NEWS◎広尾、荏原、豊島、非コロナ患者への対応進める 広尾病院は転院妊婦への出産費用を支給 都内の患者急増を受け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の実質的な専門病院としての整備が進む都立広尾病院、公社荏原病院、豊島病院において、転院が必要な患者への対応が進んでいる。各病院が相次いで公表した。特に、分娩を中断することとした広尾病院は、転院する妊婦に対して出産費用… 2021/01/22 感染症
NEWS◎通常の救急医療は危機的状況、最も有効な打開策は新規感染者数の削減 「搬送先が見つからない」東京都内で悲鳴続出 「新型コロナ疑い患者の搬送先が決まるまで10時間もかかり、その間、救急車はその場に釘付けの状態が続いた」「救急患者の応需先が決まるまで50件断られた」「ようやく応需先が決まったものの、23区から遠く離れた多摩地域の医療機関だった」──。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の… 2021/01/20 感染症
コロナ禍での医療崩壊、“真犯人”は開業医? 大阪からある地方都市に帰省した女子大学生が「微熱がある」というだけで複数の医療機関から診察拒否された事例を前回紹介した。今回は大阪府下での診察拒否の話から始めたい(ただしプライバシー確保の観点から詳細にはアレンジを加えている)。 早朝に当院に電話がかかってきた。「昨日から高… 2021/01/20 感染症
新型コロナワクチン、「何も決まってないけど、接種の準備を」に思うこと 今年になってから新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は勢いを増している。そんな中、来院する患者さんに「早く終わってほしいね。コロナウイルスのワクチンってできたの? 効くの?」と質問を受ける。えーっと。「分かりません」が一番善意ある回答だと内心思う。… 2021/01/19 感染症
NEWS◎3病院では入院患者の転院調整、多くの外来も中断 都、広尾病院など3病院を実質的なコロナ専門病院に 東京都が都立広尾病院、公社荏原病院、豊島病院の3病院を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の実質的な専門病院として調整していることがこのほど明らかになった。都は、都立・公社病院のコロナ病床を現在の1100床から1700床に増やす方針で、都内にある14の都立・公社病院に病床を増やすよう… 2021/01/14 感染症
新型コロナの都市伝説を検証する 従業員がコロナに感染したら営業停止 ○か×か? 40歳代男性、飲食店勤務のAさん。体調不良で来院。診察後に「念のため(新型コロナの)検査をしますか?」と聞くと「いやいい。営業停止になったらたまんないよ!!」とのこと。 違う違う そうじゃ そうじゃない 君を逃せない 愛は渡せない これ、Aさんだけではない。皆さん勘違い… 2021/01/12 感染症
新型コロナが怖くて通院中断、その先は? 外来通院中に80歳代女性から電話を受けた。内容は「息苦しいから往診してくれない?」というもの。この方、高血圧、脂質異常症で当院をかかりつけとしていたが、昨年5月以降、未受診が続いていた。 心の中で「またか」とつぶやきながら、外来が暇なこともあり患者宅へ急いで往診した。顔も下肢も… 2021/01/07 プライマリケア
2020年を振り返り、新興感染症への謙虚さ不足を反省 あけましておめでとうございます、と言うのがはばかられるほど世間は緊迫している。こんな気持ちで新年を迎えるのは医師になってから、どころか人生において初めてだ。これほどまでに1つの疾患が社会を狂わせた時代を僕は知らない。そして、年末年始の休暇を返上して勤務された医療者がたくさんお… 2021/01/06 感染症
インタビュー◎デバイス・ジェネリックは日本に普及するのか 医療費削減、後発医薬品の次は「R-SUD」だ 大阪大学医学部付属病院材料部部長の高階雅紀氏に聞く 国内初となる再製造医療機器(R-SUD)、別名デバイス・ジェネリックの販売が開始され、2020年はデバイス・ジェネリック元年とも呼べる年だった。ただし、国内におけるR-SUD導入は、欧米に比べて20年近く遅れている。R-SUDは日本でも欧米並みに定着するのか、また、そのための課題は何か、R-SUDに… 2021/01/05 医療経営
事例研究◎コロナ禍に負けず、病院を挙げてR-SUD導入が進んだ理由 デバイス・ジェネリックの活用進む旭川医大病院 2020年4月、国内初となる再製造医療機器(R-SUD)の販売が開始された。R-SUDとは、使用済みの単回使用医療機器(SUD)製品を洗浄、部品交換、滅菌などの処理を行い、製品として販売するもの。「デバイス・ジェネリック」とも呼ばれる。国内で初めて同製品の使用を開始した旭川医科大学病院。同大… 2021/01/04 循環器
発熱外来、薬局の協力なくして成り立たぬ 12月10日、東京都から年末年始(12月29日から1月3日)に発熱外来を開いた場合、都独自の助成を行うとの連絡が入った。対象となるのは「診療・検査医療機関」に手挙げしている医療機関。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性者数が急増する中、年末年始に発熱患者を受け入れる診療所を増やした… 2020/12/25 プライマリケア
新型コロナ、無症状者のPCRは誰が担うべきか 「陰性証明ビジネス」という言葉が人口に膾炙するほど新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査が普及してきている。東京では1980円で検査を実施しているところもあり、テレビCMを流しているクリニックもあると聞く。過去のコラム(コロナ唾液PCR「来院不要でこっそり受けられます」でいいのか… 2020/12/24 感染症
新型コロナの抗原検査、戸惑う気持ちで一杯さ ある日の診察室。外来診療の片手間に、厚生労働省、日本医師会、東京都、東京都医師会といった組織が出した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の情報を、医師会員に周知するための新たな資料を作っていた。診療と医師会の仕事、どっちが片手間か分からないなぁ……などと思っていたら、患… 2020/12/21 感染症
かかりつけ患者がコロナでホテル療養に!なるべくうまく対応したいが… 平日の夕方、医師会の甲本先生(仮名)から連絡が来た。 「ホテル療養患者が困っているんだけど、僕が処方していいのかなぁ?」 そんなこと突然言われたって、私だってどうすりゃいいのか分からない。しかもこんな時間に……。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行しだしてから、私は… 2020/12/16 感染症
新型コロナ、患者に検査を拒否させる要因は? 今年2月以降、メディアからの取材を内容によっては引き受けるようにしている。新型コロナウイルス(COVID-19)流行前は、都合のいいように編集されるのが嫌なのでテレビ局からの依頼はほぼ全て断っていたし、新聞社や出版社、ネットメディアのものも、公開前に自己校正させてもらえるもの以外は基… 2020/12/16 感染症
太陽の塔、前から見るか後ろから見るか 昔、言葉在りけり。「芸術は爆発だ!」 小柄な体に無限のエネルギーを秘め、その存在自体が“芸術”とも称されていた岡本太郎氏の言葉だ。 その岡本太郎氏の代表作の一つとして有名な「太陽の塔」。大阪万博閉幕後に取り壊される予定だったが、撤去反対の署名活動などから保存されたものの、そ… 2020/12/12 ライフスタイル
真冬到来に備える 新型コロナ診療もグランピングの時代に ふと気付けば、12月。だいぶ寒くなってきましたが、皆さん、お元気でしょうか。以前のコラム(関連記事:場所も人も装備も足りない!で考えた最適解の話)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑いの発熱患者を診療する「テント診療エリア」を設け、地域の診療所から紹介された軽症患者を受… 2020/12/11 感染症
新型コロナの検査、検査でくじけそうでも… 20歳代の女性が、1週間前から続く倦怠感を伴う感冒症状のため来院した。診察の後、コロナのPCR検査を提案したところ、「会社と相談します」との返答。 会社と相談? なぜ? 一瞬、思考停止しそうになる。その女性は、私の顔にクエスチョンマークがたくさん浮かんできたのを察したのか、「会社か… 2020/12/10 感染症
コロナ濃厚接触者は誰が何を根拠に決めるのか? 最近印象に残っている症例を紹介したい。当院には数年前より通院しており、2年ほど前にスタートアップ企業を立ち上げた30歳代の女性の経験談だ(ただし、プライバシー確保の観点からいつものようにアレンジを加えている)。 ある日、「定期薬が切れそうだから」と当院に電話がかかってきた。現在… 2020/12/04 感染症
まるで中国語!?「発熱外来診療体制確保支援補助金」編 その難解な申請法と報告義務の数々、そして僕は途方に暮れる 11月6日、私は着慣れないネクタイ姿で、演者として地区医師会の会議室に立っていた。しかも、演題は医療の話ではなく、事務手続きの話。緊張しないわけがない。 見慣れない服を着た 君が今 出て行った 遡ること10月6日、東京都医師会が地区医師会感染症担当理事を集めて会議を行った。こ… 2020/12/02 感染症
NEWS◎新型コロナ治療に関する新たなガイドラインを公開 WHOが入院例へのレムデシビル投与を非推奨に 世界保健機関(WHO)は、11月20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者に対して、その重症度に関係なく、レムデシビルの投与を推奨しないとするガイドラインを発表した(関連サイト)。 ただし同ガイドラインは、「レムデシビルに効果がないとの十分なエビデンスがあるわけではない」… 2020/11/30 感染症
地域差甚大!? いまだ混沌の新型コロナ診療 検査ができる医療機関が増え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を示唆する症状があれば、以前のようにどこからも拒否されさまよう人はもはやいなくなった……、のではなかったのか。 2020/11/25 感染症
いよいよ第3波! どうする研修医教育? ある程度覚悟はしていましたが、とうとう、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第3波が全国各地に押し寄せています。熱中症シーズンを乗り切ったのも束の間、インフルエンザや感冒の流行はこれからというのに、既に爆発的な増加です。超長期戦の真っただ中、医療現場だけでなく社会全体に、慢… 2020/11/24 感染症
東京都発熱相談センター編 大事なことは、いつも金曜日に知らされる… あれは、金曜日、10月30日の夕方だった。 私は、テレビで小池百合子東京都知事の会見を観ていた。 品川区保健所の職員から「東京都発熱相談センター」の開設に伴い、都知事が「発熱対応医療機関を区のHP上に公開する旨を発言するかもしれない」と耳打ちされていたからだ。しかも、「診療・検… 2020/11/20 感染症
現代芸術とアール・デコの共演は木漏れ日の中で 私事で恐縮だが、非常事態宣言で在宅勤務に移行しとかく家にいる時間が増えた頃、密かにハマっていたことがある。それは、「ヤフオク」を見ること。購入するというよりは、ここで古美術やら古い陶芸品を鑑賞していたのだ。特によく見ていたのが、「オールドノリタケ」。時々、すごく素敵な洋食器… 2020/11/07 ライフスタイル
リポート◎ALS患者の人工呼吸器は患者の意思で外せないのか? ALS患者が気兼ねなく暮らせる環境整備が先決 京都在住の筋萎縮性側索硬化症(ALS)女性患者をめぐる嘱託殺人容疑事件。関係者に衝撃を与えたニュースだったが、ALS診療における臨床倫理の在り方を再考する機会と考える医師もいる。昨今、救急医療の現場などでは、回復の見込みがない場合に人工呼吸器を中止する方向の議論が進んでいる(関連… 2020/11/05 精神・神経
リポート◎ALS患者の人工呼吸器を本人の要望があっても外せなかった理由 今だから話せる、あの記者会見の真相 嘱託殺人容疑事件で話題となった京都在住の筋萎縮性側索硬化症(ALS)女性患者は「胃ろうをやめたい」と主治医に相談していたと報道されている。ALS患者の治療中止の要望といえば、10年以上前、患者が要望したにもかかわらず、病院が「人工呼吸器を外すことは難しい」と結論した事例を思い出す医… 2020/11/04 精神・神経
リポート◎新型コロナとインフルの同時流行に備えよ【大阪府編】 大阪府、集合契約に「補償」関連の文言盛り込む 府がSARS-CoV-2の迅速診断キットの使用推奨で混乱も 東京都に次いで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が多い大阪府。医療機関内にも感染は広まり、COVID-19で2人もの診療所医師が死亡したことも明らかになっている。そうした経緯を踏まえ、今冬のツインデミックへの備えとして大阪府医師会がどうしても譲れなかったのが、集合契約の「補償」… 2020/10/30 感染症
リポート◎新型コロナとインフルの同時流行に備えよ【東京都編】 SARS-CoV-2迅速検査は開始前に熟考を 発熱患者が多い都内では補助金の支援効果は低い 東京都でこれまで報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者は、全国の約3分の1を占める。国内で最も多くの患者を経験している東京都では、その経験を生かしつつ、インフルエンザ・COVID-19の同時流行(ツインデミック)への備えを進めている。… 2020/10/29 感染症
かかりつけ医のつぶやき◎COVID-19診療の最前線に立って思うこと 新型コロナ、様々な心労の中ぼちぼち診てます COVID-19の流行が始まって以来、さまざまな通知やガイドラインが日々更新され、それに目を通すだけでも、本当にたいへんでした。以前であれば、何かが決まったり、始まったりする際は、地区医師会に対しても事前に根回しといいますか、説明があったわけですが、COVID-19ではそれが一切なく、突然… 2020/10/28 感染症
リポート◎新型コロナとインフルの同時流行に備えよ【埼玉県編】 埼玉県では新型コロナ対応医療機関を公開へ 全てのかかりつけ医に「診療・検査医療機関」への手挙げを呼びかけ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの同時流行(ツインデミック)に備えて、国は都道府県ごとに医療提供体制を整備するように求めている。埼玉県では県医師会が中心となり、COVID-19流行前に発熱患者を診療していた全ての医療機関に、COVID-19疑い患者を含めた発熱患者への対… 2020/10/26 感染症
「皇室の名宝」にはハイセンスな遊び心が満載 「皇室の名宝」と聞いて、読者の皆さんは、どんなお宝を想像するだろうか。しかも「宮内庁が所蔵する我が国屈指の名品」と言われたら……。 格式張った、背筋を正してでなければ拝見できないような作品が並んでいるのかと思いながら向かった「皇室の名宝」展は、良い意味で、予想に反した展覧会… 2020/10/17 ライフスタイル
「急速な腎機能低下」で考えるべきこと 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎では、同じ小型血管炎に属している抗糸球体基底膜(glomerular basement membrane:GBM)抗体病が合併することがあります。 この合併率は意外に高く、ANCA関連血管炎の5~10%に合併します。一方、抗GBM抗体病では実… 2020/10/16 アレルギー・免疫
NEWS◎政府方針への見解を発表 日医「処方箋なしでの緊急避妊薬の検討」に同意 日本医師会(日医)は、10月14日、緊急避妊薬の処方箋なしでの薬剤師による対面販売を政府が検討する方針について、「現状に添うもので、同意する」との見解を示した。 処方箋なしでの緊急避妊薬の販売については、10月8日、内閣府の第7回第5次基本計画策定専門調査会でまとまった「第5次男女共… 2020/10/15 産婦人科
医師4869人に聞いた「医師会のCOVID-19対応に関する満足度」 都道府県医師会のコロナ対応、医師の満足度に差 この10月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療体制が大きく変わろうとしている。これまで、疑い例の診療は保健所を介して行われていたが、保健所を経由しなくても、かかりつけ医で患者の診療が実施しやすくなる。まず、発熱患者はかかりつけ医に相談し、かかりうけ医は可能な限り新型コ… 2020/10/08 感染症
対談◎「死にたい」の背景にある人生はいろいろ 基本は傾聴だけど、それだけじゃ物足りない 西川満則氏(緩和ケア医) × 大城京子氏(ケアマネジャー) 医療・介護の現場へのアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及を目指す活動を積極的に行っている医師の西川満則氏とケアマネジャーの大城京子氏。この3月に発行された『ACP入門 人生会議の始め方ガイド』の共著者である両氏に、「死にたい」と訴える患者・利用者の実際と対応で心がけている… 2020/09/29 ターミナルケア
インタビュー◎患者の「死にたい」の背景にあるもの【うつ編】 余命数週間でもうつ状態への介入はできる 名古屋市立大学精神医学教室教授の明智龍男氏に聞く 患者に「死にたい」と言われたら、その背景にうつがないかをスクリーニングする必要がある。「死にたい」という訴えは「私を助けて!」の裏返しだと語る名古屋市立大学の明智龍男氏に、うつ状態にあるが故に「死にたい」と口にしてしまう患者に、医療者としてどう対応すればいいかを聞いた。… 2020/09/25 精神・神経
インタビュー◎コロナ診療体制の構築では各医師会のリーダーシップが問われる かかりつけ医一丸でコロナ疑い患者の診療を 日本医師会常任理事の釜萢敏氏に聞く ──厚生労働省は、9月4日、かかりつけ医などの地域で身近な医療機関がCOVID-19疑い例を含めた発熱患者などを診療する体制整備を都道府県に求める事務連絡「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」を発出しました。これによると、10月中をめどに体制を整備することが求められています。… 2020/09/23 感染症
インタビュー◎WHOによるCOVID-19へのステロイド推奨の意義 コロナへのステロイド推奨は大きな一歩だが・・・ 防衛医科大学校感染症・呼吸器内科教授の川名明彦氏に聞く 世界保健機関(WHO)は、9月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者に対して、コルチコステロイド投与を推奨する新たなガイドラインを発表した。国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者をいち早く受け入れ、かつ重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に… 2020/09/17 感染症
ステロイドは免疫亢進というもう1つの顔を持つ 今年になって猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)。これまでにない独特の特徴を持つことから、世界中の研究者を悩ませ、臨床現場ではその対応において試行錯誤の日々が続いていた。そうは言っても……。… 2020/09/16 感染症
リポート◎皮膚接合用テープはここまで進化した ファスナーのように創部を固定する「Zip」 切開創の閉鎖では、糸による縫合に加え、テープやステープラーによる固定が実用化している。既存のテープとは見た目も、機能も大きく異なる皮膚接合用テープが臨床の場で活用されつつある。「サージカルスキンクロージャーZip」は、その名の通り、ファスナーのように、皮膚をしっかり固定する。創… 2020/09/10 骨・関節・筋
NEWS◎新型コロナ治療に関する新たなガイドラインを公開 WHOが重症新型コロナへのステロイドを推奨 世界保健機関(WHO)は、9月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療ガイドラインを改訂し、重症患者に対して、コルチコステロイド投与を推奨した。 2020/09/07 感染症
対談◎コロナ肺炎の実像に迫る【その3】 コロナ肺炎治療のカギは抗炎症薬 抗炎症薬を使いこなせば悪化を防ぎ、後遺症の軽減も期待 徳田均氏が日々の診療で感じた疑問や問題意識を専門家や研究者にぶつけ、解決策を探るシリーズ。今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺病変(コロナ肺炎)に迫ります。多数のCOVID-19患者を受け入れ、日本におけるCOVID-19診療の確立という責務も追っている国立国際医療研究セン… 2020/09/03 感染症
対談◎コロナ肺炎の実像に迫る【その2】 「コロナ肺炎が急変して挿管」は回避できる 安静時だけでなく労作時の酸素飽和度の把握が肝 徳田均氏が日々の診療で感じた疑問や問題意識を専門家や研究者にぶつけ、解決策を探るシリーズ。今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺病変(コロナ肺炎)に迫ります。多数のCOVID-19患者を受け入れ、日本におけるCOVID-19診療の確立という責務も追っている国立国際医療研究セン… 2020/08/31 感染症
対談◎コロナ肺炎の実像に迫る【その1】 コロナ肺炎の改善or悪化はCT像で予想できる 約250人のCOVID-19患者を診てきた国立国際医療研究センターの経験知 徳田均氏が日々の診療で感じた疑問や問題意識を専門家や研究者にぶつけ、解決策を探るシリーズ。今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺病変(コロナ肺炎)に迫ります。多数のCOVID-19患者を受け入れ、日本におけるCOVID-19診療の確立という責務も追っている国立国際医療研究セン… 2020/08/27 感染症
臨床現場で見聞する「コロナ差別」の現実 最近、ある大病院で働く事務員から興味深い話を聞いた。彼の職場では事あるごとに病院長が「当院の職員が新型コロナに感染するようなことがあってはならない」と繰り返しているそうだ。最初のうちは、「各自が健康管理をしっかりと行い不要不急の外出を控え、飲み会を自粛するように」という組織… 2020/08/26 感染症
インタビュー◎せん妄の適切な評価法の習得を わいせつ事件を「明日は我が身」にしないために 国立がん研究センター東病院精神腫瘍科長の小川朝生氏に聞く 準強制わいせつ罪に問われ、一審で無罪判決となっていた柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医に対する控訴審判決で、東京高裁は一審無罪判決を破棄、懲役2年を言い渡した。弁護団は上告の意向だが(関連記事:準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医弁護団の主張)、もしも、わいせつ行為はな… 2020/08/18 医師・患者関係
”超アナログ”に祈りすら感じる工芸作家展 「工芸」って何を指すのだろう? と疑問に思ったことはないだろうか。 武蔵野美術大学教授で、「和巧絶佳展」の監修者を務める木田卓也氏は、「明治維新後、西洋の文化の影響を受けて、日本で『美術』という概念が受容され、西洋的な意味での『美術』に当てはまらない『美的価値をそなえた実用品… 2020/08/15 ライフスタイル
インタビュー◎京都ALS女性患者の嘱託殺人事件で再考する 患者の「治療をやめたい」への対応法 東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学・応用倫理講座特任教授の会田薫子氏に聞く 7月23日、医師2人が嘱託殺人容疑で逮捕された。報道によれば、SNSで知り合った筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者の依頼を受けて、胃ろうから睡眠薬を過量投与して死亡させた疑いがあるという。実のところ、医療者なら誰しも「治療をやめたい」「死にたい」と患者に言われた経験があるのではな… 2020/08/11 医の倫理
肥後の細川家が庇護した能楽の世界を堪能する 今年は夏のお祭りも中止が多いようで、残念だ。祭りといえば屋台だが、屋台で必ず売られているものに一つに面がある。面は縄文時代の土偶にも使われていたほどに古い歴史があるが、その完成形の一つが能面だと個人的に思っている。ちなみに、屋台で売られている面は「めん」、能面の面は「おもて… 2020/08/01 ライフスタイル
インタビュー◎新型コロナ抗体検査の正しい位置付け 「免疫パスポート」なんてあり得ない、ただし… 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏に聞く 全世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)へのワクチン開発が加速しており、国内でも大阪大学発のバイオ企業が6月末から治験を開始した。ただし、実際に有効なワクチンが国内に普及するのはいつになるか、だれも予測できない状態だ。そのような中、抗体検査を活用することで、通常の生活を取… 2020/07/23 感染症
コロナ禍をぶっ飛ばせ! 憂き世を浮世に変えたご先祖様に癒される展覧会 浮世絵の「浮世」という言葉の語源をご存じだろうか。 つらいことの多い世の中を意味する「憂き世」だ。江戸時代、憂き世の厭世的な思想ではなく、今を楽しもうという「浮世」という言葉が使われるようになり、さらに、その浮世を現した絵画として「浮世絵」が誕生したという。“浮世”絵ではあ… 2020/07/18 医師の職場環境
インタビュー◎保健所を介さないPCR検査体制を医師会主導で構築 新型コロナ、地区医師会だからできたこと 品川区医師会理事の三浦和裕氏、同地域包括ケア保健師の藁谷藍子氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、かかりつけ医が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査が必要と判断した場合でも、保健所に断られるケースが多く、問題となった。品川区医師会は、そのような混乱に終止符を打つため、いち早く行動を起こし、医師会員の困り事を解決してきた。その… 2020/07/13 感染症
1分解説◎7月1日からのレジ袋有料化、医療機関に影響は? 病医院はレジ袋有料化の対象外、自主的な取り組みは推奨 プラスチックごみの削減を目的として、7月1日から、プラスチック製買物袋(いわゆるレジ袋)の有料化が全国一律に開始された。これは、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」に基づくもの。 院内処方を行っている場合や、コンタクトレンズやサプリメント、スキンケア製品… 2020/07/10 プライマリケア
NEWS◎全国における出生前遺伝学的検査の現状が明らかに 羊水検査が2014年をピークに35%減 NIPTにより侵襲的検査対象者の絞り込みが進んだ可能性 国立成育医療研究センター周産期母性診療センターの佐々木愛子氏らは、全国の出生前遺伝学的検査の調査から、羊水検査は2014年、絨毛検査は2015年をピークに減少に転じたことを明らかにした。この調査結果は、2020年7月3~5日にウェブ上で開催される日本遺伝カウンセリング学会で発表された。… 2020/07/03 産婦人科
インタビュー◎withコロナ時代の熱中症診療 「熱中症も新型コロナも同時に疑うしかない」 公立昭和病院救命救急センター担当部長小島直樹氏に聞く 緊急事態宣言は解除されたものの、東京都を中心に感染者の再増加が報告されている。熱中症、特に高齢者が生じやすい非労作性熱中症では、軽症者の症状は非特異的で、他の疾患も常に念頭に置く必要がある。軽症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の示す症状も非特異的で、軽症熱中症との… 2020/07/02 感染症
1分解説◎SARS-CoV-2のPCR・抗原検査ともに、実施には行政との契約が必要 診療所での新型コロナウイルス検査の始め方 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波への備えの一つとして、自分の診療所でも新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査の実施を検討したい」「昨今、実用化された抗原検査や唾液PCR検査であれば、自分の診療所でもできそうだ」──。 … 2020/06/19 感染症
インタビュー◎自然免疫の賦活化を介してCOVID-19への抵抗力亢進か BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(後編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目され、その理由の一つにBCG接種の影響が指摘されている(関連記事:BCGとCOVID-19、分かっていることいないこと)。今後、どのようなことが明らかになれば、BCG仮説を証明できるのか、またその… 2020/06/10 感染症
インタビュー◎BCG仮説、議論の前に理解しておきたい自然免疫 BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(前編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目されている。その理由としては様々な仮説が提唱されているが、そのうちの一つに挙げられているのが、BCG接種の影響だ。そもそも、BCGは生体にどのような影響を及ぼすのか、免疫学の大家である… 2020/06/09 感染症
医師3362人に聞いた「COVID-19のメンタルヘルスへの影響」 “コロナうつ”が医師の間でまん延中か 4人に1人でメンタル不調が継続、不調続く医師の2割がメンタルサポート求める 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、医師の多くがメンタル関連の不調を自覚しており、いわゆる“コロナうつ”を示唆する症状に悩む医師も少なくないこと、メンタル不調が続く医師の約1割は既に何らかのメンタルサポートを受けており、さらに約1割がメンタルサポートを受けたいと考え… 2020/05/29 感染症
NEWS◎NPO法人が10万人のアプリデータを基に解析 COVID-19の影響で小児のワクチン接種率急減 多くの小児科医は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による小児のワクチン接種率の低下を危惧していたが、それが実際に起こっていることがこのほど明らかになった。2019年11月以降に生まれた乳児のワクチン接種率が低下しており、かつ、2019年12月以降に1歳になった小児のワクチン接種… 2020/05/20 小児科
医師3058人に聞いた「コロナ離職・休職の現状」 医療機関の1割で「コロナ離職・休職」発生 PPE不足では医師の戦線離脱やむなし、休校や介護不安、風評被害、コロナ差別も影響 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、医療者の離職もしくは休職が進行していることが、日経メディカル Onlineの医師会員を対象に行ったアンケートの結果明らかになった。アンケートに回答した3058人のうち約1割の医師が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に関連した離職や休… 2020/04/29 感染症
休校によるCOVID-19予防効果にエビデンスなし 安倍晋三首相が、2月27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大抑制の目的で、全国一斉の小中高校の臨時休校を要請(関連記事:首相、新型コロナで小中高の臨時休校を要請)。文部科学省にも事前の相談なく、官邸の“暴走”との批判もあったが、その要請を受け、全国の小中高校がほぼ一斉… 2020/04/21 感染症
NEWS◎償還価格はオリジナル品の0.7掛、廃棄コスト削減にも貢献 国内第一号となるデバイス・ジェネリックが登場 4月1日、国内第一号となる再製造医療機器(R-SUD)の販売が開始された。第一号となったのは、2019年8月に承認を取得した「再製造ラッソー2515」(日本ストライカー)だ。心電電気生理学的検査および一時的ペーシング用の医療機器で、オリジナル品は、ジョンソン・エンド・ジョンソン製の「ラッソ… 2020/04/03 医療機器
リポート◎米国でPSA検診の非推奨後に転移性前立腺癌の罹患率が上昇 「PSAは使えない」のままで本当にいいのか? 現場では検診による不利益を減らす対策も進行中 日本泌尿器科学会(日泌)は、2020年3月、PSA検診をやめさせようとする国の動きに抗議する要望書を、日本医師会と連名で厚生労働省に提出予定であることを明らかにした。PSA検診については10年以上前から、専門家集団である日泌と厚生労働省のがん検診研究班が対立してきた歴史がある。がん検診の… 2020/03/25 腎・泌尿器
NEWS◎新型コロナPCR検査が3月6日から保険適用 当面の対象は肺炎入院と帰国者・接触者外来患者 厚生労働省は、3月6日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を保険適用とする。検査の基本的な対象は、肺炎で入院中の患者で医師が必要と判断したケース、もしくは、帰国者・接触者外来の受診患者で、医師が必要と判断したケースだ。ただし、診療報酬の算定要件では対象患者を限定… 2020/03/05 感染症
医師2783人に聞く◎新型コロナ対策と称した小中高の臨時休校の影響は? 休校要請、6割強の医師が診療への悪影響を危惧 安倍晋三首相が、2月27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大抑制の目的で、全国一斉の小中高校の臨時休校を要請した。その要請を受け、全国で多く小中高校が、3月2日の週から臨時休校となる。 2020/03/03 感染症
NEWS◎新型コロナPCR検査が今週中にも保険適応 検査対象は肺炎入院と帰国者・接触者外来患者 厚生労働省は、今週半ばの承認に向けて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査の承認に向けて準備を進めている。2月28日に、関係者を集めて「新型コロナウイルスPCR検査に係る説明会」を実施して、検査の実施体制について説明を行った。… 2020/03/02 感染症
NEWS◎ダイヤモンド・プリンセス号乗客のその後 酸素投与が必要になった新型コロナの詳細 4症例の経過を豊島病院が報告 東京都保健医療公社豊島病院は、2月25日、酸素投与が必要になった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)4症例の経過を、日本感染症学会のウェブサイトに報告した。いずれも、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客で、船内の検疫で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査陽性となり、… 2020/02/29 感染症
NEWS◎酸素投与が必要になった時点で抗ウイルス薬開始を検討 新型コロナへの抗ウイルス薬、感染症学会が暫定指針を公表 日本感染症学会は、2月26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗ウイルス薬の暫定的な使用指針となる「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第1版」(以下、考え方)を公表した。 2020/02/28 感染症
NEWS◎厚労省、学童、保育所は「原則開所」の方針 首相、新型コロナで小中高の臨時休校を要請 2月27日、安倍晋三首相は、私立を含め全国全ての小中学校、高校、特別支援学校に、3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう、首相官邸で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部で要請した。一方、厚生労働省は、その後、働く親に配慮する形で、学童保育や保育所は「原則開所」の方針を自… 2020/02/28 感染症
◎番外編 流行の「一法人複数大学化」、危惧する声も あと20年後には大学進学者数が2017年より2割減少する。全ての大学で“満遍なき衰退”が予想される中、あなたの母校は存続できるだろうか。 2020/02/24 医師のキャリア
1分解説◎規制強化で患者数減少も、山形県で集団発生 ヒラメ生食後の下痢・嘔吐ではクドアも鑑別に 山形県は、2月19日、県内でクドア食中毒が発生したと発表した。10グループ、19人での発症を確認したものの、入院を要した患者は0人で、患者の多くは回復しているという。 クドア食中毒は、ヒラメなどの魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫クドア(Kudoa septempunctata)によるもので、一過性の下痢・… 2020/02/21 感染症
News◎全国91グループ病院に導入手順書を配布 日赤本部、フォーミュラリー導入を支援 薬効群ごとに推奨薬を決め、共同購入しやすい体制に 日本赤十字社は、グループ病院に対して、使用ガイド付きの医薬品集(いわゆるフォーミュラリ-)の作成を支援し、医薬品の共同購入がしやすい体制を整備する考えだ。2020年1月に、各病院に対して「使用ガイド付きの医薬品集(フォーミュラリー)導入手順書」を配布した。… 2020/02/20 医薬品
緊急調査速報◎医療機関でのマスク使用・入手の現状は? マスクが足りない!医療機関でも深刻な事態に 「必要な患者や医療従事者に優先的に」、政府の対応を求める声も 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内感染が確認される中、マスクの買い占めやマスク販売価格の高騰などが社会問題になっている。医療機関内でも、マスク(特にサージカルマスク)の不足が顕在化していることが、このほど、日経メディカル Onlineの医師会員を対象に行った緊急調査で明らか… 2020/02/18 感染症
インタビュー◎ゲノム解析による新規着床前診断の臨床研究がスタート 着床前診断で体外受精の成功率を高める!? 藤田医科大学総合医科学研究所分子遺伝学研究部門教授の倉橋浩樹氏に聞く これまで臨床応用が認められていた着諸前診断には、単一遺伝子疾患や染色体の転座の検査のみだったが、今年からゲノム解析による受精卵の異数体検査の臨床研究がスタートする。不妊治療の成功率を高めたり、流産を減らす効果が期待されている。全国共通で診断精度の高い着床前診断(PGT)の実施を… 2020/02/12 産婦人科
ニュース◎日医が「かかりつけ医のための適正処方の手引き(4)脂質異常症」を公開 「余命1年ではスタチン中止は選択肢の1つ」 ただし生命予後3年以上はスタチン治療の対象となり得る 日本医師会は、1月29日、「超高齢社会におけるかかりつけ医のための適正処方の手引き(4)脂質異常症」を公表した。これまで「安全な薬物療法」「認知症」「糖尿病」の3テーマで適正処方の手引きを出しており、今回で4つ目となる。 手引きでは、高齢者では成人に比べ動脈硬化性疾患の発症リスク… 2020/02/04 代謝・内分泌
トレンド◎九州がんセンターが国内で初めての「老年腫瘍科」を設置 客観的評価で「がんを治療しない」選択肢も推奨 全国のがん診療拠点病院で初となる老年腫瘍科が国立病院機構九州がんセンターに2018年に誕生した。同診療科では、高齢がん患者の健康状態を総合的に評価した上で、患者・家族の価値観も尊重した上で、治療しない選択肢も含めて個々の患者に最適な介入の実現を支援する。その実際をリポートする。… 2020/01/21 癌
1分解説◎歌手のジャスティン・ビーバー氏で話題のライム病 話題のライム病、日本にも潜在患者多数!? 歌手のジャスティン・ビーバー氏は、1月8日、インスタグラムへの投稿の中で、感染症のライム病と診断されていたことを告白した。CNNなどが報道したことで、話題となっている。 2020/01/14 感染症
インタビュー◎人口減少時代における大学附属病院の位置付けとは? 医学部から離れた方が大学病院は自由になれる 国立大学協会会長の永田恭介氏に聞く 国立大学協会は、2018年1月に「高等教育における国立大学の将来像(最終まとめ)」を公開。同提言では、大学病院について、「大学との緊密な連携を確保しつつも、国立大学法人の独立した事業部門としての位置付けをより明確にするなどの方策を検討する」と附属病院の自律を求める。持ちつ持たれつ… 2020/01/14 先端医学
インタビュー◎高齢者のがん診療における基本的な考え方とは 「今のままでは高齢がん患者がかわいそう」 日本がんサポーティブケア学会理事長の田村和夫氏に聞く 日本がんサポーティブケア学会の会員が中心になり、厚生労働科学研究費補助金を受けた「高齢者がん医療Q&A」の作成が進んでいる。総論を2019年5月に公開し、各論を早ければ2020年1月にも公開する予定だ。Q&A作成の狙いや、高齢者のがん診療が抱える課題などを、編集委員長を務めた福岡大学医学… 2020/01/06 癌
1分解説◎遺伝性乳がん・卵巣がん症候群への"2次予防的”切除が保険適用に アンジーの受けた発症前予防切除は適応外のまま 中央社会保険医療協議会総会は、12月13日、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC:Hereditary Breast and Ovarian Cancer)への予防的治療の一部を保険適用とすることを了承した。 2019/12/17 癌
近い将来、国民の1割近くが認知症に!? 先日、名古屋大学と岐阜大学の法人統合に関して取材した(関連記事:名古屋大学と岐阜大学の法人統合の中身は?)。来春、名古屋大学と岐阜大学は、「東海国立大学機構」という法人の下に入り、経営の効率化などを進めていく。東海国立大学機構の初代機構長に就任した松尾清一氏は、日本の人口減… 2019/12/09 精神・神経
シリーズ◎大学再編で医学部はどうなる? 名古屋大学と岐阜大学の法人統合の中身は? 東海国立大学機構機構長の松尾清一氏に聞く いよいよ来春、名古屋大学と岐阜大学が法人統合する。その内容は、一法人複数大学の国立大学法人を設立するというもので、「東海国立大学機構」という法人の下に、名古屋大学と岐阜大学の2つの大学が入る。東海国立大学機構とは持株会社のようなもので、各大学はそれぞれ自立した状態を続けるが、… 2019/11/28 事件・話題
インタビュー◎再編よりも医学科定員の減少が話題 大学の統合再編による医学部入試への影響は? 河合塾 教育情報部部長 富沢弘和氏に聞く 名古屋大学と岐阜大学の法人統合に始まり、大阪市立大学と大阪府立大学、静岡大学と浜松医科大学が法人(または大学)統合を発表している。このような大学の統合再編は、医学部医学科入試に影響をするのだろうか。受験動向に詳しい河合塾教育研究開発本部教育情報部部長富沢弘和氏に聞いた。… 2019/11/26 医師のキャリア
医師3826人に聞いた「認知症の告知の在り方は?」 自分の認知症「どんな状況でも告知を」は6割 認知症の告知についてのディベートセッションが、2019年11月7~9日に東京都内で開催された第38回日本認知症学会学術集会で開催された。「認知症は告知すべき?すべきではない?」と題した同セッションで「告知すべき」の立場で登壇した新潟大学脳研究所生命科学リソース研究センター遺伝子機能解析… 2019/11/25 精神・神経
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《8》 「薬が自由に使えない」をどう思いますか? あるPPIをオーダーできなかったDr.Xに突撃インタビュー 201Y年4月Z日。3年ぶりに、大学病院の循環器内科に戻ってきたDr.X。不整脈に対するカテーテル治療(アブレーション)を3日前に実施した入院患者が胃痛を訴えたため、ストレス性の急性胃炎と判断。以前勤務していた中規模病院でよく使っていたプロトンポンプ阻害薬(PPI)を処方しようと電子カルテ… 2019/10/21 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《7》 「抗菌薬不足」に解決策はあるか? セファゾリンやその代替抗菌薬の供給不足が続いている。背景には、相次ぐ薬価引き下げなどによる後発品の収益性悪化という構造的な問題が潜む。フォーミュラリとは違う意味で、医師の処方が制限されつつある。… 2019/10/18 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《6》フォーミュラリをどう思う? 頼れる指針としてフォーミュラリの活用を 日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会代表理事 武藤正樹氏に聞く 政府は2020年9月までに、後発品の数量ベースでのシェアを80%以上とする目標を掲げているが、それは、ほぼ確実に達成できそうだ。今の話題は「ポスト80%」、すなわち80%以上のシェアをどうやって達成するかに移行している。… 2019/10/16 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《5》フォーミュラリをどう思う? 薬価基準収載品リストこそ国のフォーミュラリ 日本医師会常任理事 松本吉郎氏に聞く 医療費の削減目的でフォーミュラリを導入しようというのは、偏った考え方だ。6月26日の中央社会保険医療協議会(中医協)で述べた通り、フォーミュラリを診療報酬で評価することはなじまないと考えている。… 2019/10/15 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《4》 薬剤費削減のために保険者も動く、その影響は? 健保連は8月末、生活習慣病の処方にフォーミュラリを導入すると全国で3100億円以上の薬剤費削減効果があるとし、診療報酬制度への導入を要望。一方、協会けんぽ静岡は、健保連とは一線を画して、情報提供に専念する。… 2019/10/14 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《3》 開業医に経済的なメリットなし、だけど… 日本初の地域フォーミュラリは、地域医療連携推進法人の柱の1つとして山形県北庄内地域でスタート。現状では、開業医に導入のメリットはないが、今後、地域全体における薬物療法の標準化に必須となる可能性を秘める。… 2019/10/12 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《2》 話題の新薬が気軽に試せなくなる 院内フォーミュラリとは、薬剤費削減と薬物療法の適正化を目的に、医療機関内で取り決められた薬物療法に関する指針。推奨薬をリストで示す病院もあれば、医師の専門性とリンクさせたフローチャート形式を取る医療機関もある。… 2019/10/11 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《1》 医療費削減の新必殺技「フォーミュラリ」って? 政府は、医療費削減の目的で薬物療法に「フォーミュラリ」という新たなルールを設けようとしている。保険者も熱い視線を送るこの新しい仕組みは、医師の日常診療にどのような影響をもたらすのだろうか。… 2019/10/10 医薬品
世界ナンバーワンの合理主義国、スウェーデンにおける医療政策の実際 この国ではOTC化された薬は保険から外されます スウェーデンの医療政策に詳しい東京薬科大学の今井志乃ぶ氏に聞く 徹底的な合理主義国であるスウェーデン。その医療政策はどのようになっているのだろうか。スウェーデン・ヨーテボリ大学で、同国の医療政策を調査した経験のある東京薬科大学薬学部医薬品安全管理学准教授の今井志乃ぶ氏に聞いた(文中敬称略)。… 2019/09/27 行政・制度
NEWS◎協会けんぽ加入者のレセプト分析で明らかに 急性上気道炎への抗菌薬処方に大きな地域差 全国健康保険協会(協会けんぽ)は、加入者のレセプトデータなどを活用した分析で、急性上気道炎に対する抗菌薬の処方割合が毎年減少していることを明らかにした。ただし、地域差は大きく、2人に1人に処方されている都道府県がある一方で、4人に1人のみが処方されている都道府県も存在していた。… 2019/09/05 感染症
日医、レセプト分析に基づく健保連の提言を批判 「フォーミュラリと称して薬価収載薬に使用制限を設けるべきではない」 日本医師会(日医)は、健康保険組合連合会(健保連)による政策提言を痛烈に批判する見解を2019年8月28日の記者会見で発表した。健保連の政策提言は、2020年度診療報酬改定に向けたもので、健保組合のレセプトデータ分析に基づいて、以下の5項目を提言していた(関連記事:かかりつけ薬剤師限定… 2019/08/29 プライマリケア
トレンド○重度アルツハイマー病への抗認知症薬使用アルゴリズムまとまる 寝たきり患者では抗認知症薬中止の検討を ただし食思不振や幻聴、幻覚などのBPSD再燃に要注意 今年3月、日本精神科病院協会(日精協)は、症状の著しく進行したアルツハイマー病に対する抗認知症薬の使用方法を示すアルゴリズムを取りまとめた。同アルゴリズムは、国内で初めて抗認知症薬の減量・中止の方法を示すもの。減量・中止時には、BPSD(認知症の行動・心理症状)の再燃を注意すべき… 2019/08/27 精神・神経
インタビュー◎看取りの最前線に立つ救急医にこそ緩和ケアの視点を 延命治療の回避に努めるのが医療者の役割 帝京大学高度救命救急センターの伊藤香氏に聞く 救急外来など、重症患者の診療にあたる医師は、思わしくない予後や治療の中止などの難しい会話を患者家族としなくてはならない。しかし日本の医師の多くは、そのために必要な訓練を受けておらず、そのことが無益な延命治療を継続する一因と考える、帝京大学の伊藤香氏。その考えを聞いた(文中敬… 2019/08/19 救急医療・集中治療
HPVワクチンによる子宮頸癌の予防効果やWHOの見解も添付資料で紹介 いすみ市、「HPVは定期接種」周知に向け個別通知を開始 子育て支援日本一を目指し、独自の費用助成で小児へのワクチン接種を積極的に進めている千葉県いすみ市が、このほど、子宮頸癌予防のためのヒトパピローマ(HPV)ワクチン接種について、定期接種であることを周知するための通知を開始した。国の通知を受けて積極的な接種勧奨が差し控えられている… 2019/08/09 感染症
インタビュー◎耳鳴は拍動性の有無、聴覚検査などを基に診断 耳鳴は難聴の代償反応、治療は脳リハで 耳鳴診療ガイドラインを取りまとめた慶應義塾大学の小川郁氏に聞く 耳鳴に関する日本初の診療ガイドラインとして、日本聴覚医学会は今年5月、『耳鳴診療ガイドライン2019年版』を発行した。耳鳴を訴える患者は、高齢化やストレス社会を背景に増加の一途をたどっている。ガイドラインを取りまとめた慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授の小川郁氏に、耳鳴患者への対応… 2019/07/18 耳鼻咽喉科
家族も親戚もいないと入院できないんですか? 先日、病院で慣習的に行われている「身元保証人・身元引受人」制度の在り方を問うガイドラインについての記事を書いた(関連記事:入院時の「身元保証人」、本当に必要ですか?)。 2019/07/15 行政・制度
インタビュー◎体調不良時はRA系阻害薬、NSAIDs、利尿薬などに注意 CKD患者にもシックデイ・ルールの説明を 名古屋大学先進診療システム学寄附講座准教授の安田宜成氏に聞く シックデイ・ルールといえば糖尿病で有名だが、名古屋大学先進診療システム学寄附講座准教授の安田宜成氏は、体調不良時に発生し得る急性腎障害(AKI)などを予防するため、慢性腎臓病(CKD)に対するシックデイ・ルールを提唱する。CKDのシックデイ・ルールはどのようなものなのか安田氏に聞いた… 2019/07/09 腎・泌尿器
インタビュー◎高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編)のポイントは? 高齢者では「今の状態」に合わせた薬剤調整を 東京大学老年病学分野教授の秋下雅弘氏に聞く 厚生労働省は、6月14日、「高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別))」を周知する通知を、都道府県などに発出した。これは、ポリファーマシー(多剤併用)対策を求めるものとして、2018年5月に発表された「高齢者医薬品適正使用の指針(総論編)」(関連記事:厚労省が高齢者の医薬… 2019/07/04 老年医学・介護
昨今話題のフォーミュラリーが目指すものは? 浜松医科大学附属病院教授・薬剤部長の川上純一氏に聞く 2020年度診療報酬改定に向けた主な検討項目の1つにも取り上げられた「フォーミュラリー」(関連記事:2020年度改定、患者年代別の課題から議論)。欧米では既に一般的に使われているというフォーミュラリーとは一体何なのか。医師が知っておきたいフォーミュラリーの実際を、浜松医科大学医学部附… 2019/06/24 医薬品
トレンド◎「身寄りがない人への支援に関するガイドライン」まとまる 入院時の「身元保証人」、本当に必要ですか? ほとんどの医療機関は、患者入院時に身元保証人や身元引受人のサインを求めていることだろう。しかし、1人暮らしで親族がいない人の増加に伴い、対応に苦慮する場面が増えてきているようだ。このほど厚生労働省は、身寄りがいない人の入院時には、成年後見人や行政との連携を強めて対応するべきと… 2019/06/11 医療提供体制
ニュース◎死因病名に「肺炎」ではなく「老衰」と記載する医師が増加か? 三大死因に「老衰」が初ランクイン 三大死因の1つに、初めて「老衰」が加わった。これは、厚生労働省が、6月7日に発表した、2018年の人口動態統計月報年計(概数)の結果。2018年の統計では、死因の1位、2位は、これまで同様、悪性新生物(腫瘍)、心疾患(高血圧性を除く)だったが、「肺炎」の減少に伴って2017年に3位となった「… 2019/06/10 ターミナルケア
ロボット義手に特化したリハビリ外来を開設 神奈川県知事の黒岩 祐治氏に聞く 神奈川県では特区で生活支援ロボットの開発・実用化を促進したり、筋電義手訓練用の外来を新設するなど、医療・介護分野におけるロボット技術の活用に積極的だ。神奈川県知事の黒岩祐治氏に、ロボット技術の開発支援、普及促進策の現状を聞いた。… 2019/05/28 行政・制度
バイオニック医療はユーザーとして評価したい 静岡県立大学国際関係学部教授の石川 准氏に聞く バイオニック医療がさらに進めば、障害の克服に近づく可能性がある。当事者は、その技術の進歩をどう受け止めているのだろうか。視覚障害当事者で、障害学を専門とする社会学者として国の障害者政策にも関わる静岡県立大学の石川准氏に聞いた。… 2019/05/27 医療機器
インタビュー◎標準的な治療となった人工内耳【動画あり】 重度感音難聴でも言葉の後れを回避できる 日本聴覚医学会理事長の山岨達也氏に聞く 1994年に保険適用された人工内耳の植え込み術は感音難聴の診療を一変させ、重度な先天性の難聴でも言葉の後れを回避できるようになった。ただし、人工内耳を有効に機能させるには、適応患者を早期に拾い挙げ、適切な時期に埋め込み術を行い、継続的に訓練を行うなどクリアすべき課題は多い。日本… 2019/04/11 耳鼻咽喉科
トレンド◎人工視覚で患者の光を取り戻せ 埋込型人工網膜が臨床研究で成果、治験開始へ 中途失明の三大原因の1つである網膜色素変性症。いまだに進行を止める治療法は実用化しておらず、最新の統計では糖尿病網膜症を抜き緑内障に次いで、第2位の原因疾患となっている。そんな網膜色素変性症による中途失明患者における視力を補う治療法として、埋込型の人工網膜が臨床研究で成果を上… 2019/04/09 眼科
インタビュー◎末梢神経の支配筋を変更し義手操作を容易に【動画あり】 ロボット義手の可能性を広げる手術手技TMR 国立成育医療研究センター整形外科診療部長の高木岳彦氏に聞く 筋肉を動かしたときに生じる筋電位を感知してモーターが動く筋電義手。その対象を広げ、より多くの動作を可能とする新しい術式として、末梢神経の支配筋を変更するTargeted Muscle Reinnervation (TMR、標的化筋肉再神経分布)が近年考案された。国立成育医療研究センター整形外科診療部長の高木… 2019/03/29 骨・関節・筋
インタビュー◎透析中止で刑事責任を問われますか 自己決定による治療中止に警察は介入しない 武蔵野大学法学部法律学科特任教授の樋口範雄氏に聞く 公立福生病院(東京都福生市)で行われた「維持血液透析中止」をめぐる報道が続いている。事実関係は未解明だが、治療の中止が遠くない死を意味する人工透析などでは、治療の差し控えや中止が自殺幇助などの罪に問われないかと危惧する医療者もいることだろう。医療行為と刑事責任について詳しい… 2019/03/18 ターミナルケア
インタビュー◎透析終了は医療倫理に反することですか 「透析しない選択肢」も意思決定支援に必要 東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学・応用倫理講座特任教授の会田薫子氏に聞く 公立福生病院(東京都福生市)で行われた「維持血液透析中止」をめぐる報道が続いている。事実関係は未解明だが、この一連の動きの中で、透析療法を行わない選択肢および一旦開始した透析療法を終了する選択肢を患者に提示することは倫理に反するかのような報道もみられる。透析療法を行わない選… 2019/03/12 腎・泌尿器
患者には選ぶ権利がある、今こそ再確認を 人工血液透析の中止や非導入を“事件”ととらえた一般紙の報道が続いている。まるで、透析をしない選択肢を提示したことが“悪”であるかのような論調も散見される。その理由は、日本透析学会のガイドラインを逸脱するから、というのが論理展開だ。 逆を考えてみる。医療者がガイドライン通りの… 2019/03/11 ターミナルケア
NMO医師会員に聞く「2018年に読んで一番面白かった1冊は?」その2 医療系では『研修医当直御法度外伝』が人気 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「2018年に読んだ書籍の中で一番面白かった、もしくは最も印象に残っている1冊」を2018年12月25日~2019年1月6日に聞いたところ、医療系では、寺澤秀一氏による『話すことあり、聞くことあり—研修医当直御法度外伝』が最も上位に上がった。… 2019/03/09 医師のキャリア
「透析中止で死亡」報道を受け、学会が調査に 毎日新聞は、3月7日、公立福生病院(東京都福生市)で「腎臓病患者の女性(当時44歳)に対して人工透析治療をやめる選択肢を示し、透析治療中止を選んだ女性が1週間後に死亡した」と報じた。この報道を受け日本透析医学会は、同日、調査委員会を立ち上げ、今後、病院への立ち入り調査を含めて、本… 2019/03/08 ターミナルケア
「エマージェンシー臨床推論」ご存じですか? この2月、日経メディカルから新刊を出しました。その名は、『エマージェンシー臨床推論』。著者は鹿児島大学病院救命救急センターの望月礼子先生。新進気鋭の救急専門医です。 エマージェンシー臨床推論とは、望月先生と日経メディカルで編み出した造語ですが、本書の発行とともに、日本中にこの… 2019/02/25 救急医療・集中治療
NMO医師会員に聞く「2018年に読んで一番面白かった1冊は?」 昨年読んだ書籍、一番人気は『サピエンス全史』 2018年は、読者の皆さまにとってどんな年だっただろうか。「2018年に読んだ書籍の中で一番面白かった、もしくは最も印象に残っている1冊」を、日経メディカル Onlineの医師会員に聞いたところ、最も多くの医師(26人)が、歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏による『サピエンス全史』を挙げ… 2019/02/23 事件・話題
新刊紹介:『FACTFULNESS』 世界の人々はここまで健康になった 医師で公衆衛生・国際保健学教授によるメッセージ アマゾンや書店で話題ではあるが、一体、何についての本なのか、 まるで分からないという方が多いのではないだろうか。ぱっと見、ビジネス書に見えなくもないし、タイトルからは新手の自己啓発書かとも思いかねない。… 2019/02/09 公衆衛生・予防医学
認知症患者による事故で最大2億円を賠償 神戸市、認知症患者への事故救済制度を新設 賠償責任がなくても被害者に見舞金を支給 神戸市は2019年4月から、認知症患者が事故に遭った際の新たな救済制度を開始する。これは、同市の「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例(神戸モデル)」を一部改正して実施するもの。救済制度では、認知症患者が事故を生じた際に賠償し、被害者にも見舞金を支給するもの。… 2019/01/21 精神・神経
インタビュー◎処方する医師が急増中のバロキサビルだが… 亀田がゾフルーザの採用を見合わせた理由 亀田総合病院感染症科部長の細川直登氏に聞く 亀田総合病院(千葉県鴨川市)は、新規インフルエンザ薬のバロキサビル(商品名ゾフルーザ)について、今シーズンの採用を見送った。同院は院内処方であるため、今シーズンに同院を受診した患者には外来・入院ともにバロキサビルは処方されない。採用見送りに至った経緯を同院感染症科部長の細川… 2018/12/26 感染症
医師2702人に聞いた「肺炎球菌ワクチンの接種を勧めていますか?」 肺炎球菌ワクチンを口頭で推奨は半数以下 患者が接種しないのは「予防接種を知らない・無関心」 65歳以上で定期接種の対象となっている、23価の肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌夾膜ポリサッカライドワクチン:PPSSV23、商品名ニューモバックスNP)の接種率は、全国で4割程度。同じく、65歳以上で定期接種化されているインフルエンザワクチンの接種率(約5割)よりも、依然として低いままだ。… 2018/12/20 感染症
医師3970人に聞いた「百日咳の報告義務化を知っていた?」 「百日咳が全数把握疾患に」知っていたのは2割 今年1月に5類感染症の全数把握疾患に指定された百日咳。26週までに報告された症例の4分の1を成人患者が占めていた。百日咳は従来、小児の感染症とされていたが、成人にとっても身近な疾患であることが初めて明らかになった。… 2018/12/17 感染症
優等生特有の「臆病な自尊心」どう飼い慣らすか 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「自分の人生に大きく影響したと感じ、今も大切にしている書籍」を、2018年10月6日~12日にアンケート調査した結果、最も多くの医師が選んだのは、手塚治虫氏による『ブラック・ジャック』だった(関連記事:医師人生に影響した1冊、1位はやっぱり…)… 2018/12/01 ライフスタイル
インタビュー◎世界で急速に普及進む外来静注抗菌薬療法(OPAT) 世界標準のOPATが日本で普及しない理由 成田赤十字病院/亀田総合病院 感染症科部長の馳亮太氏に聞く 欧米やアジアの先進国で急激に普及が進んでいる外来静注抗菌薬療法(OPAT:outpatient parenteral antimicrobial therapy)。亀田総合病院では、2012年7月からOPATを開始し、訪問看護ステーションと連携し在宅でのOPATも実現。在院日数削減の成果も挙げているが、今のところ、他の医療機関にはあ… 2018/11/20 感染症
インタビュー◎咳誘発への過敏状態が関連する「咳過敏症症候群」 難治性の咳嗽に慢性疼痛治療薬が効く!? 名古屋市立大学呼吸器・免疫アレルギー内科教授の新実彰男氏に聞く 難治性の慢性咳嗽は、咳反射に関連する神経が過敏な状態にある「咳過敏性症候群」ともいわれる。咳過敏性症候群と神経障害性疼痛の病態には共通点が多く、神経障害性疼痛の治療薬が咳過敏性症候群にも有効だ。咳過敏性症候群に詳しい、名古屋市立大学呼吸器・免疫アレルギー内科教授の新実彰男氏… 2018/11/12 呼吸器
医師4303人に聞いた、医師の養成経費とそれに伴う何らかの責務について 根拠の薄い高額養成費で滅私奉公を強制!? 「『医師1人の養成に1億円かかる』はウソ!?」にあるように、日本医師会や日本医学会、全国医学部長病院長会議は、「医学部6年間で医師の養成に必要な経費は1人当たり約1億円に上る」と断言しているものの、その数字の根拠は薄い。日経メディカル Onlineでは、9月10日~16日に「医師養成には多額… 2018/10/09 医師のキャリア
厚労省が2017年における「結核登録者情報調査年報」を公表 30歳代新規結核患者の13%が医療従事者 厚生労働省は、8月28日、2017年の結核登録者の集計結果を発表した。新規に結核患者として登録された患者数は1万6789人と、前年比で4.7%減少していたが、医療従事者の新規患者は534人と前年より71人増加していた。特に、30~39歳の感染患者が多く、同年齢階層の新規結核患者987人のうち129人(13.… 2018/08/30 感染症
「医師1人の養成に1億円かかる」はウソ!? 東京医科大学の入試不正事件について、弊誌のコラムニストが様々な視点で寄稿くださっている。いろいろな論点があると思うが、中には、「医師の養成には大金が必要で、税金を使って医学部を卒業させるのだから、医師として何十年もちゃんと働く人材を入学させる必要がある」という意見もあるので… 2018/08/29 医師のキャリア
インタビュー◎意思決定能力法の下、意思決定能力の評価が浸透 英国では認知症患者の意思をどう尊重しますか? 英国ハマートンコート認知症ケア・アカデミーのヒューゴ・デ・ウァール氏に聞く 厚生労働省による「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(関連記事:認知症であっても本人の意思確認は必須です)に大きな影響を与えたのが、英国の意思決定能力法(The Mental Capacity Act 2005)だ。同法は、現場の認知症ケアにどのような影響をもたらしているの… 2018/08/24 精神・神経
インタビュー◎アルツハイマー病に紛れ込む神経原線維変化型老年期認知症 記憶障害のみでゆっくり進行する認知症とは 発見者の金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授山田正仁氏に聞く アルツハイマー病(AD)に似ているが、アミロイドβ(Aβ)の沈着をほとんど認めない認知症として、1990年代に発見された神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)。臨床的にADと診断された患者の2割前後がSD-NFTに該当することが近年、明らかになっている。SD-NFTは、ADと比較して進行が緩徐で、… 2018/08/17 精神・神経
医師4031人に聞きました 治療方針決定時に「余命を考慮」は約半数 日経メディカル Onlineの医師会員を対象とした調査から、約半数の医師がフレイル高齢者の治療方針を決める上で推定余命を考慮していることが明らかになった。 2018/07/20 プライマリケア
医師4031人に聞きました 3分の2の医師が生活指導を実施中 日経メディカル Onlineの医師会員を対象としたインターネット調査の結果、約3分の2の医師が、衰えが目立つフレイル高齢者に対して、運動指導や栄養指導などの何らかの生活指導を実施していた。多くの医師が高齢者の診療における生活指導の重要性を認識していることの表れといえそうだ。… 2018/07/19 在宅医療
インタビュー◎安全性は格段に上昇、人工透析における選択肢の1つに 「腹膜透析は使えない」は過去のもの 日本透析医学会理事長の中元秀友氏に聞く 2018年度の診療報酬改定では、腹膜透析や腎移植の普及推進が必要とされ、腹膜透析の実績を評価する点数も新設された。日本透析医学会も腹膜透析の悪いイメージを払拭し、普及を後押ししたい考えだ。日本透析医学会理事長で、埼玉医科大学総合診療内科教授の中元秀友氏に、人工透析における腹膜透… 2018/07/18 腎・泌尿器
リポート◎フレイルかな?と思ったら、まず処方薬の見直しを 「薬で寝たきり」を回避せよ 「薬の影響で寝たきりになってしまい、もう少しで終末期になりそうだった患者がいる」。在宅患者の訪問診療を多く手掛ける新田クリニック(東京都国立市)院長の新田國夫氏は、薬剤性フレイルの存在をそう証言する。… 2018/07/13 在宅医療
インタビュー◎医療安全の立場から見たフレイル高齢者への介入法 「手術は成功、でも寝たきり…」は医療ミス!? 京都大学医療安全管理部教授の松村由美氏に聞く 医療安全における安全とは「許容不可能なリスクがないこと」。どのようなリスクがあるかを医学的介入前に患者に説明し、患者自身に治療を受ける・受けないを決めてもらうことが医療安全の基本となる。医療安全の視点から見たフレイル高齢者への医学的介入の在り方を京都大学の松村氏に聞いた(文… 2018/07/04 医療安全
インタビュー◎術後認知機能障害を知り、術前に説明を 高齢者の10人に1人は手術の後にボケる!? 秋田大学麻酔・蘇生・疼痛管理学講座講師の合谷木徹氏に聞く 手術後の安静臥床により、全身の筋肉量が低下するサルコペニアが生じることはよく知られているが、高齢者では認知機能も低下し得ることはあまり知られていない。術後認知機能障害(postoperative cognitive dysfunction ;POCD)と呼ばれる術後合併症について、秋田大学の合谷木氏に聞いた(文中… 2018/07/03 麻酔科
インタビュー◎「医原性フレイル」を見逃さない、作り出さない 65歳過ぎたらメタボよりフレイルへの対策を 国立長寿医療研究センター病院長荒井秀典氏に聞く 2018年3月、日本初の『フレイル診療ガイド2018年版』を取りまとめた、日本サルコペニア・フレイル学会代表理事の荒井秀典氏。その荒井氏に、医療者はフレイルをどう理解し、対策はどうあるべきかを聞いた(文中敬称略)。… 2018/07/02 循環器
認知症の人の意思決定支援ガイドラインまとまる 認知症であっても本人の意思確認は必須です ガイドラインを取りまとめた、中京大学法科大学院教授の稲葉一人氏に聞く 厚生労働省による「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」が、このほどまとまった。これは、認知症を対象にその意思を尊重するためのプロセスを示した初のガイドラインで、2017年度老人保健事業推進費等補助金事業で作成されたもの。同事業の実施責任者で、ガイドラ… 2018/06/07 精神・神経
癌検診に”卒業”の目安がなくていいのか 老年腫瘍学なるものが、国際的に注目を集めつつあることをご存じだろうか。老年腫瘍学とは、高齢者の癌治療のさじ加減をどうしたらいいのか、そのための知見を集めることを目的としている。 2018/05/28 癌
「神経内科」改め「脳神経内科」をよろしく! 日本神経学会代表理事の高橋良輔氏に聞く 日本神経学会は、標榜診療科名を「神経内科」から「脳神経内科」に変更することを決め、全国の医療機関に対して、診療科名を来春までに変更するよう要望中だ。標榜診療科名の変更に至った経緯とその狙いを、同学会代表理事で、京都大学医学系研究科臨床神経学教授の高橋良輔氏に聞いた。… 2018/05/22 精神・神経
予防接種の意義 ワクチン接種って本当に必要ですか? 日本小児科学会はこの度、一般保護者向けに「知っておきたいわくちん情報」(日本版Vaccine Information Statement)を作成した。同冊子の作成に至った経緯や、その位置付けなどを日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会の副委員長を務める新潟大学小児科教授の齋藤昭彦氏に聞いた。… 2018/05/18 感染症
飲酒後にろれつが回らない高齢者への対応 昼から近所の会合で飲酒を続け、いったん帰宅するも再度外出して飲酒し、20時に帰宅。自ら歩いて寝室に向かったが、しばらくすると助けを呼ぶ声がした。ろれつが回らず、立つこともできない本人を家族が発見。22時に救急車を要請、諏訪中央病院に搬送した。… 2018/05/10 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
胸部CT 胸部CTの読影では肺外にも注意する 胸部CT読影時は通常、肺野の腫瘍性病変や、縦隔の腫瘍・リンパ節腫大の有無を確認するため、その他の部位の疾患に注意が向かないことが少なくない。 2018/04/17 呼吸器
リポート◎慢性痛への簡便な認知行動療法 慢性痛は「リハビリノート」で治す 複数の医療機関を受診しても痛みが取れない慢性痛患者を治癒に導く患者指導法がある。認知行動療法(CBT)に基づく「いきいきリハビリノート」(以下、リハビリノート)を用いたもの。生活上の目標を立てさせ、それを達成するための運動療法を促すことで、痛みへのとらわれをなくす。… 2018/04/10 麻酔科
インタビュー◎医療者と患者の対立構造が痛みを難治化 「痛みが取れない」との訴えにイラッとしたら… 九州大学病院心療内科診療准教授の細井昌子氏に聞く 慢性痛を抱える患者では、医療者との関係の悪さが痛みの難治化に関係し得る。心療内科医として多くの慢性痛患者に対応してきた細井氏に、慢性痛患者を診療する上で医療者が陥りがちな心理的ピットフォールを聞いた。… 2018/04/10 麻酔科
第1回 高齢者診療で不可欠な総合的な患者評価 大腿骨頸部骨折を病院に送らないという選択肢 この連載では、高齢者に焦点を当てて、その診療の在り方と、私自身がこれまで行ってきた臨床の内容を紹介します。この連載が、在宅診療を含めて地域の医療を担う医療者に役立つものになればと考えています。… 2018/03/30 老年医学・介護
第5回 「回転性めまい=末梢性」はNG 研修医: めまいの鑑別とレッドフラッグが整理できたため、めまいの診察時間が短くなりました(連載4「主訴<めまい>の救急患者への対応法 」)。主訴<めまい>のほとんどは末梢性めまいで、頭部CTが必要な症例は少ないこともよく分かりました。救急医M: それはよかった。めまいは病歴が重要だと… 2018/03/23 救急医療・集中治療
特集◎終末期医療の三原則《3》呼吸管理 推定意思が確認できれば人工呼吸器も中止可能 「心肺蘇生を望まない」という患者の意思が確認できていれば、急変時にその意思に従える。しかし、本人の意思を確認できない場合は、気管挿管・心肺蘇生などの蘇生措置を実施するのが医療の基本だ。では心拍は戻ったものの、人工呼吸器下で意識障害が継続し回復の見込みがない患者の家族から「本… 2018/03/22 医師・患者関係
特集◎終末期医療の三原則《2》樋口範雄氏に聞く 終末期の治療差し控え・中止に警察は介入しない 「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」初版は、医療行為の中止で刑事責任が問われた一連の事件を契機に策定されました。終末期医療で刑事責任を問われないために医療者が最低限守るべきことをまとめてほしいと、当時の厚生労働大臣が指示したのがきっかけでした。… 2018/03/21 医師・患者関係
特集◎終末期医療の三原則《1》総論 延命治療の中止でトラブルを招かないために 2018年度診療報酬改定では、「患者の希望に沿う終末期医療の実現」に向けた評価が拡充された。地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料1・3を新設、訪問診療のターミナルケアに関する報酬をアップした上でその算定において「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」(以… 2018/03/20 医師・患者関係
「人生の最終段階に関するGL」改訂版が公表 厚生労働省は、3月14日、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を公表した。これは、2007年に策定された「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の改訂版。今後、介護施設や在宅における看取りが増えることを想定し、介護も対象に加… 2018/03/15 ターミナルケア
インタビュー◎認知症の合併症を予防しQOLを改善する現場の知恵とは 無理な食事介助が誤嚥性肺炎を生む 江別すずらん病院認知症疾患医療センター長の宮本礼子氏に聞く 医師でありながら、毎朝、認知症患者の食事介助に加わり、医療と介護の在り方の最善を模索している宮本氏。「認知症にだけはなりたくない」という社会の風潮に危機感を覚える同氏に認知症を取り巻く介護と医療、社会の在り方はどうあるべきかを聞いた。… 2018/03/15 精神・神経
インタビュー◎日医生命倫理懇談会「超高齢社会と終末期医療」の位置付け かかりつけ医が終末期の意思決定支援を 日本医師会常任理事の羽鳥裕氏に聞く 日本医師会の生命倫理懇談会は、昨年11月、「超高齢社会と終末期医療」と題した第XV次答申をまとめた。同答申は、患者が望まない医療を防ぎ患者の意思決定を支援する上でかかりつけ医が重要な役割を演じるべきとする。同答申の位置付けを日本医師会常任理事の羽鳥裕氏に聞いた。… 2018/03/12 プライマリケア
インタビュー◎胃瘻バッシングで生じた歪みを考える 胃瘻適応者への長期間の経鼻胃管は「虐待」だ 東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学・応用倫理講座特任教授の会田薫子氏に聞く 医療倫理的な視点から、人生の最終段階にある患者に対する延命治療の問題点を以前から指摘する会田氏。社会的な胃瘻バッシングにより胃瘻造設が減る中、経鼻胃管による人工栄養投与の増加を憂う。人工栄養は本来どう投与されるべきなのか。そもそも、医療者は「人生の最終段階」をどう解釈すべき… 2018/03/02 ターミナルケア
インタビュー◎集中治療における終末期医療の日米の違いを考える 人工呼吸器の中止はモルヒネによる緩和ケア後に 米国で集中治療専門医を取得した伊藤香氏に聞く 米国の集中治療では、回復の見込みがない患者に対する緩和ケアが重視され、患者家族へのサポートも医師の重要な仕事と認識されているという。米国で外科系集中治療の専門医を取得した伊藤氏に、その現状を聞いた。 米国の集中治療では、延命治療の中止は一般的に行われることです。医学的に見て… 2018/02/20 救急医療・集中治療
第3回 主訴<腰痛>での発熱と安静時持続痛の診かた 皆さん、こんにちは!この連載は、救急での臨床推論を症例から味わう形式になっています。救急の臨床推論は他科の臨床推論と何が違うのでしょうか? 救急は教育ポイントがざっくざく、宝の山ほどありますが、短時間で診断治療にたどり着く必要があり、初療室で初期研修医達とゆっくり話しながら… 2018/02/16 救急医療・集中治療
インタビュー◎医療の有益性より患者の意思を尊重すべし 「一度入れた人工呼吸器は外せない」は誤解 国立長寿医療研究センター病院西川満則氏に聞く 国立長寿医療研究センター病院で終末期患者のケアに深く関わる西川氏は、厚生労働科学研究費補助金で開発された「意思決定支援教育プログラム(E-FIELD:Education For Implementing End-of-Life Discussion)」に沿い、胃瘻や人工呼吸器などの延命治療の差し控えや中断、継続といった倫理的な判… 2018/02/13 医の倫理
主訴<腰痛>での救急搬送で見逃せない疾患は? 皆さん、こんにちは!この連載は、救急での臨床推論を症例から味わう形式になっています。救急の場で遭遇しやすい主訴ごとに、救急医が行っている鑑別診断の過程を可視化していきます。 2018/01/19 救急医療・集中治療
3月末までの改訂予定で、厚労省がたたき台を提示 「人生の最終段階に関するGL」改訂へ 厚生労働省は、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を今年3月までに改訂する。1月17日に開催した「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」(座長は武蔵野大学法学部教授の樋口範雄氏)で改訂案のたたき台を提示した。 厚労省は今後、会… 2018/01/19 ターミナルケア
インフルエンザ治癒証明に意義なし 学校や保育所に「求めることを控えて」と呼び掛ける県も インフルエンザで出席停止になった後、登校・園を再開する際に求められる「治癒証明」。しかし、学校保健安全法は治癒証明を必須としておらず、その要否は地域で異なっている。沖縄県は医療機関を疲弊させないためにも「意義なし」と指導する。… 2018/01/11 感染症
特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《3》 高リスク者には抗インフル薬の予防投与を! ワクチンによる予防効果に限界が指摘されている今シーズン。インフルエンザ患者の重症化、病院内や高齢者施設内の集団感染のリスクが例年に比べて高まりそうだ。 2017/12/13 感染症
家畜に大量に使われるコリスチン、その対策は? 薬剤耐性(AMR)の取材をしていると、「医療だけでなく、畜水産分野での抗菌薬の適正使用が求められる」との声をよく聞く。ワンヘルス(One Health)といわれるもので、人の健康を守るためには医学・獣医学の横断的な連携が必須との考えだ。… 2017/12/11 感染症
医師898人に聞く「高齢者施設における感染症の現状」 施設内流行多いのはインフルに次いで耐性菌 日経メディカル Online医師読者を対象としたアンケート調査から、高齢者施設ではインフルエンザに次ぎ、薬剤耐性菌による施設内流行が多い現状が明らかになった。厚生労働省は今年6月、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランを策定し、抗菌薬の適正使用を推進しているが、高齢者施設における対策の… 2017/10/12 感染症
インタビュー◎患者は多いが適切な治療を受けているのは4.5%のみ 患者も医師も「たかが頭痛」からの脱却を 米国メイヨークリニック医科大学神経内科学教授のDavid Dodick氏に聞く 片頭痛患者と頭痛専門医が患者のQOLを考える日本で初めての会合が、このほど都内で開催された。同会合に参加するため来日した、米国メイヨークリニック医科大学神経内科学教授で、国際頭痛学会前理事長のDavid Dodick氏に、今なぜ片頭痛患者の声を聞くことが大切なのか聞いた。(文中敬称略)… 2017/09/29 精神・神経
医師3981人に聞く「かぜ患者への抗菌薬処方」その2 抗菌薬の適正使用が最も進んでいる診療科は? 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に行ったかぜ診療に関する調査の結果を、かぜ患者を診る機会の多い、内科、小児科、耳鼻咽喉科に分けて集計したところ、抗菌薬の適正使用を心掛けている医師が最も多いのは、小児科である可能性が示された。… 2017/09/21 感染症
リポート◎年間新規感染者は15万人、免疫抑制下では劇症化リスクも 蔓延するE型肝炎ウイルスを侮るな 輸血によるE型肝炎の感染予防に日赤も動き出す 欧州各国が輸血用製剤におけるE型肝炎ウイルス(HEV)の全数調査に動き出している。日本でも日本赤十字社が、全国でHEVの全数検査(NAT:核酸増幅検査)を開始する意向だ。HEVの年間新規感染者は約15万人と見積もられ、その多くが経口感染と考えられるが、免疫能が低下するような基礎疾患を有する… 2017/09/19 感染症
アジア大洋州医師会連合(CMAAO)総会で意見まとまる 積極的安楽死や医師による自殺幇助に反対で合意 アジア大洋州医師会連合(CMAAO)は「積極的安楽死や医師による自殺幇助に反対」との見解を取りまとめた。これは、2017年9月13~15日に都内で開催された東京総会において。同総会では終末期医療について、各国の現状が報告された後、最終日の全体討論でCMAAOとしての意見の集約が行われた。… 2017/09/18 ターミナルケア
医師3981人に聞く「かぜ患者への抗菌薬処方」 半数超が「今後はかぜへの抗菌薬処方は減らす」 3割強は「既に適正使用を実施」、「自分の方針のみで処方」は1割未満 厚生労働省は今年6月、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの一環で、かぜ患者に対して抗菌薬を処方しないよう求める「抗微生物薬適正使用の手引き」を公開した。その後、医療現場におけるかぜ患者への抗菌薬処方に変化はあったのか。日経メディカル Onlineの医師会員を対象に行った調査の結果を… 2017/08/31 感染症
インタビュー◎院内での中途半端な洗浄・滅菌はやめよう 使い捨て医療機器は「再利用」から「再製造」へ 国際医療福祉大学医療福祉経営管理分野教授の武藤正樹氏に聞く 使用済みの単回使用医療機器(SUD)製品を洗浄、部品交換、滅菌などの処理を行い、再び使用できるようにした上で製品として販売する「再製造」という制度が、この7月に新設される。「デバイス・ジェネリック」とも呼ばれる再製造品が今後、どのように国内で流通し使用されていくことになるのか、… 2017/07/20 感染症
リポート◎ビッグデータが変える医薬品の安全対策 コデイン規制にも使われたMID-NETって何? 医薬品の安全対策にビッグデータが使用され始めた。厚生労働省は6月、医療情報データベース「MID-NET」のデータに基づき、コデイン類含有製剤について12歳未満の小児への使用を禁忌とすることを決めた。MID-NETは来年度には民間にも使用が開放される。製薬企業による市販後調査や医薬品による健康… 2017/07/13 医薬品
支払基金の業務効率化・高度化計画を発表 レセプト審査の9割をコンピュータチェックのみに 厚生労働省は7月4日、社会保険診療報酬支払基金(支払基金)と連名で、「支払基金業務効率化・高度化計画」を発表した。人工知能(AI)やICTを駆使してレセプト審査の効率化を進め、2022年度を目途に、レセプト全体の9割程度をコンピュータチェックで完結する。さらに、コンピュータチェックで審… 2017/07/07 行政・制度
厚生労働省薬事・食品衛生審議会薬事分科会が「再製造」基準を了承 使い捨て医療機器の再利用制度がスタート 単回使用が義務付けられている医療機器の再使用が日本でも認められることとなった。使用済みの単回使用医療機器(SUD)製品を収集、分解、洗浄、部品交換、再組み立て、滅菌などの処理を行い、再び使用できるようにした上で製品として販売する「再製造」という制度が、この7月に新設される。新制… 2017/06/30 感染症
リポート◎世界初!腎性低尿酸血症診療ガイドライン発行 尿酸値は低すぎても問題 腎性低尿酸血症を拾い上げ、運動後急性腎障害の再発予防を 腎臓における尿酸の再吸収不全に起因する腎性低尿酸血症をご存じだろうか。低尿酸血症自体は何の症状も呈さないが、運動後急性腎障害や尿路結石症を合併しやすい。合併症予防には適切な生活指導が不可欠だ。この4月に世界で初めてまとめられた『腎性低尿酸血症診療ガイドライン』から、対応のポイ… 2017/06/01 腎・泌尿器
リポート◎「アルブミン消費大国」の汚名は返上したが… どこまで減らせる?アルブミン製剤 ガイドラインでさらなる使用量削減目指すも、国内自給100%は困難 国策でもある血液製剤の適正使用。国際的に突出していたアルブミン製剤の使用量は年々減り、多い時期の3分の1まで減少した。さらなる適正使用を推進すべく、日本輸血・細胞治療学会はアルブミン製剤の適応疾患や病態を示したガイドラインを2015年に発表。ガイドラインに沿った診療が広がれば、さ… 2017/05/23 血液内科
リポート◎場所を選ばず輸血を行うための最低限のルール 「在宅における赤血球輸血ガイド」誕生 高齢化や国の施策の影響で在宅を含む小規模医療機関における輸血ニーズが増えている。ただし小規模医療機関では、臨床検査技師や輸血業務を担当する薬剤師の配置は困難。交差適合試験を医師自らが実施する施設さえ存在する。そのような施設や在宅で安全に輸血を実施するための輸血ガイドが6月に公… 2017/05/23 血液内科
リポート◎自己血輸血に3つ目の柱、手術当日でも可能な新手法 ついに登場!希釈式自己血輸血 手術前に血液を薄め血液成分のロスを減らす 周術期出血に対する同種血輸血を回避するための自己血輸血。貯血式自己血輸血、回収式自己血輸血に加え、2016年度の診療報酬改定で希釈式自己血輸血が新たに保険適用となった。術前に患者の血液を薄めておくことで、術中の血液成分のロスを減らすというものだ。… 2017/05/22 血液内科
インタビュー◎感受性遺伝子から外科治療の適応まで ここまで分かったもやもや病 国立循環器病研究センター脳神経外科部長高橋淳氏に聞く 脳に血液を送る内頸動脈が狭くなることで発症する「もやもや病」。1950年代に日本で見つかった疾患で、東アジアに患者が多い。昨今、もやもや病の感受性遺伝子が発見され、虚血型だけでなく出血型にもバイパス術が有効であることも前向きランダム化比較試験で示された。国立循環器病研究センター… 2017/05/17 小児科
インタビュー◎“超”高齢者では診断が予後やQOL改善につながらないことも 高齢者に向き合うときは「老衰」も念頭に 国立病院機構東埼玉病院内科・総合診療科の今永光彦氏に聞く 90歳代などの高齢者の診療では、診断をつけその疾患の治療をすることが必ずしも患者の予後やQOLの改善につながらないことがある。老衰と考え、老衰死に向かうプロセスを支援することも医師の1つの役割と語る、国立病院機構東埼玉病院内科総合診療科今永光彦氏に話を聞いた(文中敬称略)。… 2017/04/10 老年医学・介護
関連学会のガイドライン受け厚労省が大幅に改定 血液製剤の適正使用を求める使用指針を通知 栄養補給目的でのアルブミン製剤の投与は不適切 厚生労働省は3月31日、大幅に改定した「血液製剤の使用指針」を関連機関に通知した。同使用指針は、日本輸血・細胞治療学会による「科学的根拠に基づく輸血ガイドライン」に沿って全面的に改定されたもので、副作用や合併症を生じる血液製剤の危険性を認識した上での適正使用を強く求めている。… 2017/04/06 血液内科
インタビュー◎これまでの生活を続けられるような自立支援を 「認知症の診断=絶望」としないために 若年性アルツハイマー病当事者の丹野智文氏に聞く 39歳のときに若年性アルツハイマー病と診断された丹野氏は、現在、認知症当事者として、認知症への誤解払拭のため積極的に活動している。そんな丹野氏に、告知の在り方、認知症当事者が必要とする支援、認知症と診断された場合に運転免許更新を認めない「改正道路交通法」などについて思うことを… 2017/02/21 精神・神経
医療過失の95%を回避する術、教えます 訴訟大国と呼ばれる米国では、ほとんどの医師が訴えられた経験を持つといわれるが、国営の医療サービスが普及している英国でも医療訴訟は珍しくない。 2017/02/20 プライマリケア
リポート◎花粉性結膜炎を重症化させない治療&患者指導 非眼科医でも抗アレルギー点眼薬の積極処方を 診断に迷ったら涙液総IgE検査キットの利用も選択肢 花粉症患者では鼻症状に加え眼掻痒感が生じやすいが、それだけでは眼科を受診せず市販の点眼薬で対処する患者が少なくない。そのような患者を重症化させないため、鼻症状を主訴として受診した患者の眼症状にも適切に対応したい。そのコツを眼科専門医に聞いた。… 2017/01/31 アレルギー・免疫
トレンドビュー◎発売から3年、シダトレンの実力は? スギ舌下免疫療法、2年中間解析で4分の1が寛解 症状改善の自覚は半数以上、4~5年間の治療で7~8年間の寛解維持を期待 スギ花粉に対する舌下免疫療法が実用化されて今年で3年目を迎える。舌下免疫療法の2年目中間解析では、花粉飛散シーズン中に鼻と眼の症状をほとんど生じず、症状緩和薬も必要としなかった患者が4分の1に達したとの報告が出ている。「舌下免疫療法で花粉症が治った」という患者が今後、続々と登場… 2017/01/27 アレルギー・免疫
インタビュー◎手術後機能障害に関するコホート研究を開始 「手術をしないという選択が堂々とできる社会をつくりたい」 奈良県立医科大学麻酔科学教授の川口昌彦氏に聞く 患者の高齢化が進むとともに、手術そのものは成功しても、その後、身体機能や認知機能が十分に回復せず要介護状態になる患者が増えているといわれる。奈良県立医科大学麻酔科学教授の川口昌彦氏らは、このような手術後機能障害に関連する因子を明らかにすることを目指したコホート研究を開始して… 2016/12/19 麻酔科
特集◎下がらない熱 こう攻めろ!《心身症》 検査異常なし、解熱薬無効の機能性高体温症 「強いストレスや慢性的なストレスにより体温が上昇する、機能性高体温症(心因性発熱)を知ってほしい」。こう強調するのは、九州大学心身医学准教授の岡孝和氏。機能性高体温症は、詐病や虚偽性障害による詐熱とは比較にならないほど患者数が多く、一般的な疾患だという。… 2016/12/19 精神・神経
特集◎下がらない熱 こう攻めろ!《膠原病》 高齢者の発熱、関節が痛くないかの確認を 「偽痛風や関節リウマチで、発熱のみを訴える患者が少なからず存在する」。名古屋第二赤十字病院の横江氏はこう語る。38℃台の高熱を生じる関節リウマチ患者もおり、「『なんだか調子が悪い』という主訴で来院することがある」とも言う。膠原病は、感染症や薬剤熱、悪性腫瘍など他の疾患を除外した… 2016/12/16 骨・関節・筋
特集◎下がらない熱 こう攻めろ!《感染症》 発熱患者に「とりあえず抗菌薬」は御法度! 発熱の原因として最も一般的な感染症はいわゆるかぜ症候群(ウイルス性上気道炎)だが、「加齢とともに発症率が減るので、高齢者では発熱を安易にかぜと診断しないことが大切だ」と、感染症コンサルタントでSapporo Medical Academy代表理事の岸田直樹氏は指摘する。かぜを生じやすいウイルスとし… 2016/12/14 プライマリケア
特集◎下がらない熱 こう攻めろ!《総論》 その不明熱、原因は感染症?薬剤熱?膠原病? 発熱の原因疾患は感染症だけでなく、膠原病、悪性腫瘍、心身症など多岐にわたる。処方薬が下がらない熱の要因となることもある。ピットフォールに陥らずに原因を特定するためには一見、回り道と思えるプロセスを踏むことが大切だ。最短距離で最終診断にたどり着くためのコツを紹介する。… 2016/12/13 感染症
シリーズ◎ワクチン最前線2016 B型肝炎ワクチン定期接種後に残る課題 済生会横浜市東部病院顧問の藤澤知雄氏に聞く 今年10月から、0歳児を対象としたB型肝炎ワクチンの定期接種が開始された。その背景には、B型肝炎対策として実施されてきた母子感染予防事業のみでは感染が防ぎきれなくなった現状がある。長年、B型肝炎ワクチンの定期接種化の必要性を訴えてきた済生会横浜市東部病院(横浜市鶴見区)顧問の藤澤… 2016/11/01 感染症
人物探訪◆能瀬さやか(国立スポーツ科学センタースポーツクリニック婦人科) 女性アスリートの活躍を陰で支える 我が国の女性アスリートの多くが、月経異常、月経困難症など婦人科領域の問題を抱えている──。4年前、この現状を明らかにした能瀬さやか氏は、独自の研究結果を基に女性アスリートや指導者への啓発を進め、リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピック選手たちを支えた。(本文中敬称略)… 2016/10/27 医師のキャリア
シリーズ◎ワクチン最前線2016 開発者が語る、百日咳ワクチン実用化までの秘話 鼎談◎無細胞百日咳ワクチン開発者佐藤勇治・博子氏 × 岡田賢司氏 現在国内外で広く利用されている無細胞百日咳ワクチンは、日本人研究者の佐藤勇治氏を中心とした研究グループが開発したもの。このほど、勇治氏と、勇治氏の研究を支えた博子夫人、百日咳の臨床に詳しい福岡歯科大学小児科教授の岡田賢司氏の鼎談が実現した。その内容は、ワクチン開発の秘話や、… 2016/10/26 感染症
シリーズ◎ワクチン最前線2016 百日咳ワクチンの追加接種が必要な理由 福岡歯科大学小児科教授の岡田賢司氏に聞く 早ければ来年にも、10歳代以降の百日咳の発症抑制を狙い、11~12歳に定期接種されているジフテリアと破傷風の二種混合ワクチン(DT)に百日咳ワクチンが追加されそうだ。ただし、そうなっても欧米に比べて百日咳ワクチンの接種回数は1回少ない。ワクチンの有効活用に不可欠な実態把握に向けた取り… 2016/10/18 感染症
この人に聞く◎平原佐斗司氏(梶原診療所在宅総合ケアセンター長) アルツハイマー病の自然経過は予測できる 癌以外の疾患は予後予測が難しいと一般にいわれるが、認知症の中でもアルツハイマー病の経過には均一性、共通性があると考えられている。アルツハイマー病をはじめとする認知症の経過と必要なケアについて、緩和ケアに詳しい梶原診療所在宅総合ケアセンター長の平原佐斗司氏に聞いた(文中敬称略… 2016/10/18 精神・神経
日経メディクイズ●救急 54歳男性。両手のしびれ 普段から両手のしびれを自覚していた。我慢できないほど強い痛みが生じたことから、当院の救急外来を受診。両手のしびれは特に左手で強く、肩から指先まで全体に広がっていた。… 2016/10/17 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
リポート◎60歳代後半から急増、加齢に伴う鼻粘膜の機能低下が原因 高齢者の長引く鼻水では老人性鼻漏も鑑別に 高齢者では、粘膜機能の低下に伴う生理現象として、鼻汁が出やすくなる。これは、old man’s drip(老人性鼻漏)と呼ばれるもので、呼気中の水分が鼻腔内で水滴となること(いわゆる結露)が原因だ。安易な薬物療法でなく生活指導で改善を図りたい。… 2016/10/11 耳鼻咽喉科
インタビュー◎日本うつ病学会治療ガイドライン改訂のポイント 軽症うつ病では「休息=休職」ではない 日本うつ病学会は、今年7月、うつ病に関する診療ガイドラインの2016年版を公開した。改訂版では今回初めて、軽症例における休養の在り方や睡眠障害への対処法、児童思春期のうつ病についての記載が加わった。ガイドライン改訂のポイントを、うつ病学会理事長で名古屋大学附属病院精神科・親と子ど… 2016/09/23 精神・神経
日経メディクイズ●救急 45歳女性。左顔面の違和感 受診の前々日までは普段通りだったが、前日から左顔面の違和感を自覚し、昼食と夕食時に2回、舌の同じ部位をかんでしまった。… 2016/09/08 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●救急 82歳男性。めまいと嘔吐 仕事中に急に吐き気を催し嘔吐し、かつ、めまいのため立っていられなくなった。車で自宅へ帰ろうと駐車場へ向かったが、… 2016/08/24 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
特集◎どうする?その失神《7》 小児失神の約8割を占める起立性調節障害 失神は小児でもまれではない。その原因として最も多いのは起立性調節障害(OD)だ。「小児の失神の約8割は、ODによるもの」とOD低血圧クリニック田中(大阪市北区)院長の田中英高氏は言う。小児が失神を生じた場合、その原因が心疾患である割合は成人に比べて圧倒的に低く、海外では2%程度と報… 2016/08/23 循環器
特集◎どうする?その失神《6》 非心原性失神は脱水是正と排尿指導で再発抑制 心原性失神の場合、その原因疾患を治療しないという選択肢はないだろう。一方、反射性失神や起立性低血圧による失神と診断した際、「怖い病気はないようです。良かったですね」で終わらせる医師が少なくないようだ。しかし、いわゆる良性の失神でも、発作を繰り返せば、交通事故や入浴中の溺水な… 2016/08/22 循環器
特集◎どうする?その失神《1》 失神患者を脳外科に送るな! 「抗てんかん薬を処方していた患者の発作が実は失神だった」「徐脈による失神と考えペースメーカーを入れたが、その後も失神が頻発する」─。こんなピットフォールが多数ある失神。小児から高齢者まで幅広く見られ、原因も多岐にわたる。… 2016/08/09 循環器
特集◎リハビリが変わる、医療が変わる《3》 腎臓リハ◆腎臓病も運動で透析遅らせ予後改善 「CKDに対する運動の在り方は、コペルニクス的転回点にある」。東北大学内部障害学教授の上月正博氏は、慢性腎臓病(CKD)に対する運動の利点が明らかになり、運動制限から運動推奨に大きく転換しつつある現状をこう表現する。… 2016/07/25 腎・泌尿器
特集◎リハビリが変わる、医療が変わる《1》 廃用症候群の予防◆早期リハ+栄養管理がカギ 「高齢者は予備能力が低く、数日安静臥床とするだけで廃用症候群を発症し得る」。横浜市立大学リハビリテーション科の中村健氏はこう強調する。廃用症候群は「生活不活病」とも呼ばれ、安静臥床が続くことで生じる様々な機能低下を指す。入院患者で発症すると治療期間の延長や退院時のADL低下につ… 2016/07/21 骨・関節・筋
日経メディクイズ●救急 81歳女性。右下腹部痛 来院前日の夕方、腹部全体に漠然とした疼痛を自覚。腹痛は徐々に増悪し、特に右下腹部の痛みが強くなった。痛みは数十分ごとに波のあるもので、最も腹痛が弱いときでも無痛にはならない。痛み止めの坐薬を使用したところ一時改善したが、明け方になっても持続するため救急車を依頼し救急外来を受… 2016/07/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
シリーズ◎医学部探訪【第7回】 日本医科大学◆新病院の稼働を機に反転攻勢へ 経営改善進め「真のエリート」養成を目指す 創立140年の歴史を誇る日本医科大学だが、近年は多額の負債を抱え、順調とは言い難い経営を続けてきた。その大学が今、付属病院の全面改築を機に、反転攻勢に出ようとしている。経営改善の先に見据えるのは、人のために尽くせる「本当のエリート」養成校の再興だ。… 2016/06/28 組織
日経メディクイズ●救急 80歳女性。右眼の眼瞼腫脹と痛み 前日から右眼が痛くなったが夫の介護のため、眼科外来を受診できなかった。その後、痛みが治まらず、熱っぽく感じるようになったことから、… 2016/06/10 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
ニュース追跡◎背景に腰部脊柱管狭窄症手術の新技術 脊椎手術の死亡事故で「大腸損傷」のなぜ 今年5月、船橋整形外科病院(千葉県船橋市)で、腰部脊柱管狭窄症の手術中に誤って大腸を傷つけ、それが原因で患者が死亡したと報道された。脊椎手術でなぜ腸管損傷が生じたのか。背景には脊椎手術の新潮流があった。… 2016/06/08 骨・関節・筋
メディクイズ●救急 28歳男性。左胸痛、呼吸困難 生来健康な、やせ型の男性。来院前日、入浴中に左胸痛と呼吸困難が生じ、市販の鎮痛薬で様子を見ていたが我慢できず、早朝に当院救急外来を独歩で受診した。 2016/05/18 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
リポート◎医師会中心に回収事業が本格化 水銀血圧計・水銀体温計が使えなくなる日 「水銀に関する水俣条約」により2020年以降は処分難渋の予測 水銀血圧計、水銀体温計――。多くの医療機関が保有する水銀含有製品の処分費用があと数年で高騰すると予想されている。そのような中、水銀含有製品の低コストでの回収事業が、都道府県医師会を中心に今年度から本格化する。… 2016/05/17 循環器
日経メディクイズ●救急 48歳男性。窒息感 2週間くらい前から感冒症状があり、喉の違和感が続いていた。受診2日前の夕方、1、2回咳をした直後、息が全くできなくなった。ただし、10~15秒で自然に軽快した。同様の発作が2時間後にも生じた。同日深夜と翌日深夜の就寝中にも同様の発作が起きたため覚醒。四つん這いになったところ、自然に軽… 2016/04/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
特集◎その症状、薬が原因では?《ふらつき》 BZ系薬の中止は慎重に、生活指導と一緒に減薬 ふらつきを生じる薬剤は高齢者の転倒につながるリスクがある。その代表例に、ベンゾジアゼピン(BZ)系薬がある。全国調査からも、潜在的に不適切な処方(PIMs)の中で、BZ系薬の処方頻度が高いことが示されている(図2(再掲))。… 2016/04/19 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《排尿障害》 尿閉を起こす抗うつ薬、抗認知症薬で頻尿も 抗コリン作用を有する薬剤は、膀胱排尿筋の収縮能を低下させ、かつ尿道括約筋の収縮能を高めることから、尿閉リスクがある 2016/04/18 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《食欲低下》 骨粗鬆症薬で高Ca血症、スルピリドに落とし穴 「食事が取れないという高齢者では、服用薬がその原因となっていることがある」。こう語る国立病院機構栃木医療センターの矢吹拓氏は、これまでに何度か、骨粗鬆症治療薬の影響で高カルシウム血症を生じた結果、食欲低下を来した患者を経験している。… 2016/04/15 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《せん妄・認知機能低下》 便秘薬で見当識障害、鎮痛薬も要注意 65歳以上の5人に1人が罹患するといわれるほど身近な認知症。高齢者に多いからといって、認知機能低下を安易に認知症と診断していないだろうか。「薬剤性が見落とされたまま、認知症と診断されている患者がいる。… 2016/04/14 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《プロローグ》 処方カスケードの罠を回避せよ ある症状が生じると薬の副作用の可能性は精査せず、薬の追加で対応。処方を開始した薬は症状や検査値が改善してもdo処方─。それが、特に併存疾患の多い高齢者では多剤併用(ポリファーマシー)につながる。薬剤性の有害事象を早期に見抜き、「薬の引き算」も得意な医師が求められている。… 2016/04/13 医薬品
EBMが通用しない、だからこそ面白い領域 日経メディカル4月号で、特集「その症状、薬が原因では?」を担当した。昨今、話題のポリファーマシー(多剤併用)に関連付け、見逃されやすい薬剤性の有害事象とその回避法を紹介した内容となっている。… 2016/04/11 プライマリケア
日経メディクイズ●救急 54歳男性。全身倦怠感と皮疹 4月下旬に山に山菜採りに行った。その5日後に38~39℃台の発熱を生じ、翌日、発疹が全身に出現した。… 2016/03/23 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
リポート◎非専門医もおしっこの悩みに応えよう 過活動膀胱診療で失敗しないコツ しっかり問診した上で、検尿、超音波残尿検査の活用を 泌尿器の悩みを抱える患者が多い一方で、過活動膀胱などの泌尿器系疾患に苦手意識を持つ非専門医は少なくないだろう。問診、検尿、超音波残尿検査で他疾患や難易度の高い患者を除外すれば、非専門医でも過活動膀胱を安全に診療できる。… 2016/03/17 腎・泌尿器
医師3225人に聞く「過活動膀胱の診療」 ガイドライン推奨のスコア評価実施は3割 検尿実施は5割、超音波検査による残尿測定も3割のみ 泌尿器の悩みを抱える患者は多い。連携できる泌尿器科専門医が近くにいれば患者を紹介するだけで済むが、連携先がない場合は、非専門分野でも対応しなければならない。日経メディカル Onlineの医師会員に「過活動膀胱の診療に関するアンケート」を実施したところ、回答した医師の過半数(57.3%、… 2016/03/15 腎・泌尿器
対象は50歳以上 水痘ワクチン、帯状疱疹予防に適応拡大へ 厚生労働省は、2月26日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会に、阪大微生物病研究会の「乾燥弱毒生水痘ワクチン『ビケン』」に、「50歳以上の帯状疱疹の予防」の効能・効果を追加することを報告した。事務手続きを経て承認され、1カ月程度で添付文書が改訂される見込み。… 2016/03/01 感染症
日本皮膚科学会が7年ぶりに改訂 「アトピー診療ガイドライン2016年版」発表 プロアクティブ療法を初めて推奨、血清TARC値も「有用」 日本皮膚科学会が、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」を日本皮膚科学会雑誌(日皮会誌)の2016年2月号に発表した。2009年以来、7年ぶりの改訂となる。 2016/02/26 小児科
届出対象を「犯罪と関係ある異状」に変更、罰則規定の削除も要望 日医が医師法第21条の改正案を提言 日本医師会は、2月24日、医師法第21条における警察への届出対象を、現行の「異状があると認めたとき」を改め、「犯罪と関係ある異状があると認めたとき」に改正することを求めると発表した。「犯罪と関係ある異状」とは、病死や自然経過による死亡ではないと疑うような死亡を意味するという。また… 2016/02/25 事件・話題
リポート◎薬剤師調査で明らかになった処方の実態 気にしていますか? 他科との重複処方 最も多いのは胃薬、2位は鎮痛薬、他科受診を内緒にする患者も 「薬で胃が荒れるといけないので、念のため胃薬も一緒に出しておきますね」――。日常診療で誰でも何気なく使っているお決まりのフレーズだろう。しかし、その患者は他の医療機関も受診していて、そこの医師もあなたと同様に「念のため胃薬も一緒に……」と胃薬を処方しているかもしれない。… 2016/02/18 消化器
日経メディクイズ●救急 61歳女性。脱力感、吐き気 娘夫婦とパン屋を経営している61歳女性。いつも通り、午前6時ごろ、パンを焼くためにオーブンに火を付けた。午前8時ごろから吐き気と軽い頭痛を自覚。… 2016/02/10 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
中医協が先進医療の保険導入を承認 陽子・重粒子線治療の一部と12技術が保険適用 3Dプリンターで作成した臓器立体モデルによる手術支援なども 中央社会保険医療協議会(中医協)は、2016年1月20日、2016年度診療報酬改定に向け、先進医療のうち、小児腫瘍に対する陽子線治療や切除非適応の骨軟部腫瘍への重粒子線治療、da Vinciによる腹腔鏡下腎部分切除などの技術の保険適用を承認した。これらは、厚生労働省の先進医療会議において保険導… 2016/01/21 先端医学
調剤は薬局薬剤師の仕事じゃなくなるの? 10月末、厚生労働省が「患者のための薬局ビジョン~『門前』から『かかりつけ』、そして『地域』へ~」を発表した。薬局・薬剤師の基本理念や今後の在り方を厚労省が文書で示した初めてのものだ。厚労省は、同ビジョンの目標を患者本位の医薬分業を実現することとした上で、基本的な考え方として… 2015/11/16 コメディカル
医師2005人に聞く「薬局薬剤師からの疑義照会で思うこと」 疑義照会を受けて「良かった」は4分の3 不満は約半数、「『在庫がないので別の剤形に変更して』に閉口」との声も 薬剤師法は、「処方箋の内容に疑わしい点があるときは、処方箋を発行した医師に確認した後でなければ、調剤してはならない」とする。疑義照会は薬剤師にとって重要な業務の1つであり、疑義照会の義務に違反すれば、罰金すら科されることになっている。では、疑義照会を受ける側の医師は、薬局薬剤… 2015/10/22 医薬品
みんなで選ぶ!「日経DI薬局ツールグランプリ」 応募ツールの公開を開始します!(募集は締め切りました) 応募締め切りは12月15日。まだまだ間に合います。 日経ドラッグインフォメーション編集部は、第3回「日経DI 薬局ツールグランプリ」にご応募いただいた作品の公開を開始しました。 2015/10/17 コメディカル
不眠症治療薬エリミンが販売中止に 不眠症治療薬のエリミン錠3mg/5mgの販売が今年11月ごろ中止されることが、このほど明らかになった。販売元の大日本住友製薬によると、在庫品の出荷終了をもって販売を終了する予定という。 2015/09/29 精神・神経
シリーズ◎骨粗鬆症ガイドラインを読み解く《3》 薬効判定は骨代謝マーカーで。○か×か 今年改訂されたガイドラインでは初めて、「薬物による治療の効果は、骨代謝マーカーの変化により評価可能」とされ、図3のフローチャートによる薬効評価が推奨された。 2015/09/11 骨・関節・筋
シリーズ◎骨粗鬆症ガイドラインを読み解く《2》 ビスホスホネートは5年で休薬。○か×か 現在、骨粗鬆症の薬物治療に用いられる薬剤は、活性型ビタミンD3製剤、ビスホスホネート製剤、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、副甲状腺ホルモン(PTH)、抗RANKLモノクローナル抗体など、作用機序の異なる薬剤が複数存在する。… 2015/09/10 骨・関節・筋
シリーズ◎骨粗鬆症ガイドラインを読み解く《1》 骨粗鬆症の治療目標は骨密度アップ。○か×か 『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版』(ライフサイエンス出版、2015)が今年7月に発行された。これは、日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会、骨粗鬆症財団が合同で組織した「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会」によるもので、3年ぶりの改訂となる。… 2015/09/09 骨・関節・筋
最優秀作品には賞金15万円! 第3回「日経DI 薬局ツールグランプリ」開催!(募集は締め切りました) 今回は応募者全員に参加賞(1000円分のQUOカード)を贈呈 第3回の「日経DI 薬局ツールグランプリ」に対する応募作品の募集を開始します。今回はこれまでと趣向を変え、応募いただいた作品は全て弊誌ウェブサイト上に公開し、読者の皆様にもツールの評価に参加していただくこととしました。… 2015/09/04 コメディカル
夏休みに関する読者アンケート 薬剤師読者の約半数は3~6日間の夏休みを取得 取れないは2割弱、7日以上は5% 薬剤師は何日ぐらい夏休みを取得しているのだろうか。日経ドラッグインフォメーション Onlineの薬剤師会員を対象に行った、夏休みに関するアンケートの結果、3日間が最も多く25.3%(242人)、僅差で4~6日が続いた(24.7%、236人)。… 2015/08/10 コメディカル
検体検査室に関する読者アンケート 「検体測定を薬局で実施すべき」は4割強 ただし、実施の予定なしが8割近く 日経ドラッグインフォメーションOnlineの薬剤師会員を対象に行った、検体測定室に関するアンケートの結果、「薬局で検体測定事業を実施すべき」との回答は42.8%だった。ただし、ほぼ同率の41.0%が「分からない」と回答し、検体測定事業に関する認知度はあまり高くないことも示唆された(図1)。… 2015/07/10 コメディカル
6月号連動企画《プレミアム版読者限定》患者指導ワンポイントレッスン 【患者指導ツール】虫刺されから身を守ろう ダウンロードしてご活用ください! 6月号はお手元に届きましたでしょうか。今回テーマは、「虫刺されから身を守ろう」です。 2015/06/05 コメディカル
厚労省が規制改革会議健康・医療ワーキンググループに報告 かかりつけ薬局推進のため調剤報酬見直しへ 厚生労働省は、5月21日、規制改革会議健康・医療ワーキンググループに、かかりつけ薬局を増やすため、調剤報酬を次期改定以降、抜本的に見直す方針であることを報告した。今後、中央社会保険医療協議会で具体的に検討する予定という。… 2015/05/22 コメディカル
ピロリ菌に関する読者アンケート ピロリ感染の有無を知らないが約7割 ほとんどの読者が「検査を受けてみたい」 本誌が、日経ドラッグインフォメーションOnlineの薬剤師会員を対象に、ピロリ菌に関するアンケート調査を行ったところ、回答者の約7割が「自分自身の感染の有無を知らない」と回答した(図1)。 2015/05/21 感染症
ファーマライズが無資格者による薬剤混合を謝罪 日薬は処方箋応需から調製、服薬指導、交付、薬歴記載が「調剤」と強調 調剤薬局チェーンのファーマライズホールディングス(東京都中野区)は、5月11日、朝日新聞に報道された、事務員による薬剤の混合作業実施の事実を認め、謝罪した。ただし、他店舗においては同様の事例はなく、全社的、日常的なものではなく、繁忙時に限って薬剤師による管理下で行われたものとし… 2015/05/13 コメディカル
日薬が「検体測定事業の手引き」を公表 結果に対して判断や解釈を加えず、受診を勧奨すべき 日本薬剤師会(日薬)は、4月30日、自己採血による「検体測定事業」についての日薬の考え方を示した「薬局・薬剤師のための検体測定室の適正な運用の手引き(暫定版)」を公表した。 2015/05/12 コメディカル
IBS治療薬イリボーが女性患者にも適応拡大 厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、4月28日、下痢型過敏性腸症候群(下痢型IBS)治療薬であるラモセトロン塩酸塩(商品名イリボー)の適応に、女性患者を追加することを了承した。早ければ5月末にも承認され、添付文書も改訂される。… 2015/05/12 消化器
デュロキセチンが線維筋痛症の疼痛に適応拡大 慢性腰痛症でも申請中、変形性関節症ではフェーズ3治験中 厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、4月28日、セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬デュロキセチン塩酸塩(商品名サインバルタ)の適応に、「線維筋痛症に伴う疼痛」を追加することを了承した。早ければ5月末にも承認され、添付文書も改訂される。… 2015/05/12 骨・関節・筋
ネット販売時の情報提供は不十分 2014年度における医薬品販売制度の実態把握調査の結果 厚生労働省は、5月1日、2014年度における医薬品販売制度実態把握調査の結果を発表した。その結果、要指導医薬品の店舗(店頭)販売では、大半の項目で9割程度が遵守されていたが、「購入者が使用者本人であることの確認があった」(80.1%)など遵守が不十分な項目があることが示された。また、店… 2015/05/11 コメディカル
一般用漢方処方の安全な使い分けを指南する 国立衛研が鑑別シートと確認票をウェブ公開 国立医薬品食品衛生研究所は、このほど、一般用漢方処方39種類の使い分けを指南する「鑑別シート」と「確認票」を、同研究所のウェブサイト(http://www.nihs.go.jp/dpp/kampo-anzen/index.html)に公開した。 2015/04/23 東洋医学
薬歴未記載問題に関する読者アンケート 「未記載薬歴の存在を知っていた」が5割以上 5%弱は「自分自身、未記載のまま放置の薬歴ある」と回答 日経ドラッグインフォメーション Onlineの薬剤師会員を対象に行ったアンケートの結果、薬局薬剤師にとって薬歴の未記載は身近な問題であることが示された。 2015/03/24 コメディカル
一般市民を対象とした実態調査の結果 ネット販売で購入するのは使用経験のある薬 初めて買う薬をネット販売のみで購入は1割弱 一般用医薬品のインターネット販売では、「いつも飲んでいる薬」や「過去に使用したことのある薬」を購入する頻度が高いこと、「初めて買う薬」や「すぐ必要な薬」は、ネット販売ではなく実際の店舗を利用する傾向が強いことが示された。これは、薬の適正使用協議会が実施した一般市民を対象とし… 2015/03/03 コメディカル
《vol.2》模擬臓器で手技習得 血管剥離も場所を選ばず練習できる 国立がん研究センター東病院はジョンソン・エンド・ジョンソンと共同で、肺の模擬臓器を開発中だ。肺の手術で必須となる基本手技の訓練用として、今後の活用に期待が掛かる。 2015/02/12 外科 医師・医学生限定コンテンツ
《vol.1》3D活用法 若手が使いこなせば医療はより安全で高度に 3D技術を活用すれば、医学教育・実習は今よりも、もっとリアルで面白くなりそうだ。既に、臨床現場での活用も始まっている。 2015/02/10 外科 医師・医学生限定コンテンツ
地域で導入進む「harmo」の読み取り機設置 聖マリ医大病院が電子お薬手帳に対応 聖マリアンナ医科大学病院が、電子お薬手帳「harmo」に対応できるシステムを稼働させた。紙のお薬手帳を持参せず、harmoのみを持っている患者を対象に、カードを一度預かり、他院における薬歴をレシート状の紙に印字した上で診察を受けさせるようにした。昨年12月から始めている。… 2015/01/26 コメディカル
川崎市立多摩病院が今年1月から開始、聖マリ医大病院も計画中 院外処方箋に20項目の検査値を表示 川崎市立多摩病院は、院外処方箋において患者の検査値表示を今月から開始した。関東地域の病院での導入は恐らく初めてという。処方箋に表示するのは、身長、体重、検査値の一部。検査値は、過去3カ月以内に測定された、肝・腎機能や血液凝固能、血糖、脂質、電解質に関連する20項目。… 2015/01/23 コメディカル
月齢6カ月以上の乳幼児に適応 アレグラのドライシロップが発売 サノフィは、2015年1月19日、アレルギー性疾患治療薬の「アレグラドライシロップ5%」(一般名フェキソフェナジン塩酸塩)を発売したと発表した。 2015/01/22 アレルギー・免疫
医師2985人に聞く「類似薬の中から処方薬を選ぶ理由」 「使用経験の長さ」「院内採用」が2大理由 「服用しやすい剤形」は最下位 日経メディカル Onlineは、昨年11月のリニューアル以降、週替わりで「NMO処方サーベイ」を行っている。これは日経メディカル Onlineの読者調査を基にしたもので、これまでDPP4阻害薬やトリプタン、スタチンなど、作用機序が同じ類似薬の中から処方頻度が最も高い薬剤をアンケート調査し、その結果… 2015/01/22 医薬品
厚労省が保険薬局の“構造的な独立”についての解釈示す フェンスうんぬんではなく、総合的判断を 総務省からのあっせん受け、各地方厚生局に事務連絡 厚生労働省が、保険薬局の構造的な独立性について、フェンスうんぬんではなく総合的に判断すべきとの見解を示していたことが、このほど明らかになった。総務省からのあっせんに応えたもので、昨年12月25日、厚生労働省保険局医療課が各地方厚生(支)局に対して事務連絡を行っていた。… 2015/01/21 コメディカル
薬剤師315人に聞く「理想の白衣は?」 やっぱり白い長袖の白衣が好き 伸縮性、汚れにくさ・汚れ落ちの良さなどの機能も要望 薬剤師の理想とする白衣は、「白い長袖で、伸縮性がある」--。これは医療総合サービス商社のシンリョウ(東京都豊島区)が、全国の薬剤師を対象に2014年秋に行ったアンケート調査の結果。全国の薬剤師4000人を対象にDMアンケートや聞き取り調査を行い、315人の回答を得、その結果を1月14日に発… 2015/01/20 コメディカル
鼻炎用点鼻薬ナシビンMスプレーが第2類に 膣カンジダ再発治療薬のエンペシドは第1類に据え置き 厚生労働省は、2015年1月8日、製造販売後調査の終了に伴うリスク区分の検討を行い、一般用第1類医薬品の鼻炎用点鼻薬のオキシメタゾリン塩酸塩(商品名ナシビンMスプレー)を第2類医薬品に変更することを了承した。同時に検討された膣カンジダ再発治療薬クロトリマゾール(エンペシドL)は第1類に… 2015/01/16 医薬品
魚好き日本人に必要なアナフィラキシー対策とは 今年11月、日本で初めて、アナフィラキシーのガイドラインが発行されました(関連記事:国内初、アナフィラキシーのガイドライン)。現在国内では、アナフィラキシーによる死亡が年間60例前後報告されており、その2大原因は医薬品とハチ刺傷です。… 2014/12/17 アレルギー・免疫
日経メディクイズ●腹部エコー 60歳代女性。腹部膨満感 半年前に腹部膨満感が出現した。近医で受けた腹部エコー検査で肝に異常を認め、当院へ紹介された。来院時の血液検査の結果は… 2014/12/16 医療機器 医師限定コンテンツ
特集◎アレルギー診療の新常識《3》アナフィラキシー 蕁麻疹が出ないアナフィラキシーに注意 「アナフィラキシーというと小児の病気と考えがちだが、実は死亡数は成人の方が多い」。横浜市立みなと赤十字病院の中村陽一氏は、成人アナフィラキシーの認知度が低いことを危惧する。 2014/11/12 アレルギー・免疫
日本アレルギー学会がウェブサイトで公表 国内初、アナフィラキシーのガイドライン 年間60人前後が死亡、死亡原因として多いのは医薬品とハチ刺傷 日本アレルギー学会Anaphylaxis対策特別委員会(委員長は国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部部長の海老澤元宏氏)は、11月5日、アナフィラキシーガイドラインを公開した。 2014/11/11 アレルギー・免疫
リポート◎自由診療下での提供、1本2万円前後が相場 まつ毛を伸ばし濃くする睫毛貧毛治療薬が登場 癌化学療法で脱毛した患者でもまつ毛の成長を促進 睫毛(しょうもう)貧毛症治療薬グラッシュビスタ(一般名ビマトプロスト)が、今秋、発売された。同薬剤は、緑内障・高眼圧症を適応症として09年に承認されたルミガンと同じ有効成分からなる薬剤だ。緑内障・高眼圧症治療薬として開発中に、副作用としてまつ毛の成長作用が見つかり、睫毛貧毛症… 2014/10/30 皮膚科
【特集】難病医療の夜明け──総論 難病法成立、300疾患が指定難病に 小児慢性特定疾患も助成対象疾患が拡大 2015年1月、法的根拠に基づく難病対策がようやく開始される。法制化後に医療費助成の対象となる患者は、指定難病約150万人、小児慢性特定疾患約14万8000人。地域の医師における適切な拾い上げが求められる。… 2014/10/20 行政・制度
【特集】難病医療の夜明け──特発性心筋症 細胞シートによる心筋再生が実用化の一歩手前に iPS細胞を用いた手法も動物実験で成果 患者本人の筋肉から採取した細胞をシート状に培養し、弱った心臓部位に移植する再生医療が、特発性心筋症などの重症心不全患者30人に実施され、成果を上げている。iPS細胞から心筋細胞を再生する研究も進行中だ。… 2014/10/20 循環器
特集◎迫り来る新・再興感染症≪Vol.8≫デング熱 開発進むデングワクチン 世界の患者は毎年1億人にも、待望のワクチンは来年にも実用化か バリ島など東南アジアの観光地から帰国後にデング熱を発症する日本人患者が、毎年200人以上報告されている。国立感染症研究所によると、デング出血熱の報告も近年目立ってきている。 2014/08/28 感染症
日経メディクイズ●腹部エコー 【動画で解説】50歳代男性。全身倦怠感 約1年前から全身倦怠感が出現していた。近医で受けた血液検査で肝機能異常を認めたため、当院へ紹介された。来院時の血液検査の結果は… 2014/08/22 医療機器 医師限定コンテンツ
特集◎迫り来る新・再興感染症≪Vol.3≫髄膜炎菌感染症 重症例は2日で死亡、四肢切断の後遺症も 国内でも患者が散発、発熱を伴う紫斑では鑑別に 「様々な診療科が協力して可能な限りの治療を施したが、当初は抗菌薬が効いている手応えがなく、救命は難しいのではと考えた」。こう話すのは、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)感染症による電撃性紫斑病(症例1)を、最近経験した湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)総合内科の十倉満氏。… 2014/08/12 感染症
乳房インプラント保険適用から約1年だが 乳房再建の保険適用、低い認知度 患者本人・家族ですら「知っている」は1割弱 保険診療として乳房再建術を受けられることを知っているのは、乳癌患者本人・家族ですら1割弱と、認知度が極めて低いことが、全国調査の結果として示された。調査を実施した、アラガン・ジャパン(東京都渋谷区)がこのほど明らかにした。… 2014/07/10 癌
コメディカルと進め!【理学療法士と仲良く】 PTとOTの違いは? PTはスポーツマンが多いって、ホント? 私、研修医1年目の米司香留代(コメジ・カルヨ)です。これから、理学療法士(PT)として数十年の臨床経験を持ち、今は佛教大でPTの育成に当たっている日下隆一先生に、いろいろ聞いてみたいと思います。… 2014/07/03 コメディカル 医師・医学生限定コンテンツ
コメディカルと進め!【薬剤師と仲良く】 疑義照会で分かる医師の品性 電話越しでもバレバレ 多忙な外来中に薬剤師から疑義照会の電話。その内容をつまらないことと思って、キレそうになった経験を持つ医師は少なくないだろう。 2014/06/27 コメディカル 医師・医学生限定コンテンツ
関連5学会が認知症患者の運転免許に関するガイドラインを公開 「認知症と診断したら運転免許証返納の説明を」 6月1日に道路交通法が改定されたのを受け、認知症診療に関連する5学会は、同日、自動車運転をしている患者を認知症と診断した時点で、「自動車の運転を中止し、免許証を返納するように患者・家族(または介護者)に説明し、認知症を届け出る際は、患者・家族(または介護者)の同意を得ること」な… 2014/06/27 精神・神経
皮下で成長産卵する寄生虫、ブラジルでは注意を ちょうど1年前に、「節足動物による感染症・皮膚炎」特集を担当して以来、編集部の中では、“虫系に詳しい”という評価(レッテル?)をもらっています。「節足動物を毛嫌いしない、寄生虫も先入観に負けずに取材する」が方針の私ですが、ヒトの表皮の中に寄生するノミがいると聞いて、かなりぎょ… 2014/06/18 感染症
トレンド◎2010年発見の新規食中毒 ヒラメ刺身で下痢・嘔吐は「クドア」が原因 クドア食中毒をご存じだろうか。ヒラメなどの魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫クドアによるもので、一過性の下痢・嘔吐を来す。2000年頃から報告されるようになった新規の食中毒だ。養殖場などでは徹底的な対策が実施され報告件数は減少しているが、いまだ患者の報告は続いている。… 2014/06/03 感染症
インタビュー◎ジル・ポメール氏(WHO旅行医学担当主任) エボラやMERS、H7N9が国内に入る可能性は? 海外旅行では外傷のリスク大、感染症予防では食事・水・蚊に注意 エボラ熱、中東呼吸器症候群(MERS)、H7N9鳥インフルエンザなど、海外では致死的な感染症の流行が大きな話題となっている。これらの感染症が日本に入ってくる可能性はあるのだろうか。日本旅行医学会の招聘でこのほど来日した、旅行医学の専門家であるジル・ポメール氏に聞いた。(2014年4月23日… 2014/05/08 感染症
医師2113人に聞く「臓器提供の意思表示をしているか」 臓器提供の意思表示、7割の医師は「していない」 家族への負担から躊躇、1割は「提供の意思はない」と明記 2012年7月以降、新たに発行される運転免許証の裏に、臓器提供に関する意思表示欄が加わっている。また、健康保険証の裏面にも同様の意思表示欄が設けられている。臓器提供の意思表示が、昨今、身近になってきているようだが、臓器提供に関して医師自身はどう考えているのだろうか。… 2014/04/28 先端医学
全国の1万5000人以上を対象とした調査の結果 一般市民の半数以上が肝炎ウイルス検査未受診 全国の一般市民を対象とする肝炎ウイルス検査に関する意識調査の結果、半数以上が肝炎ウイルス検査を未受診であることが明らかになった。また、肝炎ウイルス検査が無料で受けられることを知っていたのは全体の13%にとどまっていた。これは、ヤンセンファーマが行ったインターネット調査の結果。4… 2014/04/25 感染症
輸入例が発端、ワクチン接種歴なしを中心に拡大 麻疹の小規模流行が全国で散発 麻疹患者数の増加が止まらない。4月16日現在の患者数は274例。全数報告が始まった2008年流行時に年間1万1013人の患者報告があったことと比べれば、現状は、数十人単位の小規模な流行がポツポツと生じているというレベルではある。とはいえ、医療機関での感染拡大が複数報告されており、麻疹疑い例… 2014/04/23 感染症
医師生活、はじめて大全 Vol.13【体調管理】 眠るのも仕事のうち 心身の健康は睡眠から 食事に運動と、健康管理で気をつけることはいろいろあるが、新人医師がまず直面する問題は、不規則な勤務で生じる睡眠不足だろう。しかし、眠らないで頑張るのはクールじゃない。あなたがちゃんと眠ることが患者のためにもなる。… 2014/04/16 医師の職場環境 医師・医学生限定コンテンツ