今年3月下旬に運用を開始するオンライン資格確認の準備状況を厚労省が報告 カードリーダーの申し込みは3割にとどまる 訪問看護療養費(医療保険)のオンライン請求は2023年1月に開始 厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会が2021年2月12日に開かれ、3月下旬に運用を開始する「オンライン資格確認等システム」の準備状況が報告された。2月7日時点で、導入の最初のステップである「医療機関等向けポータルサイト」でアカウント登録した施設は9万83施設(39.5%)、本人確認に使… 2021/02/15 医療情報
オンライン資格確認 オンライン資格確認とは、病院や診療所、薬局において、レセプトのオンライン請求のネットワークを介して患者の保険資格をリアルタイムに確認できる仕組みのこと。2021年3月の運用開始を予定している。 2021/02/12 医療情報
特例措置で分かった、オンライン診療の良い適応 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえ、感染防止のため初診を含む電話・オンライン診療が時限的・特例的対応として認められている(関連記事:オンラインによる初診が時限的に解禁)。厚生労働省によると、電話・オンライン診療を実施できるとして都道府県に登録した医療機… 2020/12/02 医療情報
医療計画の見直し等に関する検討会が了承、第8次計画(2024年度開始)から 「新興感染症等」を医療計画の事業に追加へ 厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」が2020年11月19日に開かれ、「新興感染症等の感染拡大時における医療」を医療計画の記載事項に位置付ける案が了承された。都道府県が「5疾病・5事業」について策定している医療計画は、第8次(2024~2029年度)から「5疾病・6事業」になる。事業… 2020/11/25 医療提供体制
地域医療構想WG、次回は議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針 感染拡大時の受け入れ体制のあり方について議論 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」が2020年11月5日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を踏まえた今後の地域医療構想の考え方・進め方について議論した。厚労省は次回のワーキンググループで議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針だ。… 2020/11/18 医療提供体制
一定期間内に対面での受診歴がある患者などに限り認められる方向 初診のオンライン診療の対象、ルールなど検討 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が2020年11月13日に開かれ、初診のオンライン診療を適切に実施するために必要なルールなどについて議論した。安全性や信頼性を担保するため、一定期間内に同一医療機関を受診していたり、予防接種や健康診断を受け… 2020/11/17 医療情報
現在の電話・オンライン診療の時限的・特例的対応は当面継続へ コロナ収束後のオンライン診療のあり方を検討 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が2020年11月2日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束した後のオンライン診療のあり方に関して検討を開始した。映像を伴うオンライン診療については、安全性と信頼性を担保しながら初診を含めて認… 2020/11/04 医療情報
「医療計画の見直し等に関する検討会」が医療提供体制構築に向けた検討の進め方を議論 新興・再興感染症対応、まずは関係審議会で議論 厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」が2020年10月1日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえた医療提供体制の構築に向けた検討の進め方について議論した。新興・再興感染症対応にかかる医療連携体制の構築については、「5疾病・5事業に加えて医療計画に盛り… 2020/10/02 医療提供体制
2020年度第2次補正予算の予備費支出を踏まえた対応、中医協が承認 呼吸不全の重症コロナ患者、診療報酬が5倍に 2020年9月14日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で呼吸不全状態となる中等症II以上の患者に対し、救急医療管理加算1の5倍相当(4750点)の加算を算定可能とすることが承認された。厚生労働省は2020年度第2次補正予算の予備費の支出が閣… 2020/09/15 感染症
日本アルトマークが施設基準の届け出状況を調査 在支診・在支病の届け出、年換算で最多ペースに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により外来患者が激減した2020年3月から6月にかけて、在宅時医学総合管理料(在総管)、在宅療養支援診療所(在支診)、在宅療養支援病院(在支病)の届け出が急増したことが分かった。いずれも年換算では2012年以降で最多ペースとなる。医療データベ… 2020/09/03 在宅医療
「2019年社会医療診療行為別統計」を基に在宅医療の提供実態を分析 施設入居者の看取り、対前年比で31.7%増 厚生労働省は2020年6月24日、「2019年社会医療診療行為別統計」を公表した。2019年6月審査分レセプトのうち、オンラインまたは電子媒体で請求されたレセプトにおける在宅医療関連の診療報酬項目の算定状況を基に、在宅医療の提供実態を分析する。在宅患者訪問診療料の在宅ターミナルケア加算につ… 2020/09/01 在宅医療
(株)メディヴァコンサルタント・桜新町アーバンクリニック事務長の村上典由氏に聞く アフターコロナ時代に在宅医療が重要になる理由 厚生労働省が2020年8月19日の中央社会保険医療協議会(中医協)に報告したデータによると、医科の入院外のレセプト件数は、3月は前年同月比89.6%、4月は同80.8%、5月は同79.0%で、5月は前年同月比で20%以上落ち込んだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、症状が軽ければ受診… 2020/09/01 在宅医療
日本アルトマークが施設基準の届け出状況の調査結果を公表 オンライン診療料の届け出、3カ月で3.4倍に 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマーク(東京都港区)は2020年8月13日、オンライン診療料にかかる施設基準の届け出状況を調査した結果を公表した。オンライン診療料の届け出は2020年3月から6月にかけて、1418施設から4830施設(3.4倍)と急速に増えた(図1)。病院は84施設から40… 2020/08/21 行政・制度
来年2月末が締切の県が多いが、大阪・大分は9月末まで 「新型コロナ慰労金」の申請をお忘れなく! 多くの都道府県で、2020年7月から「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」(以下、新型コロナ慰労金事業)の申請受付が始まった。医療機関において患者と接する医療従事者や職員に対し、1人につき5万~20万円が支給される。申請は原則として医療機関単位で、国民健康保険団体連合会… 2020/08/20 医療経営
「2019年社会医療診療行為別統計」を基に在宅医療の提供実態を分析 在宅医療の診療報酬、2020年にも1兆円突破へ 厚生労働省は2020年6月24日、「2019年社会医療診療行為別統計」を公表した。2019年6月審査分レセプトのうち、オンラインまたは電子媒体で請求されたレセプトにおける在宅医療関連の診療報酬項目の算定状況を基に、在宅医療の提供実態を分析する。… 2020/08/19 在宅医療
在宅医療、“マイナー改定”の注目ポイント 2020年度診療報酬改定で、在宅医療は小幅な見直しにとどまった。だが、“マイナー改定”と言われる中でも、幾つか気になる見直しがあった。そこで今回は、2020年度改定における在宅医療の見直しで、個人的に注目した3つのポイントについて紹介したい。なお、今回の本コラムで紹介する図は全て、7… 2020/07/15 在宅医療
インタビュー◎COVID-19の拡大による在宅医療の現場への影響 チーム単位の診療体制を構築し、感染拡大防ぐ 桜新町アーバンクリニック院長の遠矢純一郎氏、ナースケア・ステーション管理者の五島早苗氏らに聞く 東京都は5月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者が新たに9人確認されたと発表した。都内の新規感染者は4月17日の201人をピークに減少傾向にあるものの、23区で最も多くの感染者が報告されている世田谷区では、職員自身が感染したり、職員間で感染が拡大しないよう、細心の注意を払… 2020/05/18 在宅医療
在宅医療における臨時的な対応を中医協で議論、同日付で事務連絡発出 在総管では電話再診を訪問回数に含めて算定 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2020年4月24日の総会で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う医療保険制度の対応について議論した。在宅医療における臨時的な対応として、電話等再診を行った場合も訪問回数に含めて在宅時医学総合管理料(在総管)や施設入居時等医学総合… 2020/04/25 行政・制度
インタビュー◎COVID-19の拡大による診療所経営への影響 3月は500万円の減収に、オンライン診療を開始 みやはら耳鼻咽喉科(岡山市南区)院長の宮原孝和氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が続いている。耳鼻咽喉科ではCOVID-19が否定できない患者に対し、一定期間ネブライザー療法を控えるよう学会が推奨するなど、診療規模を縮小せざるを得ない状況だ。みやはら耳鼻咽喉科(岡山市南区)は、今年3月時点で前年同月比500万円(22%)の減… 2020/04/23 医療経営
日経ヘルスケア 書籍紹介 “リアル”なクリニック経営──300の鉄則 医療機関や介護施設の運営や開業支援などを100件以上手掛けた実績のある著者が、クリニック経営の実践的なノウハウを「300 の鉄則」としてまとめた書。開業から財務管理、集患、人事労務、事業承継まで、クリニックの経営に関わる幅広いテーマについて、押さえておくべき鉄則を紹介する。… 2020/04/22 医療経営
政府が「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を閣議決定 オンライン診療、初診で実施可能な仕組み整備へ 政府は2020年4月7日の臨時閣議で、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を閣議決定した。緊急時に5万床超の病床を確保するほか、「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(仮称)」を創設して都道府県における医療提供体制の強化を支援する。さらに、初診対面診療の原則を時限的に緩和… 2020/04/10 医療機器
シリーズ◎2020診療報酬改定 オンライン診療は「おおむね30分以内に通院・訪問可能」が目安に 厚生労働省が2020年度診療報酬改定の疑義解釈資料を公表 厚生労働省は3月31日、2020年度診療報酬改定の疑義解釈資料を公表した。今改定では、オンライン診療料(71点)における緊急時の対応について、「オンライン診療を実施する医療機関において、おおむね30分以内に対面診察可能な体制を有すること」の要件が削除。夜間や休日などやむを得ず対応できな… 2020/04/09 行政・制度
日経ヘルスケア 新製品紹介 血流計測を簡便に行える超音波診断装置 SONIMAGE(ソニマージュ) HS2 同社が製造販売する「SONIMAGEHS1」の後継機種。CPU 性能の向上、メモリー容量の増加などにより操作レスポンスを改善したほか、血流計測を簡便に行える機能を搭載した。 2020/03/24 医療機器
日経ヘルスケア 新製品紹介 移乗介助用のハンドル付きのダイニングチェア Premo(プレモ) 高齢者施設のダイニングルームやデイルームでの使用を想定した椅子。スタッフが移乗介助しやすいよう背面にハンドルを設けたほか、利用者が立ち座りの際に手をついたり握りやすいよう、肘置きを長めにしてある。… 2020/03/23 老年医学・介護
日経ヘルスケア 新製品紹介 2020年度改定の答申内容をいち早く解説したDVD・CD “中林梓氏”の2020年診療報酬改定速報の詳細解説セミナーDVD・CD 2020年2月23日に開催された「“中林梓氏”の2020年診療報酬改定速報の詳細解説セミナー」(全6時間)を収録したDVD・CD。DVDまたはCDと、当日の講演に使用したカラー資料(全292ページ)をセットで販売する。中央社会保険医療協議会が2月7日に答申した2020年度診療報酬改定の内容を、入院医療、外… 2020/03/06 行政・制度
日経ヘルスケア 新製品紹介 圧刺激で落ち着きをもたらす重り入りの掛け布団 ウェイテッド Hug ふとん ポリエステル繊維の束からなる重りを入れた、重さ6kgの掛け布団。同社が施設等の協力を得て臨床評価を行い、5年かけて開発した。 2020/02/26 精神・神経
日経ヘルスケア 新製品紹介 軽量で防塵・防水性能のあるホルター心電計 Kenz Cardy 305 pico 35.8×40.8×8.7mmで13g(電池を含む)と小型・軽量のホルター心電計。防塵・防水性能を有し、装着したままシャワーや入浴ができる。 2020/02/25 医療機器
日経ヘルスケア2月号特集「“超”採用難時代を乗り越える」より 自院のウェブサイト経由の採用応募が4倍に! 医師や看護師で売り手市場が続くなど、医療・介護業界はまさに“超”採用難時代に直面しています。そんな中、独自の採用活動により職員を増やしている医療機関や介護事業者もあります。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の2月号特集「“超”採用難時代を乗り越える」から、知恵と工夫で人材獲… 2020/02/25 医療経営
日経ヘルスケア掲示板 【3月開催】医療・介護経営セミナー情報 2020年診療報酬改定詳細の徹底解説と施行に向けた完全算定・基準届出の対応策[内容]講義「2020年診療報酬改定の諮問答申と速報の詳細解説」ほか[講師]中林梓氏(ASK梓診療報酬研究所)[日時]3月1日(日)12:00~18:00[場所]全国町村会館(東京都千代田区)[参加費]HMS会員(法人・個人… 2020/02/21 行政・制度
日経ヘルスケア掲示板 【2月開催】医療・介護経営セミナー情報 地域包括ケア時代に求められるデイ・総合事業対応セミナー[内容]講演「総合事業の最新動向の各論」「次期改定に向けたデイの構築」ほか[講師]服部真治氏(医療経済研究機構研究部主任研究員)、小室貴之氏((株)楓の風代表)ほか[日時]2月29日(土)13:15~18:00[場所]新横浜プリンスホ… 2020/02/20 行政・制度
2020年度改定で、個人的に残念に思ったこと 2020年2月7日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)が2020年度診療報酬改定案を了承し、答申を行った。2020年度改定は、「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進」が重点課題と位置付けられ、医師等の勤務負担の軽減やタスクシフト・シェアを促す見直しが多く行われたほか、… 2020/02/20 行政・制度
日経ヘルスケア 書籍紹介 患者トラブル vs 応招義務 医療とスタッフを守るために 本誌好評連載「病医院トラブル110番日記」の著者でもある尾内康彦氏が、患者トラブルへの対応方法と心構えを解説した書。大阪府保険医協会発行「大阪保険医雑誌」の2019年2月号特集「『応招義務』再考」を加筆修正し、一部は追加書き下ろしした。… 2020/02/17 医師・患者関係
訪問診療 訪問診療とは、患者の同意を得て、計画的な医学管理の下に定期的に患家に訪問して行う診療のこと。あらかじめ患者の同意を得た上で、計画的に訪問する点が往診と異なる。訪問診療を行った場合、在宅患者訪問診療料を算定する。有料老人ホーム等に併設した医療機関が入居者に対して訪問診療を行う… 2020/02/12 在宅医療
シリーズ◎2020診療報酬改定 【認知症】長谷川式スケール、MMSEなどの算定は原則「3カ月に1回」に 認知症ケア加算は3段階に、専任の常勤医師・看護師の要件は緩和 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。認知症を有する患者への対応、認知症診療に関する報酬項目の見直しとしては、(1)認知症ケア加算の見直し、(2)認知機能検査等の算定要件の新設──などがある。… 2020/02/11 精神・神経
シリーズ◎2020診療報酬改定 機能強化加算の要件見直しは“半歩”前進の対応 支払い側が会見、急性期一般入院料1の基準見直しは「病床転換が一定程度進む」と評価 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。保険者などで構成される1号側委員(支払い側委員)は総会後の会見で、「入院医療における患者の状態に応じた評価や外来医療の機能分化など、全体としては医療機能の分化や強化… 2020/02/10 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 【救急】「救急搬送が年間2000件以上」など満たす病院向けに加算新設 救急医療管理加算は点数を引き上げ、重症度スコアの記載を要件化 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。 2020年度改定では、診療報酬本体の改定率+0.55%のうち、0.08%を「救急病院における勤務医の働き方改革への特例的な対応」に充てることとされた(関連記事:診療報酬改定… 2020/02/07 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 【慢性期】療養病棟入院料の経過措置は減算幅が15%に 200床未満の病院もデータ提出加算が要件化 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。 慢性期入院では、療養病棟入院基本料の経過措置の扱いが見直される。 改定前の療養病棟入院基本料には、2段階の経過措置が設定されていた。経過措置1は「看護配置20対1以上… 2020/02/07 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 【急性期】入院料1の看護必要度は31%に引き上げ 400床以上の病院ではDPCデータを用いた看護必要度IIによる評価を要件化 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。急性期入院の見直しの最大の争点となった一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の見直しについては、入院料1の基準が「31%」(看護必要度Iの場合)に引… 2020/02/07 行政・制度
往診 往診とは、急な状態悪化などの場合に、患者や家族、患者の看護に当たる者等から電話などで直接の求めがあり、医師が必要性を認めて速やかに患家に赴いて行う診療のこと。患者などの求めに応じて緊急的に訪問する点が訪問診療と異なる。往診を行った場合、往診料を算定する。… 2020/02/06 在宅医療
シリーズ◎2020診療報酬改定 看護必要度基準「35%」への引き上げを支払い側が要求 「基準2」の除外など踏まえたシミュレーション結果を厚労省が提示 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2020年1月15日の総会で、入院医療について議論した。一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)について、判定基準や評価項目を見直したシミュレーション結果が示され、看護必要度I(従来の評価方法)の場合、該当患者割合は急性… 2020/01/21 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 診療報酬改定率が決定、本体は0.55%の引き上げ 「救急病院における勤務医の働き方改革への特例的な対応」に0.08%を確保 加藤勝信厚生労働相は12月17日、2020年度診療報酬改定率を発表した。技術料に当たる本体部分を0.55%引き上げる一方で、薬価を0.99%(市場拡大再算定の見直し等を含む)、医療材料を0.02%引き下げる。2020年度改定の基本方針では、「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進」が重点課… 2019/12/17 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 救急医療管理加算に「重症度スコア」記載を要件化へ 一部項目ではスコアを基に算定対象とならない患者像も明確化する方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年12月4日の総会で、救急医療や小児・周産期医療、癌対策、脳卒中、生活習慣病をテーマに、診療報酬上の評価のあり方について議論した。救急医療では、救急医療管理加算の算定時に重症度スコアの記載を要件化したり、重篤な患者や、緊急入院が… 2019/12/11 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 回リハ病棟の実績指数、基準の引き上げ検討 支払い側は入院料2・4・6での要件化求めるも診療側から反対相次ぐ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年12月6日の総会で、回復期リハビリテーション病棟入院料など入院医療について議論した。リハビリのアウトカムを評価する指標であるリハビリテーション実績指数について、基準の引き上げが厚労省から提案された。支払い側委員は基準の引き上げ… 2019/12/11 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 DPCから地ケアへの転棟ではDPC/PDPSを算定 200床以上の病院の地ケア病棟では自院内転棟に一定の制限を設ける方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年12月6日の総会で、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料(以下、地域包括ケア病棟入院料)や回復期リハビリテーション病棟入院料などについて議論した。DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)対象病棟から地域包括ケア病棟に転棟す… 2019/12/06 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 回リハ病棟、FIM得点の患者への説明を要件化か 管理栄養士配置の努力義務は入院料2~6にも拡大する方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月29日の総会で、回復期リハビリテーション病棟入院料や入退院支援に対する評価のあり方について議論した。回復期リハビリ病棟入院料では、リハビリのアウトカムを適切に評価できるよう、入棟時のFIM得点について患者への説明を要件化する… 2019/12/04 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 地域包括ケア病棟、自院内転棟に一定の制限か 「地域包括ケアにかかる実績」の要件は見直しへ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月29日の総会で、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料や回復期リハビリテーション病棟入院料について議論した。地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料(以下、地域包括ケア病棟入院料)では、自院の一般病床からの転棟が多い実態に… 2019/12/03 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 タスクシフトの推進や人員配置の合理化を検討 総合入院体制加算の要件に「特定行為研修修了者の配置」など追加か 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2019年11月8日に開かれ、医療従事者の働き方改革の推進に向けた対応について議論した。(1)タスクシェア/シフト、チーム医療、(2)人員配置の合理化、(3)会議の合理化──の推進に向けて、現状と課題、論点が厚労省から提示された。タス… 2019/11/22 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 機能強化型訪問看護管理療養費の要件に「看護職員割合」追加を検討 リハビリ職の多いステーションに対する評価を適正化する方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月20日の総会で、訪問看護について議論した。機能強化型訪問看護管理療養費に「看護職員の割合」の要件を追加したり、理学療法士等による週4日目以降の訪問看護の評価の適正化、訪問看護計画書や報告書に訪問する職種の記載を求めるといっ… 2019/11/21 行政・制度
介護医療院 介護医療院とは、「日常的な医学管理」や「看取り・ターミナルケア」などの医療機能と、「生活施設」としての機能を兼ね備えた介護施設。2018年3月が設置期限だった介護療養型医療施設(介護療養病床)と看護配置25対1以下の医療療養病床が提供していた機能を担う新しい施設類型として、2018年度… 2019/11/19 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 一般病院の2018年度損益率は-2.7%、赤字続く 厚労省が医療経済実態調査の結果を報告、民間病院は黒字幅拡大 一般病院の2018年度の損益率は、前年度比0.3ポイント高い-2.7%だったことが、第22回医療経済実態調査で明らかになった(表1)。厚生労働省が2019年11月13日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に報告した。2018年度診療報酬改定は本体0.55%のプラス改定で、医業収益は2017年度から2018年度… 2019/11/14 行政・制度
医療区分 医療区分とは、慢性期入院医療を担う療養病棟において、患者の医療の必要度を評価するための指標。1~3の3区分があり、区分3が最も重い。区分2・3に相当する「対象疾患」「対象となる状態」が規定されており、該当する項目がなければ区分1となる。例として、区分3では「スモン」「人工呼吸器を使… 2019/11/13 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 在支病の往診医、自宅待機可能なことを明確化 主治医の求めによる訪問診療では情報共有に関する要件を追加か 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2019年11月6日に開かれ、2020年度診療報酬改定に向けて在宅医療について議論した。在宅療養支援病院(在支病)では、往診担当医が病院ではなく自宅で待機することも可能と明確化する方向に診療側・支払い側委員の双方が理解を示した。… 2019/11/08 行政・制度
重症度、医療・看護必要度 重症度、医療・看護必要度とは、急性期入院医療を担う病棟において、患者の医療や看護の必要度を評価するための指標。一般病棟用や、特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度がある。 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度は、「モニタリングおよび処置等」を評価するA項目、「患者の状態等… 2019/11/08 行政・制度
シリーズ◎医師の働き方改革 医師の業務のタスクシフト・シェアの検討を開始 「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」が初会合 厚生労働省は10月23日、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」(以下、タスクシフト/シェア検討会。座長は自治医科大学学長の永井良三氏)の初会合を開いた。医師の労働時間の短縮のため、医療専門職種への業務の移管(タスクシフティング)や共同化(タ… 2019/10/25 医師の職場環境
「医療機関の働き方改革」テーマに病院・診療所経営者が討論 改革の第一歩は「現場へのヒアリング」 今年3月、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2024年4月から導入する医師の時間外労働規制の枠組みを固めた。多くの医療機関は今後、医師の時間外労働が「年960時間以内、月100時間未満」に収まるよう体制を見直す必要がある。東京ビッグサイトで開催された「クロスヘルスEXPO 2019… 2019/10/17 医師の職場環境
地域医療構想の「邪魔をしない」診療報酬改定に 厚生労働省保険局医療課長の森光敬子課長が登壇 「全国一律の診療報酬で地域医療構想を無理に推し進めれば、地域の実情に合った議論が進まなくなる危険性がある。診療報酬の要件が医療機関の機能転換を阻んでいるようなら見直すなど、地域医療構想の『邪魔をしない』改定にしたい」――。東京ビッグサイトで開催中の「クロスヘルスEXPO 2019」(… 2019/10/11 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 地ケア病棟、大病院ほど自院内転棟が多い傾向 一般病棟を有する病院では自院の一般病床からの転棟が多い 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が10月3日に開かれ、地域包括ケア病棟患者の入棟元・退棟先の分析結果が示された。病床規模別の分析では、400床以上の大病院ほど自院の一般病床から入棟する自… 2019/10/08 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 療養病棟の患者の24%が膀胱カテーテルを留置 入院患者の90%以上にカテーテルを留置している病棟も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が10月3日に開かれ、療養病棟に関しては、膀胱留置カテーテルの留置状況に関するデータが示された。厚労省の調査によると、療養病棟に入院する患者の24.0%で膀… 2019/10/04 行政・制度
全日本病院学会に厚労省地域医療計画課課長の鈴木健彦氏が登壇 民間病院の診療実績データの分析結果も公表へ 「再編統合というと『病院の統廃合』ととらえられがちだが、それだけでなく病床のダウンサイジングや機能分化・連携・集約化なども含まれる。地域に求められる医療を質が高く効率的な形で不足なく提供するためにどのような対応が必要か、再編統合も視野に議論を進めてほしい」――。第61回全日本… 2019/10/02 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 急性期入院料1から入院料2・3への移行進まず 厚労省が入院医療等分科会に今年度の調査結果(速報値)を報告 厚生労働省は9月26日に中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)を開き、2018年度診療報酬改定の影響を検証するため今年度行った調査の結果(速報値)を報告した。改定前に7対1入院基本料を届け出ていた病棟では、急… 2019/09/30 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 看護必要度の基準、「急性期の指標として適切か」で意見分かれる 療養病棟の入院患者などと患者像の比較を求める声も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が9月19日に開かれ、急性期入院医療の指標である重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の基準について議論した。2018年度診療報酬改定で導入された「A… 2019/09/25 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 データ提出加算、回リハ5・6と療養の200床未満に対象拡大へ 対象拡大の方針に反対意見はないものの、中長期的な対応を求める声も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が9月19日に開かれ、2020年度診療報酬改定に向けて診療実績データの提出にかかる評価のあり方について議論した。データ提出を要件とする対象を広げる方針に委員… 2019/09/21 行政・制度
「自院の働き方改革に生かせるヒントを持ち帰ってもらいたい」 ハイズ代表取締役社長 裴 英洙氏 日経BPは2019年10月9~11日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「クロスヘルスEXPO 2019」を開催する。医療従事者にとって必見といえるのが、10月11日(金)のパネルディスカッション「働きやすい病医院を目指して――本音で進める医療機関の働き方改革」だ。本パネルディスカッションでは… 2019/09/18 医師の職場環境
死亡診断書の「死亡場所」の整理に異議あり! 医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』編集部は今年7月、在宅医療の経営や運営のノウハウをまとめた書籍『在宅医療 経営・実践テキスト』を発行した。在宅医療の制度や診療報酬、診療枠に応じた収入の目安、診療体制、集患策や訪問看護・介護事業者との連携のポイントなどについて、(株)メデ… 2019/09/18 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 2016年度以降、回リハ病棟の入棟時FIMが低下 「急性期からの早期受け入れだけでは説明できない」との指摘も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が9月5日に開かれ、診療情報・指標等作業グループにおける分析結果を基に入院患者の評価指標について議論した。回復期リハビリテーション病棟において、リハビ… 2019/09/13 行政・制度
全世代型社会保障改革担当相の西村康稔氏が内閣府で会見 「全世代型社会保障改革は安倍内閣最大のチャレンジ」 第4次安倍第2次改造内閣で経済再生担当・全世代型社会保障改革担当内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に就任した西村康稔氏が9月12日、内閣府で会見した。「全世代型社会保障改革は安倍内閣の最大のチャレンジであり、総理から『最重要課題なのでしっかり頼む』との言葉をいただいた。お年寄りも… 2019/09/13 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 A項目1点は「心電図モニター」が突出して多い 専門的な治療・処置は「免疫抑制剤の管理」が最多 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が9月5日に開かれ、診療情報・指標等作業グループにおける分析結果を基に入院患者の評価指標について議論した。急性期入院医療の指標である重症度、医療・看護… 2019/09/09 行政・制度
データで見る 2018年度診療報酬改定の在宅医療への影響 新設の包括的支援加算は約7割で算定 厚生労働省は2019年6月27日、「2018年社会医療診療行為別統計の概況」を公表した。2018年6月審査分レセプトのうち、オンラインまたは電子媒体で請求されたレセプトにおける診療報酬項目の算定状況を基に、2018年度診療報酬改定の在宅医療への影響を分析する。… 2019/08/09 在宅医療
厚労省「2018年社会医療診療行為別統計の概況」の分析で明らかに 併設施設へ頻回な訪問診療、“減収逃れ”か 有料老人ホーム等に併設する医療機関では、入居者に対する訪問診療が居宅患者などに比べて頻回に行われていることが、本誌調査で明らかになった(関連記事:新設の包括的支援加算は約7割で算定)。2018年度診療報酬改定での在宅患者訪問診療料の点数引き下げをカバーする“減収逃れ”の可能性があ… 2019/08/09 在宅医療
シリーズ◎2020診療報酬改定 リハ職が多い訪看ステーションの分析求める 約5%のステーションで「理学療法士等の割合が6割以上」との報告も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は7月17日、2020年度診療報酬改定に向けて、「介護・障害福祉サービス等と医療との連携のあり方」をテーマに議論した。厚労省から訪問看護の利用状況などに関するデータが示され、理学療法士等のリハビリ職が多い訪問看護ステーションについて、… 2019/07/22 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 「地域医療構想推進のため診療報酬で対応を」、支払い側が要望 診療側は「地域により様態が異なり、診療報酬による誘導は困難」と主張 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は7月10日、2020年度診療報酬改定に向けて、「地域づくり・まちづくりにおける医療のあり方」をテーマに議論した。厚労省は同日の総会に、(1)地域の状況を踏まえた入院医療のあり方、(2)地域における情報共有・連携、(3)医療資源の少ない… 2019/07/11 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 入退院支援加算の届け出病院では入院期間が短い傾向 入退院支援に携わる職員の専従・専任による効果の違いは見られず 厚生労働省の中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が7月3日に開かれ、療養病棟入院基本料や入退院支援について議論した。入退院支援では、入退院支援加算1・2を届け出ている病院ほど平均在院日数が短いとするデー… 2019/07/08 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 医療区分3患者の過半数が中心静脈栄養を受ける 約7割が3カ月以上にわたって実施、感染予防の観点から問題視する声も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が7月3日に開かれ、療養病棟入院基本料や入退院支援について議論した。療養病棟入院基本料に関しては、患者の医療区分の分布や在宅復帰機能強化加算の算定状況な… 2019/07/05 行政・制度
メリット大!の医科歯科連携の始め方 医科の在宅医療を提供できる場所は、自宅や高齢者住宅、医師の配置を義務付けられていない介護施設などに限られる。一方、歯科は「歯科」を標榜していない医療機関にも在宅医療を提供できることをご存じだろうか。 近年、歯科との連携が重要になってきている。厚生労働省は、2025年をめどに「地… 2019/05/08 在宅医療
医療需要の急減に備え、データに基づく経営判断を 日本病院会副会長・大道道大氏に聞く 日本病院会は病院経営支援事業の一環として、病院向け経営支援システム「JHAstis(Japan Hospital Association Strategy Tactics Information System)」を提供している。病院団体が会員病院の経営支援を手掛ける理由とJHAstisを利用するメリットについて、日本病院会副会長で病院経営支援事業を… 2019/02/18 医療経営
シリーズ◎医療・介護業界を襲う「2040年問題」 2040年に必要な病院は今の半分、4000ぐらいで足りる 日本病院会会長・相澤孝夫氏に聞く わが国では今後、75歳以上高齢者の急増と現役世代の急減という二つの大きな問題に直面する。人口構造の変化に伴い、医療需要も大きく変わることが見込まれる中、医療機関にはどのような対応が求められるか。日本病院会会長で、相澤病院(長野県松本市)などを運営する社会医療法人財団慈泉会理事… 2019/02/15 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 消費税率引き上げに伴う診療報酬改定案を答申 補填状況の速やかかつ継続的な検証と国民への分かりやすい周知を約束 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2月13日の総会で、10月の消費税率引き上げ(8%から10%)に伴う診療報酬改定案を了承し、根本匠厚生労働相に答申した。初診料は288点(現行点数から+6点)、再診料は73点(同+1点)、外来診療料は74点(同+1点)、急性期一般入院料1は1650点(… 2019/02/14 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 消費増税改定、初診料は288点、再診料は73点 支払い側委員からは議論の進め方に対する不満の声も 厚生労働省は2月6日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に10月の消費税率引き上げ(8%から10%)に伴う改定における個別改定項目の点数案を示した。初診料は288点(現行点数から+6点)、再診料は73点(同+1点)、外来診療料は74点(同+1点)、急性期一般入院料1は1650点(同+59点)―… 2019/02/07 行政・制度
医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会 医師少数区域の基準は偏在指標「下位33.3%」 外来医師偏在指標では「上位33.3%」の外来医師多数区域で新規開業に条件 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会は1月30日、医師の相対的な多寡を評価する医療圏ごとの基準を医師偏在指標の上位および下位「33.3%」とする案を了承した。三次医療圏、二次医療圏ごとの医師偏在指標を大きい順に並べ、下位33.3%を三次医療圏では「医師少数三次医… 2019/02/04 医師のキャリア
シリーズ◎2020診療報酬改定 初・再診料は5.5%、急性期一般入院料は4.8%引き上げ 中医協・医療機関等における消費税負担に関する分科会 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」は1月9日、2019年10月の消費税率引き上げ(8%から10%)に向けた診療報酬での対応における財源配分の考え方について議論した。消費税率引き上げに対応するための各報酬項目への上乗せ率として、初・… 2019/01/15 行政・制度
医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会 医師が多い地域での新規開業に「条件」、2020年度から 在宅医療や初期救急医療など地域に必要な医療機能を担うよう求める 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会が12月26日に開かれ、地域における外来医療の提供体制の確保のあり方について議論した。外来医療機能の偏在を解消するため、外来医師数が多い地域で新規開業する場合、在宅医療や初期救急医療など地域に必要な医療機能を担うよう求… 2018/12/28 医療経営
医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会 医師の多寡に応じた医師確保の方針が示される 二次医療圏よりも小さい「医師少数地区」の設定が可能に 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会が11月28日に開かれ、都道府県が策定する医師確保計画の内容について議論した。医師の多寡に応じた医師確保の方針や、医師偏在対策の実効性の確保策などが提示され、了承された。… 2018/12/07 医師のキャリア
「冬休みはいつ取りますか?」としつこく聞かれるワケ 「冬休みをいつ取るか、予定を教えてください」「決められた期間に冬休みを取れない場合、その理由といつ取る予定かを報告してください」――。最近、職場でこうしたアナウンスをされていないだろうか。もし思い当たることがあるとしたら、あなたの職場は法令順守意識の高い職場かもしれない。… 2018/12/05 医師の職場環境
シリーズ◎2020診療報酬改定 消費税率引き上げに向けた議論を取りまとめ 病院では入院料への配点割合を高め、入院料シェアも考慮 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」は11月21日、2019年10月に控える消費税率引き上げ(8%から10%)に向けた対応方針をまとめた議論の整理案を分科会長一任でまとめた。同日の分科会で出た意見や要望を反映し、12月の中医協総会に報告… 2018/11/28 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 入院医療の調査、「医師の指示の見直し頻度」の設問は削除 入院医療等の調査・評価分科会が2018年度に行う調査票案について議論 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が10月17日に開かれ、2020年度診療報酬改定に向けて行う調査の調査票案について議論した。過去の調査で尋ねていた「医師の指示の見直しの頻度」の設問について、複数の委員から削除を求める意見があり、… 2018/10/24 行政・制度
医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会 医師偏在の評価に人口構成など加味した指標導入 二次医療圏ごとに医師の多寡を明らかにし、少ない地域に医師を派遣 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会が9月28日に開かれ、地域ごとの人口構成の違いや医師の性別・年齢分布などを反映した医師偏在指標の計算式が示された。都道府県は今後、この指標を使って地域ごとの相対的な医師の多寡を明らかにし、医師多数区域から医師少数区域へ… 2018/10/03 医師のキャリア
入院料への配点では看護配置や収入に占める入院料の割合を考慮か 2019年10月の消費増税に伴う対応を議論 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」が9月19日に開かれ、2019年10月に控える消費税率引き上げ(8%から10%)に向けた対応について議論した。具体的な対応として、初・再診料と入院料の配分方法を見直したり、入院料への配点で看護配置… 2018/09/24 医療経営
厚労省の入院医療等分科会、2018年度調査は10~12月に実施 2020年度改定に向け、今改定の影響を調査へ 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が7月12日に開かれ、2018年度診療報酬改定の入院医療への影響調査の項目と実施スケジュールの案が了承された。2018年度と2019年度の2カ年で、急性期一般入院基本料や地域一般入院基本料、地域包括ケア病棟入院料、… 2018/07/12 行政・制度
地域包括ケア病棟協会が調査結果を公表 200床未満の9割が地域包括ケア病棟入院料1・3届け出の意向 地域包括ケア病棟協会は6月21日の会見で、2018年度診療報酬改定を踏まえて4月下旬に会員を対象に行った調査の結果を公表した。届け出が200床未満の病院に限定されている地域包括ケア病棟入院料(入院医療管理料を含む)1・3の届け出状況を見ると、改定前に地域包括ケア病棟入院料を届け出ていた20… 2018/07/02 医療経営
「施設」なのに居宅の報酬を算定…なぜ? 「在宅医療いつ始めるか? 今でしょ!」――。約2年前、2016年度診療報酬改定を受けて上記のタイトルで本コラムを執筆したところ、「表現が古い」と却下されてしまった。今回は2018年度診療・介護報酬同時改定を踏まえて本稿を執筆しているが、やはり同じタイトルをつけたい思いに駆られている。… 2018/06/20 在宅医療
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 支払い側、2018年度改定は「80点」と評価 DPCデータによる看護必要度の評価の導入は「大きな一歩」と位置付け 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働大臣に答申した。保険者などで構成される1号側委員(支払い側委員)は総会後に会見を開き、「かかりつけ医機能の発揮による重症化予防の取り組みや医療と介護の連携の強化、対人業務を重視し… 2018/02/07 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 【働き方改革】医療従事者の負担軽減・処遇改善に向けた計画作成を要件化 外来縮小策、看護職員の負担軽減策など取り組み内容にも踏み込む 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働大臣に答申した。2018年度改定の基本方針には、「医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進」が盛り込まれた。この方針の下、医療従事者の勤務環境改善につながるような見直しが多くなされた… 2018/02/07 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 【在宅】在医総管・施医総管の「月2回訪問」の点数を100点引き下げ 「月1回訪問」を増点して移行を促す一方、通院困難な患者は加算で評価 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働大臣に答申した。在宅医療では、患者の状態に応じたきめ細やかな評価が導入されたほか、主として在宅療養支援診療所(在支診)を届け出ていない一般診療所に対する評価が拡充された。今後の… 2018/02/07 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 【慢性期】療養病棟入院基本料は看護配置20対1に一本化 在宅復帰機能強化加算は10点から50点に引き上げ 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働大臣に答申した。慢性期医療では、現行「看護配置20対1以上」が要件の療養病棟入院基本料1と、「同25対1以上」が要件の入院基本料2が一本化される。新たな療養病棟入院基本料は、「基本的な… 2018/02/07 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 【速報】2018年度診療報酬改定の詳細が決定 入院料の再編・統合により医療機能の分化・強化と連携促す 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。団塊世代が75歳以上となる2025年とそれ以降の年齢・疾病構造の大きな変化に対応できるよう、医療提供体制を整備するため、医療機関の機能分化や強化、連携を促す内… 2018/02/07 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 7対1と10対1を「急性期一般入院料」に再編 厚労省が「これまでの議論の整理(案)」まとめる 2018年度診療報酬改定に向けた議論が大詰めを迎えている。厚生労働省は1月10日、12日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に「これまでの議論の整理(案)」を提示。2018年度改定における見直しの方向性が明らかにされた。入院医療では、一般病棟および療養病棟入院基本料を再編・統合し、7対1… 2018/01/17 医療提供体制
2018年度ダブル改定で「看取り」の解釈が拡大 2018年度診療報酬改定の議論が大詰めを迎えている。一般病棟や療養病棟における入院基本料の再編・統合や在宅復帰率の算出方法の見直しなど、病院経営への影響が大きい改定となる見通しだが、個人的に注目しているのは「看取りにかかる評価の見直し」だ。2018年度改定の基本方針では、具体的方向… 2018/01/17 ターミナルケア
シリーズ◎2018診療報酬改定 診療報酬改定率、本体は0.55%の引き上げ 介護報酬の改定率は0.54%のプラス改定 加藤勝信厚生労働相は12月18日、2018年度診療報酬改定率を全体(ネット)で1.19%引き下げると発表した。技術料に当たる本体部分を0.55%引き上げる一方で、薬価を1.36%、医療材料を0.09%引き下げるほか、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の見直しや長期収載品の薬価の段階的な引き下げなど薬… 2017/12/18 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 地域包括診療加算の同意取得の簡略化を検討 在宅医療の提供実績などを別途評価する案には支払い側から反対意見も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は12月1日の総会で、2018年度診療報酬改定における外来医療の評価のあり方について議論した。主治医機能を評価した「地域包括診療料」「地域包括診療加算」のうち、加算を算定する際の患者の同意取得にかかるプロセスの簡略化を図るなどの見直し案が… 2017/12/06 プライマリケア
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 再診患者に対するオンライン診察の評価を新設 対面診療とオンライン診察を組み合わせた場合の医学管理料も新たに設定 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は12月1日の総会で、2018年度診療報酬改定における遠隔診療の評価のあり方について議論した。オンライン診察を評価する場合の要件や、対面診療とオンライン診察を組み合わせた医学管理に現行の医学管理料より低い水準の報酬を設定すること、月1回の… 2017/12/01 医療情報
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 医療機関の併設施設への訪問診療、評価引き下げを検討 診療科の異なる医師の訪問診療で訪問診療料の算定が認められる方向に 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は11月10日、2018年度診療報酬改定に向けて、在宅医療をテーマに議論した。医療機関に併設する介護施設の入居者などへの訪問診療の評価を引き下げたり、1人の患者に対して複数の医療機関が訪問診療を提供することを認めるなどの方向性が示された。… 2017/11/13 医療提供体制
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 一般病院の2016年度の損益率、-4.2%に低下 医業・介護収益ともに増えるも、給与費の伸びが足かせに 一般病院の2016年度の損益率は前年度比0.5ポイント低い-4.2%だったことが、第21回医療経済実態調査で明らかになった(表1)。11月8日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に報告された。2016年度診療報酬改定で本体が0.49%のプラス改定となり、医業収益・介護収益ともに前年度に比べて増え… 2017/11/10 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 複数の非常勤医配置を常勤とみなすことを検討 ICUにおける医師の「常時勤務」の要件も緩和か 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は11月8日、2018年度診療報酬改定に向けて、医療従事者の働き方をテーマに議論した。医療従事者の常勤要件の見直しや医師の勤務場所に関する要件の緩和などの方向性が示され、おおむね了承されたが、医療の質や安全性を担保する観点から慎重な対応を求める意… 2017/11/09 医師のキャリア
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 生活習慣病管理料の要件、次期改定で見直しに 療養計画に降圧目標の記載や、特定健診の受診勧奨などを盛り込む可能性 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は11月1日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて外来医療について議論した。生活習慣病患者に対し、計画に基づき総合的な治療管理を行うことを評価した「生活習慣病管理料」の要件の見直しが厚労省から提案され、診療側・支払い側双方の委員が賛成… 2017/11/06 循環器
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 遠隔診療への報酬上の評価のあり方めぐり議論 診療側は「科学的根拠なく安易に評価することは認められない」と強調 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は11月1日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて外来医療について議論した。外来診療や訪問診療とスマートフォンを使ったオンライン診察を組み合わせた事例が紹介され、遠隔診療の対象患者や実施条件などが論点として示されたが、診療側委員からは… 2017/11/06 医療情報
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 妊産婦の外来管理に対する評価を新設へ 精神疾患を合併する妊産婦への対応では医療機関や行政の連携体制を評価か 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は10月11日、2018年度診療報酬改定に向けて、小児・周産期医療に対する評価のあり方を議論した。小児医療では、入院料ごとに異なっている対象年齢の上限をそろえることになった。周産期医療においては、妊婦の外来管理に対する評価が新設される方針が示され… 2017/10/13 小児科
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 介護医療院の名称、一部転換では病院名のみの看板表示も可 社保審医療部会に名称の取り扱いについての方針案示す 社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学学長・永井良三氏)は10月5日、2018年度診療報酬改定の基本方針と、介護医療院の名称の取り扱いについて議論した。2018年度改定が診療報酬と介護報酬の同時改定であり、2025年以降も見据えて医療・介護の提供体制を構築するための重要な節目となること… 2017/10/13 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 医療安全対策加算、専従医師配置への評価を検討 診療側委員からは慎重な意見相次ぎ、専従要件自体を見直す要望も 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は10月11日、2018年度診療報酬改定に向けて、医療安全対策の取り組みへの評価のあり方を議論した。医療法施行規則が2016年に改正され、特定機能病院に専従の医師、薬剤師、看護師を配置した医療安全管理部門の設置が義務付けられたことを踏まえ、医療安全対… 2017/10/13 医療安全
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 緩和ケア担う病院の在宅医療・訪問看護の提供を評価か 医療用麻薬の投与期間の上限見直しには慎重な対応求める意見 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は10月4日、2018年度診療報酬改定に向けて、緩和ケアに対する評価のあり方を議論した。癌患者への緩和ケアでは、緩和ケア病棟に入棟するまでの平均待機期間や、在宅緩和ケアとの連携などが論点に挙がった。在宅緩和ケアでは、医療用麻薬の投与期間の見直しに… 2017/10/06 癌
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 小児の入院、がん診療にかかる加算を包括外に がんゲノム医療中核拠点病院の評価は指定要件の議論を踏まえて検討 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は10月4日、2018年度診療報酬改定に向けて、がん医療の提供体制について議論した。小児がん医療においては、評価を拡充する方向性が示された。 2017/10/05 癌
日本アルトマークが施設基準届け出状況の調査結果を公表 7対1病床の届け出、1年で20病院・8242床減少 地域包括ケア病棟・病床の届け出は引き続き増加 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマークは9月27日、2017年6月1日時点の全国の病院の施設基準届け出状況を調査した結果を公表した。一般病棟7対1入院基本料の届け出は1520病院・35万4980床で、7対1入院基本料の要件が厳格化された2016年度診療報酬改定直後の2016年6月1日時点に比べ… 2017/10/04 行政・制度
厚生労働省が医療施設(動態)調査・病院報告の結果を公表 2016年の病院数、38施設減の8442施設に 一般診療所は534施設増の10万1529施設、有床診の無床化が進む 厚生労働省は9月26日、2016年医療施設(動態)調査・病院報告の結果を公表した。病院数は前年比38施設減の8442施設、一般診療所は同534施設増10万1529施設だった。病院における1日平均在院患者数は前年比0.4%減の125万769人、1日平均外来患者数は同0.8%減の135万5757人で、入院患者・外来患者と… 2017/10/04 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 レセプト様式に郵便番号、患者氏名のカナ表記の追加などを検討 方向性は大筋で了承されるも、現場の負担増に対する配慮求める声が上がる 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は9月27日、2018年度診療報酬改定に向けて、診療報酬の請求などの事務の効率化・合理化や、請求データを用いて地域単位で分析を行うなどの情報の利活用を見据えた対応のあり方について議論した。厚生労働省から具体的な対応方針が示され、支払い側、診療側双… 2017/10/03 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 維持期リハビリ、介護保険への移行めぐり議論 支払い側が「次期改定での移行」主張するも、診療側は慎重な対応求める 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は9月13日、2018年度診療報酬改定に向けて、維持期・生活期リハビリテーションの介護保険への移行の方針について議論した。支払い側委員が次期改定での移行を主張したのに対し、診療側委員からは「医療保険での維持期リハビリが必要な患者もいる」として慎重… 2017/09/20 行政・制度
医師需給分科会に厚労省が論点を提示、年内に議論取りまとめへ 偏在解消に向け「自由開業制の制限」など議論 厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会」の「医師需給分科会」(会長:長崎大学学長・片峰茂氏)は9月13日、医師の偏在是正対策のあり方について議論した。外来医療の提供体制のあり方をめぐっては、診療所の開設時に入院医療と同様に医療審議会での審議を要件とする意見が出た。… 2017/09/20 医師のキャリア
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 医療保険部会が2018年度改定の基本方針を議論 「希望に応じた看取りの推進」や「医療介護連携」など盛り込まれる 社会保障審議会医療保険部会(会長:国立社会保障・人口問題研究所所長・遠藤久夫氏)は9月6日、2018年度診療報酬改定の基本方針を決める議論を開始した。厚生労働省が示した基本認識と改定の方向性のたたき台に対し、各委員が意見する形で議論が進められた。… 2017/09/11 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 DPCの機能評価係数II、重み付けは行わない方針 効率性・カバー率係数の重み付けが提案されるも、消極的意見相次ぐ 中央社会保険医療協議会(中医協)の「DPC評価分科会」(会長:千葉大学医学部附属病院長・山本修一氏)は9月1日、2018年度診療報酬改定に向けて機能評価係数IIの取り扱いについて議論した。2018年度改定での実施が検討されていた機能評価係数IIの重み付けに対しては消極的な意見が相次ぎ、行わな… 2017/09/04 行政・制度
「医師不足地域における若手医師のキャリア形成支援」に8億円を計上 厚労省の2018年度概算要求は31兆4298億円 厚生労働省は8月25日、2018年度予算概算要求を公表した。要求額は2017年度当初予算比7426億円(2.4%)増の31兆4298億円で過去最高となった。高齢化に伴う年金や医療など社会保障関係費の増加額としては6300億円を見込む。政府が2015年に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針… 2017/08/31 行政・制度
中医協が「FreeStyle リブレ」の保険適用を了承 血糖変動を患者が随時確認できる機器が保険適用 中央社会保険医療協議会(中医協)は8月23日の総会で、医療機器の保険適用について議論した。皮下にセンサーを挿入して間質液中のグルコース濃度を持続測定し、血糖値の変動を推定する「FreeStyle リブレ」については、技術料で評価する案が示され、了承された。9月1日から保険適用される。… 2017/08/23 医療機器
働き方改革の議論に必要な「対患者」の視点 8月2日に厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」の初会合が開かれた。政府が今年3月に策定した「働き方改革実行計画」では、時間外労働の上限を法律で定め、罰則による強制力を持たせて長時間労働を是正する方針だ。秋の臨時国会にも労働基準法改正案などの関連法案が提出されるとみられ… 2017/08/16 医師の職場環境
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 療養病棟でのデータ提出の要件化を検討 「小規模病院での対応は厳しい」と慎重な意見も 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹氏)は8月4日、療養病棟入院基本料について議論した。厚生労働省はDPCに準拠したデータ提出のための取り組みを論点に挙げたが、施設基準で要件化することには慎重な対応… 2017/08/08 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 有床診の在宅復帰機能強化加算、算定は1割 算定施設を増やすため、要件緩和を求める意見も 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹氏)は8月4日、有床診療所入院基本料について議論した。2016年度診療報酬改定で新設された「在宅復帰機能強化加算」の届け出が少ない実態を踏まえ、要件緩和を求める意… 2017/08/08 行政・制度
働き方改革に向けた関連法案は秋の臨時国会への提出目指す 新厚生労働大臣の加藤勝信氏が就任会見 第3次安倍第3次改造内閣が8月3日に発足し、岡山5区選出(当選5回)の加藤勝信氏が厚生労働大臣に就任した。働き方改革担当、拉致問題担当も兼務する。加藤氏は就任会見で、「国民一人ひとりを生涯にわたって支える厚生労働行政をはじめ、働き方改革、拉致問題にしっかり取り組んでいきたい」と話… 2017/08/04 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 厚労省、リハビリの実施状況などを調査へ 2016年度診療報酬改定の影響について調査・検証、7月に開始 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は6月28日、2016年度診療報酬改定の結果検証のための調査票案を了承した。回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカム評価の導入の影響や維持期リハビリテーションの介護保険への移行状況、残薬、重複・多剤投薬の実態などについて調査する。7~9月にか… 2017/06/28 行政・制度
開始から1年半、研修修了者が増えない実態を踏まえ 看護師特定行為研修、制度見直しに向け検討へ 修了者に対する「診療報酬上のインセンティブ」を求める意見も 厚生労働省の「第13回医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会」が6月26日に開催され、特定行為研修を担う指定研修機関や受講者の確保、制度の認知度向上のための方策について議論した。研修機関を増やすためルールを見直すほか、研修体制の整備に向けた計画を2018年度に始ま… 2017/06/27 医療提供体制
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 2016改定後の看護必要度、該当割合は28.8%に 入院医療等の調査・評価分科会が2016年度調査結果(速報)の概要を提示 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹氏)が6月7日に開かれ、2016年度に実施した調査結果(速報)の概要が示された。2016年度診療報酬改定で見直された一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(以下、看… 2017/06/09 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 看護配置に応じた病床機能の考え方を提案 地域医療構想に関するワーキンググループが病床機能報告について議論 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」が6月2日に開催され、病床機能報告制度において特定集中治療室などの特定の機能を持たない病棟がどの機能を報告するかの取り扱いについて議論した。7対1一般病棟は基本的に「高度急性期」または「急性期」、10対1は「急性期」または「回復… 2017/06/05 医療提供体制
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 大病院の地域包括ケア病棟届け出に制約求める 病床規模別の算定状況の分析を要望する意見も 中央社会保険医療協議会(中医協)は5月17日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて入院医療をテーマに議論した。主として回復期機能を担う地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟の評価のあり方について議論した。… 2017/05/19 行政・制度
日本アルトマークが療養病床の入院料の算定状況の調査結果を公表 2017年度末に廃止予定の療養病床、全国で約12万床に 病床再編や介護保険施設への転換が進む可能性 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマークは5月10日、療養病床の入院料の算定状況について、2016年10月から2017年3月にかけて調査した結果を公表した。2018年3月末に経過措置が切れ、廃止期限を迎える介護療養病床(介護療養)や療養病棟入院基本料2を算定する医療療養病床(医療療… 2017/05/15 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 療養病棟でのリハビリ、退院支援の評価を議論 医療区分、ADLを軸とした入院基本料には見直し求める意見相次ぐ 中央社会保険医療協議会(中医協)は4月26日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて入院医療をテーマに議論した。慢性期医療を担う療養病棟でのリハビリテーションの提供や退院支援の推進に対する評価や、2018年3月末で経過措置が切れる5対1、6対1の看護配置基準の取り扱いについて議論した。… 2017/04/26 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 一般診療所が担う在宅医療の評価のあり方を議論 診療所と病院の連携による24時間対応への評価を要望する声も 中央社会保険医療協議会(中医協)は4月12日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて在宅医療をテーマに議論した。在宅医療のニーズの増加や課題の多様化を踏まえ、在宅医療の担い手を増やすため、在宅療養支援診療所(在支診)以外の一般診療所による在宅医療の提供を評価することなどを検討した… 2017/04/16 在宅医療
厚労省「医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」が報告書を厚労相に提出 医師・看護師等の「新しい働き方」を提言 厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授・渋谷健司氏)は4月6日、報告書をまとめ、塩崎恭久厚生労働大臣に手渡した。短時間労働や時差勤務の導入といった勤務体系の見直しや、偏在是正を目… 2017/04/07 医師のキャリア
加算を算定できず1カ月・100床当たり500万円以上の減収となった病院も 医療療養2、約4分の1が要件満たせず入院料減算 日本慢性期医療協会は3月21日、「医療療養病床2(25:1)の実状調査」の集計結果をまとめ、協会のウェブサイトで公表した。療養病棟入院基本料2を算定する149病院のうち、39病院(26.2%)が2016年度診療報酬改定後に要件を満たせず、95%に減算された入院料を算定していた。各種の加算も算定でき… 2017/04/03 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 DPC、医療機関別係数の対応方針案が示される 病院が自らII群かIII群かを選べる「選択制」については継続議論 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長:東邦大特任教授・小山信彌氏)が3月31日に開催され、医療機関別係数の今後の対応方針について議論した。病院が自ら医療機関群を選べる「選択制」の導入や、機能評価係数IIの見直しについては引き続き議論するこ… 2017/03/31 行政・制度
はやる診療所が漏れなくやっていた「あること」 医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』3月号で、診療所が外来診療で生き残るための集患・増患策を紹介した。一般診療所が増え続ける一方、外来医療需要は間もなく頭打ちになる見通しで、診療所の置かれた状況は厳しい。こうした中で現在も外来患者を増やし続けている診療所の取り組みを取材し… 2017/03/15 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 在宅医療のサービス提供、評価のあり方を議論 都市部と地方の提供体制の地域差解消を求める意見相次ぐ 中央社会保険医療協議会(中医協)は1月11日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて在宅医療をテーマに議論した。訪問診療、在宅薬剤管理、訪問看護などについて、多様化するニーズに応える新たなサービスの提供や、地域や患者個々の状態の差などを踏まえた評価のあり方などについて話し合われた… 2017/01/16 医療提供体制
2016年度診療報酬改定による影響の調査結果を公表 全日病、50病院が7対1から10対1などに転換 新たに7対1の算定を開始したのは9病院・880床 全日本病院協会は1月5日、2016年度診療報酬改定に伴う病棟転換などの状況を調査した結果を公表した。2016年3月1日時点と10月1日時点の比較で、一般病棟7対1入院基本料の算定は1075病棟から24病棟減の1051病棟に、4万7308床から875床減の4万6433床に減った(図1、2)。一方で地域包括ケア病棟入院… 2017/01/10 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 療養病床のあり方に関する議論の整理案まとまる 転換のための準備期間は「3年案」「6年案」を併記する形に 厚生労働省は12月7日に社会保障審議会・療養病床の在り方等に関する特別部会(部会長:学習院大学経済学部教授・遠藤久夫氏)を開き、「療養病床の在り方等に関する議論の整理(案)」を取りまとめた。今後、厚労省がこの「議論の整理」を基に介護保険法の改正案を作成し、2017年通常国会への提出… 2016/12/09 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 DPC病院、II群の要件見直しなどの要望相次ぐ 機能評価係数IIの重症度係数の検証や重み付けの導入を求める意見も 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長:東邦大特任教授・小山信彌氏)が11月9日に開催され、2018年度診療報酬改定に向けた検討課題が示された。医療機関別係数のうち基礎係数、調整係数、機能評価係数IIについて議論し、委員からはII群病院の要件の見… 2016/11/10 行政・制度
日経ヘルスケア特集◎診療所経営が上向く12のヒント《4》 未収金回収は金額に応じて「作戦」を使い分け 患者トラブルも院長にとっては頭の痛い問題。事務長などがいなければ、院長が自ら対処しなければならない。ここでは未収金問題やクレーマー患者への対策の要点を紹介する。 2016/11/02 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 介護療養病床の廃止に伴う新施設案が示される 医療内包型は介護保険法に、医療外付け型は介護保険法・老人福祉法に規定 厚生労働省は10月26日に社会保障審議会・療養病床の在り方等に関する特別部会(部会長:学習院大学経済学部教授・遠藤久夫氏)を開き、介護療養病床や4対1(診療報酬上は20対1)看護配置を満たせない医療療養病床などの移行先となる新しい施設類型案を示した(表1)。… 2016/10/28 行政・制度
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 かかりつけ医以外を受診時の「定額負担」に反対相次ぐ 厚労省部会、「かかりつけ医の定義があいまい」など導入に消極的 社会保障審議会医療保険部会(会長:学習院大学経済学部教授・遠藤久夫氏)は10月26日、かかりつけ医以外の医師にかかった場合に患者に定額の負担を求める「外来時定額負担」の導入について議論した。委員からは反対の意見が相次いだ。… 2016/10/27 行政・制度
日経ヘルスケア特集◎診療所経営が上向く12のヒント《3》 解雇、退職、有休…労務トラブルの予防策は? 不慣れな労務管理に悩む診療所院長は少なくない。問題職員に辞めてもらう場合の注意点、各種手当や退職金制度などの活用法を紹介する。 2016/10/27 医療経営
日経ヘルスケア特集◎診療所経営が上向く12のヒント《2》 PR、待ち時間対策…増患策見直しのポイントは? 患者数が伸び悩んでいる場合、まずは様々な手法で原因を把握することが不可欠だ。その上で、ウェブサイト見直しをはじめとするPR強化策、待ち時間対策などの効果的な手法を取り入れたい。 2016/10/24 医療経営
日経ヘルスケア特集◎診療所経営が上向く12のヒント《1》 院長の4割が前年比減収と回答、その理由は? 患者数の減少、スタッフ不足ー。本誌の読者調査で、8割の院長が診療所経営に不安を抱えていることが分かった。読者から寄せられた12の「悩み」の解決策を探った。 2016/10/20 医療経営
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 診療報酬改定の基礎資料となる調査案を了承 看護必要度や地域包括ケア病棟入院料の包括範囲見直しの影響などを調査 中央社会保険医療協議会(中医協)は10月19日の総会で、2016年度診療報酬改定の影響などを検証する「入院医療等における実態調査」の内容を了承した。厚生労働省は11~12月にかけて調査を行い、来年2月以降に中医協の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」に結果を報告する。同分… 2016/10/19 行政・制度
数年後には在宅医療が診療所の必須要件に? 「数年後には、在宅医療の提供が診療所の必須要件となるのではないか」――。最近、取材をしていて、そう感じることがとても多い。そこで今回の『記者の眼』では、診療所が在宅医療を手掛けなければならなくなると考える理由を解説したい。… 2016/10/19 医療提供体制
日本アルトマークが施設基準届け出状況の調査結果を公表 7対1病床、2年で79病院・1万846床減少 地域包括ケア病棟の届け出は1509病院・4万4901床に 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマークは9月13日、2016年6月1日時点の全国の病院の施設基準届け出状況を調査した結果を公表した。一般病棟7対1入院基本料を届け出た病院は1540病院・36万3222床で、2014年度診療報酬改定直後の2014年5月1日時点の調査からは79病院・1万846床減った… 2016/09/13 行政・制度
DPC評価分科会が了承、対象は10月1日時点で情報を公表している病院 2017年度からDPCで「病院情報の公表」を評価 機能評価係数IIの一つである保険診療指数で評価 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長:東邦大特任教授・小山信彌氏)が9月12日に開催され、機能評価係数IIの保険診療指数の新たな項目として導入予定の「病院情報の公表」について、2016年10月1日時点で情報を公表している病院を対象とすることが決ま… 2016/09/13 行政・制度
在宅メーンの診療所が外来に注力し出す理由 2016年度診療報酬改定は、病院完結型から地域完結型の医療への移行を前面に打ち出す内容となった。その象徴といえるのが、退院支援に関する評価の見直しだ。点数が大きく引き上げられた一方で、入院早期から退院調整に取り組むことが要件化された。さらに、退院患者の受け皿となる外来医療や在宅… 2016/05/17 在宅医療
特集◎2016診療報酬改定のツボ《2》 在宅◆重症度や訪問頻度に応じた評価を導入 在宅関連では、新たに「在宅専門診療所」の開設が認められることになった。近年、在宅医療を主力業務とする診療所は珍しくなくなったが、その場合も、外来診療を行わずに往診と訪問診療のみを手掛けることは認められなかった。この規制が緩和された。… 2016/04/25 行政・制度
3年で因果関係を否定できない報告例が8例、うち1人は死亡 ラピアクタの副作用に「アナフィラキシー」追加 厚生労働省は4月21日、抗インフルエンザ薬ペラミビル(商品名ラピアクタ)との因果関係を否定できないアナフィラキシーが2013年以降に8例報告されていたことを公表した。このうち1人が死亡した。厚労省は添付文書の改訂を製造販売元である塩野義製薬に指示。同社は4月21日付で添付文書を改訂した… 2016/04/22 医薬品
特集◎2016診療報酬改定のツボ《1》 外来◆認知症と小児に「主治医報酬」を新設 外来における改定のポイントは、地域包括ケア推進の流れに呼応する形で、主治医機能の強化や大病院の外来縮小をより一層進める施策が盛り込まれたことだ。 2016/04/22 行政・制度
速報◎2016年熊本地震 「仮設建物でも保険診療可能」、厚労省が明示 震災に絡む施設基準や診療報酬の取り扱いに関する事務連絡を発出 厚生労働省は4月18日、熊本地震による被災に伴う保険医療機関や診療報酬の取り扱いについて事務連絡を発出した。保険医療機関が全半壊した場合、代替する仮設建物でも保険診療を可能とすることや、患者が処方箋を持たずに調剤を求めてきた場合、事後に処方箋の発行を受けることを条件に薬局などが… 2016/04/19 行政・制度
治験や先進医療など、既存の評価療養との関係を整理 「患者申出療養」実施に向け議論始まる 患者から申し出があった未承認の医療技術について、保険診療との併用を認めるかを検討する「患者申出療養評価会議」(座長:聖路加国際病院長・福井次矢氏)の第1回会議が、4月14日に開催された。制度の詳細な運用方法について議論し、治験や先進医療といった既存の評価療養との関係を整理した。… 2016/04/15 行政・制度
シリーズ◎どうなる新専門医制度 新専門医制度、2017年スタートに暗雲 医療部会に委員会設置を決定、開始時期を含めて検討 社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)は2月18日、2017年4月に開始予定の新しい専門医制度について議論した。日本専門医機構理事長の池田康夫氏らが制度の概要や今後のスケジュールなどを説明したが、「若手医師の地域偏在がさらに進む」「雇用形態や待遇に関する検討が不… 2016/02/19 医師のキャリア
シリーズ◎2016診療報酬改定 【リハビリ】回復期リハビリに「アウトカム評価」を導入 実績が低い場合は疾患別リハビリ料を包括化、効率アップを目指す 2016年度診療報酬改定では、質の高いリハビリテーションを推進する観点から、回復期リハビリテーション病棟に「アウトカム評価」が導入された。回復期リハビリ病棟では疾患別リハビリテーション料を1日9単位まで算定できるが、改定後はリハビリによる改善実績が一定の水準を下回る場合、1日6単位… 2016/02/12 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 【急性期後】地域包括ケア病棟での手術・麻酔は包括外に ICU管理料などを算定する病院では「1病棟まで」の制限も 2016年度診療報酬改定では、「地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料」で、これまで包括されていた手術や麻酔にかかる費用を出来高で算定できるようになった。比較的軽度な急性期患者の入院機能を担わせるのが狙いだ。点数は据え置かれた。… 2016/02/12 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 【在宅】機能強化型訪看ステーションの要件緩和 看取り件数のカウントのルール見直し、重症児の受け入れ実績も評価 訪問看護の分野では、機能の高い訪問看護ステーションを実情に即して評価する観点から、「機能強化型」の要件が見直された。要件の一つである年間の看取り件数について、医療機関が「在宅がん医療総合診療料」を算定したケースを含められるようルールが改められるほか、超・準超重症児の受け入れ… 2016/02/12 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 【在宅】在宅専門診療所、要件に大幅な縛り 「重症患者割合が5割以上」などの要件を満たせない場合は低い点数を算定 2016年度診療報酬改定では、在宅医療の質・量の向上を図る観点から、評価体系が大きく見直された。これまで、患者の重症度にかかわらず一律の点数だった「在宅時医学総合管理料」(在医総管)といった管理料について、患者の状態や診療内容、居住場所の人数などによって評価を細分化。「在宅専門… 2016/02/10 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 【速報】2016年度診療報酬改定の詳細が決定 「2025年モデル」見据え、医療機関の機能分化・強化を促進 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2月10日の総会で、2016年度診療報酬改定案を承認し、塩崎恭久厚生労働大臣に答申した。2014年度改定と同様、医療・介護提供体制の「2025年モデル」を見据え、医療機関の機能分化や強化を促す内容となった。… 2016/02/10 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 基準調剤加算の「敷地内禁煙」、要件化は見送り 看護必要度の要件は経過措置を拡充、「骨抜き」との指摘も 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月3日の総会で、2016年度診療報酬改定の個別改定項目で修正が必要な箇所について議論した。1月27日に示された個別改定項目のうち、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の見直しに伴う経過措置が拡充されたほか、調剤薬局が算定する基準… 2016/02/03 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 診療報酬改定率が決定、本体は0.49%引き上げ 全体では実質2回連続のマイナス改定に 塩崎恭久厚生労働相は12月21日、2016年度診療報酬改定率を全体(ネット)で1.03%引き下げると発表した。技術料に当たる本体部分を0.49%引き上げる一方で、薬価を1.22%、医療材料を0.11%引き下げるほか、市場拡大再算定による薬価の見直しで0.19%を引き下げる。このほか、市場拡大再算定の特… 2015/12/21 行政・制度
在宅患者は過去最多の15万6400人に 2014年患者調査、入院・外来とも患者数は減少 都道府県別受療率は西日本で高い傾向 厚生労働省は12月17日、2014年の患者調査の結果を公表した。入院患者は131万8800人(前回調査比マイナス2万2200人)、外来患者は723万8400人(マイナス2万2100人)で、いずれも2011年に比べて減った。傷病分類別に見ると、入院では「精神および行動の障害」、外来では「消化器系の疾患」が最も多… 2015/12/18 医療提供体制
“7対1落とし”の色濃い2016診療報酬改定 2016年度診療報酬改定に向けて、中央社会保険医療協議会(中医協)での議論が本格化してきた。改定率は12月下旬に決まる予定だが、全体でのマイナス改定は避けられないとみられる。 2015/12/14 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 看護必要度に「M項目」新設、厚労省が提案 該当患者割合は15%から25%に引き上げか 中央社会保険医療協議会(中医協)は12月9日の総会で、2016年度診療報酬改定における入院医療のあり方について議論した。急性期医療の担い手である7対1病床が多い現状を踏まえ、平均在院日数の短縮、「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)の見直し、「自宅等への退院割合」(以下、在… 2015/12/10 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 次期改定の基本方針を中医協に報告 年明けの医療部会では専門医制度について議論予定 厚生労働省は社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)、医療保険部会(会長:学習院大学経済学部教授・遠藤久夫氏)がまとめた2016年度診療報酬改定の基本方針を12月9日、中央社会保険医療協議会(中医協)に報告した。今後はこの基本方針に基づき議論を詰める。基本方針では… 2015/12/10 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 リハビリ評価、効率に応じて一部包括化を検討 維持期リハビリは介護保険に移行する方針を確認 中央社会保険医療協議会(中医協)は12月3日の総会で、2016年度診療報酬改定におけるリハビリテーションの評価のあり方について議論した。厚生労働省は回復期リハビリテーション病棟に入院する患者へのリハビリについて、提供した量に対する効果が一定基準を下回る場合、1日6単位を超えた分を入院… 2015/12/08 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 看護職の夜勤72時間ルール、見直しで議論紛糾 医師委員からは賛成意見相次ぐも、日看協は現状維持求める 中央社会保険医療協議会(中医協)は11月25日の総会で、2016年度診療報酬改定に向け、看護職員の「夜勤72時間ルール」のあり方について議論した。厚生労働省が現行のルールを緩和する方向の見直しを提案したが、委員の間で意見が分かれ、了承には至らなかった。… 2015/11/29 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 「診療報酬はマイナス改定」、財政審が再度強調 かかりつけ医普及の観点から主治医報酬の要件緩和も要望 財務省の財政制度等審議会(財政審)は11月24日、「平成28年度予算の編成等に関する建議」を財務大臣の麻生太郎氏に提出した。2016年度診療報酬改定では診療報酬本体をマイナス改定とすること、社会保障関係費の伸びを高齢化による自然増に相当する5000億円の範囲にとどめることなどを要望した。… 2015/11/26 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 主治医機能、算定対象となる疾患を拡大へ 小児に対する主治医機能の評価も検討 中央社会保険医療協議会(中医協)は11月11日の総会で、2016年度診療報酬改定における外来医療のあり方について議論した。2014年度改定で主治医機能を評価するために新設された「地域包括診療料」「地域包括診療加算」について、認知症患者に対して介護に関する療養上の指導を含めた継続的かつ全… 2015/11/19 医療提供体制
シリーズ◎2016診療報酬改定 重症児の受け入れ実績を機能強化型訪問看護ステーションの要件に 現行の看取り件数の算出方法は見直し、算定しやすくする方針 中央社会保険医療協議会(中医協)は11月11日の総会で、2016年度診療報酬改定における訪問看護の評価のあり方について議論した。機能強化型訪問看護ステーションの看取り件数の算出方法を見直すことや、重症児の受け入れ実績を評価することなどを検討した。… 2015/11/19 コメディカル
シリーズ◎2016診療報酬改定 在宅医療に重症度に応じた報酬体系を導入へ “同一建物減算”については診療患者数による評価の細分化を検討 中央社会保険医療協議会(中医協)は11月11日の総会で、2016年度診療報酬改定における在宅医療のあり方について議論した。在宅患者に対する管理料として月1回算定できる「在宅時医学総合管理料(在医総管)」「特定施設入居時等医学総合管理料(特医総管)」について、患者の重症度や処置に応じた… 2015/11/16 在宅医療
シリーズ◎2016診療報酬改定 ICUの重症度評価、A項目に「重み付け」導入か 二次救急の夜間や休日の救急患者受け入れも評価する方向 中央社会保険医療協議会(中医協)は11月4日の総会で、2016年度診療報酬改定の個別事項として、高度急性期医療、救急医療などの評価のあり方について議論した。高度急性期医療では、特定集中治療室(ICU)に入院する患者像や、薬剤師を配置しているICUへの評価方法などを検討した。救急医療では、… 2015/11/05 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 入院医療に関する検討結果のとりまとめ案を了承 ICU患者の重症度評価「心電図モニター」「輸液ポンプ」は見直しへ 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授・武藤正樹氏)は10月15日、これまでの検討結果を整理したとりまとめ案を了承した。次回の診療報酬基本問題小委員会に報告し、総会で2016年度診療報酬改定に向けた具体… 2015/10/15 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 DPCII群の選定要件に内科診療の実績を追加へ 機能評価係数IIには重症患者への対応機能を評価する新係数を導入 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長:東邦大特任教授・小山信彌氏)は10月14日、2016年度診療報酬改定に向けて適切な医療機関群や基礎係数、機能評価係数IIのあり方について議論した。選定要件を検討することになっていたII群病院では、「高度な医療… 2015/10/15 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 「在宅専門診療所」、2016年4月にも解禁 同一建物居住者の割合などの要件を設ける可能性も 中央社会保険医療協議会(中医協)は10月7日の総会で、2016年度診療報酬改定における在宅医療のあり方について議論した。高齢者の増加などで在宅医療のニーズがいっそう高まることを受け、医療提供体制を確保する観点から、在宅医療を専門に行う医療機関を認めてはどうかと厚生労働省が提案した。… 2015/10/07 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 ICU患者の重症度評価、A項目を見直しへ ICUへの薬剤師配置を評価すべきとの声も 中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹氏)は10月1日、2015年度に行った影響調査の結果を踏まえ、特定集中治療室管理料の「重症度、医療・看護必要度」のあり方などを議論した。… 2015/10/07 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 患者定額負担の義務化に向けた議論がスタート 厚労省は500床以上の地域医療支援病院を対象とすることを提案 中央社会保険医療協議会(中医協)は9月30日に総会を開き、2016年度診療報酬改定における外来医療のあり方について議論した。外来機能の分化を進める観点から、紹介状なしで大病院を受診した患者に一定金額の支払いを求める定額負担の導入に向けた議論を行った。… 2015/10/01 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 次期改定の基本方針決める議論がスタート 日医中川氏、「調剤医療費の伸びを論点に」と主張 社会保障審議会医療部会(会長:自治医科大学長・永井良三氏)は9月16日、2016年度診療報酬改定の基本方針を決める議論を始めた。厚生労働省が医療提供体制改革に関する主な論点をたたき台として示し、各委員が意見する形で議論が進められた。… 2015/09/18 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 「治癒」「軽快」の定義の見直しまとまらず DPC評価分科会で意見が分かれ、次回以降も議論へ 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「DPC評価分科会」(会長:東邦大特任教授・小山信彌氏)で8月31日、退院患者調査における「治癒」「軽快」などの定義の見直しについて議論されたが、結論に至らなかった。2016年度診療報酬改定に反映させるため、次回以降も引き続き議論… 2015/09/04 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 「重症度、医療・看護必要度」は見直しの方向 入院医療等の調査・評価分科会が中間とりまとめ案を了承 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授・武藤正樹氏)は8月26日、これまでの検討結果を整理した中間とりまとめ案をおおむね了承した。9月の中医協診療報酬基本問題小委員会に報告し、2016年度診療報酬改定に… 2015/09/01 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 重症患者の評価指標に「無菌室管理」導入へ 厚生労働省が「重症度、医療・看護必要度」のA項目への追加を提案 診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹氏)は8月5日、2016年度診療報酬改定に向けて7対1入院基本料の「重症度、医療・看護必要度」のあり方などを検討した。現在の「A項目2点以上かつB項目3点以上」という基準について、A項目のみで… 2015/08/07 行政・制度
NEWS◎厚労省が2014年「衛生行政報告例」公表 就業看護師数、108万6779人と過去最多 男性看護師数が10年で倍増、准看護師は減少の一途 厚生労働省は7月16日、「2014年衛生行政報告例(就業医療関係者)」を公表した。2014年末時点の就業看護師数は108万6779人で、12年末から7万1035人(7.0%)増え、過去最多となった(図)。一方、准看護師は34万153人で1万7624人(4.9%)減った。両者を合わせた14年末の就業看護職員数は142万693… 2015/07/30 看護師
地域医療構想策定GL等に関する検討会で厚労省が方針示す 病床機能の未報告例にはペナルティーも検討 「地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」が7月29日、今年3月のガイドライン策定以来初めて開催された。検討会は2014年度に行った病床機能報告の問題点を踏まえた対応策を8月までに検討し、今年度の病床機能報告に反映させる。10月から来年4月までは制度のさらなる改善点、地域医療構想… 2015/07/29 医療提供体制
リフィル処方箋の導入、中医協で検討へ 医師委員からは「かかりつけ医の処方変更で対応すべき」との意見も 中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬基本問題小委員会は7月22日、分割調剤の見直しや、一定期間内に繰り返し使える「リフィル処方箋」の導入について検討する方針を了承した。残薬問題の解消のため、2016年診療報酬改定に向けて中医協総会で議論する。… 2015/07/23 コメディカル
厚生労働省が地域医療介護総合確保基金の1回目の配分額を公表 医療の充実に向けた基金、東京が60億円で最高 厚生労働省は7月17日、消費税の増収分を活用した新しい財政支援制度である「地域医療介護総合確保基金」のうち、医療に充てる基金の1回目の配分額を公表した。基金総額903億7000万円のうち、610億8000万円を1回目として配分する。最高額は東京都の59億5000万円だった(表)。都道府県は今回の内示… 2015/07/21 医療提供体制
国家戦略特区法の改正案が成立、診療所でも診療可能に 外国人医師の受け入れに関する規制が緩和 医療や福祉分野の規制緩和策を盛り込んだ国家戦略特区法の改正案が7月8日に参議院本会議で可決されて成立した。医療分野では、外国人医師が日本で診療することを可能にする「臨床修練制度」の規制が緩和。通常は厚生労働省が指定した病院か、指定病院と連携体制が確保された診療所でしか診療でき… 2015/07/10 行政・制度
患者の報告書や訪問予定を多施設で共有可能に パナソニック関連会社が在宅向け情報システム パナソニック ヘルスケア(株)(東京都港区)は7月7日、在宅医療に携わる医療機関向けの情報共有システム「Medicom-HCLink」を発表した。診療所や訪問看護ステーション、調剤薬局などの医療従事者が、在宅患者の訪問サマリーや申し送り事項、訪問スケジュールなどの情報をインターネットを介して… 2015/07/07 在宅医療
後発品の供給不全をきっかけに起きた死亡事故 大阪府立急性期・総合医療センターは6月25日、同センターで発生した薬の取り違えによる死亡事故の詳細を明らかにした。昨年12月、入院患者にセフェム系抗菌薬のマキシピーム(一般名セフェピム)を投与すべきところ、誤って筋弛緩薬のマスキュレート(ベクロニウム)が投与され、患者はその後死亡… 2015/07/01 医療安全
経済財政諮問会議の社会保障改革案に対する見解示す 日医、「後発品使用促進には環境整備が必要」 日本医師会は6月2日に会見を開き、経済財政諮問会議で提案された社会保障分野の改革に対する日医の見解を示した。個人の経済力に応じて医療費や保険料の負担を求める仕組みに転換することには賛成したが、後発医薬品の使用率目標の引き上げについては、「国民への十分な情報提供や後発品の安定供… 2015/06/04 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 診療報酬のマイナス改定を財政審が提言 2017年度までの後発品のシェア目標の80%への引き上げを求める 財務省の財政制度等審議会(財政審)は6月1日、国の財政再建に向けた基本的な考えをまとめた「財政健全化計画等に関する建議」を財務大臣の麻生太郎氏に提出した。社会保障分野の歳出改革の方針として、今後5年間の社会保障関係費の伸びを、少なくとも高齢化による自然増分の年間5000億円の範囲内… 2015/06/02 行政・制度
シリーズ◎2016診療報酬改定 在宅患者の重症度による報酬体系の導入を検討 “減額回避”の個別訪問には何らかの対策を行う方針 中央社会保険医療協議会(中医協)は5月27日に総会を開き、2016年度診療報酬改定における在宅医療の方向性について議論した。在宅時医学総合管理料(在医総管)のように軽症、重症にかかわらず在宅医療を提供した患者に一律の診療報酬が支払われる現在の体系を見直し、患者の疾患や状態に応じた報… 2015/05/31 行政・制度
日経メディクイズ●皮膚 64歳女性。顔面の紅色皮疹 中毒疹のため当科に通院中で、皮疹が消えた頃に前額部に散在性に紅色丘疹が出現した(写真1)。皮疹は軽度掻痒を伴っていた。写真2にダーモスコピー像を示す。 2015/05/26 皮膚科 医師限定コンテンツ
【特集】適応広がるカプセル内視鏡◎小腸 「使用上の注意」の年齢記載が削除 狭窄のある患者にも使用可能に 小腸カプセル内視鏡では今年、添付文書の使用上の注意欄にあった患者の年齢に関する記述が削除された。2012年には消化管の開通性を評価する崩壊性のカプセルであるパテンシーカプセルが発売され、狭窄のある患者に対しても小腸カプセル内視鏡検査を施行できるようになった。このため、小児のクロ… 2015/05/25 消化器
口頭の指示を誤って解釈して発生した医療事故の事例を公表 パソコンに「打って」を「静注して」と誤解 日本医療機能評価機構は5月15日、医師や看護師が口頭で指示した意図が正しく伝わらず、間違って解釈されたために医療事故につながった4件の事例を公表した。看護師が研修医に対し、既に行った処置が実施済みであることをパソコンに入力するよう「打ってください」と依頼したところ、研修医は「静… 2015/05/22 医療安全
【特集】適応広がるカプセル内視鏡◎大腸 大腸癌スクリーニングで使用広がる 保険適用範囲の狭さが普及のネックに 2014年1月、我が国初となる大腸カプセル内視鏡システム「PillCam COLON 2」による検査が保険収載された。大腸疾患を疑う場合、粘膜の観察のため、一般に大腸内視鏡検査を行う。内視鏡検査を施行困難な患者に対し、カプセル内視鏡検査を行う。… 2015/05/22 消化器
特集◎医学会総会2015関西レビュー(4) 地域包括ケア:かかりつけ医が地域のリーダーに 団塊世代が75歳以上となる2025年に向け、医療や介護、住まい、生活支援サービスなどを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築が急務とされる。その中で医師に期待される役割は極めて大きい。 2015/05/07 医療提供体制
特集◎医学会総会2015関西レビュー(3)ロボット・IT 30年後はロボット手術が主流の時代に 手術用ロボットや装着型のIT 機器など、技術革新が生んだデバイスにより、提供される医療の形が変わる可能性がある。肝胆膵領域では、腹腔鏡下手術でアプローチが難しい部位にロボット手術が導入され、成果を上げている。… 2015/05/06 先端医学
シリーズ◎どうなる新専門医制度 総合診療専門医の研修カリキュラム案が明らかに 介護サービスへの理解や保健活動への協力などの経験も求める 日本専門医機構は4月21日、2017年から研修が始まる総合診療専門医の専門研修カリキュラム案を公表した。カリキュラムは、習得すべき知識や態度、技能をまとめた「到達目標」と、経験すべき症候・疾患や診療手技、業務などを定めた「経験目標」で構成される。さらに、総合診療専門医を養成する指導… 2015/04/23 医師のキャリア
日経メディクイズ●皮膚 59歳男性。左手の浸潤性紅斑 2年前に左手に紅斑が出現し、軽度の痛痒さを自覚していた。徐々に拡大したため、1年前に近医を受診し、ステロイド外用薬を処方されたが改善しなかった… 2015/04/21 皮膚科 医師限定コンテンツ
学会速報◎日本医学会総会 2015 関西より 高難易度の肝切除、ロボットで良好な成績 柱11-2 ロボットがもたらす手術療法のパラダイムシフト 内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci サージカルシステム」(ダビンチ)を使った肝切除は、腹腔鏡下手術でアプローチしにくい部位に対して行われることが多く、短期および中期成績は良好であることが示された。藤田保健衛生大学外科学(肝臓・脾臓)講座教授の杉岡篤氏が、第29回日本医学会総会 2… 2015/04/12 医療機器
シリーズ◎2016診療報酬改定 残薬対策として長期処方の見直しに言及 外来の機能分化や主治医機能の強化を進めることを確認 中央社会保険医療協議会(中医協)は4月8日に総会を開き、2016年度診療報酬改定における外来医療の方向性について議論した。外来医療では2014年度に引き続いて機能分化や主治医機能の強化などを進めることが確認された。重複投与や残薬を減らす方策についての議論では、「長期処方を見直す時期に… 2015/04/12 行政・制度
学会速報◎日本医学会総会 2015 関西より 部下の育児に理解を示す「イクボス」が必要 柱15-2 女性も男性も質の高い働き方ができる時代をめざして 「女性の活躍推進には、男性の育児への参画や、こうした価値観に理解を示す管理職『イクボス』の存在が大切だ」――。特定非営利活動(NPO)法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也氏は、第29回日本医学会総会 2015 関西の学術講演(4月11~13日、京都開催)でこう語った。… 2015/04/11 医師のキャリア
学会速報◎日本医学会総会 2015 関西より 「女性医師にも男性医師と平等な昇進の機会を」 柱15-2 女性も男性も質の高い働き方ができる時代をめざして 「女性医師の支援は、子育てしながら働き続けられる勤務体制の整備に加え、キャリア形成と昇進に関して男性医師と平等に機会を与えることが重要だ」――。大阪市立大学名誉教授の上田真喜子氏は、第29回日本医学会総会 2015 関西の学術講演(4月11~13日、京都開催)でこう強調した。… 2015/04/11 医師のキャリア
シリーズ◎どうなる新専門医制度 「認定内科医がなくなる」は本当か? 2015年スタートの新・内科専門医制度、5つの疑問に答える 2015年4月、「内科専門医」の制度が新たにスタートした。これまで認定内科医を1階、総合内科専門医を2階としていた内科の専門医制度は、内科専門医に一本化される。制度変更の影響が及ぶ範囲は大きく、既に専門医を取得している医師でも分からない点があったり、一部には「認定内科医がなくなる」… 2015/04/02 医師のキャリア
NS5Bポリメラーゼ阻害薬ソホスブビルが製造販売承認を取得 ジェノタイプ2のC型肝炎でもIFNフリーの治療が可能に ギリアド・サイエンシズは3月26日、経口抗ウイルス薬ソホスブビル(商品名ソバルディ)の製造販売承認を取得したと発表した。ジェノタイプ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変に対し、リバビリン(コペガス)と12週間併用する。今後、薬価基準への収載を経て発売される。ジェノタイプ2の患者に対… 2015/03/28 消化器
様々な業界が参加する研究会の立ち上げを発表 「インターネットを利用して健康増進」、片山さつき氏が構想語る 参議院議員の片山さつき氏は3月23日、インターネットを利用して国民の健康に関するデータを集積し、疾病予防につなげる「IOHH(Internet of human Health)構想」を発表した。ウェアラブル端末などを使って血圧や血糖値、心拍などのデータを集め、発症前から成人病や認知症のリスクを明確にし、適… 2015/03/25 医療情報
経口抗ウイルス薬のダクラタスビルとアスナプレビル C型肝炎のIFNフリー治療、全ての患者で可能に ブリストル・マイヤーズは3月20日、経口抗ウイルス薬のダクラタスビル(商品名ダクルインザ)とアスナプレビル(スンベプラ)の適応拡大が認められたと発表した。追加された適応は、「C型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変で、インターフェロン(IFN)を含む治療法に適格の未治療患者および前治療再… 2015/03/24 消化器
大学統合に向けて学校法人を合併する契約を締結 「大阪医科薬科大学」誕生へ 学校法人大阪医科大学と学校法人大阪薬科大学は3月20日、法人合併契約を締結したと発表した。2016年4月までに合併し、学校法人大阪医科薬科大学となる。大学は当面、大阪医科大学と大阪薬科大学として存続するが、今後、合併推進会議の下に教学部会を設置して大学の統合に向けた協議を始める。大… 2015/03/20 組織
学会トピック◎第8回日本カプセル内視鏡学会学術集会 大腸カプセル内視鏡と生体情報モニターの電波干渉に注意 ペースメーカー用電磁波防護服で電波干渉を軽減できる可能性 大腸カプセル内視鏡と生体情報モニターの間で電波干渉を生じ得ることと、十分な対策により電波干渉は防げる可能性が示された。虹が丘病院(長崎市)消化器内科部長の増田淳一氏が第8回日本カプセル内視鏡学会学術集会(2月15日、東京開催)で発表した。カプセル内視鏡検査で生じる画像記録障害の… 2015/03/20 消化器
学会トピック◎第47回日本胃病態機能研究会 PGAシートとフィブリン糊でESD後出血を防ぐ 抗血栓薬使用者でも後出血率は非服用者と同等に 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)実施後、切除部をポリグリコール酸(PGA)シートとフィブリン糊で被覆することで、後出血リスクを低減できる可能性が示された。長崎大学消化器内科の福田浩子氏が第47回日本胃病態機能研究会(2月14~15日、東京開催)で発表した。抗血栓薬継続下でより安全にESDを… 2015/03/19 消化器
学会速報◎第51回日本腹部救急医学会総会 急性胆嚢炎の胆嚢摘出後の抗菌薬は24時間以内で十分 「急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2013」を検証 急性胆嚢炎で胆嚢を摘出した後、抗菌薬の投与は24時間以内に終了できることが示された。大阪労災病院(堺市北区)肝胆膵外科部長の清水潤三氏が第51回日本腹部救急医学会総会(3月5~6日、京都開催)で発表した。「急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2013」が推奨している内容の忍容性が確認され… 2015/03/18 消化器
日経メディクイズ●皮膚 62歳男性。左足底の紅色結節 約1カ月前に左足底の赤い盛り上がりを自覚した。初診時には16×17mmの表面にびらんを伴う紅色結節が見られた。 2015/03/16 皮膚科 医師限定コンテンツ
学会速報◎第51回日本腹部救急医学会総会 急性膵炎診療ガイドライン2015のポイントは? 重症例には48時間以内の経腸栄養を強く推奨 「急性膵炎診療ガイドライン2015」(第4版)が3月に発刊された。改訂版で急性膵炎の治療方針がどのように変わったか、三重大学肝胆膵・移植外科学教授の伊佐地秀司氏が第51回日本腹部救急医学会総会(3月5~6日、京都開催)で解説した。… 2015/03/13 消化器
シリーズ◎どうなる新専門医制度 新制度を先取りした集中治療専門医の現状 日本集中治療医学会専門医制度・審査委員会委員長 松田兼一氏に聞く 中立的な第三者機関が専門医の認定や更新を行う、新しい専門医制度下での専門医の養成が、2017年4月にもスタートする。これに先立ち、日本集中治療医学会は新制度を見据えて2013年に集中治療専門医制度を改訂した。改訂の狙いや、2017年に始まる新しい専門医制度との関係について、日本集中治療医… 2015/03/12 医師のキャリア
学会速報◎第51回日本腹部救急医学会総会 急性胆管炎の緊急ドレナージの判断にプロカルシトニンが有用 軽症や中等症で緊急ドレナージが必要な患者も拾い上げ 急性胆管炎で緊急ドレナージが必要かどうかを判断する指標として、プロカルシトニンが有用なことが示された。福岡大学消化器外科講師の佐々木隆光氏が第51回日本腹部救急医学会総会(3月5~6日、京都開催)で発表した。… 2015/03/11 消化器
県民健康調査妊産婦調査室室長 藤森敬也氏に聞く 「福島の新生児の先天異常の発生率は全国と変わらない」 育児に関する調査では放射線の影響を心配する割合が年々低下 福島第一原子力発電所の事故後、福島県は県民の外部被曝線量の評価や甲状腺検査、妊産婦の健康状態の調査などを継続的に行っている。今年2月の県民健康調査検討委員会で、2013年度の「妊産婦に関する調査」の結果が報告され、福島で産まれた子どもの先天奇形や先天異常の発生率が、震災後3年にわ… 2015/03/11 産婦人科
GL解説◎成人・非外傷性の急性腹症の診断や治療を網羅 急性腹症に初の診療ガイドライン登場 腹痛の強さによらずアセトアミノフェン静注の早期使用を推奨 日本腹部救急医学会、日本プライマリ・ケア連合学会など5学会が合同で作成した「急性腹症診療ガイドライン」が、3月に発刊された。迅速な対応が必要となる急性腹部疾患の診断や治療についてまとめた、我が国初のガイドラインとなる。ガイドラインを作成した意図とポイントについて、作成委員に聞い… 2015/03/10 消化器
被引用数が160回を超える論文も 大分大の元講師2人、論文捏造で懲戒処分に 医学部長と所属講座の主任教授に対しても口頭で厳重注意 大分大学は2月27日、産科婦人科と麻酔科に所属していた講師2人の研究論文計26本に捏造や改ざんなどの不正行為があったと発表した。2人は既に退職しているが、大学は産科婦人科元講師に対して停職9カ月、麻酔科元講師には停職3カ月の懲戒処分相当であることを伝えた。同日、医学部長と所属講座の主… 2015/03/03 医の倫理
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 小腸病変の観察にスパイラル内視鏡が有用 ダブルバルーン内視鏡と同等の診断能で挿入時間は短い 初学者が行ったスパイラル内視鏡検査とダブルバルーン内視鏡検査の前向きクロスオーバ―比較試験で、両者の病変診断率には差がなく、スパイラル内視鏡の方が鎮静薬使用量が多いものの、挿入時間が短いことが報告された。広島大学病院内視鏡診療科の青山大輝氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月… 2015/02/20 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 FD症状を伴うGERD患者へのPPI+アコチアミド併用で上乗せ効果確認されず 食後愁訴症候群(PDS)を伴う胃食道逆流症(GERD)の治療で、プロトンポンプ阻害薬(PPI)とアコチアミド(商品名アコファイド)を併用しても、上乗せ効果が確認されなかった。一志胃腸科クリニック(東京都江戸川区)院長の一志公夫氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で… 2015/02/20 消化器
日経メディクイズ●皮膚 79歳女性。口腔内のびらん 約1カ月前に、歯科医院で抜歯後に出血と痛みを生じ、当院歯科口腔外科を紹介受診した。当科初診時には口唇、頬粘膜、歯肉、軟口蓋、硬口蓋、舌など、口腔内の広い範囲にびらんが見られ、一部には水疱形成を認めた。皮疹はなく、眼瞼、眼球結膜にも症状は見られなかった。摂食不良だが、発熱などの… 2015/02/19 皮膚科 医師限定コンテンツ
第29回日本医学会総会2015関西の見どころを紹介 「初の試み」目白押しの第29回医学会総会 第29回日本医学会総会2015関西組織委員会は2月18日に会見を開き、「第29回日本医学会総会2015関西」の開催概要や見どころを紹介した。学術講演では、医療・介護制度や終末期医療からiPS細胞、ロボット手術まで、幅広いテーマを取り上げる。医学会総会として初めて一般市民向けの公開講座を設けた… 2015/02/19 医師のキャリア
低用量規格の薬価がネキシウムの高用量規格と同額に 新型PPIタケキャブの薬価が決定 ピロリ除菌や胃潰瘍などでの1日薬価はネキシウムの1.5倍 中央社会保険医療協議会は2月18日、新しい作用機序のプロトンポンプ阻害薬(PPI)であるボノプラザン商品名タケキャブ)の薬価収載を承認した。薬価はエソメプラゾール(ネキシウム)の1日薬価を基に決められ、10mg錠が160.10円、20mg錠が240.20円となった。2月24日に薬価収載される予定。製造販… 2015/02/18 消化器
給与の10分の1を3カ月自主返納へ 東大、SIGN研究不正で教授を厳重注意 東京大学は2月13日、慢性骨髄性白血病治療薬ニロチニブ(商品名タシグナ)を使った臨床研究であるSIGN研究の不正を受け、血液・腫瘍内科黒川峰夫教授を文書で厳重注意したと発表した。訓告処分の中では中間ランクの処分となる。昨年末に退職した同科元講師に対しても、厳重注意処分相当であること… 2015/02/18 事件・話題
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 消化管の開通性評価はピコスルファート前日投与でより確実に 前日投与群で原形排出率は高く、画像による確認の頻度は低い 消化管の開通性評価のためにテスト用カプセルを投与する前日にピコスルファートを投与すると、投与しない場合に比べてカプセルの原形排出率が高いことが分かった。富山大学第三内科の三原弘氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で発表した。… 2015/02/17 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 小児の小腸カプセル内視鏡、滞留発生率は1.6% 有所見率は68%、安全性と有用性を確認 18歳以下の小児に対して行われた小腸カプセル内視鏡検査で、全小腸観察率は95%、有所見率は68%で、35%が診断や治療方針に影響していた一方、偶発症である滞留の発生率は1.6%だったことが分かった。済生会横浜市東部病院(横浜市鶴見区)こどもセンターの及川愛里氏が第11回日本消化管学会学術… 2015/02/17 消化器
トレンド◎タケキャブが間もなく発売 新しい作用機序のPPI、実力はいかに ピロリ1次除菌の成功率は90%超 2014年12月、武田薬品工業が開発した新しい作用機序のプロトンポンプ阻害薬(PPI)であるボノプラザン(商品名タケキャブ)の製造販売が承認された。早ければ2月中にも発売される見通しだ。第3相試験では、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の1次除菌の成功率が90%を超えるなど、良好な成績が… 2015/02/17 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 大腸内視鏡検査前の洗浄剤、半量でも実施可能 半量でも最終排便の性状、腸管内洗浄効果に差なし 大腸内視鏡検査を行う際、前日に検査食を摂取させた上で前処置に使う洗浄剤を半量にすると服用時間を短くでき、腸管内洗浄効果にはほとんど差がないことが示された。大阪医科大学第二内科の柿本一城氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で発表した。… 2015/02/15 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 モビプレップの使用で前処置時間を3割短縮 90%以上の患者が1000mL以内の服用で検査可能に 大腸内視鏡検査時の前処置で高張の電解質配合剤であるモビプレップを使うと、前処置時間が3割短縮し、服用量も少なくなることが分かった。守口敬任会病院(大阪府守口市)消化器内科副部長の倉本貴典氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で発表した。… 2015/02/15 消化器
シリーズ◎どうなる新専門医制度 新しい精神科専門医制度の概要を学会が公表 専門医資格の更新には新しい条件が追加される見通し 日本精神神経学会は1月、新しい精神科専門医制度についての概要を学会ウェブサイトで公表した。新制度で変わる点として、研修を1カ所ではなく複数の施設による研修施設群で行うこと、専門医資格の更新に新たな条件が追加されることなどを挙げている。「具体的な内容についてはまだ検討中だが、制… 2015/02/09 医師のキャリア
筋ジストロフィー、前頭側頭葉変性症、限局性皮質異形成など 神経疾患、難治性てんかん41疾患を指定難病に 2月末をめどに610疾患から約200疾患を選定予定 医療費助成の対象となる難病(指定難病)を選定する「指定難病検討委員会」(第7回)が2月4日に開催された。今回は神経疾患と難治性てんかんの41疾患が検討対象となり、全て指定難病とすることが了承された。検討委員会は2月末をめどに、この41疾患を含めて約200疾患を新たに指定難病として選定す… 2015/02/06 精神・神経
MSD、市販直後調査の中間集計で130人に210件の副作用を報告 ベルソムラ服用後の自動車事故で注意喚起 MSDは2月2日、不眠症治療薬スボレキサント(商品名ベルソムラ)の市販直後調査の中間集計結果を報告した。製造販売承認を取得した2014年9月26日から12月12日の間に、因果関係を否定できない副作用が130人210件報告され、うち4人の8件が重篤なものだった。また、スボレキサントを服用した翌日、自… 2015/02/03 精神・神経
製薬企業の情報開示は誰のためにするのか 製薬企業が医師に支払った講演料や原稿料などの金額が、2014年から開示されるようになった。日本製薬工業協会(製薬協)が策定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」(以下、透明性ガイドライン)に基づく情報開示の一環だ。製薬企業が自ら医師への資金提供の流れを開示するこ… 2015/01/28 事件・話題
検証◎2014年度臨床研修マッチング マッチングで希望者増やした「躍進」施設の秘密 大学病院の人気回復のキーワードは「プライマリ・ケア」と「待遇改善」 2014年度の医師臨床研修マッチングでは、依然として市中病院の人気が高かった。特色あるプログラムで人気の臨床研修病院には、地域を問わず学生が集まっている。一方で、大学病院の中にも第1希望者を増やしている研修施設がある。今年、躍進していた研修施設の人気の理由を探った。… 2015/01/27 医師のキャリア
日経メディクイズ●皮膚 67歳女性。右第4指爪甲の色素線条 5~6年前に右第4指爪甲の黒い線条に気付いた。半年ほど前から徐々に幅が広くなってきたため、当科を受診した。受診時の臨床所見、ダーモスコピー像を示す(写真1~4)。 2015/01/26 皮膚科 医師限定コンテンツ
現在も新規紹介患者の受け入れ制限など続く 北里大で死亡事故、カテ操作誤り頸動脈を穿刺 北里大学病院は1月19日、2013年に医療事故で患者が死亡していたことを公表した。カテーテル操作を誤って頸動脈を穿刺したために頸部に巨大血腫が生じ、気道が閉塞して低酸素脳症を来したことによる。処置は30歳の病棟医と28歳の初期研修医によって行われた。「診療体制や教育指導体制に不備があっ… 2015/01/20 医療安全
特集◎辞めない女医のつくり方<対策編2> キャリアアップしたいと思わせる「使命感」を醸成 「働き続けられる職場」はこうつくる 女性医師が活躍している職場には、制度が“間違った優遇”を生まないような「公平感」、キャリアアップしたいと思わせる「使命感」、自分が組織や社会の役に立っていると思える「貢献感」の3つがそろっている。これらの感覚を醸成する理想の職場づくりのポイントを探った。… 2015/01/16 医師のキャリア
特集◎辞めない女医のつくり方《動向編》 充実してきた女性医師支援に死角あり 「特別扱い」で職場の不満はピークに 「女性医師の活躍は待ったなし」──。女性医師が増え続け、働きやすさを考慮した職場環境の整備も進んできた。ところが、職場では不満が渦巻いている。背景には、制度に甘える女性医師と、支援を「優遇」と捉えて不公平感を隠せない周囲の医師の複雑な感情がある。… 2015/01/14 医師のキャリア
更新に必要な指定講演の受講がeラーニングで可能に 糖尿病専門医、更新料を1万円値上げ 日本糖尿病学会は1月8日、2015年4月に糖尿病専門医の更新料を2万円から3万円に改訂すると発表した。専門医の更新に必要な講演を受講するためのeラーニングのシステム構築などで費用がかさんだことによる。… 2015/01/09 医師のキャリア
血清で約17分で測定可能、既存のマーカーより高い診断能 新しい肝線維化マーカーの測定が保険適用 シスメックスは1月5日、同社の検査用試薬を使った肝線維化マーカーの測定が1月1日付けで保険適用されたと発表した。血清をサンプルとし、約17分で結果を得られる。慢性肝炎または肝硬変の患者(疑い患者を含む)に対して肝臓の線維化進展の診断補助を目的に測定した場合、200点を算定できる。… 2015/01/08 検査
日経メディクイズ●皮膚 48歳女性。側頸部、腋窩、鼠径部の黄色調の皮疹 半年前から視力が低下してきたため、眼科を受診したところ、頸部の皮疹を指摘されて当科を紹介受診した。若い頃から側頸部に黄色扁平の丘疹があり、数年前には腋窩や鼠径にも生じたが、掻痒感などの自覚症状がないため放置していた。… 2014/12/17 皮膚科 医師限定コンテンツ
研究責任者の望月正武氏は客員教授の称号取り消し 慈恵医大、Jikei Heart Studyで最終報告 望月氏の報告を除くと両群のイベント件数が同数に 東京慈恵会医科大学は12月12日、バルサルタン(商品名ディオバン)を使った医師主導臨床研究であるJikei Heart Studyの最終報告書を公表した。2013年7月の中間報告後に入手したデータを検証したところ、特定の医師によるイベント報告が一方の群に偏っていたり、基準を満たさないイベントが採用さ… 2014/12/17 医の倫理
ニュース追跡◎群馬大医学系研究科教授の懲戒解雇処分 群馬大教授の解雇、パワハラか常識の範囲か 教授は処分不当を主張し大学を提訴へ 群馬大学は11月、継続的にパワーハラスメントを行ったとして、医学系研究科の教授を懲戒解雇した。だが、教授は解雇処分は不当だとして大学を提訴。本誌の取材に対し、「研究者の常識の範囲の指導だった」と説明した。… 2014/12/08 事件・話題
「研究者の一般常識の範囲の指導だった」 パワハラで解雇の群馬大教授、大学を提訴の意向 大学院生の研究継続も求める 部下にパワーハラスメントを行ったとして懲戒解雇された群馬大学分子予防医学(衛生学)教室の男性教授A氏が、解雇は不当として近く提訴する方針であることを、編集部の取材に対して明らかにした。 2014/12/02 医師の職場環境
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《8》釣り針の抜去 とっても楽に釣り針を抜くテクニック 注射針で刺し口を広げるワザも 離島では、釣り針による刺傷も多い。釣り針には返しがあり、引っ張っても抜けにくい。そこで、釣り針による刺傷では針先が皮膚の外に出るまで押し込んでから返し部分を切断して針を抜くPush Through法が行われている。… 2014/11/28 外科
女性研究員に対し、「結婚は三角、出産はバツ」との発言も パワハラで群馬大教授を懲戒解雇処分 医学系研究科長による複数回の注意・指導も改善見られず 群馬大学は11月20日、継続的にパワーハラスメントを行ったとして、医学系研究科の40歳代の男性教授を懲戒解雇したと発表した。講師2人、助教3人に対し、退職や休日出勤を強要したり、業務上必要な範囲を超える叱責や暴言があったとされる。5人のうち2人は退職した。同大は当初、諭旨解雇処分とし… 2014/11/27 医師の職場環境
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《7》魚骨の摘出 魚骨摘出は内視鏡で、取り出す際の損傷に注意 直視では咽喉頭を活用 海の幸に恵まれた、島の食卓。だが、魚の骨の誤飲には注意が必要だ。 2014/11/27 医療機器
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《6》エイの毒棘の抜去 刺毒魚の毒は高温で失活させる 指神経ブロック後に先端から引き抜く 離島では海洋生物による外傷も多い。創の処置はもちろんだが、背びれや胸びれに毒棘を持つ刺毒魚による外傷では、毒への処置も必要だ。 2014/11/26 外科
吸入ステロイドでコントロール不十分な重症持続型に使用 抗コリン薬チオトロピウム、喘息の適応取得 日本ベーリンガーインゲルハイムは11月18日、チオトロピウム(商品名スピリーバ)のレスピマット(ソフトミスト)製剤が気管支喘息の適応を取得したと発表した。気管支喘息のうち、重症持続型に分類される患者に限って使用できる。気管支喘息に使える初の長時間作用型抗コリン薬(LAMA)となる。… 2014/11/25 アレルギー・免疫
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《5》剥離皮膚の固定 剥がれた皮膚は切除しない 薄く延ばして湿潤環境を保つ 日常生活や介護サービスを受けている間に、ちょっとしたことで皮膚が剥がれた──。島の診療では、こんな訴えもしばしばあるという。「高齢者は皮膚が弱くなっており、転倒や体位変換などの際の少しの刺激でも皮膚が剥がれたり、裂けることがある」と三浦氏は話す。… 2014/11/25 皮膚科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《4》ばね指への腱鞘内注射 ばね指は屈曲腱周囲にステロイドを注入 エコーで指の屈曲動作を確認 離島での処置が評判を呼び、患者が治療を受けるために島外からはるばるやって来るケースもある。 2014/11/21 骨・関節・筋
リポート◎保険収載を目指して動き出したロボット手術 da Vinciの先進医療が続々スタート まずは腎癌と胃癌で開始、直腸癌や肺癌でも申請 今秋、内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci サージカルシステム」(ダビンチ)による腎癌、胃癌手術の先進医療が相次いで始まった。腎癌は2016年4月、胃癌は2018年4月の保険収載を目指す。さらに、直腸癌や肺癌でも先進医療の申請が行われている。各分野の専門家主導で、ダビンチを使ったロボット… 2014/11/20 外科
日経メディクイズ●皮膚 78歳女性。右外眼角部の褐色斑と黒色丘疹 約8年前から、右外眼角部の染みに気付いていた。5年前から一部が徐々に隆起してきたため、メラノーマの疾患啓発ポスターを見て心配になって受診した。 2014/11/20 皮膚科 医師限定コンテンツ
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《3》粉瘤の摘出 粉瘤は薬液注入後に生検パンチでくり抜く エコーを使って腫瘤内部の血流を確認 一般に皮膚科医や形成外科医が処置を行う皮膚の腫れや痛みも、離島の医師にとっては守備範囲となる。 2014/11/20 皮膚科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《2》関節穿刺 痛風発作は局所麻酔で当座の痛みを抑える エコーガイド下で関節液を採取 隠岐島前病院の外科外来で白石氏が行った検査・処置では、膝関節注射や肩滑液包注射、腰痛トリガーポイント注射などが軒並み上位だったことからも分かるように、高齢者が多い離島では関節の痛みを訴える患者を診る機会が多い。離島の医師が行う小外科処置の多くは、痛みを和らげる処置といえそう… 2014/11/19 代謝・内分泌
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《1》 離島の外科外来で多い検査・処置ランキング 離島の診察室には、様々な症状を抱えた患者が訪れる。内陸の病院のバックアップはあるものの、その場でできる限りの対応を行うのが島の医療の基本。そんな島の医師が日常診療で行っている処置の工夫やコツは、地域を支えるプライマリ・ケア医にも役立ちそうだ。… 2014/11/18 外科
インテュイティブサージカル社長 上條誠二氏に聞く 手術支援ロボットda Vinci、25%値下げの真意は? 販売台数よりも回転率、1台当たりの手術件数増を目指す 国内での導入実績を伸ばしている内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci サージカルシステム」(ダビンチ)。10月にはダビンチ本体および周辺機器が値下げされ、新機種「Si-e」も発売された。さらに、保険適用を目指して腎癌や胃癌の先進医療もスタートした。ダビンチの今後の展開について、製造販売… 2014/11/06 医療機器
日本製薬工業協会常務理事 田中徳雄氏に聞く 「製薬企業の情報公開は時代が求める流れ」 共同研究費や委託研究費などの「研究費開発費等」も2017年から公開 2014年から、製薬企業が医師に支払った講演料や原稿料などの金額が、個人名とともに公開されることになった。日本製薬工業協会(製薬協)の「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」(以下、透明性ガイドライン)に基づくもので、2013年度分については、10月30日までに60社が情報を公… 2014/10/31 医の倫理
西アフリカに滞在歴あり 【続報】羽田に帰国した男性、エボラ検査は陰性 10月27日16時ごろ羽田空港に到着した40歳代男性が発熱症状を訴え、エボラ出血熱の検査のため国立国際医療研究センターに搬送されたことが分かった。厚生労働省が明らかにした。男性はエボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカに滞在歴があった。… 2014/10/27 感染症
大学側の学生募集に配慮し計画策定を約1カ月半前倒し 2015年入学の医学部定員、65人増の9134人に 文部科学省は10月20日、2015年4月の医学部入学定員を前年比65人増の9134人とする計画を発表した。増員は8年連続となり、増員前の2007年度に比べて定員は1509人増えることになる。医学部入学定員の増員計画は従来12月に発表されていたが、大学側の学生募集期間を十分に設けられるよう、文科省は例… 2014/10/22 医師のキャリア
臨床研究のための奨学寄附金の受け入れは禁止に 千葉大、VARTの研究不正で教授を懲戒処分 千葉大学は10月20日、バルサルタン(商品名ディオバン)に関する臨床研究VARTでの不正をめぐり、同大教授に対して戒告の懲戒処分を行った。研究不正の調査で虚偽の発言などにより調査を混乱させたことによる。当時の循環器内科教授で主任研究者だった小室一成氏(現在は東京大学循環器内科教授)… 2014/10/21 事件・話題
医師2567人に聞く「学会のランチョンセミナー、必要?」 「弁当くらいで処方は変わりません」 7割の医師が「ある方がいい」 昨年以降、臨床研究での不正が次々と明らかになり、医師と製薬企業の関係に厳しい目が向けられている。病院によっては、MRの立ち入りや営業活動を禁止するところも出てきた。こうした中、学会で企業が弁当などを無料で提供して行っている「ランチョンセミナー」についても、是非を問う声が上がっ… 2014/10/21 組織
製薬協、透明性ガイドラインに基づく公開範囲をさらに拡大 2017年から研究開発費も金額開示へ ただし基礎研究に関しては個別金額は開示せず 日本製薬工業協会(製薬協)は10月16日、製薬企業が医療機関などに支払った研究開発費についても、金額や件数を詳細に開示すると発表した。2016年度以降に契約した研究開発費について、2017年から開示する。製薬協常務理事の田中徳雄氏は、「周知期間とシステム改修にかかる時間を考慮し、2016年… 2014/10/16 医の倫理
富士フイルムがレーザー光源搭載内視鏡システムの新製品を発表 レーザー光源で使える初の経鼻内視鏡、発売へ 新しい画像処理機能を備え、炎症性病変の診断をサポート 富士フイルムは、レーザー光源搭載の内視鏡システム「LASEREO」用内視鏡として、経鼻内視鏡「EG-L580NW」を10月23日から発売する。従来の経鼻内視鏡に比べて鉗子口径を大きくしており、粘液や前処置液の吸引性能が向上した。価格は360万円(税抜き価格、以下同)。1年間で500本の販売を目指す。… 2014/10/15 医療機器
標準治療で副作用や薬剤耐性を生じた場合の二次薬として期待 第一三共、クラビットに結核の適応追加を申請 第一三共は10月1日、9月30日付でクラビット(一般名レボフロキサシン)とその後発品であるレボフロキサシン「DSEP」の適応症に肺結核とその他の結核症を追加する承認申請を行ったと発表した。承認されれば、結核治療に使える日本初のフルオロキノロン系抗菌薬となり、公費助成も受けられるように… 2014/10/09 呼吸器
麻疹や風疹は抗体価によらず「1歳以上で2回接種」が原則と強調 医療者向け予防接種ガイドライン、5年ぶり改訂 日本環境感染学会は10月2日、「医療関係者のためのワクチンガイドライン」(第2版)を公表した。B型肝炎では、免疫獲得者に対する経時的な抗体検査や抗体価低下に伴うワクチンの追加接種は不要なことが明記された。麻疹や風疹、流行性耳下腺炎、水痘では、ワクチンによって免疫を獲得する接種回数… 2014/10/08 感染症
日経メディクイズ●皮膚 70歳女性。左足第5趾外側の腫瘍 2年前に褐色斑に気付いた。褐色斑は徐々に増大し、一部黒色調の紅色の腫瘤となった(写真1)。初診の1カ月前には… 2014/09/26 皮膚科 医師限定コンテンツ
MSD、発売後2年間の自発報告・製造販売後調査の結果を公表 ロタテック接種後の腸重積で再度注意喚起 MSDは9月19日、5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(商品名ロタテック)接種後の腸重積症の報告例をまとめて公表した。発売から2年間(2012年7月20日~2014年7月19日)で、医療機関からの自発報告とMSDの製造販売後調査を合わせ、腸重積症が44例報告された。腸重積症では早期の治療が重要となるた… 2014/09/25 感染症
日経メディクイズ●皮膚 43歳男性。体幹部、両上腕の皮疹 約2カ月前に胸部に軽度の掻痒を伴う皮疹を見つけた。市販の外用薬を使用するも、徐々に皮疹が増え、背部、左上腕にも出現したため当科を受診した。 2014/09/24 皮膚科 医師限定コンテンツ
消防庁が緊急調査の結果を公表 危険ドラッグによる救急搬送が5年で4469件に 総務省消防庁は9月19日、危険ドラッグによるとみられる救急搬送が2009年1月~2014年6月までに4469件あったと発表した。最も多いのは東京都の1130件で、大阪府の536件、神奈川県の512件と続く。なお、年間の救急搬送件数は2012年をピークに減少に転じている(図1)。… 2014/09/22 救急医療・集中治療
「透明性ガイドライン」めぐり製薬協が会長声明を発表 医師の原稿料の開示、15年からウェブに統一 日本製薬工業協会(製薬協)は9月18日、医師の講演料や原稿料の支払い額や個人名などの開示方法を、2015年からウェブに統一すると発表した。製薬企業各社は、講演料や原稿料などについては支払った金額も今年から開示し始めたが、開示方法は各社で異なっていた。製薬協専務理事の川原章氏は、「社… 2014/09/19 医の倫理
リポート◎製薬協「透明性ガイドライン」の開示範囲を拡大 医師の原稿料、金額や個人名の開示で問題露呈 講演・原稿執筆を控える動きや閲覧方法への不満も 製薬企業が医師に支払った講演料や原稿料などの金額が、今年から開示されるようになった。企業から医師への資金提供の流れを透明にすることを目的とした「透明性ガイドライン」に基づく情報開示の一環だ。だが、開示を嫌がる医師が講演や原稿の執筆を断るケースも出てきている。情報開示を進める… <