目指している」。こう語るのは多摩ファミリークリニック院長の大橋博樹氏だ。生活全体を支える診療所にしたいという思いから、2人の医師に加え、薬剤師や看護師、診療所では珍しい医療ソーシャルワーカー(… 2017/11/13 医師のキャリア
特集◎かかりつけ医の未来《プロローグ》 活発化する「かかりつけ医」論議 来年4月の診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)では今、入院や外来、在宅医療などの点数評価の在り方に関し活発な議論が行われている。各分野の「横断的事項」の1つに掲げられたのが「かかりつけ医機能」だ。2月22日の総会では、「より多くの患者がかかりつけ医機能の下、安心… 2017/11/10 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 4歳、女児。突然の下肢痛、外斜視 周産期や発達に異常なく、斜視の既往もなかった。入院2日前の夏季の夜間に、近畿地方の農道をサンダルで歩行中に、突然右足の疼痛を訴え右足背が暗紫色に腫脹した。 2017/10/26 小児科 医師限定コンテンツ
厚労省、必要医師数踏まえた偏在状況の見える化を推進 都道府県に「医師確保計画」の策定を義務付けへ 厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会」の「医師需給分科会」は10月11日、医師の偏在是正策における都道府県の役割について議論した。厚労省は同会議で、医療法を改正して都道府県の医療計画の一環に、医師確保の目標や今後の方針などを規定する「医師確保計画」を位置づけること、同省… 2017/10/12 医師の職場環境
日経メディクイズ●小児 10歳男児。咽頭違和感、全身掻痒感、呼吸困難 市販の冷凍フルーツミックスを食べた後、咽頭違和感、全身掻痒感、呼吸困難などのアナフィラキシー症状を呈し、当院へ救急搬送された。来院時に低酸素血症や血圧低下は認めなかった。 2017/09/21 小児科 医師限定コンテンツ
募集は各学会ウェブサイトから 新専門医制度、初年度一次募集は10月1日から 1人が複数応募できない仕組みを検討 日本専門医機構は9月1日に記者会見を開催し、今年10月1日から各基本領域学会のウェブサイト(総合診療領域は日本専門医機構のウェブサイト)で専攻医の募集を開始し、その後採用が決まらなかった専攻医については、2018年2月15日から二次募集を実施する計画であることを明らかにした。… 2017/09/04 医師のキャリア
変わる医学部教育【CASE2】筑波大学 徹底した症例検討で課題発見・解決能力を磨く 総合臨床教育センター部長の前野哲博氏に聞く 2010年以降、国際基準に合わせ、臨床実習期間を延長する動きが顕在化する中で、2004年から計78週もの臨床実習を導入していたのが筑波大学だ。学生自ら課題を見つけ、学びを深める「自学自習」を促してきた。同大学のカリキュラムの内容と狙いについて、総合臨床教育センター部長の前野哲博氏に聞… 2017/08/29 医師のキャリア
動向解説◎どう変わる医師国家試験 問題数減の医師国試、臨床実地問題重視で難化へ 金沢医科大学教育学習支援センター長の東田俊彦氏に聞く 来年2月に行われる第112回医師国家試験は、出題数が現行の500問から400問に減り、試験期間が3日間から2日間になる。それに伴い、来年度以降の医師国家試験では、臨床の思考過程に力点を置いた「臨床実地問題」が重視されるのではないかとみられている。医師国家試験や医学部教育は今後、どのよう… 2017/08/29 医師のキャリア
変わる医学部教育【CASE1】東京慈恵会医科大学 超難問OSCEで長期実習のやる気を鼓舞 医学科長・教学委員長の宇都宮一典氏に聞く 米国ECFMGが2010年に、「2023年以降は、国際的に認められた外部評価を受けた医学部の卒業生のみを認証する」方針を示したことを受け、日本でもJACME(日本医学教育評価機構)による国際基準に則した外部評価が開始された。それに伴い、大胆なカリキュラムを導入する大学が現れつつある。東京慈恵… 2017/08/29 医師のキャリア
動向解説◎モデル・コア・カリキュラム改訂への対応 知識詰め込み型の教育はもう通用しない 全国医学部長病院長会議「医学生の学力に関する検討WG」座長の福島統氏に聞く 今年3月、医学部の医学教育の基礎となる医学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂された。医学部の国際的認証評価に向けた対応も迫られており、各医学部は国内外の動向に合わせ、自ら学ぶ力を付けさせることなどに力点を置く形でカリキュラムの改訂を進めている。全国医学部長病院長会議の医学生… 2017/08/29 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 15歳男児。全身蕁麻疹、呼吸困難 サッカー部に所属している15歳男児。サンドイッチ摂取後に部活動を行ったところ、全身蕁麻疹・持続する咳嗽・喘鳴・呼吸困難を認め、学校から救急要請した。 2017/08/24 小児科 医師限定コンテンツ
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 糖尿病診療のカギはインスリン処方のタイミング 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【9】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。最終回の今回は、プライマリ・ケアにおける糖尿病診療のカギとして、持効型インスリン製剤1回注射(BOT)の活用法をお示しいただきます。… 2017/08/24 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 専門医から見て絶対NGな糖尿病診療とは 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【8】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。今回は、専門医から見て問題のあるプライマリ・ケア医の糖尿病診療の実態について話し合っていただきました(2017年6月24日、都内にて収録)。… 2017/08/23 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 「金がないから検査はしたくない」への応え方 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【7】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。前回に引き続き今回も、患者負担額を考慮した治療方針の組み立て方について議論いただきます。治療方針を考えるために最低限行うべき検査とは…… 2017/08/22 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 「できるだけ安い薬を出して」と言われたら 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【6】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。今回は、意外と高い患者負担額を取り上げます。もし、患者に「できるだけ安い薬に変えてほしい」と言われたら、岩岡氏や藤沼氏はどのように薬剤… 2017/08/21 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 オペ時の血糖はやはり7%まで下げるべき? 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【4】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。今回は、糖尿病患者の手術時の血糖管理をテーマに議論していただきます(2017年6月24日、都内にて収録)。… 2017/08/17 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 気づけば増えた血糖降下薬、どう減らす? 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【3】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。今回は、長期経過で気づくと増えてしまいがちな血糖降下薬の減らし方を解説いただきます。(2017年6月24日、都内にて収録)。… 2017/08/16 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 非専門領域の新薬、いつから使う? 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く【2】 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が糖尿病診療で抱く疑問や悩みを糖尿病専門医の岩岡秀明氏に尋ねる対談「糖尿病よろず相談所」。今回は、合併症のスクリーニングの勘所と新薬の扱いについて議論いただきました(2017年6月24日、都内にて収録)。… 2017/08/15 代謝・内分泌
シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 糖尿病の合併症、発症は予測できる? 医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏が聞く(1) 糖尿病患者のフォローアップ期間は長い。長期で患者を診るプライマリ・ケア医には、患者を長く診ているからこその悩みがある――。そんな糖尿病診療で浮かぶ悩みを、医療福祉生協連家庭医療学開発センター長の藤沼康樹氏に吐露していただきました(2017年6月24日、都内にて収録)。… 2017/08/14 代謝・内分泌
トレンド◎「糖質制限」で知っておくべき3つのポイント 話題の糖質制限、糖尿病患者に使う?使わない? ダイエットを目的とした糖質制限食の一般化に伴い、糖尿病患者の中にも糖質制限食を始めたり、医師に相談なく糖質の摂取を控えたりする患者が表れはじめている。糖尿病患者における糖質制限はどうあるべきか、そのポイントを紹介する。… 2017/08/09 代謝・内分泌
大臣談話を受けて開始を正式表明 新専門医制度、10月初旬から専攻医の受付開始 大臣談話で指摘の懸念には「真摯に対応したい」 来年4月に開始予定の新専門医制度について、塩崎恭久元厚生労働大臣による厚生労働大臣談話が示されたことを受け、日本専門医機構は8月4日、「新たな専門医制度の開始に向けた声明」を発表。改めて「2018年から新専門医制度を開始する」と表明し、その実現に向けて「今年の10月初旬から専攻医の募… 2017/08/05 医師のキャリア
第三次安倍改造内閣で厚労大臣に加藤氏が就任 新厚労相に日医会長「期待したい」とエール 第三次安倍改造内閣の発足に伴って8月3日、新たな厚生労働大臣に加藤勝信氏が就任した。これを受け、日本医師会長の横倉義武氏は同日に記者会見を開催し、「持続可能な社会保障制度を創るために時代に即した改革を進めながら国民皆保険を堅持し、国民にとって必要な医療が過不足なく受けられる社… 2017/08/04 事件・話題
塩崎厚労相、退任直前に談話を発出 専攻医数の配置状況、厚労省への報告求める 「国の関与は謙抑的であるべき」と日医は反論 塩崎恭久厚生労働大臣は8月2日、来年度から新専門医制度が開始されることを前提に、日本専門医機構と各関係学会に対し、学会ごとの応募状況と専攻医の配置状況を厚生労働省に報告するよう求める談話を同機構理事長の吉村博邦氏に手渡した。… 2017/08/03 医師のキャリア
ニューモバックスの「重大な副反応」改訂受け 高齢者の肺炎球菌ワクチン、副反応報告が変更へ 肺炎球菌ワクチン「ニューモバックス」の添付文書に、重大な副反応として注射部位壊死、注射部位潰瘍が追記されたことを受け、厚生労働省は7月28日、これらの症状を副反応の報告基準に類型化して定める方針を第28回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と第4回薬事・食品衛生審… 2017/07/28 感染症
医師を中心にネットで集まり、厚生労働大臣に提出 新専門医制度の来年導入に反対、1560人の署名を提出 「女性医師に出産とキャリアの選択を迫る制度」 有志の医師の集まり「専門医制度の『質』を守る会」は7月21日、2018年度に予定されている新専門医制度の再スタートの延期を求める署名を厚生労働大臣宛に提出した。 2017/07/22 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 7カ月女児。喘鳴、活気不良、顔色不良 3日前から発熱、咳嗽を認め、活気不良、顔色不良となった。急性気管支肺炎と診断され、治療を受けていたが症状が改善せず、喘鳴が著明となり当院を紹介され入院した。 2017/07/21 小児科 医師限定コンテンツ
小児科学会が安定供給までの対応指針を公表 日本脳炎ワクチン不足で接種見送りの検討を 日本脳炎ワクチンの供給不足が続いていることを受け、日本小児科学会の予防接種・感染症対策委員会は7月6日、「医療施設における対応」を公表した。日本脳炎ワクチンの未接種者と1回接種者は合計2回の接種を行い、2回あるいは3回接種している子どもでは、ワクチンが安定供給されるまで、接種を見… 2017/07/19 感染症
新専門医制度が「屋根瓦を崩壊させる」 愛知県病院協会が専攻医数の制限撤廃を要望 愛知県の地域医療への甚大な悪影響を危惧 2018年度から開始予定の新専門医制度では、専攻医の都市部集中を防ぐ目的で東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の5都府県で、専攻医の採用人数を過去5年間の採用実績の平均を超えないよう制限することが定められている。この専攻医採用数の制限を愛知県について撤廃するよう求める緊急要望を、愛知県… 2017/07/19 医師のキャリア
特集◎認知症は減らせる《社会参加で発症予防》 自力で家事&人との対話で認知機能の低下を防げ 「認知機能は下がる一方とは限らない。認知症予防を目的にした取り組みへの参加や生活習慣を改善することで、MCIと一度判定された患者でも、認知機能を維持・改善できる可能性はある」。こう話すのは国立長寿医療研究センター予防老年学研究部長の島田裕之氏だ。… 2017/07/18 老年医学・介護
特集◎認知症は減らせる《食事の工夫で進行抑制》 多品目の食品摂取で認知機能低下を抑えられる? 国内外のコホート研究から、認知機能低下に防御的に関連するとされている食品は多い。最近では、石川県七尾市中島町で金沢大学神経内科学教授の山田正仁氏らが取り組む「なかじまプロジェクト」により、緑茶を飲む頻度と認知機能低下との関連が明らかにされた。追跡期間約5年で、緑茶を全く飲まな… 2017/07/17 老年医学・介護
特集◎認知症は減らせる《運動で進行抑制》 注目のコグニサイズで脳の萎縮まで抑制できる! 生活習慣病の予防・早期治療に加え、認知機能の低下予防で重要視されているのが運動だ。特に有酸素運動の実施とアルツハイマー病の発症予防との関係は、複数の研究で示されている。 2017/07/14 老年医学・介護
特集◎認知症は減らせる《血圧管理で予防》 血圧変動が脳血管性認知症のリスクを高める 糖尿病と同様に、多くの研究により認知症の危険因子になることが示されているのが高血圧だ。特に中年期からの高血圧は、久山町研究でも脳血管性認知症の強い危険因子であることが示されている。 2017/07/13 精神・神経
特集◎認知症は減らせる《インタビュー》 糖尿病性認知症の特徴と発症メカニズム 東京医科大学高齢診療科主任教授の羽生春夫氏に聞く 糖尿病性認知症とは、どのような病態を指すのか。東京医科大学高齢診療科主任教授の羽生春夫氏に聞いた。 2017/07/12 精神・神経
特集◎認知症は減らせる《血糖管理で予防》 糖尿病でアルツハイマー病の発症リスクは2倍に 認知症の発症に大きく影響する危険因子として、この数年で注目され始めたのが糖尿病だ。 糖尿病が脳血管性認知症やアルツハイマー病の危険因子であることは、様々な研究で確かめられている。14の臨床研究のメタ解析で発症リスクが高まることが示されている(D Kopf, et al. J Alzheimers Dis. 20… 2017/07/12 精神・神経
特集◎認知症は減らせる《プロローグ》 日本でも「認知症が減る日」は本当に来るのか 「2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になる」──。超高齢社会を迎えた日本では、このような推計が示されている。一方、欧米では認知症患者が減少傾向にあり、運動や心血管リスク管理など認知機能を保護する因子に関する報告が相次いでいる。生活習慣病などの危険因子を避け、保護因子を強… 2017/07/11 生活習慣
患者が来院したらハチ刺傷経験の確認を ヒアリの毒でアナフィラキシーのリスクあり オオハリアリによる刺傷の除外も念頭に 毒針を持つアリ「ヒアリ」が今年5月に兵庫県尼崎市、同6月に神戸市で発見されたことを受け、厚生労働省健康局はこのほど、事務連絡「ヒアリに刺された場合の留意事項について」を発出し、医療関係者に対して注意を促している。… 2017/07/07 アレルギー・免疫
アルツハイマー治療薬開発が進まない理由 理化学研究所神経蛋白制御研究チームシニア・チームリーダーの西道隆臣氏に聞く アルツハイマー型認知症は根治的治療の開発が待たれる疾患の一つ。世界各国で創薬研究が進んでいるが、第一相試験でストップしたり、予期せぬ副作用が生じて開発が中止される事例が後を絶たない。アルツハイマー型認知症治療薬の創薬が進まない理由について、理化学研究所神経蛋白制御研究チーム… 2017/06/23 精神・神経
リポート◎海外で減る認知症、日本では? 「これから認知症は減っていく」は本当か 近年、欧米で認知症の有病率・発症率が減少傾向にあるという研究結果が相次ぎ報告されている。これらの研究では、健康管理への動機付けや生活習慣病への早期介入によって認知症が減った可能性が示唆されている。では、海外のデータを専門家はどう読み解くのか、また将来、日本で認知症の患者数が… 2017/05/30 老年医学・介護
日経メディクイズ●小児 日齢2男児。発熱、発疹 児は、在胎39週5日、体重2870g、アプガースコア8点(1分後)/9点(5分後)、経腟分娩で出生した。生後8時間から経口哺乳が開始でき、出生後の経過は順調だった。日齢2に38.5℃の発熱を認め、その後体幹を中心に突発性発疹様の径2~3mm程度の丘疹状紅斑が出現(写真1)。感染症の鑑別目的で新生児… 2017/05/17 小児科 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 へき地研修の有無が総合診療の定員調整の指標に 高い学術レベルを有する総合診療専門医の養成が目標 2018年度のリスタートに向けて日本専門医機構や学会が準備を進める新専門医制度。5月12日に日本専門医機構が総合診療専門医の研修プログラム整備基準の大枠を固めたことを発表したが、研修内容の決定に至るまでの議論の経緯や昨年の整備基準からの変更点が、5月12~14日に香川県高松市で開催され… 2017/05/17 医師のキャリア
シリーズ◎どうなる新専門医制度 外科学会は5月から専門医研修プログラムを募集 2018年4月に予定される新専門医制度のスタートに向け、日本外科学会は5月から外科専門医研修プログラムの募集を始め、8月には専攻医を募集する予定だ。現段階の想定スケジュールを同学会専門医制度委員会委員長の北川雄光氏(慶應義塾大学外科教授)が明らかにした。… 2017/05/08 外科
シリーズ◎どうなる新専門医制度 総合診療の研修プログラム、いまだ定まらず リスタートのカギは再び厚労省の検討会に 開始時期の1年延期が決まった新専門医制度。2018年度のリスタートに向け、日本専門医機構と基本領域の各学会は着々と準備を進めているが、地域医療への影響を懸念する声は根強く残っている。さらには、19領域目となる総合診療専門医の議論はまだなお流動的だ。「ドタバタの延期から1年、新制度は… 2017/04/25 医師のキャリア
シリーズ◎どうなる新専門医制度 ドタバタの延期から1年、新制度はどうなった? 研修の質と地域への影響のバランスを取りつつ弾力化 「地域医療を崩壊させることのないよう、一度立ち止まって集中的な精査を早急に行うべき」。2016年6月7日の異例の厚生労働大臣談話で、開始時期の1年延期が決まった新専門医制度。2018年度のリスタートに向け、日本専門医機構と基本領域の各学会は着々と準備を進めているが、地域医療への影響を懸… 2017/04/25 医師のキャリア
シリーズ◎どうなる新専門医制度 先行導入の小児科学会、今年度の専攻医は増加 募集総数は1135人に対し、採用数は528人 1年延期となって2018年4月にスタート予定の新専門医制度だが、基本領域の幾つかの学会は新制度向けに整備した研修プログラムを今年4月から前倒しで走らせている。日本小児科学会もその1つで、4月13~15日に開催した第120回日本小児科学会学術集会で2017年度の専攻医採用結果を発表し、小児科専門… 2017/04/24 小児科
訪日外国人が突いた医療保険制度の隙 訪日外国人に我が国の質の高い医療を提供し、外貨を獲得する目的で政府は医療ツーリズム体制の整備を急速に進めている。広報の成果か、日本の医療を受けようと様々な国から多くの外国人が日本の医療機関を訪れるようになっているが、その一方で、外国人診療に携わる医療者からは日本の公的医療保… 2017/04/21 行政・制度
シリーズ◎どうなる新専門医制度 臓器横断的な診療スキルの必要性に95%の内科医が同意 内科専門医取得後の研修をどうするか? 多くの内科医が臓器横断的な診療スキルを必要と感じ、その診療姿勢を実践あるいは努めており、既存の「総合内科専門医」を残したほうがよいとも考えていることが明らかになった。日本内科学会会員に対するウェブアンケートの結果を同学会専門医部会幹事の松村正巳氏(自治医科大学地域医療学セン… 2017/04/20 医師のキャリア
シリーズ◎在宅医療における感染対策(4) 終末期にどこまで抗菌薬を使用すべきか 沖縄県立中部病院 感染症内科の高山義浩氏に聞く 終末期の高齢者を診療する医師にとって、悩ましいことの1つが、どこまで抗菌薬を使用すべきか、あるいはどの時点で差し控えるかという判断だ。『家の中に便が転がっていて何が悪いのか』に引き続き、感染症医で在宅医療の経験も豊富な沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩氏にその判断基準を聞い… 2017/04/20 感染症
日経メディクイズ●小児 1歳6カ月男児。中耳炎治療中の低血糖発作 3月初旬から感冒症状を繰り返し、かかりつけの小児科医院で抗菌薬を投与されていた。3月30日17時ごろにパンを少量摂取した後に入眠し、朝まで経口摂取しなかった。31日早朝5時30分ごろに起床したが目がうつろで朦朧としていたため、夜間休日診療所を受診した。血液検査で血糖40mg/dLと低血糖を認… 2017/04/19 小児科 医師限定コンテンツ
共用試験CBTとの重複を省く目的 18年度の医師国家試験、100問減らし2日間に 厚生労働省は4月13日、医道審議会医師分科会の審議結果として、2018年の第112回医師国家試験は、出題数を現行の500問から400問に縮小し、試験日数も3日間から2日間へと変更することをウェブサイトで報告した。着手可能な部分から順次対応していくという。… 2017/04/13 医師のキャリア
学会トピック◎第91回日本感染症学会・第65回日本化学療法学会 ムンプスワクチンの定期接種化に向け検討を おたふくかぜ(ムンプス)の流行は繰り返されており、6年間に513例の小児ムンプス患者が来院し、その約2割が入院を要し、入院例の半数以上が髄膜炎を生じていたことを、江南厚生病院こども医療センター小児科部長の後藤研誠氏が4月8日まで都内で開催された第91回日本感染症学会総会・学術講演会・… 2017/04/13 感染症
特集「失敗しない新生活」【Vol.6】人気研修病院の看護師に聞きました どんな新人が来るか、4月は身構えます ある意味、新人を迎える側は新人以上に身構えている。初期研修医は、ベテラン医師・看護師がヒヤリとするような間違いや失敗をするリスクが高いからだ。人気研修病院で十数年、多くの研修医の挙動に目を光らせてきたAさんに受け入れる看護師の本音を聞いた。… 2017/04/12 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
シリーズ◎在宅医療における感染対策(3) 在宅で手を洗わせてもらえない。どうする? 亀田総合病院地域感染症疫学・予防センターの古谷直子氏に聞く 患者の自宅を訪問し、限られた時間で診察・処置をする在宅医療の現場では、つい感染対策のガードは緩みがちになる。一方で在宅医療に携わる医療者は、患者家族の考え方や理解、協力をどこまで得られるかを考慮しながらの対応が求められる。在宅医療における感染対策の実情と問題点について、亀田… 2017/04/12 感染症
特集「失敗しない新生活」【Vol.5】看護師への接し方編 何よりも「看護師に嫌われない」 「看護職を敵に回せば医師はおしまい」──。多くの先輩たちがこう語るほど、医師の仕事には看護師との良好な関係が欠かせない。看護師の指摘でミスが防げたり、看護師のサポートによって検査や処置がスムーズに進むことも多いからだ。そもそも、看護師同士の連携は強く、医師に比べて人数も多い… 2017/04/11 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
特集「失敗しない新生活」【Vol.4】先輩たちの冷や汗体験 本当にあった新職場の話 多くの医師が新たな環境で勤務を始める春。勤務経験の少ない若手医師に限らず、新しい職場のローカルルールや人間関係の把握などに戸惑ったり、ルールを知らないことで失敗やトラブルを起こしてしまうこともある。… 2017/04/07 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
特集「失敗しない新生活」【Vol.3】新職場へのなじみ方 指導医のキャラクターをまず知ろう 若手医師が頻繁に職場が変わるのはよくあること。慣れない職場で、どのようにやる気を保ち、研修を充実させているのか。先輩医師に聞いてみた。 2017/04/06 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
特集「失敗しない新生活」【Vol.2】新職場への入職・異動編 半年は「郷に従うべし」 初期研修を修了しての3年目。医学生から初期研修医ほどの環境変化ではないものの、新しい職場で一人前の医師として扱われるようになれば、やはりストレスはたまるもの。大病院から中小規模の医療機関への異動、あるいはその逆でも、仕事の変化に戸惑うことは少なくないだろう。… 2017/04/05 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
開設記念式典に安倍晋三氏がビデオレターで祝辞 国際医療福祉大学医学部に140人が入学 2017年4月2日、国際医療福祉大学は医学部の入学式と開設記念式典を開催し、140人の第一期生を迎えた。式典では安倍晋三首相がビデオメッセージを寄せたほか、日本医師会会長の横倉義武氏、日本医学会会長の高久史麿氏らが出席し、祝辞を述べた。 大学医学部の新設は東北医科薬科大学に続いて2年… 2017/04/04 医師のキャリア
特集「失敗しない新生活」【Vol.1】医師生活スタート編 楽勝!と思った人ほど油断禁物 初期研修医として医師人生の第一歩を踏み出す、初期研修を無事終えて後期研修医として入職、医局人事で地方病院に異動─―と、多くの医師が新たな環境で勤務を始める春。知識・技術の習得はもちろん、新職場のローカルルールや人間関係の把握など、気を使うことが何かと多く、ストレスもたまるも… 2017/04/04 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
シリーズ◎在宅医療における感染対策(2) 退院時に薬剤感受性情報、伝えていますか? 沖縄県立中部病院 感染症内科の高山義浩氏に聞く Clostridium difficile腸炎やESBL産生菌が検出された患者が自宅や施設に戻る際、その感染対策はどうあるべきか。基幹病院の医師は、在宅医療に携わる医師にどのような情報提供をすべきか。感染症医で在宅医療の経験も豊富な沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩氏に聞いた。… 2017/03/31 感染症
シリーズ◎在宅医療における感染対策(1) 家の中に便が転がっていて何が悪いのか 沖縄県立中部病院 感染症内科の高山義浩氏に聞く 在宅医療は近年、政策的な誘導もあって急速に日本全国に広がってきたが、医療提供側の体制整備が追いついていないのが実情だ。中でも、在宅医療に携わる医療者を日常的に悩ませるのが、患者宅や高齢者施設における感染対策だ。沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩氏に、在宅医療も実践する感染… 2017/03/30 感染症
日経メディクイズ●小児 13歳女児。繰り返す嘔吐 1年前から週2回程度の嘔吐があった。吐物は、非胆汁性、非血性の食物残渣で、時に夜間睡眠中に嘔吐することがあった。一度吐くと楽になり、食欲の低下はない。嚥下障害や食物つかえ感はない。嘔吐が出現する少し前から腹痛があり、…… 2017/03/28 小児科 医師限定コンテンツ
臨床研修病院はマッチング時に「地域枠医師」かどうかの確認を 地域枠義務放棄の医師採用は研修補助金を減額 都道府県や大学により卒後一定期間、所定の医療機関で勤務することなどを条件に設けられた入試枠(地域枠)を活用して医学部に入学した医師を、指定されている場所以外の臨床研修病院が採用した場合、その病院への臨床研修費補助金を減額することなどを記した「医師臨床研修制度における地域枠医… 2017/03/27 医療提供体制
大都市の5都府県は定員に上限 新専門医制度、8月の専攻医募集開始に向け運用細則まとまる 総合診療専門医の外科研修は引き続き検討 日本専門医機構は3月17日、新専門医制度の骨子となる「専門医制度新整備指針」の「運用細則」を理事会に提案し、大筋で了承したことを報告。3月21日に同機構のウェブサイトで公開し、広く意見を募集している。3月23日に日本専門医機構の社員総会に諮り、正式決定する見込み。… 2017/03/22 医師のキャリア
新専門医制度の研修プログラム案に若手医師・医学生112人が異議 総合診療専門医に外科研修は必要か? 2018年度から開始予定の新専門医制度における総合診療専門医の研修プログラムについて、日本専門医機構で行われている議論の内容に異議を唱える意見書が3月6日、南砺市民病院(富山県南砺市)初期研修医で総合診療医を志す高瀬義祥氏ら若手医師・医学生112人によって同機構へ提出された。… 2017/03/06 医師のキャリア
最期の過ごし方について話し合う「もしバナゲーム」 余命半年、あなたにとって大切なことは? 亀田総合病院の蔵本浩一氏と原澤慶太郎氏に聞く もしも余命が半年と言われたら――。そんな「縁起でもない話」をあえてするためのゲームが作られている。病を発症し最期を意識してからではなく、その前から「死」「最期」を考え、気軽に誰かと話し合える機会を作ることが狙いだ。この「もしバナゲーム」を広めようとしている亀田総合病院の蔵本… 2017/03/06 ターミナルケア
日経メディクイズ●小児 4歳9カ月男児。発熱、関節痛 2カ月前から微熱と腰背部痛を認めていた。経過を観察していたが、38℃以上の発熱が持続し、両膝痛も生じたため近医を受診した。消炎鎮痛薬で症状は一旦軽快したが、… 2017/02/27 小児科 医師限定コンテンツ
リポート◎外国人患者とのトラブルはこう防ぐ(2) 検査の後に「支払えない」と言われないためには 医療機関には外国人患者とのトラブルを避けるには、(1)本人確認の徹底、(2)受付から会計をするまでの診療の流れや診療・治療に掛かる概算費用の提示。そして、これらを的確に行うための(3)通訳の確保だ。今回は前回に引き続き、(2)以降を説明する。… 2017/02/09 海外
医療・介護関係者が遵守すべき留意点を記載 改正個人情報保護法に向けガイダンス案を公表 本人同意の取り方・同意取得の除外基準も明記 今年5月30日に「個人情報の保護に関する法律」(以下、個人情報保護法)の改正法が全面施行されることを受け、個人情報保護委員会と厚生労働省は1月31日に「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス(案)」を公表。個人情報を適正に取扱うために遵守すべき具体的… 2017/02/08 行政・制度
リポート◎外国人患者とのトラブルはこう防ぐ(1) 日本の常識は通用しないと肝に銘じよ 訪日中の外国人が診察を受けた後に診療費を支払わずに帰国してしまったり、他人の保険証を使って受診するといった、外国人患者をめぐるトラブルが全国でしばしば報告されるようになってきた。こうしたトラブルを未然に防ぐために、各地で発生しているトラブルの実例と、各医療機関での対策をリポ… 2017/02/08 医療提供体制
診断名が「要配慮個人情報」ってどういうこと? 知っておくべき改正個人情報保護法の勘所 慶應義塾大学総合政策学部教授の新保史生氏に聞く 2015年9月に「個人情報の保護に関する法律」(以下、個人情報保護法)の改正法が成立し、今年5月30日に全面施行される。この改正により、医師には病歴を「要配慮個人情報」として扱うことが求められることになった。この改正が現場の医師にどのような影響を及ぼすのか。「医療等分野における番号… 2017/02/01 医療安全
日経メディクイズ●小児 13歳女児。著しい痩せ、意識障害 周産期に異常はなく、発達も正常だった。小学校時代は勉強が好きで、ピアノなどの稽古事に熱心に参加していた。… 2017/01/25 小児科 医師限定コンテンツ
番外編 長寿の秘訣は「ソーシャルキャピタル」にあり! 高齢化を突き進む日本において、地域を支える総合診療医には治療だけではなく、健康寿命を延ばしていくことが求められる。とはいえ、ただ食事や運動について注意や指導をするだけでは患者の食生活や運動レベルは変わらない。地域をつなげ、健康づくりをするにはどうすればいいのだろう……。 そ… 2017/01/24 公衆衛生・予防医学
昨年開学した東北医科薬科大学を大幅に上回る人気 国際医療福祉大学医学部の志願者倍率は27.7倍 国際医療福祉大学は1月20日、新設する医学部の入試出願を締め切った。一般入試においては、募集定員100人に対して志願者数は2769人。志願者倍率は27.7倍となった。 また、センター利用入試は、募集定員20人に対して624人が出願しており、志願者倍率は31.2倍となった(1月20日午後7時時点)。… 2017/01/21 医師のキャリア
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ5》 人工知能は便利な参考書と捉えるべき 澤智博氏(帝京大学医療情報システム研究センター教授)に聞く AIは今後、人が欲しいと思った情報をすぐに使える形で示してくれる、便利な参考書になる。日常診療の中で、常に医師に寄り添うシステムとして、医師に新たな気づきを与えてくれる存在になると私は捉えている。… 2017/01/20 医療情報
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ4》 技術の進歩に合わせAIを使いこなす努力を 木村昭夫氏(国立国際医療研究センター病院救命救急センター長)に聞く 私がこれまで目にしてきた適切な鑑別診断ができなかった事例を振り返ると、その多くは患者情報の不足や、複数の患者の処置を同時並行で行っていたが故に判断の遅れや間違いを招いたケースであった。これらの問題は、救急診療の現場にAIが導入されることで解決されるのではないかと期待している。… 2017/01/19 先端医学
シリーズ◎どうなる新専門医制度 新専門医制度、6都府県は専攻医募集に上限 過去数年の専攻医の採用実績を基に検討 日本専門医機構は1月13日に理事会を開催し、新専門医制度で専門医資格の取得を目指す専攻医を募集する際に、東京や大阪などの6都府県の募集定員に上限を設ける方針を決めた。これは、指導医や症例数が多い基幹施設や都市部の医療機関に専攻医が集中し、医師の地域偏在が進むことを懸念する声を受… 2017/01/18 医師のキャリア
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ3》 AIはあくまで医師の診断を助ける良きツール 山中克郎氏(諏訪中央病院院長補佐/総合内科)に聞く 技術革新のスピードは速い。あと5年か10年もたてば、受付には予診を取るためのロボットが置かれ、外来診療は大きく変わるだろう。 2017/01/18 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ2》 学習内容とその方法でAIの精度は大きく変わる 東條有伸氏(東京大学医科学研究所先端医療研究センター長)に聞く AIに関する様々な報道がされ、関心や期待が高まっている。だが、米IBMが開発しているAIのWatsonを使って研究をしている立場からすると、診療現場での実用化にはまだ課題が多いと感じている。 2017/01/17 癌
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ1》 診療現場でのAI活用、医師はどう思ってる? ウェブアンケートの結果から 前ページまでに紹介した事例以外にも、様々な医療の場面でAIを活用していこうとする研究や取り組みが広がっている。その多くが、医師の診断や判断を補助するツールとしてAIを活用するものだ。 2017/01/16 先端医学
医師の3割強が在宅・訪問医療に意欲 開設当初は人員・連携先の確保に苦慮 総務省による人口動態及び世帯数調査によると、人口1億2643万のうち、65歳以上は3158万人。待ったなしに進む高齢者の増加に加え、自宅で療養したいと考えるニーズの拡大により、在宅医療の提供体制の構築が求められている。… 2017/01/12 老年医学・介護
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その1》 ゲノムを解析、AIの助言で癌の治療方針を変更 AIの助言を受け、入院していた癌患者の診断と治療方針を変更した結果、通院で治療を受けられるまでに回復した──。2016年の夏、東京大学医科学研究所で得られたこんな成果が大きな話題となった。 2017/01/11 癌
特集◎人工知能は敵か味方か《プロローグ》 202X年、医療現場に人工知能がやって来た コンピューター技術の急速な進歩により、医師の業務を人工知能(artificial intelligence:AI)に支援させようという研究が世界中で進んでいる。自ら学習し、成長し続ける能力を持ったAIは、多忙を極める医師を助ける存在として歓迎されるだろう。しかし、やがて医師がAIに取って代わられる日が来な… 2017/01/10 医療情報
シリーズ◎医療分野でも開発進む人工知能(AI) 「人工知能の判断で病気が治った」は言い過ぎ 東京大学医科学研究所先端医療研究センター長の東條有伸氏に聞く 人工知能(AI)の「Watson」の助言を受けて急性骨髄性白血病の患者の診断と治療方針を変更した結果、大きな治療効果が得られた――。東京大学医科学研究所から報告された事例が今夏、大きな話題となった。Watsonの解釈を参考に、この事例の治療方針を決めた東京大学医科学研究所附属病院・血液腫… 2016/12/27 癌
シリーズ◎どうなる新専門医制度 日本専門医機構「新整備指針」を社員総会で承認 地域医療への配慮から施設基準を緩和 日本専門医機構は12月16日に社員総会を開催し、新専門医制度の基本指針となる「専門医制度新整備指針」が大筋で了承されたことを発表した。新たな整備指針では、地域医療への配慮から施設基準を緩和した他、各学会と日本専門医機構の役割を明記し、研修プログラムの審査基準を変更した。… 2016/12/23 医師のキャリア
2018年度の診療報酬改定見据え留意点を明示 日本病理学会が遠隔病理診断の手引きを作成 日本病理学会は12月1日、「デジタル病理画像を用いた病理診断のための手引き」を学会ウェブサイトで公開した。デジタル病理画像を用いて遠隔から画像診断を行うことが、保険診療の枠組みで今後実施されることを想定し、画像作成における使用機器の基準や病理標本作製方法、画像の取り込みや転送の… 2016/12/14 検査
社会保障審議会医療部会で厚労省の議論の進め方に批判が噴出 医師需給の議論の進め方は「異常かつ非礼」 医師勤務実態調査の内容にも批判相次ぐ 厚生労働省は12月8日に社会保障審議会医療部会を開催し、非公開で議論が進められている「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」の検討状況と議論の進め方を報告。2017年2~3月に議論の内容を取りまとめ、その内容を踏まえて医師需給分科会の議論を再開することを説… 2016/12/10 医師のキャリア
シリーズ◎ワクチン最前線2016 気付いたワクチンの接種漏れ、どう指導する? 家庭医の守屋章成氏に聞く 小児の診療では、来院時に保護者が持参する母子手帳でワクチンの接種状況をチェックするのが基本だが、接種漏れを発見しても、限られる診察時間の中での説明に躊躇してしまう場合もあるだろう。家庭医として予防接種に従事し、ワクチンに関する知識の普及に努めてきた守屋章成氏に接種漏れに気付… 2016/11/29 感染症
シリーズ◎医学部探訪 東北医科薬科大◆徹底した地域密着型の実習で東北への定着目指す 今年4月、「東北地方の地域医療を支える」ことを最大の使命とする新たな医学部が開学した。地方の大学が卒業生の地元定着率向上に四苦八苦する中、どのように地域医療を担う人材を育成していくのか──。37年ぶりとなる新設医学部の挑戦が始まった。… 2016/11/28 組織
日経メディクイズ●小児 13歳男性。血尿、蛋白尿 3歳半健診で血尿を指摘され、近医を受診して以後、医療機関で管理されていたが、腎生検は受けていない。13歳ごろから尿蛋白も表れ、持続するため当科を紹介受診し、入院となった。これまでに数回、感冒時に肉眼的血尿を認めたが、自然に軽快した。… 2016/11/25 小児科 医師限定コンテンツ
HPVワクチン接種後症状に対する厚生労働科学研究事業 「池田修一氏の発表は不適切」と厚労省が見解 ヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種後に生じた「運動障害」や「慢性の痛み」などの症状に対する治療法を確立する目的で取り組まれている厚生労働科学研究事業の成果発表会で、信州大学脳神経内科リウマチ・膠原病内科教授の池田修一氏が「HPVワクチンを接種したマウスのみに自己抗体… 2016/11/24 感染症
シリーズ◎癌治療医が癌患者になって気付いたこと(2) 知ったかぶりで抗癌剤の副作用を語るべからず 金沢赤十字病院副院長の西村元一氏に聞く 昨年3月、胃の噴門部にステージ4の腫瘍が見つかり、「治療をしなければ余命は半年」と宣告を受けた西村元一氏(金沢赤十字病院副院長)。インタビュー後半では、患者が医療者に聞きたい情報は何かを聞いた。患者に伝えていたことと、実体験で異なっていた点とは?… 2016/11/24 癌
シリーズ◎癌治療医が癌患者になって気付いたこと(1) 癌の治療法を患者に選ばせるのは間違っている 金沢赤十字病院副院長の西村元一氏に聞く 金沢赤十字病院副院長の西村元一氏は昨年3月、診療中に突然の下血と軽いショック症状に襲われた。精査の結果、胃の噴門部にステージ4の腫瘍が見つかり、食道、横隔膜浸潤、膵浸潤疑い、小弯側に腫大リンパ節が複数個、さらに肝転移が認められ、「治療をしなければ余命は半年」と宣告を受けた。大… 2016/11/23 癌
学会トピック◎第44回日本救急医学会総会・学術集会 施設からの救急搬送例は重症で意識レベルが低い 高齢者施設でのトリアージが一定の効果か 堺市立総合医療センター救命救急センター副部長の森田正則氏らは、老人福祉施設と自宅からの救急搬送症例を検証し、高齢者施設からの搬送例は自宅からの搬送例と比べ、高齢で意識障害の強い症例が多く、軽症例の搬送が少なかったことから、施設でのトリアージが一定の効果があるとする研究結果を… 2016/11/18 救急医療・集中治療
学会トピック◎第44回日本救急医学会総会・学術集会 心肺停止の高齢患者、書面のDNAR提示は18% 2011年度からの5年間に横浜市立市民病院救命救急センターに搬送された院外心肺機能停止(CPA)症例1783例を調べたところ、70歳以上の患者が68.0%を占め、このうちDNAR(Do not attempt resuscitation:心肺蘇生を試みない)の意思を書面で示していたのは17.9%に過ぎないことが明らかになった。… 2016/11/18 救急医療・集中治療
避けては通れぬ「誤診」から逃れるには? 日常診療において、臨床医が避けられないものの1つが「誤診」だ。医師が診断を誤ることを指す言葉だと考えられるが、国内では明確な定義付けはされていない。米国では最近、診断を誤ったり見逃したり、診断が遅れた事例を「diagnostic error(診断エラー)」と定義し、学術的に振り返ることによっ… 2016/11/16 プライマリケア
日経メディクイズ●小児 11歳男児。「人形が現れ一緒に遊ぶ」と話す 身体発育に異常なく、1歳半・3歳健診までは言葉の遅れの指摘もなかった。しかし、こだわりの強さや癇癪があり、母親は困惑していた。… 2016/10/28 小児科 医師限定コンテンツ
特集◎集中治療はここまで変わった《3》 栄養療法◆重症でも早期からの経腸栄養を 集中治療医学会は今年3月、「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン」を公開した。… 2016/10/26 救急医療・集中治療
国際化をスローガンに医学教育を変革したい 国際医療福祉大学の矢崎義雄氏と吉田素文氏に聞く 今年8月、文部科学大臣からの医学部新設への認可を受けた国際医療福祉大学は、学生を受け入れるための環境整備を進めている。国内で82番目となる医学部を開学する同大学は、どのような教育を行い、どのような医師の養成を目指しているのか。同大学総長の矢崎義雄氏と副医学部長予定者の吉田素文氏… 2016/10/25 医師のキャリア
リポート◎医療分野でも開発進む人工知能(AI) 人工知能はどこまで医師をサポートできるのか 人工知能(AI)が囲碁のトップ棋士に勝利――。今年3月に大きな話題となったニュースを筆頭に、様々な領域でAIに注目が集まっている。医療分野も例にもれず、今夏には東京大学医科学研究所で、AIの助言を受けて急性骨髄性白血病の患者の診断と治療方針を変更した結果、大きな治療効果が得られた事… 2016/10/14 先端医学
リポート◎重症患者の栄養療法で国内初のガイドライン 重症患者へ48時間以内に経腸栄養を始めるには 日本集中治療医学会は今年3月、「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン」を公表した。重症患者一般の栄養管理に関する国内初のガイドラインとなり、静脈栄養よりも経腸栄養を勧め、循環状態が安定している患者にはできるだけ早期に経腸栄養を少量から開始することを推奨している。臨床現場でのガ… 2016/10/04 救急医療・集中治療
シリーズ◎ワクチン最前線2016 麻疹の感染拡大は思ったより小さく収まるか 川崎市健康安全研究所長の岡部信彦氏に聞く 7月末以降、麻疹の感染拡大が続いている。感染報告は、関西国際空港や大阪市立大学病院など集団感染事例のあった関西圏に限らず、東京都や千葉県、三重県、福岡など全国から寄せられている。川崎市健康安全研究所長で、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の分科会長でもある岡部… 2016/10/03 感染症
日経メディクイズ●小児 11カ月男児。発熱、咳嗽、発疹 発育・発達ともに正常の児。当科受診1カ月前に発熱を主訴に近医を受診し、急性肺炎と診断され前医の元へ紹介入院となった。… 2016/09/26 小児科 医師限定コンテンツ
特集◎始まらない新専門医制度《5》 サブスペシャリティーにも結論を 2018年度の一斉スタートには、医師の地域偏在に対する見通しを示し、棚上げとなっているサブスペシャリティーの位置付けを明確にすることが必須だ。機構には様々な意見をくみ取り、調整する役割が改めて求められている。… 2016/09/14 医師のキャリア
特集◎始まらない新専門医制度《2》 実録◆新専門医制度の延期が決まるまで 2017年度スタートを目指し、各診療領域の研修施設群が続々出来上がる。しかし、準備作業が進むにつれ、医師の地域偏在が悪化するという懸念が顕在化。異例の大臣談話も飛び出し、新専門医制度は延期となった。… 2016/09/09 医師のキャリア
文科省大学設置審が設置認める答申 国際医療福祉大、2017年4月に医学部新設へ 2020年には640床規模の医学部附属病院の設置計画も 文部科学省の大学設置・大学法人審議会は8月26日、国際医療福祉大学による医学部新設を認めるよう、松野博一文部科学相に答申した。8月31日にも正式に認可される見通し。2016年4月に開学した東北医科薬科大学に続き、2年連続で医学部が新設されることになる。… 2016/08/29 組織
日経メディクイズ●小児 24歳男性。四肢末端痛、蛋白尿 幼児期から汗をあまりかかず、四肢末端痛を認めていた。四肢末端痛は体が熱くなるときによく起こり、… 2016/08/26 小児科 医師限定コンテンツ
専門医機構、総合診療専門医の研修も1年見送り 2017年度の志望者には家庭医療専門医の取得を推奨 制度の基本的な枠組みを検討する委員会を設置し9月まで方針 日本専門医機構は8月5日に理事会を開催し、2017年度の総合診療専門医の養成について、日本専門医機構による研修の実施を1年見送ることを正式に決定した。加えて、各学会における2017年度の専門医養成方法の方針を示し、小児科と耳鼻咽喉科、病理は新専門医制度で用いられる新プログラムを使用し、… 2016/08/08 組織
日経メディクイズ●小児 5歳女児。嘔吐、尿回数の減少 第1病日に嘔吐を来し、近医を受診した5歳女児。制吐薬を処方され帰宅したが、その後も嘔吐を認めた。… 2016/07/27 小児科 医師限定コンテンツ
2017年度の各学会の意向確認は8月上旬に実施へ 新専門医制度、来年度導入見送りを正式に決定 日本専門医機構は7月25日に社員総会を開催し、7月20日の理事会で決定されていた「2017年度から開始予定としていた新専門医制度の導入を見送り、2018年度を目途に19の全ての基本領域で一斉にスタートする」方針を了承した。2017年度の専門医養成については各学会に運用を任せるが、できるだけ既存… 2016/07/26 医師の職場環境
来年度の方針は7月25日の社員総会で正式決定 新専門医制度の一斉スタートは2018年度に延期 学会には既存プログラムでの運用を求める 日本専門医機構は7月20日に理事会を開催し、「新専門医制度は2018年度を目途に19の基本領域で一斉スタートすることを目指す方針」を決定した。その上で、2017年度の専門医研修については、できるだけ既存の研修プログラムで運用するように各基本領域の学会へ求めるほか、学会の責任で新制度での研… 2016/07/21 医師のキャリア
特集◎どうなる? 新専門医【Vol.8】 当事者は誰?初期研修2年目の思い いまだ行方が定まらない来年度の後期研修。当事者となる2年次初期臨床研修医たちに、研修先の検討もままならない状況に対する心境を語ってもらった。 2016/07/11 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
副理事は日医と医学部長病院長会議の推薦者 専門医機構の新理事長は医学会連合の吉村氏 7月中に方針決め、研修医にメッセージ示す 日本専門医機構は7月4日に理事会を開き、新理事長に地域医療振興協会顧問の吉村博邦氏、副理事長に日本医師会副会長の松原謙二氏と山形大学医学部長の山下英俊氏を選任した。理事長と2人の副理事長をそれぞれ推薦した3団体は、いずれも機構設立時社員だった団体。… 2016/07/05 医師のキャリア
リポート◎高リスク非肥満者への対策を巡り2つの意見 10年ぶりに見直されるか? メタボ健診 生活習慣病の発症予防を目的とする「メタボ健診」。既存の基準ではリスクが高い非肥満者を拾い上げられないため基準の見直しが議論され、厚生労働省の2つの検討会で相反する結論が出た。中間取りまとめは今夏を予定するが――。… 2016/07/05 循環器
特集◎どうなる? 新専門医【Vol.1】 新制度で始めるか否かは学会次第 来年度のスタートに向けて出そろった新しい研修プログラム。その選択のポイントを初期研修医・医学生向けに紹介しよう……と企画したCadetto編集部の目論見から、状況がどんどんかけ離れていく新専門医制度。いったい、来年はどうなるの?… 2016/06/30 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
理事長・副理事長の決定は7月4日か 日本専門医機構の新理事24人が決定、再任4人 日本専門医機構は6月27日に第4回社員総会を開催し、任期満了に伴う役員の改選を行い、「役員候補者選考委員会」が推薦した24人の理事候補を承認した。今後、候補者から承諾書の提出を受け、正式に理事が決定する。7月4日には新たな理事で理事会を開催し、24人の中から互選で理事長1人と副理事長2… 2016/06/28 行政・制度
日経メディクイズ●小児 8歳男児。急性腎不全 生来健康な男児。38℃台の発熱と下痢・嘔吐があり、第1病日に近医Aを受診した。感冒性胃腸炎と診断され、整腸薬を処方された。… 2016/06/27 小児科 医師限定コンテンツ
1年次から英語で医学教育、5年次にはUSMLE受験… 国際医療福祉大が新設医学部のカリキュラム公表 国際的な医療人材の育成と医療ツーリズムの実施を目的に、新たな医学部の設置を申請する――。国に新たな医学部の設置案を提出し、2017年4月の開学を目指す国際医療福祉大学が、このほど医学部の詳細なカリキュラムや入学者選抜の方法などを公表した。… 2016/06/24 行政・制度
特集◎熊本地震が遺した教訓《1》 医療支援で見えてきた「次」への備え 「二度あることは三度ある。次は熊本に限らない」。国立病院機構熊本医療センター院長の河野文夫氏の言葉だ。発災から2カ月。医療支援の実際を振り返るとともに、見えてきた「次への教訓」を探った。 2016/06/21 救急医療・集中治療
日医と日本医学会が基本診療領域の18学会に念押し 新専門医制度は「一度立ち止まって精査を」 日本医師会(日医)と日本医学会は6月15日、18の基本診療領域の学会理事長宛てに「新たな専門医の仕組みの導入について」と題する文書を送付。地域医療の現場に混乱を来す懸念が大きいことから、新たな専門医の仕組みを拙速に導入することなく、一度立ち止まり、集中的な精査を行った上で対応方針… 2016/06/16 組織
進まぬ新専門医制度、今こそ「原点」に立ち戻れ 2013年に公表された厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」の最終報告を受け、日本専門医機構や学会などの関係団体は、2017年4月の新専門医制度開始に向けて仕組み作りを進めてきた。だが開始時期を目前に、その動きが停滞している。作業が滞った原因は、「現状の仕組みでは医師の偏在を助… 2016/06/15 医師のキャリア
社保審医療部会、新専門医制度の“試行”導入の是非を議論 「延期」の結論は出さず、各学会の意向聴取へ 厚生労働省は6月9日、第46回社会保障審議会医療部会を開催。2017年4月からの開始予定の新専門医制度ついて「延期」とする結論は出さず、各学会の意向を聞いてから今後の方針を定めることを決めた。 新専門医制度については、第3回専門医養成の在り方に関する専門委員会で新専門医制度は予定通り… 2016/06/10 医療提供体制
緊急会見で「一度立ち止まるべき」と再検討求める 日医と四病協、新専門医制度導入に「待った」 日本医師会(日医)と四病院団体協議会(四病協)は6月7日に合同記者会見を開き、日本専門医機構と内科や外科などの基本領域の各学会に宛てた要望書の中で、新専門医制度をこのままスタートさせることに対する強い懸念を表明したと報告した。要望書では「地域医療崩壊を防ぐことを最優先し、一度… 2016/06/08 医師の職場環境
第3回 専門医養成の在り方に関する専門委員会 新専門医制度、来年度は一部の学会で“試行”へ 永井委員長案を議論するも紛糾、各学会の意向調査へ 厚生労働省は5月30日、第3回専門医養成の在り方に関する専門委員会(委員長:永井良三氏[自治医科大学学長、社会保障審議会医療部会部会長])を開催した。これまでの議論で結論が出ないことから、委員長の永井氏は新専門医制度は予定通りのスタートはせず、2017年度は希望する学会に限って“試… 2016/06/03 組織
2016年熊本地震◎そのとき阿蘇地域では… 時々刻々と変わる阿蘇地域の被災状況に苦心 横浜労災病院救命救急センター救急災害医療部長の中森知毅氏に聞く 繰り返す余震と天候不順に伴う土砂災害により、阿蘇地域における急性期の医療支援は困難を極めた――。そんな阿蘇地域で保健所や地元医療機関などと共に阿蘇地区全体を統括する災害医療コーディネート本部の立ち上げに尽力した労働者健康安全機構 横浜労災病院 救命救急センター 救急災害医療… 2016/05/30 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●小児 13歳男子。高熱と全身の皮疹 幼少期より、全身に痒みのある皮疹を繰り返している。近医でアトピー性皮膚炎と診断され、内用薬や外用薬を処方されているが、通院は途切れがちであった。痒みと掻破が続いており、皮膚の状態はあまり良くなかった。… 2016/05/27 小児科 医師限定コンテンツ
経済財政諮問会議が「骨太方針」の素案 医師の地域・診療科選択の規制、政府が検討へ 年内に取りまとめ、処方の適正化や費用対効果評価の導入も 政府は5月18日に、第9回目の経済財政諮問会議を開催し、「経済財政運営と改革の基本方針2016(仮称)」(骨太方針)の素案を提示した。素案では、医療に関する取り組みとして、「医療従事者の需給の見通し、地域偏在対策等について検討を進め、本年内に取りまとめを行う」「特に医師について、地… 2016/05/19 医療経営
避難者の減少と地元医療機関の再開に合わせ支援を縮小 日赤、益城町と西原村の仮設診療所の活動終了 熊本県南阿蘇村では引き続き支援を継続 日本赤十字社は熊本地震の医療支援を目的に、被災地に緊急仮設診療所(dERU)設置して診療に当たっていたが、このうち2カ所(益城町総合体育館[上益城郡益城町]と、にしはら保育園[阿蘇郡西原村])のdERUでの救護活動を5月15日までに終了したと報告した。… 2016/05/17 組織
2016年熊本地震◎そのとき、JMATは… 行政と連携し避難所で医療者の調整に奔走 兵庫県医師会の山下仁司氏に聞く 2度に渡る震度7の地震を記録した熊本県益城町では、地震によって地域全体の基礎地盤が地すべりのように動き、それに伴い多くの住宅が全壊・半壊などの被害を受けた。避難所には住宅被害を受けた多くの町民が今もなお身を寄せている。 4月29日時点に益城町保健福祉センター(はぴねす)で医療従事… 2016/05/16 公衆衛生・予防医学
延期は不要!我々は粛々と準備を進めている 日本整形外科学会担当理事の大川淳氏に聞く 2017年4月に開始予定の新専門医制度。2月18日の社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)で開始延期を求める声が寄せられたことをきっかけに、制度の開始時期に関する議論が続いている。各医療機関から提出された研修プログラムの審査を担う各学会の担当理事は現状をどう捉え… 2016/05/12 医師のキャリア
2016年熊本地震◎そのとき、DMAT事務局は… 東日本大震災の経験活かしDMAT活動の司令塔に 藤沢市民病院救命救急センター長 阿南英明氏に聞く 4月14日と16日に熊本県で起きた震度7の地震を受け、被災地に全国から災害派遣医療チーム(DMAT)が派遣されている。16~18日に掛けて、国立病院機構災害医療センター(東京都立川市)内にあるDMAT事務局で本部長を務めた藤沢市民病院(神奈川県)救命救急センター長の阿南英明氏に、震災発生直後… 2016/04/28 事件・話題
医師3326人に聞く「熊本地震の支援者への応援メッセージ」 過半数の医師が被災地支援を具体的に検討 今回の震災に対し、何らかの支援を検討しているかどうかを尋ねると、48.8%(1624人)の医師が「はい」と答え、1.77%(59人)が「現地の医師として診療などに従事」している」。過半数の医師が何らかの支援を実施・検討しているようだ(図1)。… 2016/04/27 事件・話題
第28回 血小板減少の患者の緊急度、どう見定める? 前回までは「貧血の緊急性、重症度、見逃しやすさの判断」のお話でした。今回は「血小板減少の緊急性の判断」を取り上げます。 2016/04/25 血液内科
速報◎2016年熊本地震 JMATは37隊が活動中、46隊が待機中 高齢者の被災者への対処が求められる 日本医師会は4月20日に記者会見を開催し、熊本地震の被災地への日本医師会災害医療チーム(JMAT)の派遣状況を報告した。JMATは4月20日時点で、37隊(152人)が派遣中。46隊(195人)が派遣に向けて準備中、27隊(99人)が派遣を終了している。 日本医師会長の横倉義武氏は、「東日本大震災の教… 2016/04/20 事件・話題
医師の自助努力だけで偏在は解消できない 新専門医制度、「来春開始はあまりにも拙速だ」 全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏に聞く 2017年4月に開始予定の新しい専門医制度について、社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)の委員を中心に制度開始の延期を求める声が挙がっている。開始延期を主張する理由を全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏に聞いた(4月13日収録)。… 2016/04/20 医師のキャリア
NEWS◎厚労省が自治体・関連学会に周知求める 避難所の妊産婦・乳幼児への支援の要点を集約 厚生労働省は4月17日、熊本地震で被災した妊産婦や乳幼児の支援に当たる際のポイントをまとめ、自治体の母子保健担当者や、妊産婦・小児の診療を担う医学会に向けて周知を依頼する文書を発出した(平成28年熊本地震で被災した妊産婦及び乳幼児等に対する支援のポイント)。… 2016/04/19 小児科
誤報道を受け厚労省が研究結果に対する見解を発表 HPVワクチンで記憶障害などが起こるとは言えない 厚生労働省が3月16日に実施した「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状に関する厚生労働科学研究事業成果発表会」での発表内容が誤った趣旨で報道されたことを受け、同省は4月18日に発表内容に対する解釈として「ヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチンが記憶障害などを起こす… 2016/04/19 感染症
日経メディクイズ●小児 3歳女児。インフルエンザ治療中に褐色尿 てんかん、脳性麻痺、発達遅滞を合併し、抗痙攣薬の内服、経管栄養で治療していた3歳女児。咳嗽と40℃の発熱を認め、A型インフルエンザと診断された。抗ウイルス薬の内服が開始されたが、第3病日に41.1℃の発熱と頻回の嘔吐を来し、入院した。… 2016/04/19 小児科 医師限定コンテンツ
速報◎2016年熊本地震 化血研、ワクチンと血液製剤の製造を中断 熊本県内の3カ所の製造施設が被害 化学及血清療法研究所は4月18日、熊本地震により、複数の建物・施設に被害が生じていることから、4月18~20日までの3日間を臨時休業することを同社ウェブサイトで報告した。 2016/04/18 医薬品
マンスリークリップ◎感染症情報(2016年3月) インフルエンザはピーク過ぎ減少 流行性耳下腺炎は引き続き高レベル 月に1度、感染症情報をお伝えするマンスリークリップ。今月取り上げる感染症は、インフルエンザ、流行性耳下腺炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎(ロタウイルス)、伝染性紅斑です。マダニ刺咬により感染するため、春の行楽シーズンを目前に対策の呼び掛けが必要な重症熱性血小板減少… 2016/04/12 感染症
医療部会で専門医制度の開始時期めぐり議論 「来年4月開始ありきの議論」との非難相次ぐ 厚生労働省は4月6日、社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)を開き、2017年4月に開始予定の新専門医制度について、議論した。厚労省は同部会の下に設置された「専門医養成の在り方に関する専門委員会」の第1回の検討内容を報告。加えて、今後の課題と実施予定の取り組みに… 2016/04/07 医師のキャリア
ニュース追跡◎開始延期の要否をめぐって議論が膠着 新専門医制度、偏在への懸念に国が調整関与か 2017年4月開始予定の新専門医制度が医師の偏在を助長するとして、関係団体が開始延期を主張し始めた。一方、日本専門医機構は対策を示し、延期は逆に混乱を招くと反論。議論は膠着し、国が調整に向けて重い腰を上げた。… 2016/04/06 医師のキャリア
日経メディクイズ●小児 生後1カ月男児。発熱、体幹・四肢の網状チアノーゼ 生後1カ月男児。来院の約6時間前に母親が体熱感に気が付き、体温を測ったところ39.2℃の発熱を認めた。… 2016/03/30 小児科 医師限定コンテンツ
第1回専門医養成の在り方に関する専門委員会が開催 不十分な地域・診療科偏在対策に異論噴出 厚生労働省は3月25日、2017年4月に開始予定の新専門医制度について議論する目的で、第1回専門医養成の在り方に関する専門委員会(委員長:永井良三氏[自治医科大学学長、社会保障審議会医療部会部会長])を開催し、日本専門医機構理事長の池田康夫氏らが専門研修プログラム認定までの調整方針や… 2016/03/29 医療提供体制
研修プログラムの審査で地域医療への影響は最小限にできる 新専門医制度の開始延期はさらなる混乱を招く 日本専門医機構理事長の池田康夫氏に聞く 2月18日に開催された社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)で、2017年4月に開始予定の新しい専門医制度について「若手医師の地域偏在がさらに進む」「雇用形態や待遇に関する検討が不十分」といった指摘が相次ぎ、複数の委員から制度開始の延期を求める声が挙がった。これ… 2016/03/28 医師のキャリア
厚労省の2つの研究班が研究事業成果発表会を実施 HPVワクチン接種後症状の研究動向を報告 厚生労働省は3月16日、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状に関する厚生労働科学研究事業成果発表会」を開催し、ヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に生じた症状に関する研究班の代表を務める池田修一氏(信州大学脳神経内科リウマチ・膠原病内科教授)と牛田享… 2016/03/23 感染症
リポート◎過剰な除去指導をどう防ぐ? 乳児の食物アレルギー、診断・指導に秘策あり 近年、食物アレルギーの発症者数は増加傾向にあり、その多くが乳児期にアトピー性皮膚炎を伴った形で発症する。非専門医であっても乳児期に食物アレルギーが疑われた患児の保護者から、離乳食を始める時にどうすればよいか相談を受けるケースは少なくない。必要最小限の除去指導を行うための食物… 2016/03/23 小児科
全国医学部長病院長会議が地域枠の調査を実施 地域枠学生の学力は一般枠学生と同等 卒後キャリア支援は半数近くで不十分 全国医学部長病院長会議は3月16日に記者会見を開き、全国で設けられている地域枠制度の実態調査の概要を報告した。2015年度時点で地域枠制度を導入している大学は全国77大学中67大学で、地域枠入学者定員数は1248人に上ることを明らかにした。加えて、地域枠の入学者の学力は一般枠と比べて遜色な… 2016/03/17 医師のキャリア
国立感染症研究所が診断・治療のポイントを集約 蚊媒介感染症の診療GLにジカ熱の項目が追加 ジカウイルス感染症が、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)の四類感染症に追加されたことを受け、国立感染症研究所は3月11日にジカウイルス感染症の疫学、鑑別のポイント、治療、届出、予防の方法などを追記した「蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第2版)」を公… 2016/03/11 感染症
日本小児アレルギー学会が全国調査結果を報告 昨秋の小児喘息の増加はEV-D68流行の影響か EV-D68検出の急性弛緩性麻痺例は4例 昨年9月、全国的に喘息発作入院が増加し、各地で急性弛緩性麻痺(AFP)の散発が報告された。これらの症状はいずれの症状もエンテロウイルスD68型(EV-D68)との関連が疑われたことから、日本小児アレルギー学会は2015年11月から2016年1月に全国調査を実施。3月2日に調査結果を国立感染症研究所の… 2016/03/04 感染症
大学附属病院のガバナンス改善に向け検討会が開催 大学病院の院長権限・選考基準を明確にすべき 病院長には経営能力と医療安全の経験が必要 厚生労働省は2月25日、大学病院の医療安全管理体制、ガバナンス体制の改善策を検討する目的で、大学附属病院等のガバナンスに関する検討会の第1回会合を開催した。 これは昨年、群馬大学病院と東京女子医科大学病院が、社会保障審議会医療分科会で「特定機能病院の承認取り消しが相当」とされた… 2016/03/01 医療安全
小児科学会が見解を発表 日本脳炎、リスク高い小児は6カ月から接種を 日本小児科学会は2月23日、日本脳炎の流行地域に渡航・滞在する小児など、日本脳炎への罹患リスクの高い小児に対して生後6カ月からの日本脳炎ワクチンの接種開始を推奨する見解をウェブサイトで発表した。… 2016/02/26 感染症
トレンドビュー◎突入!花粉症シーズン2016 花粉症の初期療法で鼻ステロイドも選択肢に 鼻アレルギー診療ガイドラインが改訂 2月13~14日にかけて各地で「春一番」が吹き、それをきっかけに関東以南で花粉の飛散が始まっている。昨年12月に改訂された新ガイドラインに基づき、プライマリ・ケア医が把握しておくべき花粉症治療薬選択のポイントを聞いた。… 2016/02/24 耳鼻咽喉科
日経メディクイズ●小児 2歳9カ月男児。痙攣群発、意識障害 第1病日の夜に39.6℃の発熱が見られたが、気道や胃腸に症状はなく、比較的元気に過ごしていた。第2病日の朝に… 2016/02/23 小児科 医師限定コンテンツ
特集◎受け手を悩ます「困った紹介状」《5》まとめ 連携を円滑化するための紹介のコツ10 「診療情報提供書は、あくまで紹介先の医師に向けて書くもの。相手の状況を推し測り、ツボを突いた記載ができるかどうかも医師に必要な能力の1つ」と佐藤氏は話す。 2016/02/23 医療提供体制
特集◎受け手を悩ます「困った紹介状」《4》実例篇3 略語やドイツ語を多用→読み手への配慮なし 紹介先の医師を気遣い、的確で丁寧な記載をしていても、字が乱れ、読んでもらえなければ意味はない(下)。走り書きで書いたものは、ほとんど読まれないと覚悟した方がいい。どんな診療情報提供書が困るかを医師に尋ねた調査でも、「達筆過ぎて読めない」「殴り書きで内容が理解できなかった」な… 2016/02/22 医療提供体制
特集◎受け手を悩ます「困った紹介状」《3》実例篇2 所見や検査データをただ羅列→情報過多 紹介先の医師に応じて書き方を変えるのも紹介をスムーズにするテクニックの1つ。特に、経験の浅い若手医師が書きがちなのが、情報を盛り込み過ぎた診療情報提供書だ。 2016/02/19 医療提供体制
全国医学部長病院長会議が調査結果を報告 「ゆとり世代」は自主的な学習習慣が不足? 1年生の留年増加率が174.4%と最大に 全国医学部長病院長会議は2月17日、2015年度の「医学生の学力に関するアンケート調査結果報告書」を公表した。医学部の入学定員増に伴い、低学年での留年者数と休学者数が増加している一方で、3年生以降の留年率の増加が収束傾向にあると報告。同会議医学生の学力に関する検討ワーキンググループ… 2016/02/18 組織
特集◎受け手を悩ます「困った紹介状」《2》実例篇1 目的、病歴、治療経過が不明→内容が希薄 「基幹病院で紹介を受ける側の医師と紹介する側の医師では、診療環境が大きく異なる。診療情報提供書を書く医師には、紹介先の医師がどのような環境で診療をしているかを考え、配慮する姿勢が求められる」。勤医協札幌病院(札幌市白石区)内科副科長の佐藤健太氏は、診療情報提供書を書く側の心… 2016/02/18 医師のキャリア
特集◎受け手を悩ます「困った紹介状」《1》プロローグ 悪筆、丸投げ、内容が冗長…NGな紹介状 多くの患者を診ていると、ついおざなりに作成しがちになるのが紹介状(診療情報提供書)だ。悪筆で解読ができなかったり、紹介目的が曖昧、病歴や薬歴などの情報が不十分な書類では、診療に不可欠な情報を紹介先の医師と共有できず、患者の治療に悪影響を及ぼしかねない。紹介を円滑に進めるには、… 2016/02/17 その他
ヒロシマ・グリーン・サミット(HGS) 若手医師の結束が広島の地域医療を変える! 2015年11月14日に第15回HGS(ヒロシマ・グリーン・サミット)を広島市民病院で開催しました。HGSは、「初期研修医による初期研修医のための勉強会」をテーマに2010年秋に発足した、広島県周辺の初期研修医を中心としたコミュニティです。学生や若手医師への指導に熱心な指導医の先生方にも参加い… 2016/02/10 医療提供体制 医師・医学生限定コンテンツ
B型肝炎ワクチンが10月から定期接種化 化血研のB肝、A肝ワクチンは出荷を再開 厚生労働省は2月5日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会基本方針部会を開催し、B型肝炎ワクチンを今年10月から定期接種化する方針を決めた。今後、この方針が予防接種・ワクチン分科会で了承されれば、定期接種化が正式に決定する。… 2016/02/05 感染症
厚労省が結核医療の基準を一部改正 レボフロキサシンが抗結核治療の選択肢に 厚生労働大臣の定める治療基準「結核医療の基準」にレボフロキサシンが追加され、それを周知するよう、厚生労働省は1月29日に自治体に向けて通知を発出した。これは昨年8月にレボフロキサシンが「肺結核及びその他の結核症」への適応追加の承認を取得したことを受けてのもの。リファンピシン、イ… 2016/02/04 感染症
マンスリークリップ◎感染症情報(2016年1月) 流行性耳下腺炎:4年半ぶりに全国的流行の恐れ 伝染性紅斑が冬季も高レベルで推移 月に1度、感染症情報をお伝えするマンスリークリップ。今月取り上げる感染症は、インフルエンザ、伝染性紅斑、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎、感染性胃腸炎です。4年半ぶりの流行が懸念されている流行性耳下腺炎については詳報いたします。… 2016/02/03 感染症
日経メディクイズ●小児 5歳男児。顔面から全身におよぶ潮紅、浮腫、表皮剥離 3日前から鼻入口部が赤くなり、水疱が生じた。近医小児科で「とびひ」と診断され、セフジニルが処方されていた。3回内服したが、… 2016/01/25 小児科 医師限定コンテンツ
医師3248人に聞く 発熱でも38℃未満ならば、9割の医師は出勤 「かぜ」で医師が飲むのは葛根湯、ロキソニン 空気が乾燥し、気温が下がるこの季節。かぜ(感冒)を引くのは患者に限らない。医師は自身が発熱や咽頭痛、咳といったかぜ症状(ウイルス性上気道炎)を発症した場合、どう対処しているのか――。 日経メディカルOnlineの医師会員3248人に、かぜ症状を発症した場合の対処法に関する調査を実施。… 2016/01/25 感染症
第23回 汎血球減少症 微熱と食欲不振のある汎血球減少症の72歳女性 血算で注意深く見るべき値とは 今回は、赤血球、白血球、血小板の全てが減少する汎血球減少症を取り上げます。取り上げる症例は以下の通り。約1週間前から微熱、食欲不振があり体重が3kg減少。近医で汎血球減少症を指摘され紹介受診した72歳女性。全身状態は良好で、バイタルサインに異常なく、口腔内・皮膚に出血傾向はなく、… 2016/01/21 血液内科
厚労省、化血研に110日間の業務停止命令 血液製剤8製品、ワクチンなど19製品は処分対象外に 厚生労働省は1月8日、化学及血清療法研究所(化血研、本社:熊本市北区)に110日間(1月18日から5月6日まで)の業務停止命令を出した。 この処分は化血研が血漿分画製剤を承認申請時とは異なる方法で10年以上製造し、その事実を組織的に隠蔽。医薬品医療機器総合機構(PMDA)による同製剤に関す… 2016/01/08 組織
疑似科学に惑わされた患者をどう説得するか 日々、インターネット上で溢れるほどの医療情報が発信されている今、厚生労働省などからの通達や医学論文を読む機会が多い医療従事者はともかく、患者やその家族といった一般の受療者からすれば、どの情報を信じればよいのかの判断は難しい。加えて、適切な知識を持っているかどうかにより、様々な… 2016/01/06 医師・患者関係
マンスリークリップ◎感染症情報(2015年12月) A群溶連菌咽頭炎が最多レベルに 伝染性紅斑の流行も継続 月に1度、感染症情報をお伝えするマンスリークリップ。今月取り上げる感染症は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎です。これまで検出例の少なかったノロウイルスの遺伝子型が相次いで検出され、今後流行の拡大が懸念されている、ノロ… 2015/12/29 感染症
ニュース追跡◎ワクチン安定供給への不安がまたも露呈 化血研騒動でB型肝炎ワクチンが不足 2015年9月の化学及血清療法研究所製ワクチンの出荷自粛要請の影響で、B型肝炎ワクチンが不足している。厚生労働省は他社に増産を依頼するなど策を講じたが、臨床現場からは緊急輸入を解禁すべきという声も上がっている。… 2015/12/28 感染症
WHOが日本のHPVワクチンへの政策決定を批判 若い女性を子宮頸癌発症の危険にさらしている 「薄弱な証拠に基づいた政策決定は損害につながる」と警告 世界保健機関(WHO)のワクチン安全性諮問委員会は12月17日、2013年6月から日本でヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種勧奨が中止されていることに対し、「専門家の検討委員会がHPVワクチンと接種後に起きた慢性疼痛などの症状に因果関係はないと結論を出したにもかかわらず、接種再開… 2015/12/24 感染症
小児科学会が供給不足に対処法を公表 B型肝炎ワクチンは優先順位を付け接種を 化血研の出荷自粛要請で来年早々に不足する見通し 日本小児科学会の予防接種・感染症対策委員会は12月21日、化学及血清療法研究所(化血研)が承認申請時と異なる製造方法でワクチンを製造しており、B型肝炎ワクチンのビームゲンの出荷自粛要請が継続されていることに関し、医療機関にB型肝炎ワクチンが安定的に供給されるようになるまで、感染リ… 2015/12/22 感染症
メディクイズ●小児 2歳6カ月、男児。有熱時の痙攣 11カ月時に発熱、鼻汁、咳嗽が出現し、かかりつけ医で上気道炎と診断された。同日夜間に左上肢の間代性痙攣を生じたため、救急車で基幹病院に搬送された。痙攣は約30分持続し、病院でのジアゼパム静注後に消失した。脳波、頭部CTに異常所見はなく、複雑型熱性痙攣の診断で5日後に退院した。… 2015/12/22 小児科 医師限定コンテンツ
偏在解消に向け医師需給に関する議論始まる 「今のままでは100人に1人が医師になる」 医療提供体制と人口動態踏まえ検討を 厚生労働省は12月10日、第1回医療従事者の需給に関する検討会を開催し、医師、看護職員、理学療法士・作業療法士の需給を検討する3つの分科会を設置することを決めた。 同検討会は、2017年度で暫定的な医学部定員増の措置が終了することや、各都道府県における地域医療構想の策定が進むことを踏… 2015/12/11 行政・制度
臨床研修は原則、出身大学の所在地域で 日医と医学部長会議が医師偏在解消で緊急提言 「大学医局の復活になるのでは?」と懸念も 日本医師会と全国医学部長病院長会議は12月2日、「医師の地域・診療科偏在解消の緊急提言」を公表した。提言の内容は、8月に公表した骨子からほぼ変更なく、(1)早急な医師養成数の見直し、(2)新たな医学部設置認可の差し止め、(3)卒後の医師の異動を生涯にわたり把握する「医師キャリア支援… 2015/12/07 医師のキャリア
トレンド◎高血圧治療の目標値が変わる!? 「収縮期血圧120未満で予後改善」の衝撃 SPRINT試験の結果は日本の高血圧患者にも当てはまるか 11月9日に米国で発表された高血圧治療に関する大規模試験の結果が話題を呼んでいる。「降圧目標値が変わる」と週刊誌が報道し、専門学会も治療に大きな影響を与えるという声明を発表。果たしてこの結果は、日本の患者にも当てはまるのか。… 2015/12/03 循環器
マンスリークリップ◎感染症情報(2015年11月) 伝染性紅斑の流行続く RSウイルス感染症は同時期の過去最多に 月に1度、1カ月の感染症発生動向調査をお届けするマンスリークリップ。今回は、伝染性紅斑、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎、マイコプラズマ肺炎を取り上げます。国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、伝染性紅斑の第47週(11月16~22日)の定点当たり報… 2015/12/02 感染症
HPVワクチンの有効性・安全性に関する疫学研究班が創設 疫学調査で機能性身体症状の発症頻度明らかに 継続する疼痛や感覚障害などで受診した患者の有無を調査 ヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に、疼痛並びに運動障害を中心とした多様な症状(機能性身体症状)が複数報告されたことを受け、厚生労働省は11月27日、12~18歳の青少年における機能性身体症状の発症頻度を明らかにする目的で全国疫学調査を実施することを明らかにした。研究予定… 2015/11/30 感染症
諮問会議で安倍首相が認定 国際医療福祉大の医学部新設が正式決定 留学生枠を設け、外国人教員を10人以上採用予定 政府は11月27日、第17回国家戦略特別区域諮問会議を開催し、「東京圏」国家戦略特別区域会議の事業として、成田市に医学部を新設する計画(設置事業者:千葉県成田市、国際医療福祉大学)を正式に認めた。今後、成田市と国際医療福祉大学は、国際的な医療人材の育成と医療ツーリズムの実施を目的…