レトロゾールとトラスツズマブ併用はレトロゾール単剤よりも優れた臨床効果 HER2陽性・HR陽性の局所進行・転移性乳癌に対して、アロマターゼ阻害剤レトロゾールと分子標的薬トラスツズマブを併用する一次治療は、安全に投与でき、レトロゾール単剤よりも優れた臨床効果のあることが多施設共同のeLEcTRA試験で明らかになった。スイスKantonsspital St. GallenのJ. Huober氏… 2009/12/14 癌
初の実地医家向け慢性腎臓病診療指針 推定糸球体濾過量50mL未満で専門医に紹介を 末期腎不全や心血管系疾患の大きな危険因子としてクローズアップされている、慢性腎臓病(CKD)の国内初の実地医家向け「診療ガイド」が公表された。腎臓専門医に紹介する目安やCKDの実用的な治療指針を提示した内容で、第50回日本腎臓学会学術総会(5月25~27日)のシンポジウム「日本における慢… 2007/05/29 腎・泌尿器
ISHスペシャルインタビュー 高血圧診療の温故知新◆家森 幸男氏 脳卒中発症ラットを開発、予防に生かす 日本で生まれた高血圧自然発症ラット(SHR)と脳卒中易発症ラット(SHRSP)は、今や高血圧・脳卒中研究に欠かせない疾患モデル動物として、世界中の高血圧の研究や薬剤の開発を行っている大学や研究所で活用されている。最近開発された降圧薬は間違いなく、これらSHR、SHRSPの多くを“犠牲”にし… 2006/09/15 循環器
ISHスペシャルインタビュー 高血圧診療の温故知新◆荒川 規矩男氏 世界で初めてヒト・アンジオテンシンを単離 日本の高血圧研究・臨床において、荒川規矩男氏(福岡大学名誉教授、国際高血圧学会名誉会長)の存在は大きい。世界で初めてヒト・アンジジオテンシンの単離に成功した業績をはじめ、日本人初の国際高血圧学会会長を務め、WHO-ISHガイドライン1999を発表したこと、また運動療法の降圧効果を科学的な… 2006/08/24 循環器
モサプリドが機能性胃腸症(FD)に有効 初の大規模臨床比較試験で明らかに 機能性胃腸症(FD :Functional Dyspepsia、機能性ディスペプシア)の治療には、消化管運動機能賦活薬のモサプリド(商品名:ガスモチン)の方が、慢性胃炎治療薬のテプレノンよりも有意に有効であることが、わが国初の前向きの大規模臨床比較試験(JMMS)で明らかになった。… 2006/04/23 消化器
H.ピロリ感染者は花粉症になりにくい? H.ピロリ抗体陽性者ではスギ花粉IgE抗体が低率 Helicobacter pylori(以下、H.ピロリ)感染と胃以外の疾患との関連性が注目されているが、「ピロリ菌に感染している人はスギ花粉症などのアレルギー疾患にかかりにくい」との研究結果を、奈良市立奈良病院消化器科の今村重義氏が第92回日本消化器病学会総会で報告した。… 2006/04/22 アレルギー・免疫
海外旅行者のための「自己記入式安全カルテ」 旅行医学会がアレルギー疾患を中心に作成 ゴールデンウイークから夏休みにかけては、海外旅行者が増えるシーズン。外来にも持病のある患者や健康不安を持つ人が相談に来ることが多いが、日本旅行医学会はこのほど、海外で病気やけがをした際に、現地の医師に見せるだけでアレルギーの有無や現病歴、服用中の薬、主訴など患者の状態がひと… 2006/04/19 アレルギー・免疫