NEWS◎パーキンソン病の神経細胞で異常ミトコンドリアが蓄積していないワケ 細胞外へと異常ミトコンドリアを放出する新たな生命現象 異常になったミトコンドリアは通常、細胞内で分解されるが、このほど、異常ミトコンドリアを細胞外に排出するという新しい生命現象が発見された。 2020/12/03 精神・神経
NEWS◎先行する3剤、第3相試験で有効率9割以上を示す 登場間近か、COVID-19ワクチン 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンが臨床現場に登場する日が近づいてきたようだ。先頭を切る米Pfizer社/ドイツBiontech社、米Moderna社、英Oxford大学/英AstraZeneca社の3グループは、開発中のワクチンについて、11月に入って90%以上の有効性が確認できたとする第3相試験の… 2020/11/28 感染症
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、この病理画像はどう見てますか?(Part.2) 大腸ポリープ画像編 医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価するために、視線計測システムを使って検証を行うこのプロジェクト。今回も病理画像を見る病理医の視線を追跡します。 病理画像編のPart.2となる今回は大腸ポリープ編です。… 2020/11/13 検査
NEWS◎Pfizer社とBiontech社が開発中のワクチン COVID-19に対するmRNAワクチンの第3相試験で有望な結果 米Pfizer社とドイツBiontech社は、11月9日、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン「BNT162b2」の有効率が、進行中の国際共同第3相試験の中間解析で90%以上を示したと発表した。 2020/11/10 感染症
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、この病理画像はどう見てますか?(Part.1) 胃生検画像編 医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価するために、視線計測システムを使って検証を行うこのプロジェクト。今回は病理画像を見る病理医の視線を追跡します。 2020/11/09 検査
シリーズ◎忘れられないカルテ 小学生の「鼻すすり」を契機に医療機器を開発 仙塩利府病院(宮城県宮城郡)耳科手術センター長 小林俊光氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2020/11/02 耳鼻咽喉科
トレンド◎騒音性難聴を知り、予防してほしい 当院でミュージシャン外来を設立したワケ 今年4月、宮城県にある仙塩利府病院に「ミュージシャン外来」が開設された。1週間に2回、開業医の紹介状を持って患者を対象に予約制としている。この珍しい外来の立ち上げを主導した仙塩利府病院耳科手術センター長の小林俊光氏に話を聞いた。… 2020/10/29 耳鼻咽喉科
解説◎COVID-19治療薬まとめ[2020年10月版] COVID-19に“効く”薬の検証はどこまで進んだ? レムデシビルはFDA正式承認、アビガンは日本で承認申請中 日本感染症学会が示す、現時点でのCOVID-19に対する薬物治療(最新版は第6版、8月13日)は、レムデシビル(商品名ベクルリー)、デキサメタゾン、ファビピラビル(アビガン)、シクレソニド(オルベスコ)、トシリズマブ(アクテムラ)、ナファモスタットがある。このうちCOVID-19に対して承認を… 2020/10/28 感染症
トレンド◎中耳と上咽頭をつなぐ耳管の狭窄への新たな治療法 耳管狭窄症に対するバルーンカテ登場 今年6月、耳管狭窄部拡張用バルーンカテーテル「XprESS」(製造販売:日本ストライカー)が発売された。炎症などを契機に発症するとされる耳管狭窄症に対し、バルーンで耳管を拡張するもので、国内では初めての製品となる。9月には国内で初めて患者に使用された。… 2020/10/27 耳鼻咽喉科
トレンド○世界で初めての神経保護・再生促進シート 手根管症候群は神経にシートを巻き付け再生促進 企業は商業生産体制も構築済み 手根管症候群による正中神経の障害に対する新たな治療の開発が進んでいる。薬剤を含有する、生分解性を持ったナノファイバーシートを末梢神経に直接巻き付けて神経の再生を促す治療で、実験動物を使った検討で有効性を確認。今年中に臨床試験を開始する。既にシートの製造に関わる企業は商業生産… 2020/10/24 骨・関節・筋
トレンド◎拒絶反応のメカニズムを解明 移植医療で懸念される拒絶反応の解決に光明 臓器不足の問題がない異種移植も実用化に向けて大きく前進 肝不全や腎不全、心不全に対する根本的な治療である臓器移植の課題にドナー不足がある。その解決のため、血液型の異なるドナーからの臓器移植(血液型不適合移植)が広がりつつあるほか、ブタなどの動物由来の臓器を使った異種移植の研究が進められているが、こうした血液型不適合移植や異種移植… 2020/10/19 先端医学
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、このいぼのダーモはどう見てますか? ケラトアカントーマ/老人性血管腫編 医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価したいと視線計測システムを使って検証する企画。前回は、皮膚科専門医として、当サイトでダーモスコピー像の見方の解説などを連載していただいている、さとう皮膚科(東京都杉並区)院長の佐藤俊次先生にご協力をいただき、足底色素細胞母斑とSpitz… 2020/10/06 皮膚科
学会トピック◎第61回日本神経学会学術大会 新薬の登場でますます注意すべき細菌性髄膜炎 近年、補体を標的とした抗体薬が登場し、発作性夜間ヘモグロビン尿症や重症筋無力症などの治療が大きく変わりつつあるが、こうした抗補体抗体の使用時には髄膜炎菌による感染症のリスクが上昇することを必ず念頭に置いておいてほしい──8月31日から岡山市で開催された第61回日本神経学会学術大会… 2020/10/02 精神・神経
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、このほくろのダーモはどう見てますか? 足底色素細胞母斑/Spitz母斑編 前回、医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価したいと視線計測システムを使って検証してみたいとプロジェクトを立ち上げたことを紹介しました。いよいよ今回から専門医のご協力をいただき、様々な医療画像を見るとき、視線はどう動いているのかを検証していきたいと思います。… 2020/09/30 皮膚科
学会トピック◎第61回日本神経学会学術大会 いよいよ始まるギラン・バレー症候群に対する抗補体C5抗体の開発 国内の医師主導治験の結果を受けて先駆け審査指定 いよいよ国内でギラン・バレー症候群に対する抗補体C5抗体エクリズマブの開発が始まりそうだ。今年6月、厚生労働省の先駆け審査制度の指定を受けたためだ。8月31日から岡山県で開催された第61回日本神経学会学術大会で、千葉大学脳神経内科の三澤園子氏がシンポジウムに登壇してギラン・バレー症… 2020/09/18 感染症
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、いまどこを見てるんですか? 医療画像を専門医がどう見ているか試してみます 医療には数多くの画像情報があります。胸部X線、CT、MRI、病理検査、皮膚科ダーモスコピーなどなど。心電図も一面では画像情報と言えるでしょうか。医師の身体診察も、よく患者を観察するという点で画像情報でもある、と言えなくもありません。… 2020/09/17 医療情報
学会トピック◎第63回日本腎臓学会 CKD15万人を5年間追跡できるデータベースが腎臓学会にはある CKD患者のゲノム、血漿、尿のバイオバンクの整備も開始 日本腎臓学会は、国内の慢性腎臓病(CKD)患者のデータベース登録を進めている。このデータベースを使えば、日本におけるCKD患者の診療実態をはじめ、治療内容と予後との相関解析などに用いられるなど、診療に関する新しいエビデンスの発見に繋げられる。大学病院の電子カルテのデータベースから… 2020/08/25 腎・泌尿器
NEWS◎シルクエラスチンを使った変形性膝関節症の治療/予防法 半月板損傷を1回の治療で根治目指す 近年、関節軟骨の損傷に対して再生医療が広がり、自家細胞を使った培養軟骨が再生医療製品として承認されているほか、多くの臨床研究や試験が取り組まれている。一方、半月板損傷に対する治療はこれまで、およそ8割のケースで切除術が選択されており、半月板を欠いた膝関節は膝軟骨が次第に損傷し… 2020/08/20 骨・関節・筋
トレンド◎COVID-19、重症化してしまう機序は? 重症化例でなぜサイトカインが暴走する? 米Yale大学医学部免疫生物学部門Waldemar Von Zedtwitz冠教授の岩崎明子氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者の多くは無症状もしくは軽症で済むとされるが、重症化してしまうケースも一定程度存在する。こうした重症化例と重症化しない例にどんな違いがあるのだろうか。免疫反応に詳しい米Yale大学医学部免疫生物学部門Waldemar Von Zedtwitz冠教授の岩崎明子… 2020/08/12 感染症
シリーズ◎忘れられないカルテ 「先生に背中をさすってもらったことが一番の治療だった」 あらまき内科クリニック(滋賀県湖南市)院長 荒牧陽氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2020/08/11 代謝・内分泌
インタビュー◎「COVID-19は空気感染する」とWHOが初めて言及した背景は?(Part.2) 「空気感染」を誤解していませんか? 国立病院機構仙台医療センターの西村秀一氏に聞く 2020年7月6日、豪州、欧米、中国、日本などの研究者有志が、「It is Time to Address Airborne Transmission of COVID-19」と題した声明をClinical Infectious Disease誌に発表。COVID-19のairborne伝搬による感染、いわゆる空気感染に対応すべきと訴えた。具体的には、「公共施設やオフィススペ… 2020/08/08 感染症
インタビュー◎「COVID-19は空気感染する」とWHOが初めて言及した背景は?(Part.1) 空気感染、「3密」と言ってるのだから認めて当然でしょ 国立病院機構仙台医療センターの西村秀一氏に聞く 2020年7月6日、豪州、欧米、中国日、日本などの研究者有志が、「It is Time to Address Airborne Transmission of COVID-19」と題した声明をClinical Infectious Disease誌に発表。COVID-19のairborne伝搬によるinfectionsすなわち空気感染に対応すべきと訴えた。具体的には、「公共施設やオフィ… 2020/08/07 感染症
シリーズ◎COVID-19関連重症肺炎の治療 COVID-19関連重症肺炎に対するアクテムラ、標準治療へ上乗せしても臨床的状態・死亡率改善せず スイスRoche社は、7月29日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による重症肺炎を対象とした抗インターロイキン6受容体抗体トシリズマブ(商品名アクテムラ)の第3相試験COVACTAの結果、主要評価項目を達成できなかったと速報した。主要評価項目は入院中の重症肺炎例の臨床的改善度、副次評価項… 2020/07/29 感染症
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか 好酸球をキーワードとした抗体医薬が適応広げる 2020年5月時点のアップデート 日経メディカルは、2018年6月、「抗体医薬は医療に何をもたらしたか」と題した特集を掲載した。その際、2018年5月までに日本で承認され、使用可能な抗体医薬を1つの図に網羅した。 その後承認された新薬、既存薬の適応拡大を反映したものが以下の図だ(図1)。… 2020/07/14 アレルギー・免疫
トレンド◎ウィズコロナ時代の外来診療 在院時間短縮の取り組みが今後も生きる 来院をためらう糖尿病患者の不安を解消するコツ 2019年末から世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、患者が不安になって受診をためらうケースが少なくない。オンライン診療はこうした不安を解消する方法として期待されているが、一方で対面でなければならないケースもあるだろう。「その代表例が糖尿病だ」と指摘す… 2020/07/14 代謝・内分泌
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか 図で見る抗体医薬の実用化への道のり 国内で使用できる薬剤として60剤を超えた抗体医薬。その実用化の第一歩となったのは、遺伝子組み換え技術を産業応用するために1976年に創業された米Genentech社がインスリンを大腸菌で生産し、82年に米食品医薬品局(FDA)に承認されたことにあると言えるだろう。遺伝子組み換え技術を使って微生… 2020/07/01 医薬品
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか 抗体医薬が各疾患の診療をこう変えた 2001年に初めて遺伝子組み換え技術で作製した抗体医薬が承認されて以来、抗体医薬が次々と使用可能になった。癌、関節リウマチ、炎症性腸疾患だけでなく、感染症、アレルギー、希少疾患にも広がっている。… 2020/07/01 医薬品
医師4579人に聞いた「COVID-19第2波への備えしてますか」(その2) 個人が行うCOVID第2波への新たな対策は? 帰宅すぐにシャワーに直行する医師も 2019年末に中国武漢で発生して以来、世界中に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。国内では、5月末には新規感染者数も落ち着きを見せ、緊急事態宣言も解除された。ただし、今後また大流行するのではないかと懸念されている。… 2020/06/16 感染症
医師4579人に聞いた「COVID-19第2波への備えしてますか」(その1) 病院が行うCOVID第2波への新たな対策は? 「新たな備え・対策を準備した(している)」と回答したのは3割 次の流行(第2波)は来るのか、医師個人として、あるいは病院として次の流行に対して新たに備え、対策はしているのか。日経メディカル Onlineは、医師会員を対象に2020年6月1日~7日にアンケートを実施。COVID-19の第2波への備えについて聞いた。… 2020/06/15 感染症
年間薬剤費が6000万円超の治療の登場は幸せ…ですよね? 年間薬剤費が6000万円を超える薬物治療登場の意義をどう受け止めればいいのか──。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により外出自粛を余儀なくされた4月、自粛でぽっかりと空いた時間を使って考えてみたのが、TTR心アミロイドーシスに対する薬物治療の年間薬剤費のことです。… 2020/06/15 循環器
NEWS◎動脈硬化の進展を抑制する新たな因子発見 糖尿病を患っても動脈硬化が進まない理由は? 糖尿病に罹患していて動脈硬化が急速に進展してしまう患者がいる一方で、長年罹患しているのに動脈硬化の進展があまり進まない患者がいる──。臨床医ならこんな疑問を感じる場面に出くわすことが少なくないだろう。… 2020/05/15 循環器
トレンド◎心アミロイドーシス診療ガイドライン登場(Part.2) 手根管症候群や脊柱管狭窄、巨舌があったら… 高知大学老年病・循環器内科学教授の北岡裕章氏に聞く 日本循環器学会は3月18日、「心アミロイドーシス診療ガイドライン」を発表した。Part.1では心アミロイドーシスの病態とガイドライン作成の背景を、ガイドラインの班長を務めた高知大学老年病・循環器内科学教授の北岡裕章氏に聞いた。Part.2では、心アミロイドーシス診療の実際について聞く。… 2020/04/17 循環器
トレンド◎心アミロイドーシス診療ガイドライン登場(Part.1) HFpEFの1割は心アミロイドーシスなんです 高知大学老年病・循環器内科学教授の北岡裕章氏に聞く 日本循環器学会は3月18日、「心アミロイドーシス診療ガイドライン」を発表した。心アミロイドーシスに特化したガイドラインは世界でも初めて。診断法の進歩によって心不全の原因疾患として珍しくないことが明らかになったほか、治療薬の開発が相次いだことで、現時点での標準的な治療を示すことが… 2020/04/16 循環器
インタビュー◎ウイルスの構造とその意味 そもそもウイルスってどんなものでしたっけ? 京都大学ウイルス・再生医科学研究所RNAウイルス分野教授の朝長啓造氏に聞く 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)が広がり、世界中が対応に追われている。このSARS-CoV-2はコロナウイルス科の一種で、プラス 1本鎖RNAウイルスに分類される。ウイルスの分類や構造、増殖の仕方などについて、長年、RNAウイルスの研究に携わっている京都大学ウイルス・… 2020/03/30 感染症
学会トピック◎第16回日本消化管学会 好酸球性食道炎のPPI応答予測にアトピー性皮膚炎合併や末梢血好酸球数が有効 プロトンポンプ阻害薬に不応な好酸球食道炎の予測にアトピー性皮膚炎の合併や末梢血好酸球数が参考になることが示された。 2020/03/11 消化器
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 再発リスクが1%でも数十%でも患者にとっては変わらない 防衛医科大学校外科学講座教授の上野秀樹氏に聞く 大腸癌研究会では、「pT1大腸癌のリンパ節転移の国際共同研究」と題し、SM癌でリンパ節転移のリスクが高い患者を見いだすための国際共同研究を進めている。このプロジェクト研究の委員長を務める防衛医科大学校外科学講座教授の上野秀樹氏に話を聞いた。… 2020/03/05 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 大腸癌のエネルギー供給源はアミノ酸だった? 癌の新たな代謝系を解明、新規抗癌薬の標的へ アミノ酸の1つであるセリンからピルビン酸を作る代謝酵素が大腸癌の増殖・維持に寄与していることが明らかになった。 2020/03/03 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 大腸癌死亡を減らすにはどうしたらよいのですか 大腸癌研究会会長の杉原健一氏(光仁会第一病院[東京・葛飾区]院長、東京医科歯科大学名誉教授、特任教授)に聞く 早期発見、早期治療により5年生存率が7割を超える成績を示している現在の大腸癌診療。一方で、残念ながら大腸癌死亡者数の増加に歯止めがかかっていない。今後、大腸癌死亡者数を減らすために何をしていくべきなのか。大腸癌研究会会長を務める杉原健一氏(光仁会第一病院[東京・葛飾区]院長、… 2020/02/28 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 追加腸切除が不要なSM癌を見いだす遺伝子研究で成果相次ぐ 近年、追加腸切除が不要な患者を絞り込むために、病理組織学的因子や臨床因子の他に、ゲノムや遺伝子発現などの情報を活用してリンパ節転移のリスクを評価する方法が活発に行われている。最近報告された研究の一部を紹介する。… 2020/02/27 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 放射線科が大腸癌診療を進化させる! CT画像で遺伝子変異の有無を評価 大腸癌患者のCT画像は病変の有無や位置、大きさを評価するために撮影される。しかし、今後は人工知能(AI)で解析させることで、人間には認識し分けられない画像上の特徴に基づき癌の遺伝子変異の有無や変異のタイプを明らかにする時代が来るかもしれない。… 2020/02/25 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ クリーンコロンには一定の意味があるけれど… 広島大学内視鏡診療科/IBDセンター教授の田中信治氏に聞く 国内では大腸ポリープ診療ガイドライン2014(日本消化器病学会編)で「大腸内視鏡検査で発見された径6mm以上の病変は切除対象で、径5mm以下の病変でも平坦陥凹型腺腫および癌との鑑別が困難な病変は切除することを提案する。径5mm以下の隆起型微小腺腫は経過観察も容認する」とされてきた。一方、… 2020/02/25 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 「大腸癌が増えている」ってホント? 国立がん研究センターがん対策情報センター全国がん登録室長の松田智大氏に聞く 一般的に「大腸癌による死亡者数は増えている」と言われるが、日本における大腸癌の死亡者数や罹患の現状は実際にはどう推移しているのだろうか。 2020/02/22 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ SM癌に対する追加腸切除は必要か? 新潟大学大学院分子・診断病理学分野教授の味岡洋一氏に聞く 大腸癌治療ガイドライン2019年版では、垂直断端陰性に内視鏡的切除できたpT1癌の治療方針について、病理組織学的検索で(1)低分化腺癌・印環細胞癌・粘液癌、(2)SM浸潤度(1,000μm以上)、(3)脈管侵襲陽性、(4)蔟出(BD2/3)の4つのリスク因子のうち1つでもあてはまる場合は、「廓清を伴… 2020/02/21 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ T1癌のリンパ節転移を予測するAI、多施設研究へ 現行の大腸癌治療ガイドラインでは内視鏡的切除された大腸T1癌(粘膜下層にとどまっている癌)は、その病理組織学的診断で(1)組織型、(2)脈管侵襲、(3)簇出、(4)SM浸潤度1000μm──の4つのリンパ節転移リスクが1つでも陽性であった場合、追加外科切除を考慮するとされている。… 2020/02/19 癌
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ クリーンコロンを「推奨」する背景とは? 市立旭川病院副院長・消化器病センター長の斉藤裕輔氏に聞く 国内では大腸ポリープ診療ガイドライン2014で「大腸内視鏡検査で発見された径6mm以上の病変は切除対象で、5mm以下の病変でも平坦陥凹型腺腫および癌との鑑別が困難な病変は切除することを提案する。5mm以下の隆起性の微小腺腫は経過観察も容認する」とされてきた。… 2020/02/10 消化器
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 大腸カメラ用のAIは胃カメラ用とは狙いが違う 帝京大学下部消化管外科助教の小澤毅士氏に聞く 内視鏡画像診断補助用の人工知能(AI)の開発が世界中で進められている。昨年5月、米国San Diegoで開催されたDDW(Digestive Disease Week)で、AIメディカルサービス(東京・豊島区、代表取締役 多田智裕、山内善行)などが開発を進めている大腸内視鏡診断補助用のAIに関する発表がBest of DDWと… 2020/01/28 消化器
シリーズ◎大腸癌を征圧せよ 内視鏡と大腸CTは競合する検査ではありません 山下病院(愛知県一宮市)理事長・消化器内科 服部昌志氏に聞く 内視鏡を用いず、マルチスライスCTで大腸のポリープを検索するのが大腸CT検査(CT colonography:CTCとも)。1990年代に開発され、2011年に大腸CT用の自動炭酸ガス送気装置が承認、2012年にはCT検査における大腸CT撮影加算が新設され、保険適用となった。大腸内視鏡検査に比べて服用する下剤は少… 2020/01/21 消化器
日経メディクイズ●脳神経内科 56歳男性、逆行性健忘と微熱 X年8月2日正午ごろ、道路に倒れていた。その時の記憶はなかったが、しゃべることはできた。3日腰痛のため、近医整形外科受診。逆行性健忘を認めたため、頭部CTを施行。水頭症が判明し、入院した。頭痛やめまいはなし。既往歴は34歳のときに腰椎椎間板ヘルニア、6年前に髄膜脳炎に罹患し、感音性難聴… 2020/01/15 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第8回血管内留置カテーテル管理研究会 末梢静脈栄養輸液中で微生物がどう汚染するか、知ってますか? 「末梢静脈栄養(PPN)輸液は汚染すると微生物が繁殖しやすいし、PPN輸液使用例の方が血流感染の発生頻度が高い。しかし、しっかりと感染対策をすれば血流感染を発生させることなく適切な栄養管理を行うことができることを理解してほしい」。… 2020/01/07 老年医学・介護
トレンド◎ASN2019で新たな報告相次ぐ RA系抑制とは違う腎保護治療が見えてきた 川崎医科大学腎臓・高血圧内科学教授の柏原直樹氏に聞く これまで腎障害を治療する薬剤はなく、血圧や血糖などの管理のほか、尿蛋白を抑えるRA系阻害薬の使用ぐらいしか選択肢はなかった。 2019/12/16 腎・泌尿器
NEWS◎鼓膜穿孔再生用の治療薬が世界で初めて承認 鼓膜穿孔の治療は今後、手術でなく外来で 聴力回復効果も高い 12月12日、田附興風会医学研究所北野病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の金丸眞一氏らが記者会見を行い、自ら開発し、11月に承認されたトラフェルミン製剤(商品名リティンパ)を使った鼓膜再生療法への期待を語った。… 2019/12/13 耳鼻咽喉科
学会トピック◎第31回日本糖尿病性腎症研究会 糖尿病の腎機能低下、老若男女の誰が高リスク? 糖尿病患者の腎機能低下に関わるリスク因子のうち、若ければ女性よりも男性が、高齢になるほど肥満が、強いリスク因子となることが示された。 2019/12/09 腎・泌尿器
日経メディクイズ●脳神経内科 72歳男性。多彩な症状後の異常言動 72歳男性。X年1月中旬、左耳介が腫大し、1月21日当院耳鼻科受診、左外耳炎と診断され、抗菌薬が投与された。1月29日にCRP 1.0mg/dL、赤沈検査(ESR)13mm/時、難聴が出現した。1月末に両手腫大、2月8日夜に喘鳴を伴う呼吸困難が出現し、9日に呼吸器科に入院した。… 2019/12/05 精神・神経 医師限定コンテンツ
トレンド◎生体機能を緻密にシミュレートする「Bodylogical」 「仮想の私」で将来の私の病状を予測できる 臨床試験のバーチャル化や薬物療法の効果予測にも コンサルティング業務を務めるPwCコンサルティングと武田薬品工業が今年9月、人体の生理機能を再現する「Bodylogical」を活用し、クローン病患者の個人をコンピューター内に再現し、将来の病状などを予測できるアプリケーションを開発するプロジェクトを開始したと発表した。… 2019/11/29 医療情報
学会トピック◎第64回日本生殖医学会 若年男性がん患者の精子凍結保存、実施は3割 「化学療法を新たに導入した若年男性がん患者において、妊孕性温存のために精子凍結保存を行う際の物理的、心理的ハードルを下げたい」――。 2019/11/27 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ HbA1cの個人差を解き明かす「数理糖尿病学」誕生秘話 明舞中央病院(兵庫県明石市)病院長 田原保宏氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/11/22 代謝・内分泌
トレンド◎睡眠時無呼吸診療はどうなる? もう負けられない!崖っぷちのCPAP 心血管疾患予防の効果、これまでの前向き臨床試験では示されず 脳心血管疾患発症のリスクの1つである睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)が岐路に立たされている。 2019/11/20 循環器
学会トピック◎第24回日本血管病理研究会 やっぱり違う? 高安動脈炎と巨細胞性動脈炎 「Chapel Hill分類で高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA)は大血管炎に分類されているが、GCAは本来、中血管炎に分類されるべきではないか」――。 2019/11/12 アレルギー・免疫
トレンド◎内視鏡動画を使った診断補助で感度は92%に 日本発の胃内視鏡用診断補助AI、世界へ羽ばたく FDAからBreakthrough Device指定受ける AIメディカルサービス(東京・豊島区、代表取締役 多田智裕、山内善行)が開発を進めている胃内視鏡診断補助用の人工知能(AI)がこのほど、米食品医薬品局(FDA)からBreakthrough Device指定を受けた。 2019/11/08 消化器
学会トピック◎第67回日本心臓病学会学術集会 院外心停止例へのCAG要否は石灰化の有無で判断 院外心停止例に対する蘇生後12誘導心電図は急性心筋梗塞のスクリーニングに有用だが、ST上昇が認められない場合、どのような患者に早期冠動脈造影検査(CAG)が適切か明確な基準はない。 2019/11/01 循環器
日経メディクイズ●脳神経内科 18歳男性。めまい、嘔吐、左耳鳴 X年1月8日午前中、ハンドボールをしていたところ、めまいが出現した。その日の夕方、左に傾く非回転性めまいが悪化し、 頻回の嘔吐、左耳鳴を主訴に休日診療所を受診した。末梢性めまいと診断され、点滴のみを処置し、特に原因は特定されなかった。耳鼻科受診を勧められ、その日は帰宅した。詳細… 2019/10/29 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第47回日本臨床免疫学会 アトピー性皮膚炎に対する抗IL-4/13受容体抗体投与時は眼科との協力を アトピー性皮膚炎に対して新規に抗IL-4/13受容体抗体製剤が使用可能になり、ステロイド外用剤と併用することでかなり皮疹を改善できるようになった。ただし、副作用に結膜炎があり、投与前に眼科受診を指示することが大切だ――。… 2019/10/28 皮膚科
学会トピック◎第74回日本大腸肛門病学会学術集会 肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン改訂版の概要を紹介 疫学や病因などの総論と計17のクリニカルクエスチョンを設定 痔核・痔瘻・裂肛に新たに直腸脱を加え、各疾患の概要を紹介するとともに計17のクリニカルクエスチョンを設定した。年内には発刊予定だ――。 2019/10/21 消化器
トレンド◎日本の研究グループでは初、ゲノム解析手法で明らかに 新たなヒト血液型「KANNO」を発見 今年8月、国立国際医療研究センター、日本赤十字社、福島県立医科大学が報告した新しい血液型「KANNO」が国際輸血学会によって37種類目の新たな血液型だと認定された。 2019/10/15 先端医学
1分解説◎細胞の低酸素応答の仕組み、貧血や虚血障害治療に応用も ノーベル生理学医学賞受賞の「HIF」って何? ノーベル財団は2019年10月7日、2019年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に、細胞が酸素レベルを感知し、応答する機構を解明した米国と英国の研究者3人を選んだと発表した。 2019/10/08 腎・泌尿器
学会トピック◎第34回日本糖尿病合併症学会 腎障害を進行させないが蛋白質を制限しない食事とは? 一般に慢性腎臓病(CKD)患者では低蛋白質食が推奨されるが、近年、低蛋白質食は栄養障害やサルコペニア、フレイルを介してQOLや生命予後の低下につながりかねないと指摘されている。低蛋白質食が腎障害を進行させない機序を解明すれば、栄養障害を回避しつつ腎障害を進行させない食事療法になる… 2019/10/07 腎・泌尿器
トレンド◎腫瘍と消化管の間にスペーサーを入れて十分量の粒子線を照射 外科医と放射線治療医のタッグで挑む新・癌治療 小児癌と骨軟部腫瘍を対象に始動、将来は肝胆膵癌にも 限局性の癌だから切除できれば治癒が得られる可能性が高いのに、癌が血管を巻き込んでしまっていて切除できない。かといって放射線治療をしようにも患部のすぐ横には消化管があり、消化管穿孔などの合併症が危惧されて十分な照射もできない。外科医は切除できずに、放射線腫瘍医も照射できずに思… 2019/09/27 癌
学会トピック◎第67回日本心臓病学会 急性大動脈解離に対する内科医の役割は? 来年改定予定のガイドラインを見据えた診断・治療アルゴリズムを紹介 突然発症し、死亡に至らしめることがある急性大動脈解離の診療は、心臓血管外科医の単独による治療から、画像診断や発症前後・遠隔期での薬物治療、ステント内挿術といった血管内治療などによる集学的治療が重要視されている。現在、2020年の発刊に向けて日本循環器学会による大動脈瘤・解離ガイ… 2019/09/27 循環器
学会トピック◎第28回日本シェーグレン症候群学会 複数臓器の腫大や腫瘤をきたすIgG4関連疾患を知ってますか? リンパ球とIgG4陽性形質細胞の浸潤と周囲の線維化により単一または複数臓器に特徴的なびまん性あるいは限局性腫大、腫瘤、結節、肥厚性病変を認め、高IgG4血症を呈するのがIgG4関連疾患。 2019/09/24 アレルギー・免疫
学会トピック◎第67回日本心臓病学会学術集会 初回心不全入院に対するトルバプタンの投与は腎保護効果あり 心不全による初回入院患者に対するトルバプタンの投与は、フロセミド単独治療に比べて腎保護効果があることが示された。 2019/09/24 循環器
トレンド◎指先血で簡易に測定、新たな測定原理を持つ分析装置発売 90秒でHbA1cを測定できる装置がやってきた 診察時間中の採血でリアルタイムな数値に基づく患者指導が可能 外来診察室に入ってきた糖尿病患者に声を掛ける前に指先から採血すれば、問診中にその日のHbA1c値が出るため、その結果をすぐに患者指導に反映することができる。そんな外来を実現できる新しいグリコヘモグロビン分析装置が発売された。… 2019/09/20 代謝・内分泌
学会トピック◎第10回日本アプライド・セラピューティクス学会学術大会 免疫チェックポイント阻害薬投与中の検査漏れを無くすコツは? 癌に対する免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の投与は高い効果を示し、近年、様々な癌に対して適応が拡大しているが、一方でこれまでの抗癌薬にはない特徴的な有害事象が起こり得るため、注意が必要だ。早期発見するために、血糖値や甲状腺機能、ウイルス感染歴、自己抗体といった多くの検査が必… 2019/09/20 癌
日経メディクイズ●脳神経内科 18歳女性。辺縁系脳炎症状 X年3月初旬に頭痛、感冒症状、不眠を訴え、8日には意味不明の異常言動、10日には感情失禁、破壊行為、拒食が現れたため、近医の精神病院に入院した。その後に傾眠、不隠状態、高熱、嚥下障害、および意識障害の悪化が見られたため、19日に大学病院脳神経外科に入院した。… 2019/09/13 精神・神経 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●脳神経内科 33歳男性、意識障害、不穏を呈した1型糖尿病 33歳男性。20歳のとき1型糖尿病を発症し、以降はインスリン治療を継続している。X年7月末、夕方に自宅で意識をなくして倒れていた。尿、便失禁を認め、近医に救急搬送された。血糖値が70mg/dLであったことから、20%ブドウ糖20mLを5A静注したところ、血糖値は160mg/dLと改善したが、意識レベルは不変… 2019/09/06 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 今日からできる!正しいHbA1c値の使い方 患者ごとに推算HbA1cを把握せよ 血液疾患治療は新薬の登場で新たな進歩を遂げている。さらに遺伝子操作などの最先端技術は血液細胞を改造し、新しい治療法を生み出し始めた。本特集では、血液にまつわる最新技術を紹介する。 2019/08/29 代謝・内分泌
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 血液検査は癌治療の選択に強力な武器となるか 全国がんゲノムスクリーニングプロジェクト(LC-SCRUM-Japan)で検証進む 血液疾患治療は新薬の登場で新たな進歩を遂げている。さらに遺伝子操作などの最先端技術は血液細胞を改造し、新しい治療法を生み出し始めた。本特集では、血液にまつわる最新技術を紹介する。 2019/08/27 癌
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 抗体が2つの標的を同時に認識して得られる革新的な効果 血友病や白血病の治療に使える「二重特異性抗体」 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/20 小児科
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 再生不良性貧血の治療にTPO受容体作動薬登場 高齢化で増える再生不良貧血や免疫性血小板減少症に福音 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/13 血液内科
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 “抗凝固薬キャンセラー”は出血性合併症の治療をどう変えた? 経口抗凝固薬治療中の出血性合併症治療に活躍する中和薬 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/07 循環器
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界:CAR-T細胞療法 強力な“サイボーグT細胞”療法、今後の課題は? 山口大学免疫学講座教授の玉田耕治氏に聞く 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/02 癌
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 経口の腎性貧血治療薬「HIF活性化薬」のインパクト 虚血による臓器障害の軽減効果にも期待 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/07/30 腎・泌尿器
学会トピック◎第60回日本神経病理学会 多発性硬化症治療で起こるPML、免疫再構築の手綱を握れ 多発性硬化症(MS)に対する積極治療は両刃の剣、治療を躊躇すべきではないが、特に進行性多巣性白質脳症(PML)を常に念頭に置いてほしい。 2019/07/30 精神・神経
日経メディクイズ●脳神経内科 60歳女性。インスリン治療開始後に下肢筋の痛みと脱力 ある日、下肢の硬直を感じ、夜になると急に針に刺されたような痛みが夜中まで発作的に出現した。夜は支えがないと歩けないほどだった。背中、腹の皮膚がピリピリとしびれた。夜間、寝られないほどひどくなり、翌日に当院を受診した。… 2019/07/29 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第62回日本腎臓学会 CKD患者に対する酸化マグネシウム投与は冠動脈石灰化の進展を抑制 透析を行っていない慢性腎臓病(CKD)患者に対する酸化マグネシウム製剤の投与の効果が検証された。 2019/07/08 腎・泌尿器
照射線治療用の組織障害を抑制する吸収性組織スペーサー発売 消化管と癌組織の間に埋め込み正常組織を保護 アルフレッサ ファーマは、6月27日、放射線治療用吸収性組織スペーサー「ネスキープ」を発売すると発表した。 2019/07/02 癌
日経メディクイズ●脳神経内科 81歳女性。フェニトイン服用中の転倒 てんかんの治療として51歳からフェニトイン200mg/日を服用していたが、80歳より150mg/日に減量されていた。フェニトイン150mg/日へと変更してから3カ月後に転倒し、左鎖骨遠位端を骨折した。その後、構音障害、左半身のしびれが強くなり、入院した。入院時、意識は清明、脳神経では注視眼振あり。構… 2019/06/25 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 術後経過良好な患者が家族の前で下半身麻痺に 岩手県立久慈病院副院長/外科 遠野千尋氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/06/19 消化器
シリーズ◎忘れられないカルテ 命より大切なものがある患者のオペ 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/06/13 癌
学会トピック◎第60回日本神経学会学術大会 免疫チェックポイント阻害薬による神経・筋関連irAEは日常経験する臨床像とは異なる 5月22日から大阪市で開催された第60回日本神経学会学術大会のレクチャーマラソン「免疫チェックポイント阻害薬と神経・筋疾患」で、慶應義塾大学神経内科の鈴木重明氏が免疫チェックポイント阻害薬投与時に起こる神経・筋関連有害事象の概要とピットフォールについて紹介した。… 2019/06/12 癌
シリーズ◎腎臓を守る最新の治療戦略 CKD診療の3つの課題の解決法が見えてきた? 医薬基盤・健康・栄養研究所KAGAMIプロジェクト 木村友則氏に聞く 慢性腎臓病(CKD)診療の課題は3つある。 2019/06/11 腎・泌尿器
シリーズ◎忘れられないカルテ 術後30年間も入退院を繰り返した患者を回復させた私の一手 大阪大学国際医工情報センター特任教授 井上善文氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/06/05 生活習慣
AIを活用した医療機器の開発と発展を目指す協議会が発足 発足式では議員と情報交換も 人工知能(AI)を活用した医療機器の開発を勧める企業等が参加する任意団体として、「AIを活用した医療機器の開発と発展を目指す協議会」が設立された。 2019/06/03 医療情報
シリーズ◎忘れられないカルテ 「念のため、一応、万全を期すためにお聞きしますが…」 50代勤務医(感染症内科) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/05/31 呼吸器
インタビュー◎治療中止の提言やガイドラインが示していること 透析が必要というだけで終末期なのではない 山梨大学救急集中治療医学講座教授の松田兼一氏に聞く 疾患の終末期や救急や集中治療で予後が厳しい患者の診療方針の決定に参考になる提言やガイドラインの発表が相次いでいる。最も早く登場したのが2006年の日本集中治療医学会の「集中治療における重症患者の末期医療のあり方についての勧告」で、その後、厚生労働省や他の学会も相次いで発表した。… 2019/05/29 腎・泌尿器
インタビュー◎中心静脈カテーテル留置はより安全に これ、いいね!プローブと画面が一体型のエコー 大阪大学国際医工情報センター特任教授の井上善文氏に聞く 中枢挿入式や末梢挿入式の中心静脈カテーテルを留置するため静脈に穿刺する際、これまでは指で解剖学的に静脈を探し当てて穿刺してきたが、この方法は熟練が必要で、時に合併症を引き起こしてしまうリスクがあるし、鎖骨下穿刺や内頸静脈穿刺に伴う医療事故も問題になった。… 2019/05/29 医療機器
インタビュー◎末期腎不全患者診療の最新動向 34万人の臓器不全患者を救っていることに胸を張れ 新北九州腎臓クリニック(福岡県北九州市)理事長の海津嘉蔵氏に聞く 多額の医療費を使う透析医療は医療費総額を押し上げるものとしてやり玉に挙げられることが多いが、34万人もの臓器不全患者の命を救っていることに腎臓/透析医はもっと胸を張ってよい。患者を救うことと医療費がかかることは別の問題であろう──。長年、透析医療や透析にしない治療を手掛けてきた… 2019/05/28 腎・泌尿器
学会トピック◎第60回日本神経学会学術大会 画像ミスマッチのある発症時刻不明の脳梗塞へのtPAは安全に実施できる ただし試験の早期終了で有効性は示されず──日本で実施のTHAWS試験 昨年、欧州で行われたWAKE-UP試験の結果が発表され、頭部MRIの拡散強調画像(DWI)とFLAIR画像で虚血性変化の所見が一致しない場合(DWI/FLAIRミスマッチ)、発症4.5時間以内である可能性が高いとして、正確な発症時刻が不明な脳梗塞であってもDWI/FLAIRミスマッチを認めれば組織プラスミノーゲン… 2019/05/28 循環器
インタビュー◎透析を始めたことを患者に後悔させないために 透析導入前に患者と話し合うべき4つの選択肢 伊丹腎クリニック(北海道登別市)理事長の伊丹儀友氏に聞く 透析導入が必要となる段階で、医師は患者に対して治療の選択肢を十分に説明できているだろうか。長年、透析医療に携わり、日本透析医学会が2014年に「維持血液透析療法の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」の策定に関わったほか、腎臓病SDM推進協会の理事も務める伊丹腎クリニッ… 2019/05/27 腎・泌尿器
インタビュー◎透析医学会の提言の背景にあるもの 透析見合わせを患者と話すときに医療者が心がけるべきことは? 春日井市民病院(愛知県春日井市)統括顧問の渡邊有三氏に聞く 公立福生病院(東京都福生市)で、腎臓病患者が血液透析治療を中止する選択をし、その後、死亡に至ったとする報道を機に非難や責任を追及する声が広がった。このときポイントとなった「透析を中止する(見合わせる)」という選択については、日本透析医学会が2014年に「維持血液透析療法の開始と… 2019/05/21 腎・泌尿器
学会トピックス◎第30回日本医学会総会 集中治療後症候群(PICS)を知ってますか? PICSってご存じですか──。重症敗血症を始めとして様々な疾患により集中治療を受ける患者に起こるのが集中治療後症候群。 2019/05/09 救急医療・集中治療
学会トピック◎第30回日本医学会総会 高齢がん患者の薬物治療選択の極意教えます がん薬物療法を受ける高齢者は今後増加していく。今後、高齢がん患者の実地診療における薬物療法の選択の際には、G8スクリーニングツールを活用するほか、腫瘍内科医と老年内科医が協力して治療を進めていくべきだ──。愛知県がんセンター病院臨床試験部部長の安藤正志氏は、第30回日本医学会総… 2019/05/08 癌
シリーズ◎腎臓を守る最新の治療戦略 糖尿病患者の腎症進行の原因物質を同定、新たな治療法につながるか 東北大学病態液性制御学分野教授の阿部高明氏に聞く ──これまで慢性腎不全モデルマウスに便秘薬を投与すると腸内細菌叢が改善し、さらに慢性腎臓病(CKD)の進行抑制ができる可能性があると報告されています。 2019/04/24 腎・泌尿器
日経メディクイズ●神経内科 58歳女性。手の震え、感冒様症状 X年4月12日、手の震え、感冒様症状を呈し、翌日には物忘れ、支離滅裂な言葉が出現したため、近医の精神科病院に入院した。16日は傾眠状態、 17日に意識レベルの低下があり、当院に転院してきた 2019/04/12 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎腎臓を守る最新の治療戦略 腎障害時に腸内細菌が作るD-セリンが腎臓を守る! 金沢大学腎臓内科学教授の和田隆志氏に聞く 急性腎障害が発生すると腸内細菌がD-セリンを作り、それが腎臓に集まって腎保護作用を示す──。そんな研究結果が最近、報告された。 2019/04/05 腎・泌尿器
シリーズ◎何でもPros Cons【大腸腺腫ポリープ、どうする?】 5mm以下の大腸腺腫ポリープ、半数は「摘除」 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/28 消化器
シリーズ◎何でもPros Cons【救急車の有料化、実施すべき?】 消防庁、救急業務の有料化は慎重に議論を続ける 消防庁救急企画室に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/28 救急医療・集中治療
シリーズ◎何でもPros Cons【5mm以内の大腸腺腫ポリープ、どうする?】 クリーンコロンを目指すのに欠かせないこと 田中信治氏(広島大学内視鏡診療科/IBDセンター教授)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/28 消化器
シリーズ◎何でもPros Cons【救急車の利用、有料化すべき?】 8割以上の医師は「救急車は有料化すべき」 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/28 救急医療・集中治療
シリーズ◎何でもPros Cons【タスクシェア/シフト、どれだけできる?】 タスクシフトするなら責任も一緒にシフトして! 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 医療の質
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 患者には医療を受けない権利がある 名郷直樹氏(武蔵国分寺公園クリニック[東京都国分寺市]院長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 薬の価値は相対的であることを自覚すべき 尾藤誠司氏(国立病院機構東京医療センター臨床研修科医長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【主治医制は維持すべき?】 今後は複数主治医制に向かう、医師の7割が期待 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【専門医資格、どれくらい取得する?】 三日坊主の私には資格取得という目標が必要だ 40歳代・病院勤務医、感染症内科 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/26 呼吸器
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 慢性疾患の薬物治療、「やめどきアリ」は75% 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/26 医薬品
シリーズ◎何でもPros Cons【医局に所属すべき?】 「医局に所属しなくてもいい」が7割超 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/26 医師のキャリア
シリーズ◎忘れられないカルテ 先生がそこまでおっしゃるならお願いします 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/03/25 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【聴診器、まだ必要ですか?】 心臓の評価に聴診器、「まだまだ必要」が大多数 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/25 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【医師のキャリア、どっちがいい?】 70代内科医、生涯現役を続けるコツを教えます 中村尚人氏(岩尾病院[鹿児島市]副院長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/25 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【配偶者は医師がいい?】 配偶者に「医師以外」を望む医師が7割 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【学位って取るべき?】 「学位は役に立たないから不要」はみみっちい? 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【専門医資格、どれだけ取得する?】 専門医資格、たくさん取得したい医師が半数以上 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【専門医資格、どれくらい取得する?】 外科医の自分を支える三階部分の認定医資格 40歳代・病院勤務医、消化器外科 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 外科
シリーズ◎何でもPros Cons【医師のキャリア、どっちがいい?】 定年後の医師が気持ちよく働いてくれています 遠野千尋氏(岩手県立久慈病院副院長/外科)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【どうする? HPVワクチン接種の積極的勧奨】 HPVワクチンの積極的勧奨、8割が「すべき」 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 感染症
シリーズ◎何でもPros Cons【どうする? HPVワクチン接種の積極的勧奨】 HPVワクチン接種後の神経障害は自己免疫性脳炎が原因 高嶋博氏(鹿児島大学脳神経内科・老年病学教授)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 感染症
シリーズ◎何でもPros Cons【自宅はどちらがいい?】 「転勤があるから持ち家より賃貸」は少数派 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/21 ライフスタイル
シリーズ◎何でもPros Cons【特定の医療行為への報酬加算、賛成?】 スキルの評価や手間への加算に多くの医師が賛成 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/20 行政・制度
シリーズ◎何でもPros Cons【診療報酬上の加算ってどう思う?】 加算は場当たり的、今こそ医療財政の抜本改革を 鎌江伊三夫氏(東京大学公共政策大学院特任教授/キヤノングローバル戦略研究所)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/20 行政・制度
シリーズ◎何でもPros Cons【医師の仕事は半分以上AIに置き換わる?】 病理医がAIに置き換わらない理由、教えます 市原真氏(札幌厚生病院[北海道札幌市]病理診断科医長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/19 検査
シリーズ◎何でもPros Cons【医師の仕事は半分以上AIに置き換わる?】 医師の仕事、まだまだAIには置き換わらない! 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/19 医療情報
シリーズ◎何でもPros Cons【50代で開業する? 勤務医続ける?】 「50代で開業する」は実は少数派だった! 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/18 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【ずっと市中病院勤務はアリ?】 大学病院での勤務経験はそんなに大切ですか? 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/18 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【ずっと同じ病院で勤務すべき?】 同じ病院にずっと勤務し続けたい医師は少数派 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/18 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【50代、開業する? 勤務医続ける?】 50代開業におけるライバルは若手。手ごわいよ 中村正志氏(株式会社ブレインファーム コンサルタント)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/18 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【医師のキャリア、どっちがいい?】 医師免許を持つ者としてやれることはやりきった 大橋康廣氏(野崎徳洲会病院[大阪府大東市]臨床研修アドバイザー)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/15 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【医師のキャリア、どっちがいい?】 早期リタイア vs 死ぬまで現役、意見は拮抗 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断、より良い医療を提供するための制度/仕組み、医師のキャリアなど。しかしこうした疑問に明確な答えがないことも多い。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことこそが明日からの医療をより… 2019/03/14 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【医師のキャリア、どっちがいい?】 ポストは後進に、でも死ぬまで医師を続けたい 山中克郎氏(諏訪中央病院院長補佐/総合内科)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/14 医師のキャリア
日経メディクイズ●神経内科 68歳男性。右小脳微小梗塞後の両側難聴 X年5月25日昼頃からめまいと後頭部痛があり、週末は家で寝ていた。28日起床時にもめまいがあり、持続するために救急外来を受診した 2019/02/27 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 助かるチャンスはあった36歳くも膜下出血 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/02/25 循環器
トレンド◎大きく変わるめまい診療 メニエール病診療に新たな選択肢登場 内耳造影MRIや中耳加圧装置の位置づけは? メニエール病の診療が変わってきた。2017年に診断基準が改定されたほか、2018年にはメニエール病の難治性めまいを対象とした非侵襲中耳加圧装置が承認され、1800点の指導管理料も決まった。こうした変化を受けたメニエール病診療の最新動向について、富山大学耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座教授の將… 2019/02/12 耳鼻咽喉科
シリーズ◎忘れられないカルテ いっぱしの外科医になったつもりの私が起こした“未必の故意” 南あわじ市国民健康保険阿那賀診療所(兵庫県南あわじ市)院長 大鐘稔彦 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/02/06 呼吸器
シリーズ◎忘れられないカルテ 患者から悪い噂を立てられて気付けたこと 40代小児科勤務医 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/02/01 小児科
日経メディクイズ●神経内科 35歳女性。発熱と右眼の異常 X年12月25日16時頃から発熱38.0℃のため寝ていた。18時に起きたところ右眼が見づらかった。右頬のしびれ感と前頭部痛もあり、救急車で来院した。授乳中の乳児あり、疲れ気味であった。既往歴はなし。 2019/01/23 精神・神経 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●神経内科 62歳男性。頭痛、意識障害と右片麻痺 X年12月25日夕方より頭痛が出現した。19時の夕食後に嘔吐、頭痛が悪化した。26日3時にトイレに行く途中で意識レベルが低下し、階段より転倒した。 2019/01/08 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 「9月26日」 A氏(国立大学卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/12/26 外科
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2018 続・抗体医薬は医療に何をもたらしたか 日経メディカルは、今年6月、「抗体医薬は医療に何をもたらしたか」と題した特集を掲載した。その際、今年5月までに日本で承認され、使用可能な抗体医薬を1つの図に網羅した(図1)。 2018/12/20 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ 震える指が指した50音ホワイトボードの「ありがとう」 精神科単科病院勤務医(40歳代、国立大卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/12/18 呼吸器
学会トピック◎第46回日本救急医学会総会・学術集会 重症呼吸不全へのECMO、ホントに有効? Pros&Consセッションから 重症呼吸不全に対して、体外式膜型人工肺による生命維持治療を実現するECMO(Extracorporeal membrane oxygenation)。劇的な救命が得られる一方で、その有効性を証明しようと取り組まれた臨床試験はクリアにポジティブとならず、その効果については未だに賛否がある。… 2018/12/07 呼吸器
日経メディクイズ●神経内科 71歳男性、認知障害の亜急性の進行 71歳男性。X年7月頃から時々ふらつき歩行があり。7月下旬に脳外科を受診した。頭部MRIで軽度脳萎縮。その10月、歩行時のふらつきが悪化したため、他院の神経内科を受診し、変性疾患の可能性を指摘されたが、特に検査は施行されなかった。その後、物忘れが出現し、家人との意志疎通が困難となった。… 2018/12/05 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会 新しいめまい疾患PPPDの問診票を作成 新しいめまい疾患である持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent postural perceptual dizziness;PPPD)の重症度評価に活用できる問診票が作成された。第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会で、新潟大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野の八木千裕氏が発表した。… 2018/12/05 耳鼻咽喉科
学会トピック◎第46回日本救急医学会総会・学術集会 車の「鼻」の形で交通外傷の部位と重症度が違う 正面衝突事故を起こした軽自動車の乗員1000人を対象としたコホート研究の結果から、軽自動車のフロント部分の形状により交通外傷の部位と重症度が異なることが示された。11月19日から横浜市で開催された第46回日本救急医学会で、福島県立医科大学臨床イノベーションセンターの伊藤文人氏らが報告… 2018/11/30 救急医療・集中治療
学会トピック◎第64回日本病理学会秋期特別総会 デジタルパソロジーに関するガイドライン案作成 日本病理学会は、生検試料のスライド標本を画像データ化し、保存や施設間でのデータのやりとりなどを行うデジタルパソロジーに関するガイドライン案を作成し、11月22日から広島県呉市で開催された第64回日本病理学会秋期特別総会で公表した。… 2018/11/28 癌
学会トピック◎第64回日本病理学会秋期特別総会 胃生検病理診断用のAI、診療現場での検証を開始 日本病理学会は11月22日、第64回日本病理学会秋期特別総会の会期中に記者会見を行い、学会主導で開発してきた病理診断用人工知能(AI)が実用化レベルに達したことから、今年度中に福島県と徳島県の診療現場でその効果の評価を始めると発表した。… 2018/11/26 癌
学会トピック◎第46回日本頭痛学会総会 片頭痛の予兆時に抗めまい薬の服用で発作を予防 天候の変化によって頭痛発作が起こる片頭痛患者において、前兆の有無にかかわらず、予兆を感じたときに抗めまい薬であるジフェニドールを服用すると頭痛発作を出現前に阻止したり、頭痛が軽減することが示された。… 2018/11/21 耳鼻咽喉科
トレンド◎変わるめまいの診断基準 診断が付かないめまい症の多くはPPPDだった 新潟大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野教授 堀井新氏に聞く メニエール病や良性発作性頭位めまい(BPPV)、前庭神経炎、頸性めまい、心因性めまいなど、日本めまい平衡医学会が示している16のめまい疾患のいずれにも合致しない場合に付けるのが「めまい症」。診断が付かず、だから何もできず、放置せざるを得ない“めまい”だ。最近、国際学会で新たに、持… 2018/11/19 耳鼻咽喉科
シリーズ◎忘れられないカルテ 頭蓋骨が消えていく… 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/11/09 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ 動脈瘤が2回破裂した患者、後遺症なく島に帰る 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/11/08 循環器
日経メディクイズ●神経内科 55歳男性、左下肢のしびれ感 7月中旬より左下腿後面にピリピリとする異常感覚・痛みが出現したため、近医を受診。脊髄造影検査を受けるも異常なし。このころより37℃台の発熱、9月初旬に非拍動性頭痛、下肢筋力低下を自覚し、歩行が困難となった。9月中旬、無目的行動、記銘力障害を認め、入院した。既往歴は特になし。… 2018/10/29 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 私が大学病院に勤務している意味 順天堂大学眼科准教授 根岸貴志 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/25 眼科
シリーズ◎忘れられないカルテ 2回心停止した重症外傷患者の生還 八戸市立市民病院院長 今明秀 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/22 救急医療・集中治療
シリーズ◎忘れられないカルテ 「私はどこへ行けばいいんでしょう?」と患者に言わせてしまったあの日 総合南東北病院(福島県郡山市)消化器センター長 西野徳之 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/19 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ 解決できない問題に遭遇、あなたならどうする? 国立病院機構東京医療センター総合内科 尾藤誠司 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/17 代謝・内分泌
シリーズ◎忘れられないカルテ ステージ4肺癌+癌性リンパ管症患者の大冒険 国立病院機構近畿中央呼吸器センター 倉原優 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/15 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ 「救命したい」という気持ちは我々だって同じだ 大阪大学病態病理学講座教授 森井英一 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/12 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ 「なぜ!?」患者の横に立ち尽くしたあの日 埼玉県立小児医療センター集中治療科 三浦義文 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/12 小児科
シリーズ◎忘れられないカルテ 触るだけで血圧が200mmHg変動する患者 つくばセントラル病院(茨城県牛久市)神経内科 高橋良一 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/11 感染症
シリーズ◎忘れられないカルテ そのとき医師として何ができたのだろうか A氏(勤務医、呼吸器内科) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/10 感染症
シリーズ◎忘れられないカルテ 「主治医は替えません」その言葉で覚悟を決めた 大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)呼吸器内科副部長 吉村千恵 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/09 呼吸器
シリーズ◎忘れられないカルテ 3時間放置された右前腕部不全切断患者から学んだこと X氏(1999年卒、勤務医) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/05 骨・関節・筋
シリーズ◎忘れられないカルテ 私を支え続けてくれる1通の手紙 A氏(2009年、宮崎大学卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/04 外科
シリーズ◎忘れられないカルテ 悩んだら動け A氏(30代、国立大学卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/03 循環器
シリーズ◎忘れられないカルテ NEJMを読んであの患者の病名を当てた私 野崎徳洲会病院(大阪府大東市)総合内科部長 大橋康廣 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/02 癌
シリーズ◎忘れられないカルテ ヘップバーンに見えてきた92歳のおばあちゃん 福角病院(愛媛県松山市)副院長 角南典生 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/10/01 循環器
シリーズ◎忘れられないカルテ 出来の悪い研修医が「素晴らしい先生になる」と言われた理由 A氏(40代、関西地方の外科医) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/09/28 ターミナルケア
シリーズ◎忘れられないカルテ 「この人だけは私が診てよかったな」。そう言えるカルテ 池田元美氏(1989年大阪医大卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/09/27 感染症
日経メディクイズ●神経内科 66歳男性。嘔吐後に意識レベル低下 X年12月14日21時頃に玄関で倒れる音が聞こえた。家族が見に行くと、嘔吐が続いたので、救急車を要請した。嘔吐は40分間続いた。嘔吐後から意識レベルが低下した。既往歴は痛風、喫煙20本/日(50年間)、飲酒は酒2合、ビール350mL/日。… 2018/09/26 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 「なんなの、この人」。そう言われて我に返ったあの日 川越救急クリニック(埼玉県川越市)副院長 木川英 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/09/21 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●神経内科 67歳男性。自宅の玄関で倒れていた患者 10月某日午前7時頃に自宅の玄関で倒れているのを近所の人が発見した。一人暮らしで普段のADLは自立していた。既往歴は、脳梗塞、およびその3年後の低K血症で入院歴。アルコール依存あり。 2018/09/19 精神・神経 医師限定コンテンツ
特集◎忘れられないカルテ 看護師ができないなら、俺たちがやろう! あすわクリニック(福井県福井市)副院長・小児科 坂後恒久 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/09/18 小児科
シリーズ◎忘れられないカルテ 「先生、すごいですね」は一人前と見なされていない証拠 国立病院機構紫香楽病院(滋賀県甲賀市)整形外科・リウマチ科 小宮靖弘 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/09/14 骨・関節・筋
日経メディクイズ●神経内科 61歳男性。回転性めまい、歩行失調 12月中旬、夜間急に回転性めまいが出現し、気分が悪くなったため、救急外来を受診した。頭を動かすとめまいがひどくなった。耳鳴、難聴、頭痛はなかった。 2018/09/12 精神・神経 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●神経内科 20歳女性。右視野狭窄と嘔気、その後に左後頭部痛 X年6月19日6時30分に電車を乗り換え中に右視野狭窄が急に出現した。頭痛はなく、7時に嘔気があった。夕方より、左後頭部のズキズキした痛みが出現した。20日に眼科から紹介されて入院した。発熱はなし。意識清明、右同名半盲以外には異常なし。既往歴は16歳からの片頭痛で、経口避妊薬服用なし。… 2018/07/24 精神・神経 医師限定コンテンツ
緊急インタビュー◎西日本豪雨被災者への医療対応(避難所生活編) 避難所では日の高いうちは体を動かすことが肝心 西日本豪雨によりお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げます。被災地でも連日30℃を上回る日が続き、避難所での生活を強いられている方々の健康状態が心配されます。避難所生活も長くなっていく中、今後、どんなことに注意すべきか、日本老年医学会高齢者医療委員会高齢者災害医療小委員会の… 2018/07/18 呼吸器
学会トピック◎第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 誤嚥性肺炎の予防に“食・動・栄・起・口・機” 高齢化の進展で今後、誤嚥性肺炎患者は増加すると見込まれているが、治療や再発予防には、医学的な介入にとどまらず、患者を取り巻く様々な背景を踏まえた診療が求められる。6月16日から三重県津市で開催された第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会では、誤嚥性肺炎に詳しい3人の演者が登壇… 2018/07/05 呼吸器
学会トピック◎第68回日本病院学会 オンライン診療の診療報酬化を誤解してませんか? 2018年度診療報酬改定でオンライン診療(=遠隔医療)項目が新設された。しかし、「その受け止め方には誤解があるのではないか」と日本遠隔医療協会の長谷川高志氏は、6月28日から石川県金沢市で開催された第68回日本病院学会シンポジウム「動き始めたオンライン診療」に登壇し、今後の展望につい… 2018/07/04 医療情報
学会トピック◎第93回日本結核病学会総会 関節リウマチへの生物製剤使用はNTM症のリスクにならず 関節リウマチ患者に対する生物学的製剤の使用は、非結核性抗酸菌(NTM)症罹患の有意な危険因子ではなく、NTM症の増悪因子にならない可能性が示された。6月23日から大阪市で開催された第93回日本結核病学会総会で、慶應義塾大学リウマチ膠原病内科の仁科直氏が発表した。… 2018/06/28 感染症
学会トピック◎第93回日本結核病学会総会 好中球優位の結核性胸膜炎は低栄養例に多く外科処置を必要とする 好中球優位な胸水を呈する結核性胸膜炎は低栄養症例に多く、早期に胸腔ドレナージ処置を考慮する必要性が示された。6月23日から大阪市で開催された第93回日本結核病学会総会で、国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科の片山加奈子氏らが発表した。… 2018/06/27 感染症
学会トピック◎第93回日本結核病学会総会 栄養状態の悪い高齢結核患者のC.difficile感染症に注意 高齢の肺結核患者において、低栄養状態はClostridium difficile感染症(C.difficile)発症のリスクであり、患者が下痢を発症した場合、C.difficile感染症を鑑別に入れることが重要であることが示された。6月23日から大阪市で開催された第93回日本結核病学会総会で、国立病院機構近畿中央胸部疾患… 2018/06/26 感染症
学会トピック◎第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 働き方改革で管理職に求められる10のポイント 6月16日から三重県津市で開催された第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会のシンポジウム「働き方改革に向けて管理職に求められるもの」に理事長の丸山泉氏(医療法人豊泉会理事長)が登壇し、働き方改革に向けて管理職に求められる10のポイントについて紹介した。… 2018/06/21 医療経営
学会トピック◎第60回日本老年医学会学術集会 高齢者の結核に要注意、フレイルは治療のリスク 高齢の結核患者は医療機関への受診は早いが診断が遅れる傾向にあり、未だ治療成功率は低く、死亡率が高い──。6月14日から京都市で開催された第60回日本老年医学会学術集会の「フレイル高齢者の呼吸器疾患とその対応」セッションで、秋田大学呼吸器内科学講座の中山勝敏氏は、高齢者では合併症や… 2018/06/18 感染症
学会トピック◎第60回日本老年医学会学術集会 老年医学推進5か年計画を発表、超高齢化社会の課題解決に向けて目標設定 6月14日から京都市で開催されている第60回日本老年医学会学術集会で同学会が「健康長寿達成を支える老年医学推進5か年計画」を発表した。同学会理事長の楽木宏美氏(大阪大学老年・総合内科学)、副理事長の秋下雅弘氏(東京大学医学部附属病院老年病科)、第60回学術集会長の横出正之氏(京都大… 2018/06/15 老年医学・介護
学会トピック◎第61回日本腎臓学会学術総会 D-アミノ酸はCKDの腎予後予測に有用 長らく生体内には無いと考えられてきた鏡像異性体のD-アミノ酸が、近年、分析技術の進歩によって生体内に存在し、様々な臓器で何らかの役割を担っていることが明らかにされつつある。6月8日から新潟市で開催された第61回日本腎臓学会学術集会で、医薬基盤・健康・栄養研究所KAGAMIプロジェクトプ… 2018/06/13 腎・泌尿器
日経メディクイズ●神経内科 肝障害後に頭痛、発熱、構音障害を呈した36歳男性 X年8月19日に微熱を認め、24日にA病院を受診したところ、肝障害(AST 214 IU/L、ALT 198 IU/L、CRP 2+)を指摘された。9月10日に高熱、頭痛、嘔吐が起こり、12日にB病院に搬送され入院した。 2018/06/11 精神・神経 医師限定コンテンツ
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(皮膚疾患編) 抗体医薬は乾癬患者の人生を確実に変えています 東京医科大学皮膚科学分野教授の大久保ゆかり氏に聞く 腫瘍壊死因子α(TNFα)に対する抗体医薬が高い効果を発揮することが明らかになってから、乾癬治療は大きく進歩し、症状がない状態を達成できるケースが登場するまでに至っている。その後、別のサイトカインを標的とした抗体医薬が続々と利用可能となり、慢性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎にも抗体医… 2018/05/24 皮膚科
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(喘息編) 抗体医薬で喘息の病態解明が進む 国立病院機構東京病院名誉院長の大田健氏に聞く 2001年に既存治療で症状をコントロールできない気管支喘息を適応症としてIgEに対する抗体であるオマリズマブ(商品名ゾレア)が使用可能になってから、重症喘息に対する抗体医薬が次々と承認されている。吸入ステロイドを中心とした吸入療法の選択肢が数多くある中、抗体医薬は必要だったのか。長… 2018/05/22 呼吸器
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(血友病編) 凝固因子2つに結合する抗体が血友病治療に革命 奈良県立医科大学小児科学教室教授の嶋緑倫氏に聞く 今年3月、血友病Aに対する抗体医薬であるエミシズマブ(商品名ヘムライブラ)が承認され、いよいよ使用可能になる。血液凝固カスケードのうち第VIII因子が担っている役割を抗体で代替するこの抗体医薬は、今までの抗体医薬の機序にはない新しい作用で血友病Aの治療を可能にした。長らく血友病診療… 2018/05/21 血液内科
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(片頭痛編) 抗体医薬の登場で片頭痛診療は大きく進歩します 慶應義塾大学神経内科専任講師の柴田護氏に聞く 現在、国内外で片頭痛を対象とした抗体医薬の開発が進められている。標的はカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)およびその受容体。既に第III相臨床試験で有望な結果が得られており、まずは米国での承認も近いと見込まれている。片頭痛診療に詳しく、新薬開発の治験にも参加経験がある慶應義塾… 2018/05/19 精神・神経
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(神経免疫疾患編) ギラン・バレー症候群に補体の阻害は効きます 千葉大学神経内科学教授の桑原聡氏に聞く 先行感染後に四肢の脱力が起こり、重症例では歩行障害を残しかねないのがギラン・バレー症候群。これまで血漿交換や免疫グロブリン療法があったが重症例には効果が十分でなく、新たな治療法の開発が求められてきた。そんな中、国内のグループが補体を標的とした抗体医薬エクリズマブ(商品名ソリ… 2018/05/18 精神・神経
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(小児感染症編) 抗RSV抗体の投与回数制限で救えない命がある 倉敷中央病院総合周産期母子医療センター主任部長の渡部晋一氏に聞く 下気道疾患の主要な原因となるRSウイルスを構成するF蛋白質を標的に作られたモノクローナル抗体医薬がパリビズマブ(商品名シナジス)だ。2003年の発売以来、早産児や先天性心疾患、慢性肺疾患や免疫不全、ダウン症などの基礎疾患を持つ新生児や乳児のRSウイルスによる下気道感染の発症抑制に使わ… 2018/05/17 小児科
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(関節リウマチ編) 抗体医薬登場から15年。次の目標を掲げるべき 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター教授の山中寿氏に聞く 2003年に腫瘍壊死因子α(TNFα)を標的とした抗体医薬インフリキシマブ(商品名レミケード)が登場して以来、数多くの抗体医薬や抗体誘導体などの生物学的製剤が次々と使用可能になり、関節リウマチ診療は大きく変わるとともに、患者の予後も大きく改善してきた。一方で生物学的製剤は薬価が高く… 2018/05/16 骨・関節・筋
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(炎症性腸疾患編) 抗TNFα抗体薬はミラクル。だが陰の部分もある 東京医科歯科大学消化器病態学分野教授の渡辺守氏に聞く 2002年に腫瘍壊死因子α(TNFα)を標的とした抗体であるインフリキシマブ(商品名レミケード)がクローン病を適応症として承認されたのを皮切りに、潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患を適応とした抗体医薬が次々と使用可能になった。これらの抗体医薬は炎症性腸疾患診療に3つの大きな変化をもたら… 2018/05/15 消化器
日経メディクイズ●神経内科 48歳女性。短期間のうちに、脳卒中様発作の再燃を繰り返した患者 48歳女性が自宅で倒れ、当院へ救急搬送された。既往歴は35歳より難聴が徐々に進行、40歳より糖尿病を指摘されていたが、放置していた。 2018/05/01 精神・神経 医師限定コンテンツ
特集◎癌ゲノム医療がやって来る《2》 癌遺伝子パネル検査のインパクト 治療は癌の遺伝子異常を知ることから 大きく変わってきた癌治療だが、さらに進化しようとしている。患者の癌にどんな遺伝子異常があるかを、治療前に全て明らかにしてしまおうという「癌ゲノム遺伝子パネル検査」が臨床現場に登場したのだ。… 2018/04/26 癌
特集◎癌ゲノム医療がやって来る《1》 ゲノムに基づく戦略に進化した肺癌診療 遺伝子異常の発見が予後を変える 「ゲフィチニブ(商品名イレッサ)は、癌患者の遺伝子異常を調べることの重要性を示した点で、癌治療に画期的な変化をもたらした」──。肺癌治療に長く携わってきた東北大学緩和医療学分野教授の井上彰氏は、こう振り返る。… 2018/04/25 癌
日経メディクイズ●神経内科 40歳男性。意識障害、右共同偏視、左片麻痺 X年5月某日の朝7時ごろ自宅の居間にて意識障害を来している患者を家族が発見した。様子を見ていたが、意識が戻らないため、救急外来に搬送された。 2018/04/11 精神・神経 医師限定コンテンツ
トレンド◎HIVに関連しない免疫再構築症候群の研究会が発足 Vol.1 生物製剤投与で自己免疫疾患がなぜ起こるのか 2017年11月、都内に皮膚科医と呼吸器内科医が集まって、新しい研究会が立ち上がった。 2018/03/13 感染症
トレンド◎治療薬の進歩で注目される免疫再構築症候群(IRIS)vol.2 AIDS患者で起こるIRISは一般診療でも起こる 琉球大学医学部附属病院長の藤田次郎氏に聞く 後天性免疫不全症候群(AIDS)患者に抗ウイルス薬を投与した結果、免疫能の急激な回復に伴って起こってしまうのが免疫再構築症候群(Immune Reconstitution Inflammatory Syndrome:IRIS)だ。 2018/03/13 感染症
学会トピックス◎第51回日本痛風・核酸代謝学会総会 痛風患者の5-7%に痛風結節が認められる 痛風結節は痛風患者の5-7%に認められ、そのうち約半数は骨破壊と関連していることなどが明らかとなった。 2018/03/12 代謝・内分泌
学会トピック◎第33回日本環境感染学会総会・学術集会 職員の自覚ないインフル罹患は院内感染リスク インフルエンザワクチン接種後はインフルエンザに罹患をしても典型的な症状を来さないことが少なくない。ワクチン接種後の職員が発症後も自覚のないまま勤務を続け、患者や他の職員への感染拡大のリスク因子となっていたことを、北播磨総合医療センター感染対策室の高橋尚子氏が2月23日~24日に東… 2018/02/28 感染症
私の視点◎先進医療Bとなった病腎移植を考える 病気腎移植はドナーのデメリットが多くないか 東邦大学名誉教授の相川厚氏に聞く 2017年10月、厚生労働省の先進医療技術審査部会は、東京西徳洲会病院が申請していた「腎摘出術による病気腎(小径腎腫瘍)を用いた修復腎移植術」について条件付きながら先進医療Bとして認めた。 2018/02/28 癌
医師4371人に聞く「病気腎移植に賛成ですか、反対ですか」 病気腎移植、泌尿器科医では賛否が拮抗 2017年10月、厚生労働省の先進医療技術審査部会は、東京西徳洲会病院が申請していた「腎摘出術による病気腎(小径腎腫瘍)を用いた修復腎移植術」について条件付きながら先進医療Bとして認めた。 2018/02/28 癌
日経メディクイズ●神経内科 52歳男性。意識障害、顔面けいれんを認めた結核性髄膜炎後遺症例 X年6月某日、午前8時に意識障害にて発見され、入院した。既往歴は3歳のときに結核性髄膜炎、水頭症を発症しており、その際に抗結核薬にて聴力を喪失した。また、症候性てんかんがあり、抗てんかん薬を服用していた。… 2018/02/27 精神・神経 医師限定コンテンツ
厚労省、がんゲノム医療中核拠点病院を11施設選定 2月14日に開催された第1回がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会で、がんゲノム医療中核拠点病院が11施設選定された。 2018/02/15 癌
トレンド◎ACOの診断と治療の手引きを読み解く 喘息とCOPDの合併例「ACO」をどう治療? 7つの特徴で喘息/COPD/ACOを拾い上げる 日本呼吸器学会は2017年12月、「喘息とCOPDのオーバーラップ 診断と治療の手引き2018」を発刊した。喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のオーバーラップはACO(Asthma and COPD Overlap)と呼ばれ、喘息の要素を持つCOPD、COPDの要素を持つ喘息を含む疾患概念だ。ACOという概念が登場した今、何に注… 2018/02/13 呼吸器
日経メディクイズ●神経内科 29歳女性。頭痛、発熱、難聴後に急変 2007年某日、頭痛と37℃の発熱が現れ、2日後、頭の中で反響音がするとともに、左頬のしびれ感、味覚異常、難聴が出現したため、翌日近医を受診した。頭部CTに異常は認められなかったが、さらに2日後、歩きにくさを感じたため、当院を受診した。… 2018/02/06 精神・神経 医師限定コンテンツ
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2017 ついに厚労省も「医療×AI」に本気になりました 救急専門医でAI研究者の沖山翔氏に聞く 医療分野を対象とした人工知能(AI)の開発が進んでいる。日本では2016年後半からAIが話題になり、医療分野での活用についての期待が急に語られ始めた。あれから1年、AI開発の最新トレンドを、救急専門医でAIの研究にも携わる沖山翔氏に聞いた。… 2017/12/26 医療情報
治療法は幾つもないのに300遺伝子を調べる意義 最近、癌治療のための「遺伝子パネル検査」について記事をまとめました。進行癌と診断された患者さんの治療方針を決めるに当たり、その癌がどんな特徴を持つのかを、何百もの遺伝子を一度に解析して治療選択の参考にしようというものです。… 2017/12/20 癌
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 レビー小体病理で脳幹を回避して大脳皮質に進むケースもある レビー小体型認知症は、レビー小体病の一種で、その病理は嗅球で初発するとされているが、その後の進展には不明な点も多い。そこで公立松任石川中央病院(石川県白山市)神経内科の吉長知史氏がレビー小体型認知症患者の嗅覚を含む臨床的検討を行った結果を、11月24日から金沢市で開催された第36… 2017/12/08 精神・神経
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 有効な薬剤開発を目指して認知症早期段階の定義確立進む 東北大学加齢医学研究所脳科学研究部門教授・荒井啓行氏 「アルツハイマー病の治療薬開発を目指して、バイオマーカーを用いて認知症早期段階を詳しく定義しようという動きが進んでいる。最も新しいものは、症状とは無関係に、アミロイド、タウ、神経細胞死の3つのバイオマーカーで患者を分類するものが提唱されている」。11月24日から金沢市で開催された… 2017/12/06 精神・神経
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 ロスマリン酸の認知症発症予防効果を大規模試験で検証中です 金沢大学神経内科教授・山田正仁氏の会長講演より 11月24日から金沢市で開催された第36回日本認知症学会学術集会の会長講演では、会長を務めた金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授の山田正仁氏が、現在同グループで取り組んでいる認知症予防に資する生活習慣の解明研究や北陸地域で取り組んでいる認知症プロフェッショナル医養成プログ… 2017/12/04 精神・神経
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 糖尿病性認知症、アルツハイマー型病理少なくタウ蛋白異常がメイン 糖尿病性認知症(DrD)の背景病理は、加齢に伴う海馬領域を中心に神経原線維変化が出現するタウ蛋白異常症(primary age-related tauopathy;PART)がメインで、アルツハイマー型病理は少ないことが示された。11月24日から金沢市で開催された第36回日本認知症学会学術集会で、東京医科大学高齢総… 2017/12/01 精神・神経
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 高齢発症の身体症状症患者は認知症のハイリスク 50歳以降に発症する身体症状症例では認知障害併存率が高く、高齢発症の身体症状症は認知症のハイリスクと考えられる結果が示された。11月24日から金沢市で開催された第36回日本認知症学会学術集会で、新潟大学精神科の横山裕一氏が発表した。… 2017/11/30 精神・神経
トレンド◎ゲノム情報を使った「精密医療」、まずは先進医療で 癌ゲノム医療がいよいよ診療現場にやってくる いよいよ来年、癌患者のゲノムを解析して診断と薬物治療の選択に生かす遺伝子パネル検査が臨床現場に登場する。厚生労働省が開催したがんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会が、2018年前半に遺伝子パネル検査を使った診療が先進医療として利用可能になる見込みであること、そして2019年にはいず… 2017/11/28 癌
リポート◎世界初の二層式検出器搭載でCTの常識を変えた! 造影剤を激減できる画期的な新型CTが登場 様々な強度の集まりであるX線を分けて検出できる装置が開発され、CTが大きな進歩を遂げた。造影剤の大幅な削減に貢献するほか、CTで見分けることが難しかった病変も撮影後のコンピューター処理だけで簡単に見やすくできる。… 2017/11/27 医療機器
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 重症救急患者にプロバイオティクスって効くの? Pros&Consセッションから 外傷や熱傷、感染症など、身体に大きな侵襲が加わったときに起こる体全体の生体応答は全身性炎症反応(SIRS)と呼ばれており、こうした侵襲は腸内細菌や腸管上皮バリア機能の破綻につながり、腸管機能障害や多臓器不全の原因の1つではないかと考えられるようになってきた。そのため、腸内細菌叢の… 2017/11/06 救急医療・集中治療
リポート◎糖尿病患者の降圧治療を再考する(2) 糖尿病でのβ遮断薬の効果、ホントはどっち? 国内のガイドラインでは、糖尿病を合併する高血圧の降圧治療の第一選択薬はRA系阻害薬が推奨されている。 2017/11/02 循環器
リポート◎糖尿病患者の降圧治療を再考する(1) 「第一選択はとにかくRA系阻害薬」は正しい? 国内の各種ガイドラインでは、糖尿病を合併する高血圧の降圧治療の第一選択はRA系阻害薬が推奨されている。しかし近年、糖尿病を合併していれば常に“まずはRA系阻害薬”とは言えない知見が明らかになってきた。処方を決める際には尿蛋白の有無を調べることが大切で、さらに処方を開始して2カ月以… 2017/11/01 代謝・内分泌
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 重篤な薬物中毒に対する脂肪乳剤は有効なの? Pros&Consセッションから 静脈脂肪乳剤は薬物中毒に対する治療として、世界のガイドラインに掲載され、推奨治療の1つとされているが、臨床的効果は実は確立した評価がないのが現状だ。 2017/11/01 救急医療・集中治療
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 日本の重症敗血症、外傷、ARDSの多施設疫学調査結果の速報値を紹介 JAAM FORECASTの中間報告 日本救急医学会が主導し、全国125病院が参加して敗血症、外傷、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、市中劇症型感染症を対象に前向きに患者を登録した多施設共同観察研究の中間報告が、10月24日から大阪市で開催された第45回日本救急医学会総会・学術集会の委員会報告セッションで発表された。… 2017/10/30 感染症
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 プライマリ・ケア志向の救急医を目指してます! Love EM! 救急への想いを語れ 10月24日から大阪市で開催された第45回日本救急医学会総会・学術集会のテーマは「Love EM(Emergency Medicine)!救急への想い)」。救急を志す医師が持つ救急に込める想いを話し合い、救急をどのように展開するかを考え、若い医師たちと共有することを目的に「救急への想い」を発表する、3日間… 2017/10/30 救急医療・集中治療
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 消外・救急の専門医取得は自己研鑽の絶好の機会 Love EM! 救急への想いを語れ 10月24日から大阪市で開催された第45回日本救急医学会総会・学術集会のテーマは「Love EM(Emergency Medicine)!救急への想い」。救急を志す医師が持つ救急に込める想いを話し合い、救急をどのように展開するかを考え、若い医師たちと共有することを目的に「救急への想い」を発表する、3日間連… 2017/10/27 消化器
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 救急科・外科のダブルボードは維持可能だ! Love EM! 救急への想いを語れ 10月24日から大阪市で開催された第45回日本救急医学会総会・学術集会のテーマは「Love EM(Emergency Medicine)!救急への想い」。救急を志す医師が持つ救急に込める想いを話し合い、救急をどのように展開するかを考え、若い医師たちと共有することを目的に「救急への想い」を発表する、3日間連… 2017/10/27 外科
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 整形外科医にとって救急センターは最適の職場! Love EM! 救急への想いを語れ 10月24日から大阪市で開催されている第45回日本救急医学会総会・学術集会のテーマは「Love EM(Emergency Medicine)!救急への想い)」。その一環として、救急を志す医師が持つ救急に込める想いを話し合い、救急をどのように展開するかを考え、若い医師たちと共有することを目的に「救急への想い… 2017/10/26 救急医療・集中治療
学会トピック◎第40回日本高血圧学会総会 高血圧発症にはごく軽度の血圧上昇に起因する腎機能低下が関与する 高血圧の発症には、糸球体ろ過量(GFR)の低下や糸球体傷害が関与する。そしてGFRの低下の背景には至適血圧から正常血圧へといった軽度な血圧上昇があると考えられる──。10月20日から愛媛県松山市で開催された第40回日本高血圧学会で、東北労災病院高血圧内科部長・生活習慣病研究センター長の… 2017/10/25 循環器
学会トピック◎第45回日本救急医学会総会・学術集会 入れ歯患者へのバッグバルブマスクによる陽圧換気は新生児用マスクで 入れ歯患者のバッグバルブマスクによる陽圧換気時、新生児用マスクを使うことでマスクフィットの悪さによるエア漏れを回避できることを、大樹会総合病院回生病院(香川県坂出市)副院長で救急センター長の関啓輔氏が、10月24日から大阪市で開催されている第45回日本救急医学会総会・学術集会の「… 2017/10/25 救急医療・集中治療
【特集】腸内細菌叢コントロールで難治疾患に挑む NSAIDs小腸潰瘍は腸内細菌が発症に関与 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)による小腸潰瘍の発症には、グラム陰性菌が関与していることが示された。抗血栓作用のほか癌予防効果も期待されるアスピリンの長期投与例は増えると見込まれ、治療法開発が求められる。… 2017/10/20 消化器
【特集】腸内細菌叢コントロールで難治疾患に挑む CKDの原因に便秘 便秘薬に腎保護作用 慢性腎臓病(CKD)を治す薬剤は存在しないが、便秘薬を活用することで血清クレアチニン値を改善させられる可能性が出てきた。食事由来成分と腸内細菌により産生される尿毒素を腸内に滞留させないことが、予後改善に有効だ。… 2017/10/19 腎・泌尿器
日経メディクイズ●神経内科 39歳男性。両下肢のしびれ、痛み 某年5月末に両下肢のしびれ、痛みが出現した。下肢の背側から遠位部にかけて痛みが走る時もあり、歩行障害が悪化したため、6月末に入院した。職業は無職。既往歴は覚醒剤のMDMA(俗に言うエクスタシー)使用歴あり、飲酒は焼酎250mL/日。海外渡航歴なし。… 2017/10/19 感染症 医師限定コンテンツ
学会トピック◎JDDW2017 HBV再活性化予防は電カルにレジメン入力するときのアラートが効果的 癌患者や関節リウマチ患者に対して免疫抑制治療を行う際、電子カルテシステムにHBV関連検査を実施するようアラートを出す仕組みを搭載することで検査実施率が高まることが示された。HBV再活性化による急性・劇症肝炎を防ぐ仕組みとして有効だと、香川県立中央病院(香川県高松市)肝臓内科診療部… 2017/10/19 消化器
【特集】腸内細菌叢コントロールで難治疾患に挑む 関節リウマチの原因は腸内細菌の乱れ 関節リウマチ患者に認められるリウマトイド因子の標的は不明だったが、50年前の研究がきっかけで腸内細菌抗原に対する抗体の可能性が示された。最近、腸内細菌叢を改善すれば症状改善が得られることも明らかになってきた。… 2017/10/18 骨・関節・筋
学会トピックス◎第31回日本臨床内科医学会 インクレチン分泌から見る高齢糖尿病者の食事順 糖尿病患者では食事に気をつける必要があるが、関西電力病院総長で関西電力医学研究所長を務める清野裕氏は、高齢者ではサルコペニアも同時に予防することが大切で、肉や魚を先に食べ、次に野菜、そして炭水化物を食べる指導が有効であると、自らの研究結果に基づき高齢糖尿病患者に適した食事の… 2017/10/11 代謝・内分泌
学会トピック◎第65回日本心臓病学会学術集会 造影剤を大幅に減らせる新しい血管造影法でCKD例でも腎機能を維持 造影剤を10倍ほど希釈し、デジタルサブトラクションアンギオグラフィ-(DSA)を組み合わせて造影撮影するLC-DSA法を活用すれば、保存期慢性腎不全(CKD)患者の末梢動脈疾患カテーテル治療(EVT)において造影剤の使用量を減らし、腎機能を維持できることが示された。国保旭中央病院循環器内科の… 2017/10/05 循環器
学会トピック◎第65回日本心臓病学会学術集会 循環器外来の高齢女性の6割に骨粗鬆症、8割が未治療 循環器外来に通院する高齢女性患者の6割以上に骨粗鬆症が併存し、そのうち8割は骨粗鬆症が未治療である実態が明らかになった。骨粗鬆症は疼痛や骨折による活動性の低下につながり、循環器疾患治療にも影響しうるが、通常の外来診療の延長で診療できることから、循環器医も骨粗鬆症の診療に関わる… 2017/10/04 循環器
インタビュー◎日本再生医療学会理事長の澤芳樹氏に聞く 逮捕者が出たのは新法が正しく機能した結果だ 再生医療を、安全性を確保しつつ、開発を推進するため、「再生医療等安全性確保法(再生医療新法)」と「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法、改正薬事法とも)が2014年に施行されてから3年が経過する。これらの法律により、数多くの再生医療等製品の治験が… 2017/10/03 先端医学
インタビュー◎世界初のiPS細胞を使った眼科移植手術から3年 iPS細胞を使ったシートの移植時は緊張しました 神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長の栗本康夫氏に聞く 世界で初めてiPS細胞を使った滲出型加齢黄斑変性に対する移植手術が実施されてから3年間が経過した。今年4月には、移植した患者を2年間追跡した結果がNew England Journal of Medicine誌にも報告された。そこで手術を手掛けた神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長の栗本康夫氏に、これまでの… 2017/10/03 眼科
日経メディクイズ●神経内科 42歳男性。両足底の感覚障害 X年10月中旬より両足底のしびれ、びりびり感を自覚し、同月末に近医の整形外科を受診した。腰椎椎間板ヘルニアが疑われ、保存的治療が行われた。その後、右膝~両すねまでしびれ感が上昇し、臍のあたりのきりきりとした痛みとなった。… 2017/08/02 精神・神経 医師限定コンテンツ
トレンド◎急性腎障害(AKI)診療ガイドライン発行 急激な腎機能低下を一過性と侮るな 手術後、敗血症、脱水に共通して懸念される予後不良の病態 夏場、暑い盛りに屋外で農作業をしている高齢者に注意すべきは脱水だが、その先にある急性腎障害(AKI;Acute Kidney Injury)にも目をこらす必要がある──。日本腎臓学会、日本集中治療医学会など5学会が合同で刊行したAKI診療ガイドラインでは、様々な患者で起こり得るAKIへの注意を促している… 2017/08/01 腎・泌尿器
トレンド◎腎臓内科医が腸内環境に注目 腎不全予防のターゲットは便秘 最近、腎臓内科医の間で腸内細菌の変化や、腸内細菌が産生する尿毒素の悪影響が腎機能低下を引き起こすことへの注目が高まっている。さらに食事由来成分などの物質輸送能の変化も腎機能に影響を与えることを示唆する知見も得られ始めた。便秘を改善することが末期腎不全への進展を防ぐ治療になる… 2017/07/31 腎・泌尿器
私の視点◎新百合ヶ丘総合病院低侵襲脊髄手術センターの水野順一氏に聞く 脳神経外科が脊髄内視鏡下手術を認定する意義 日本脊髄外科学会が今年から脊髄内視鏡下手術の認定制度を開始する。脳神経外科を母体としたもので、経皮的内視鏡下椎間板摘出術や経皮的内視鏡下椎弓切除術(頸、胸、腰椎)、内視鏡補助下脊椎脊髄手術や末梢神経手術を対象手技とし、技術認定するものだ。この認定制度の意義などについて、新百… 2017/07/05 医師のキャリア
蒸れた靴下とバラの匂い、認知症でも分かるのは 6月14日から16日まで名古屋市で老年医学関連3学会の合同総会が開催されました。最も多くのセッションが組まれ、たくさん議論されたのは認知症でした。中でも、認知症と糖尿病の関係は幾つも演題が発表され、注目を集めていました。個人的に非常に興味深かったのは、「感覚器エイジングサイエンス… 2017/07/03 老年医学・介護
学会トピック〇第59回日本老年医学会/第30回日本老年学会 心疾患既往のない高齢者でも心電図異常は要支援・要介護認定の予測因子 心疾患の既往がない地域在住の高齢者における心電図異常は、要支援・要介護認定や死亡の発生予測因子となる可能性が示された。特に後期高齢者や女性、高尿酸血症を有する場合、要支援・要介護認定のリスクが高いことも明らかになった。6月16日まで名古屋市で開催された第59回日本老年医学会と第30… 2017/06/21 循環器
学会トピック〇第59回日本老年医学会/第30回日本老年学会 高齢糖尿病のコントロール指標はHbA1cだけでは不十分 高齢の糖尿病患者の血糖コントロール目標として認知機能やADL、使用する薬剤別にHbA1cの目標値が定められているが、持続血糖測定の結果からHbA1cがコントロール目標に近い患者であっても低血糖を起こしている可能性があることが明らかとなった。またインスリンを処方されている場合に比べてインス… 2017/06/19 代謝・内分泌
患者の終末期の希望が実行されることを担保する法律は必要だ 京都大学文学研究科倫理学研究室准教授の児玉聡氏に聞く 京都市が4月7日にリーフレット「終活~人生の終末期に向けての備え~」を市内区役所や支所、福祉事務所などで配布を開始したところ、地元メディアから批判を受け、障害者団体が配布の中止と回収を求める意見書を提出するなど、「事前指示書」に関する情報提供が問題となった。生命倫理問題に詳し… 2017/06/01 ターミナルケア
学会トピック◎第60回日本腎臓学会学術総会 国際腎臓学会と共同で仙台宣言、啓蒙や検診の推進などを掲げる 5月26日から28日まで仙台市で開催された第60回日本腎臓学会学術総会で、腎臓病撲滅のための仙台宣言を発表した。日本腎臓学会と国際腎臓学会、第60回日本腎臓学会学術総会が共同で宣言した。 2017/05/29 腎・泌尿器
日経メディクイズ●神経内科 74歳女性。入院中の著明な血小板減少 既往歴は特になし。X年9月2日上腹部不快感、12日同症状の悪化があり、近医にて心房細動を指摘された。13日自宅で倒れているのを発見され、同日18時に来院した。【現症】JCS(Japan Coma Scale)1、右共同偏視、左片麻痺、左Chaddock反射陽性。【検査】ECG:心房細動、頻脈、脳MRIの結果は写真のと… 2017/05/29 精神・神経 医師限定コンテンツ
なぜ肺炎ガイドラインに「治療しない」選択肢を盛り込んだか ガイドライン作成委員を務めた大阪大学感染制御学教授の朝野和典氏に聞く 2017年4月末、日本呼吸器学会は成人肺炎診療ガイドライン2017を刊行した。これまで肺炎診療のガイドラインは、成人市中肺炎(CAP:community acquired pneumonia)、成人院内肺炎(HAP:hospital acquired pneumonia)、医療・介護関連肺炎(NHCAP:nursing and healthcare associated pneumonia… 2017/05/19 感染症
なぜ初めて会う海外の権威に「お前がYaeiだな」と声を掛けられたか 千葉大学皮膚科助教・医局長の外川八英氏に聞く 日本でトップクラスの皮膚悪性腫瘍の診療実績を誇る千葉大学皮膚科。同科の助教で医局長を務める外川八英(とがわ・やえい)氏は、ダーモスコピーの有用性を訴え、使い方を広めるために様々な活動を行っている。実は外川氏、ダーモスコピーの診断で世界的な権威者の1人であるHarald Kittler氏(オ… 2017/05/17 医師のキャリア
学会トピック◎第57回日本呼吸器学会学術講演会 COPD患者の夜間低酸素への介入効果を検証すべき 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の中には、日中は問題ないにもかかわらず夜間に低酸素血症を来している患者が少なくない。夜間低酸素血症に対する治療が患者の予後を改善するか検証していく必要がある──。4月23日まで都内で開催された第57回日本呼吸器学会学術講演会で、東北大学産業医学分野先進… 2017/04/28 呼吸器
学会トピック◎第57回日本呼吸器学会 医療・介護関連肺炎患者の8割がポリファーマシー ポリファーマシーが先か、医療・介護関連肺炎が先か?──。医療・介護関連肺炎(NHCAP)で入院した患者のカルテ情報の解析から、入院時処方薬剤数が5剤以上のポリファーマシー状態にある患者は8割に上ることが明らかとなった。ポリファーマシーがNHCAPの発症に関与したのか、NHCAPを発症しやすい… 2017/04/26 呼吸器
学会トピック◎第57回日本呼吸器学会 TNF阻害薬投与前の結核予防治療はリスクに応じて実施を 関節リウマチ治療に用いられる腫瘍壊死因子α阻害薬(TNF阻害薬)などの生物学的製剤を投与した患者の中には結核を発症してしまう患者が存在することが知られている。大阪府結核予防会大阪病院副院長の松本智成氏は、4月23日まで都内で開催された第57回日本呼吸器学会学術講演会で、TNF阻害薬投与… 2017/04/24 感染症
インタビュー◎人生の最終段階における医療の決定はどう行う? 「これ以上は無益」と言えない気持ちも伝えよう 国立病院機構東京医療センター倫理サポートチームの尾藤誠司氏に聞く 2015年3月、厚生労働省は「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の改訂版を発表した。また今年度中には、日本呼吸器学会が「肺炎診療ガイドライン」の改訂版を発表すると見込まれているが、一部の高齢者肺炎に「治療しない」選択肢が考えられる内容になるとされている… 2017/04/21 ターミナルケア
学会トピック◎第91回日本感染症学会・第65回日本化学療法学会 閉経前急性単純性膀胱炎例のLVFX耐性E.coli分離割合は6年間で変化見られず 三学会合同抗菌薬サーベイランスの解析結果より 閉経前女性の急性単純性膀胱炎患者を対象としたサーベイランスの結果から、レボフロキサシン(LVFX)耐性大腸菌の分離割合は2009年度と2015年度で変化がないことが明らかになった。日本化学療法学会・日本感染症学会・日本臨床微生物学会の三学会合同抗菌薬感受性サーベイランスの一環として取り… 2017/04/17 感染症
学会トピック◎第91回日本感染症学会・第65回日本化学療法学会 1日下痢2回以下や抗菌薬投与なくともC.difficile陽性例、ついにmcr-1陽性E.coli見つかる 特定感染症全国サーベイラインス事業の報告会より 抗菌薬を投与していなかったり24時間以内の下痢便が3回以上でなくてもC. difficile陽性を示す患者が少なくない、ついに国内でもコリスチン耐性に関わるmcr-1遺伝子を持つ腸内細菌感染例が確認された──。4月8日まで都内で開催された第91回日本感染症学会総会・学術講演会と第65回日本化学療法学… 2017/04/13 感染症
学会トピック◎第91回日本感染症学会・第65回日本化学療法学会 術後の予防抗菌薬適正化で削減できるのは6.7% 術後感染を予防するために使われている抗菌薬を適正化することで削減できる抗菌薬は院内全体の使用量の6.7%──。東京医科大学病院感染制御部・感染症科講師で副部長の中村造氏は、4月8日まで都内で開催された第91回日本感染症学会総会・学術講演会/第65回日本化学療法学会学術集会合同学会で報… 2017/04/12 感染症
日経メディクイズ●神経 60歳男性。左上肢のふるえ X-6年前、両側肺門リンパ節腫大、X年10月左上肢のふるえ、11月左下肢のふるえが出現した。翌年1月近医を受診、パーキンソン症候群の疑いと診断され、1月中旬に当科初診。左上下肢の筋強剛が軽度、左上肢の安静時振戦が認められた。 その後、hemiparkinsonismとして近医にて加療されたが、抗パ… 2017/04/04 精神・神経 医師限定コンテンツ
トレンド◎あらゆる癌免疫療法に言及した日本初のガイドライン発行 その免疫療法、本当に推奨できますか? 2016年12月に日本臨床腫瘍学会は、日本がん免疫学会、日本臨床免疫学会の協力を得て、「がん免疫療法ガイドライン」を新たに発行した。ポイントは、有効性が示されて保険収載された免疫チェックポイント阻害薬だけでなく、自由診療で行われているものやまだ有効性が証明されていないものなど、現… 2017/03/21 癌
インタビュー◎がん免疫療法ガイドライン作成WG長の山本信之氏に聞く 手のひら返しをしてでも免疫療法に注目するワケ 2016年12月、日本臨床腫瘍学会は日本がん免疫学会、日本臨床免疫学会の協力を得て「がん免疫療法ガイドライン」を刊行した。ガイドラインの作成を主導したワーキンググループ長の和歌山県立医科大学内科学第三講座(呼吸器内科・腫瘍内科)教授の山本信之氏に、ガイドラインに込めた考えなどを聞… 2017/03/21 癌
学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 病変が見つからない原因不明の消化管出血の再検査はカプセル内視鏡で 原因不明の消化管出血に対してカプセル内視鏡検査を行って責任病変が確認できなかった場合、ダブルバルーン内視鏡検査よりもカプセル内視鏡の再検査を行う方が、病変検出率が高いことが示された。2月17日から名古屋市で開催された第13回日本消化管学会総会学術集会で大阪市立大学消化器内科学の大… 2017/02/24 消化器
学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 小型バレット食道癌を通常白色光内視鏡観察下で拾い上げる2つのポイント 小型表在性バレット食道癌を白色光観察で拾い上げる際には後壁・左壁側にも注意が必要で、中でも扁平円柱上皮接合部(SCJ)の口側に伸びるテント状もしくは舌状の発赤調粘膜の場合、3割にSM浸潤癌が認められる可能性があるので注意が必要──。2月17日から名古屋市で開催された第13回日本消化管学… 2017/02/22 消化器
トレンド◎人工知能が医療現場にやってくる(3) 診察でのΔチェックはAIの得意領域 前川真人氏(浜松医科大学臨床検査医学講座教授)に聞く 医療に人工知能(AI)を利用する研究・開発が盛んになっている。AIはデータを学習し、自らの判断基準を作り出す。そのため、有効なAIを創り出すには、質の高い大量な学習用素材が必要となる。医療用のAIにとって膨大な蓄積がある電子カルテデータも学習用素材の1つと期待されているが、「施設基準… 2017/01/06 先端医学
【特集】押し寄せる腎症患者を受け止めろ PART2 腎機能は尿蛋白とGFRの2軸で評価 患者の変化をつかみ、納得させる診療を 糖尿病性腎症重症化予防プログラムが実施されることで、クリニックを受診する患者が増加することが見込まれる。血糖や血圧、脂質をコントロールする一方で、血清クレアチニン値や尿蛋白を評価し腎機能がどう変化しているかを患者に分かりやすく示すことが、治療への前向きな姿勢を形成するために… 2016/12/17 循環器
【特集】押し寄せる腎症患者を受け止めろ PART1 来年、糖尿病の新規受診者が倍増する レセプト・健診データ活用して住民に受診勧奨 「あなたは糖尿病(疑い)ですが、医療機関を受診していません。糖尿病を放置すると透析、失明、下肢切断などになってしまうので医療機関を受診してください」。こうした通知が届いて新たにクリニックを受診する糖尿病患者が、来年は全国で急増することになりそうだ。… 2016/12/17 循環器
トレンド◎人工知能が医療現場にやってくる(2) AIウォッチャーに聞く世界の医療AI開発事情 メドレー執行役員の沖山翔氏が医療とITを予測する 世界を見渡せば、さまざまな人工知能(AI)に関する研究が取り組まれている。救急専門医として定期的に診療現場に立ちつつ、現在は医療ITベンチャーのメドレー(東京都港区)で医療情報責任者を務める同社執行役員の沖山翔氏は、海外のAI開発に関する情報収集にも余念がない。その沖山氏に海外の… 2016/12/15