医師7114人に聞いた「Go Toキャンペーンをどう考える?」 「Go Toは中止すべき」4割以上の医師が回答 2020年11月に入ってから新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査新規陽性者数が急増し、流行の第3波を迎えた。重症者数や死亡者数の報告も増え続けており、人手不足や病床不足が地域医療に大きな打撃をもたらす状況も迫ってきている。そして12月14日、政府は経済対策として実施した「Go Toトラ… 2020/12/18 感染症
最新刊『考える技術』に見るスクリーニングのエビデンス 今年も勤務先が健康診断を実施する季節になった。例年と違うのは、新型コロナウイルス感染対策を導入したことだ。完全事前予約制にして、同じ時間帯に検査を受けられる人数を制限し、順番待ちの列ができないようになった。しかし、それ以外は労働安全衛生法が定めている定期健康診断項目に従って… 2020/10/28 検査
医師4745人に聞いた「経済活動再開はどう進める?」 医師の大半は「慎重な経済活動再開」に賛成 政府は5月25日に新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言を解除し、6月19日には、都道府県の境を越える移動の自粛要請も解除した。一方で、7月に入って東京都では1日当たりの新規発見患者数が200人を超える日も報告されている。このような状況で通常の経済活動を再開してよいものか、自粛の影… 2020/07/21 感染症
身近な動物はSARS-CoV-2に感染するのか? イヌは心配なさそうだが、ネコとフェレットは要注意 約2カ月前の4月6日。米国のAP通信がニューヨーク発のニュースとして、ブロンクス動物園の2頭のトラと3頭のライオンが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査で陽性反応を示したことを報じた。米国でのCOVID-19流行により、動物園は3月16日から休園していたが、3月27日にマレートラの「ナディア」… 2020/06/10 感染症
しくじり症例から学ぶ総合診療 雨森正記編 西村真紀監修 ――「しくじり症例から学ぶ」という編集方針はどのような経緯で決まったのでしょうか。雨森 最初に出版社の方と話し合った時は、「ベテランの総合診療医と若手医師をつなげるような企画で本が書けませんか?」という趣旨の依頼でした。その時点ではすぐに書籍にできそうなアイデアも思い浮かばず… 2019/08/30 医師のキャリア
ボストンは医薬品ベンチャーの聖地となるか? つい先日まで、「ecosystem」という単語は「生態系」を意味する言葉だと思っていた。人間が輸入したり、タンカーのバラスト水に混じってやってきた生物が、原産地から数千kmも離れた土地に生息範囲を広げ、外来種の圧力により固有種の絶滅が心配されているといった状況を研究する生態学の用語だ。… 2019/08/21 医薬品
医師4132人に聞く「海外論文ピックアップ」 SGLT2阻害薬の臨床試験が読者医師に強い印象 日経メディカルOnlineでは、海外の医学雑誌に掲載された論文の要点を日本語で紹介する「海外論文ピックアップ」を毎週5本程度掲載している。今回は「海外論文ピックアップ」の記事をどのくらいの頻度で読んでいるか、読者の参考になっているか、最近紹介した記事の中で多くの読者に読まれていた論… 2019/07/15 海外
心電図を1枚の画像として認識する 瞬間的心電図判読方法の良書 前回は「心電図が分からない理由を教えてくれる心電図の教科書」を紹介して、残念ながら学問に王道がないように心電図判読にも王道はないという結論となった。心電図判読に王道がないならば、より効率的な方法はないのか考えた時に格好の書籍を発見した。… 2019/06/25 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●小児 1歳10カ月男児。食物アレルギー精査 生後3カ月頃より顔面と体幹に湿疹が多い状態が続き、生後5カ月時に近医小児科を受診してアトピー性皮膚炎と診断された。 保湿剤とステロイドの外用療法で治療が開始され、食物アレルギーの関与を検討するために生後6カ月時に特異的IgE抗体価の測定が行われた。その結果から鶏卵や牛乳、大豆、鶏… 2019/05/25 小児科 医師限定コンテンツ
ルーチン検査でここまでわかる 検査値を読むトレーニング 本田孝行 著 ――RCPC(Reversed Clinico-pathological Conference)とは、普段聞く機会の少ない用語ですが、どのようなものですか。本田 通常の診療やカンファレンスでは、患者の病歴から始まり、主訴やバイタルの確認、問診や診察を検討してから、検査値を読むという順番になります。RCPCでは臨床の情報なし… 2019/05/20 医師のキャリア
永遠のテーマ「体に良い食事」とは何か? 今から約25年前、医療従事者ではない一般読者向けの健康雑誌の創刊に取り組んだことがある。しかし、一般の人に信頼性の高いデータを分かりやすく紹介するのは、そう簡単ではなかった。週刊誌などが一般の人の関心を引きつけやすいように、「○○を食べると癌になる」とか、「○○を食べるとやせ… 2019/04/03 生活習慣
新刊書籍『診断の近道 チャートで示す症状から診断まで』 プライマリケアの知恵が生んだ300のチャート 日経メディカルでは、主に若手医師を読者対象にして研鑽を積むために役立つ書籍をいくつか発行してきた。問診を極めるための『聞く技術』、経験豊富な医師がが臨床推論を進める過程を解き明かした『考える技術』、臨床医学のエビデンスの作り方を解き明かした『論理的診察の技術』などだ。2018年1… 2018/11/22 プライマリケア
尿検査の良書 体系的に理解するために、改めて読んでみよう! 前回は尿検査と糸球体疾患について理解が深まるDVDを紹介した。今回は、本題の「尿検査」についての良書を紹介する。 我々医師は、日常診療で当たり前のように尿検査をオーダーしている。しかし、改めて考えてみると、尿検査について体系的に講義を受けたり、尿検査の専門書を読む機会はほとんど… 2018/10/22 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
医師3714人に聞く「抗凝固薬の使用と変更に関する調査」 処方頻度が高い抗凝固薬のトップは依然ワルファリン 最近では、抗凝固薬を使って血栓塞栓症を予防している高齢患者が増えている。DOAC(直接経口抗凝固薬)の臨床研究によるエビデンスも増え、使い分けも行われるようになってきた。では、実際に読者はどの薬を使用しているのか? 2018年5月14~20日に、「抗凝固薬の使用と変更に関する調査」を行い… 2018/06/12 循環器
周術期の抗凝固療法、踏み込んでいるのは欧?米?どっち? 5/28発行『国際標準の診療ガイドライン』から 日経メディカルでは、この5月28日に『国際標準の診療ガイドライン』(原題:CURRENT Practice Guidelines in Primary Care 2018)という翻訳書を刊行する。「スクリーニング、予防、治療の推奨事項一覧」というサブタイトルが示す通り、様々な疾患について北米や欧州の主要な学会や政府機関のガイ… 2018/05/16 事件・話題
トレンド◎医師の教育や連携を一変させる遠隔病理診断 実用段階に入ったデジタルパソロジー 2018年改定で鏡検しなくても診断料が算定可能に 2018年度の診療報酬改定でデジタル画像を用いた病理診断料の算定が認められることになった。これにより病理医のいる医療機関との連携が飛躍的に効率化される。遠隔病理診断のシステムは病理医の育成や1人病理医の支援にも効果的で、今後はより多くの医療機関に普及していくことになるだろう。… 2018/03/20 検査
「緩和ケア」が病院の質評価の基準の1つに 日経メディカルでは、12月12日に翻訳書籍『終末期医療のエビデンス』(原題「Care at the close of life:Evidence and Experience」)を発行する。約700ページに及ぶ本書の編集作業を通じて、緩和ケアに対する筆者のイメージが以前とは変わりつつある。昔は治癒不能の癌患者に対してホスピスで提… 2017/11/28 ターミナルケア
日経メディクイズ●皮膚 57歳男性。両下腿から足背の浮腫と紫斑 2週間前に両下肢に皮疹が出て、全身の倦怠感と、下肢がややむくんでいるのを感じた。その後、下肢の知覚異常が出現した。下肢に力が入らなくなり、歩行が困難になってきたため受診した。 2017/06/23 皮膚科 医師限定コンテンツ
なんでこんな検査を定期健診に入れている? 今年も会社から健康診断の案内があった。従業員を雇用している会社は、労働安全衛生法で年に1回の実施を義務付けられている。毎年のことながら、厚生労働省はなんでこんな検査を定期健康診断に入れているんだ?と疑問に思っている項目がある。… 2017/06/22 公衆衛生・予防医学
喘息増悪の重症度を判定する最善の方法は? 日経メディカルでは、2016年の年末に『内科臨床シナリオクイズ』を刊行した。米国医師資格試験(USMLE)を受験する人のために、クイズ形式で臨床知識を確認する目的で書かれた英文の書籍だ。翻訳原稿をチェックし、書籍用のレイアウトに作り替え、校正作業を進めるのがこれほど面白かった本も珍し… 2017/02/15 呼吸器
医師3636人に聞く「音楽療法に関するアンケート」 半数以上の医師が「音楽療法に興味はある」 ただし現時点での評価にはかなりの差異あり 音楽を聞くとリラックスできたり、楽しくなったり、悲しく感じたりすることは日常的に体験できる。従って心身に影響を与え得ることは、すぐに実感できるだろう。今回は日経メディカル Onlineの医師会員を対象にアンケートを実施して、音楽療法に関する興味について尋ねてみた。… 2016/10/11 その他
統計学的検定をごまかす10の方法 日経メディカル編集部では、6月22日に翻訳書籍『読む技術 論文の価値を見抜くための基礎知識』(原題:HOW TO READ A PAPER, The Basics of Evidence-Based Medicine 5th Edition)を刊行しました。現代の医学論文を正しく読みこなすためのコツを満載しているので、医学生や若手医師にはぜひお勧め… 2016/09/07 医師のキャリア
人物探訪◆慶應義塾大学循環器内科特任講師 香坂 俊氏 日米の対比から新たな教育法生み出す 「慶應の医学教育に新風を吹き込んだ人物」と学内でも評判になっているのが、同大循環器内科特任講師の香坂俊氏(43歳)だ。米国式の教育スタイルをベースに、日米の流儀の違いも考えさせ、思考プロセスを重視して自分で答えを導ける「自立した医師」を育てる教育法を導入した。… 2016/06/02 循環器
リバーロキサバン騒動は決着がつくのか? 最近、日経メディカル Onlineのコラム『海外論文ピックアップ』で、リバーロキサバンの臨床試験に関する2つの論文を紹介したが、臨床試験の設計の難しさを改めて痛感させられた。心房細動患者の脳梗塞や全身性塞栓症の予防で、リバーロキサバンのワルファリンに対する非劣性を証明したROCKET AF試… 2016/03/23 循環器
第9回 正確な呼吸機能検査には気合いが大切 努力性肺活量や1秒量は一発勝負! 呼吸機能検査は、呼吸器疾患の診断鑑別だけでなく、手術の適応や神経難病の予後予測などの生命に直結する重要な検査の1つです。測定機器の自動化が進んだので、単に結果を出すだけであれば、比較的簡便な操作と技術で実施可能な検査です。しかし、真の測定値を導き出すには、担当する技師の力量だ… 2016/02/29 検査
診断と似顔絵の共通点とは? 臨床推論の良書 「直観」編 前回まで、「臨床推論」に気付く契機となる「省察症例集」、「臨床推論」の「理論」、そして、「臨床推論」の「原理」についての良書を紹介した。今回は臨床推論の「直観」に関する良書を紹介したい。… 2016/02/19 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
第8回 50歳未満だとできない検査の正体は? 大動脈弁狭窄が一目で分かる脈波の話 かつて頸動脈波(carotid pulse)を記録していたころ、鶏冠状波形(shudder wave 図1)を見ることがありました。これは大動脈弁狭窄症で見られる現象で、この波形が記録されればほぼ診断がつきました。近年はあまり検査されなくなった心音図(phonocardiogram)、それに付随する心機図(mechanoca… 2016/02/15 検査
第7回 血小板輸血したのに血小板が減るのはなぜ? 輸血で産生される抗HPA-2b抗体 血小板製剤を輸血されている血液疾患患者の主治医(血液内科医)から、問い合わせの電話がかかってきました。「昨日、輸血したHLA適合血小板の効果がない。輸血前5000/μLの血小板数が輸血したら1000/μLに下がってしまった。これまで納品されたHLA適合血小板製剤の輸血は有効だったのに、今回は… 2016/01/25 血液内科
第6回 双子にまつわる抗体検査結果の謎 抗体陽性の児が正常で、陰性の児が血小板減少の訳は? 双生児の片方に新生児血小板減少症(neonatal alloimmune thrombocytopenia;NAIT)が起きました。ところが、発症しなかった新生児の方に抗HPA-4b抗体が検出され、発症した新生児は抗体陰性なのはどういうことでしょうか?… 2016/01/11 産婦人科
第5回 羊水DNAタイピングで新生児を救え! ここまで分かったヒト血小板抗原(HPA) 「某病院で第1子が抗HPA-3a抗体による新生児血小板減少性紫斑病(NAITP)を起こした。その症例の母親が当院で第2子を出産予定である。どう対応したらよいか?」 2015/12/21 血液内科
実は様々な学問で追求されている思考過程 臨床推論の原理を追求した良書 前々回は「臨床推論」に気付く契機となる「省察症例集」の良書を2冊、前回は「臨床推論」の理論についての良書を2冊紹介した。今回は、「臨床推論」の「理論」のさらに根底にある「原理」についての良書を紹介したい。… 2015/12/10 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
第4回 脳波計が歌って話す理由とは とんでもないアーチファクトにご用心 ご承知のように、脳波検査は頭皮上から脳の電気活動を記録するものです。神経内科、脳神経外科、精神科、小児科などの診療科では日常診療でも広く用いられています。てんかんやその他脳疾患の診断、予後判定などに有用です。最近では法的脳死判定に利用されるようになり、さらに重要性が増してき… 2015/12/07 検査
第3回 24時間対応が依頼できる検査はどれ? Laboデータを信じるべきか?【細胞検査の巻】 臨床検査技師の業務範囲は施設規模が大きくなると医師の診療科と同様、専門分野に分けたがる傾向があり、「あれは知らない、これはできない」などと、わがままを言う事があるようです。しかし、病院全体が24時間体制で検査を実施するとなった場合、そうわがままは言えなくなります。今回は、形態… 2015/11/30 検査
第2回 輸血検査のトレーニングは永久に不滅です! Laboデータを信じるべきか?【輸血の巻】 その昔、時間外の輸血関連検査(血液型判定や交差適合試験)は、研修医のお仕事であった時代が長く続きました。現在では、その状況はほとんど見受けられません。しかし、臨床検査技師が24時間体制で輸血検査を担当するようになったのは、中小病院よりも大学病院の輸血部・検査部の方が遅れたとい… 2015/11/23 検査
血の通った医療を正確に行うための哲学的技法 臨床推論-理論を学べる良書 前回は「臨床推論」の必要性を考える契機となる省察症例集の良書を2冊紹介した。今回は「臨床推論」の理論についての良書を紹介する。 2015/11/02 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
医師3137人に聞く医療ツーリズム 勤務先が外国人受け入れ準備は10% 「余力のある医療機関がやればいい」が本音か 2010年6月に政府が閣議決定した「新成長戦略」に取り上げられたことから、外国人患者を積極的に受け入れる医療ツーリズムが注目を浴びた。閣議決定資料では、2012年度から本格的な受け入れを開始し、2020年の目標として「日本の高度医療および健診に対するアジアトップ水準の評価・地位の獲得」を… 2015/11/02 医療提供体制
看護師が少ない病院ほど手術死亡率は高い? 日経メディカルでは11月9日に、翻訳書籍『医療事故を減らす技術』を発行する。米国で毎年4万4000~9万8000人が医療ミスにより死亡するという衝撃のリポート『To Err is Human: Building a Safer Health System』が1999年に公表されて以来、医療事故に関する研究が飛躍的に増えた。この書籍は、そ… 2015/10/30 海外
シリーズ◎医学部探訪【第2回】 徳島大学◆大学と県立病院の垣根取り払う 救急と研修で成果挙げるも道は半ば 大学病院と県立病院を合計約1100床の1つの病院のように運用する。これは徳島大学医学部が取り組む「総合メディカルゾーン構想」のテーマの1つだ。2つの病院を連絡橋でつなぎ、組織の違いを乗り越えた連携と交流を進めようとしている。… 2015/10/29 医師のキャリア
自分と他人の失敗事例に学んで診療に生かす 臨床推論(省察症例集)の良書 前回まで4回にわたって英語診療とそれに関する良書を紹介した。英語診療の第1回で医療英会話、第2回で英語による診療記録、第3回で英語でのプレゼンテーション、そして、最後の第4回では一連の英語診療の根底にある患者情報収集・編集作業についての良書とDVDをそれぞれ紹介した。今回は、前回の… 2015/08/20 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
米国式臨床教育の実践法を紹介したDVD 患者情報収集・編集作業の実際 前々回は英語で診療記録を書くための良書2冊、そして、前回は英語でプレゼンテーションするのに役立つ良書を2冊紹介した。その際に、患者の症例プレゼンテーションを行うときには、work upと呼ばれる患者情報収集作業とwrite upと呼ばれる患者情報編集作業の2種類の作業があることを述べた。これ… 2015/06/18 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
手術かバルーン治療か、それが問題だ 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は、医療費助成の対象になる指定難病の1つだ。肺動脈に詰まった血栓が器質化して慢性的な閉塞を起こし、肺高血圧を合併する。我が国での患者数は2013年度で2140人と報告されているが、深部静脈血栓症や肺塞栓患者の増加とともにCTEPHも毎年増える傾向を示してい… 2015/05/12 循環器
第6回 実戦でコツをつかめ!その2 鑑別診断では必ずしも病名を当てることだけが重要なわけではありません。忙しい外来の中で、まずは緊急性のある疾患かどうかを判断すること、もし緊急性がなければコモンディジーズの典型かどうか判断すること。そしてそのどちらでもなければ、待てるかどうかの判断をすることが重要です。たとえ… 2015/01/30 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
世界で最も有望視されるASEAN医療マーケット その動向を詳細に分析したレポート登場 欧米の先進国がリーマンショック以来の不況から抜け出せず、中国の経済成長も減速する傾向が見えてきた中で、ASEAN(東南アジア諸国連合)は世界で最も成長が期待される有望な市場だといわれている。 2015/01/21 医療機器
医師2622人に聞く「インフルエンザワクチンを接種していますか?」 9割の医師は毎年ワクチン接種を受ける 「接種を勧めない」否定派は1%に満たず インフルエンザの予防接種に対するイメージは様々だ。最近は大量生産目的で増殖能の高い株を作成する過程で抗原性が変化してしまう卵馴化の問題も指摘されている。ワクチン用に選定した原株と流行株が一致していたのに、ワクチンの効果を期待できない事態も起こっている。そこで医師はインフルエ… 2014/12/17 感染症
日本語から翻訳しない会話術 英語で診療するための良書 前回は「症例プレゼンテーション」についての良書を紹介した。実際の患者診療で、問診から始まって身体診察をしてその後の症例プレゼンテーションをするという一連の診療の流れについて、これで良書を一通り紹介し終えたことになる。我々は通常日本人患者に対して日本語で診療を行っているが、い… 2014/12/16 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
医学生のつもりで自分が欲しい医学書を作る このコラム名は「記者の眼」であるが、筆者は最近、記者として取材記事を書く仕事よりも、編集者として書籍を作る仕事の方がメーンになっている。そのため、今回は「編集者の眼」になるがご容赦いただきたい。筆者が医学書を作るプランを考えるときは、「自分が医学生になったつもりで、これは役… 2014/11/19 医師のキャリア
第5回 在宅でみる何となく変 脳血管障害かな? 高齢化に伴い急速にニーズが高まっている在宅診療。往診先の患者家族からの「何となく変」という曖昧な訴えのとらえかた、そして意識障害の鑑別疾患を効率よく絞り込むフレームワークや往診先の限られた状況下で脳血管障害を疑うための重要な指標について解説します。… 2014/11/14 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
第4回 症例で考える シリーズ最終回は実戦編の総まとめとして、臨床現場で必ず遭遇する症例に対する輸液を考えていきます。「脱水症」、「高Na血症における水欠乏」、「乏尿」、「低Na血症の3つのケース」を取り上げます。それぞれの症例で何をどのくらい輸液していけばいいのか、須藤先生がこれまでの経験から導き出した具体… 2014/10/17 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
診療内容を磨くためのコミュニケーション技術 症例プレゼンテーションの良書 前回まで3回にわたって、皮膚診療の良書を紹介した。そして、これまでの16回で「問診と身体診察」についての良書を紹介してきた。今回は「問診と身体診察」の後にすることになる「プレゼンテーション」についての良書を紹介したいと思う。同じ「プレゼンテーション」という用語でも、ここでは学会… 2014/10/15 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
トレンド◎MRアンギオで不整脈患者の冠動脈を描出 ここまで使える非造影MRアンギオ 腎機能障害のある患者では独壇場に MRIが動く臓器を苦手としていたのは昔の話になりつつある。機器の進歩に伴い、造影剤を使わずに心臓を比較的短時間で描出できるようになっており、最近ではさらに技術が成熟して、MRアンギオが苦手とする不整脈のある患者の撮影も試みられるようになっている。… 2014/10/08 放射線科
プライマリ・ケアのレベルアップに役立つ書籍 皮膚診療の良書3 コモン・ディジーズ 前々回は皮膚診療―分析的診療方法(皮膚所見のとり方)の良書を1冊、そして、前回は皮膚診療―分析的診療方法(皮膚所見の診かた)の良書を1冊紹介した。今回は、非皮膚科専門医でも診療できる皮膚疾患のコモン・ディジーズについての良書を2冊紹介する。… 2014/08/12 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
第9回 SpPinな病歴 診断学の基本を動画で学ぶユニークなプログラム。第9回も症例集をお届けします。第8回で紹介したリウマチ性多発筋痛(PMR)は、50歳未満の患者ではまず考えられません。では若い患者が全身の痛みを訴えたらどうでしょう。全身性エリテマトーデス(SLE)との鑑別でも登場する感染症を覚えておくと… 2014/08/08 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
医師2099人に聞く「混合診療の拡大に賛成ですか?」 混合診療拡大、条件付きで賛成派が多数 国民皆保険の将来を占う試金石となるか 保険診療と保険外診療の併用(いわゆる混合診療)範囲拡大は、これまで何度も議論され先進医療や差額ベッドなど対象項目を少しずつ修正してきた。ところが最近、安倍内閣が併用を積極的に拡大する方針を打ち出したため、再度注目を集めることとなった。そこで読者の医師はこの問題をどう考えてい… 2014/07/16 行政・制度
異常が見つからない場合に患者にどう説明する? 「総合診療医ドクターG」というテレビ番組をご存じの方も多いだろう。少ない手掛かりをヒントにして若手医師が徐々に鑑別診断を進めていき、最後に経験豊富な出題者が診断名を提示して答え合わせをする、症例検討会をクイズ形式にしたような番組だ。日経メディカルの取材や寄稿でお世話になってい… 2014/05/21 プライマリケア
医師1701人に聞く「SNSを使っていますか?」 Vol.2 利用者の3割は仕事にSNSを使っている 中には同じパスワードを使い回すユーザーも SNSの利用目的を質問してみたところ、67.2%と利用者の3分の2は「趣味の情報などプライベートでの利用がほとんど」だ。だが「仕事上での情報交換がほとんど」という回答も6.1%あった。プライベートと仕事の両方に使っている回答も合わせると約3割の回答者が仕事でもSNSを使っていた(図3)。… 2014/04/03 医療情報
医師1701人に聞く「SNSを使っていますか?」 Vol.1 現在のSNS利用者は半数以下 最も利用者が多いのはFacebook 世の中ではソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が花盛りである。最大手のFacebookで世界中の利用者数が10億人を超えたと話題になったのが2012年秋だった。日経メディカルでもFacebookやTwitterで、新着記事紹介などの試みを行っている。では読者の医師はどのくらいSNSを利用しているの… 2014/04/02 医療情報
第25回 初発痙攣にて搬送された22歳女性 痙攣の鑑別に難渋した1例 ケアネットで人気の達人ドクターから若手医師や研修医まで、年齢も診療科も超えた様々な医師が約10分間の講演を行います。深く影響を受けた患者エピソードや忘れがたい症例など、思いの詰まったプレゼンテーションをご覧ください。CareNeTV会員向けに公開されている人気番組を、各回1週間限定でCa… 2014/02/14 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
診療データを宝の持ち腐れにしていないか 先日、日本移植学会が開催したメディア・ワークショップに参加してきた。会場では、同学会の理事で国立病院機構水戸医療センター臓器移植外科医長の湯沢賢治氏による、「日本の臓器移植の現状」と題する国内の臓器移植登録システムについてのプレゼンテーションが印象に残った。… 2014/01/30 先端医学
外来患者の9割を問診で診断できるようになるには 主にプライマリ・ケアの外来患者を対象にした研究で、「問診で患者から詳しい情報を聞き出せば約86%は診断がつき、身体診察を行うと6%情報が増し、さらにX線検査や血液検査を行うともう8%情報が追加される」という報告があるそうだ。これは診断の9割近くが問診で付くことを意味する。診察や検… 2013/06/03 プライマリケア
検査を生かす秘訣は身体診察にあり 臨床医学の世界では数多くの検査が実用化されているが、残念ながら完璧な検査はほとんど存在しない。どれも長所と短所があり、うまく使いこなすには工夫が要る。そうした検査をどう使うべきかを少し考えてみたい。… 2013/01/08 検査
日経メディカル2010年12月号「ヒーローの肖像」(転載) インフルエンザ研究の先駆者、ウイルスの系統を明らかに 根路銘 国昭 (有)生物資源研究所所長 インフルエンザのあらゆるウイルス株を集め分析するウイルスハンターとして活躍。WHOのワクチン推奨株を決める会議で米国案に反対、最終的に日本のデータの重要性を認めさせたこともある反骨の研究者だ。… 2010/12/15 医師のキャリア
第45回日本癌治療学会総会 インダクション化学療法の進化で変わる頭頸部癌治療 ドセタキセル含めた3剤併用と化学放射線療法組み合わせた温存療法にも注目 頭頸部癌の初診時には、既に手術不能なほど進行癌が多く、しかも重複癌が少なからずある。治療法によっては発声・構音・咀嚼・嚥下・顔貌などが影響を受けるため、QOLが著しく阻害されやすい。頭頸部癌については、これまでどうしても治療が後手に回る予後の期待できない癌というイメージがつきま… 2007/11/14 癌
数年以内に過敏性腸症候群で重大な知見が期待される UEGWは10月30日の記者発表で、過敏性腸症候群(IBS;Irritable Bowel Syndrome)研究の現状を解説し、その中でイエーテボリ大学(スウェーデン)教授のMagnus Simren氏は、数年以内に機能性の消化管疾患に関する重大な知見が得られ、重症患者に対する治療につながるような成果が得られるのではな… 2007/11/05 消化器
欧州のセリアック病患者は250万人と推定、決して少なくない 10月30日に行われたUEGWプレスカンファレンスで、アムステルダム自由大学メディカルセンター教授のChris Mulder氏は「最近の推計値では、欧州には約250万人のセリアック病患者がいる。従来はもっと少ないと考えられていたため、直接患者に接する機会の多い家庭医を始め、社会的にも認識を改めても… 2007/11/01 消化器
「刻一刻と太るヨーロッパ人」と題し、肥満対策の重要性を訴える バーゼル大学病院(スイス)消化器病学教授のChristoph Beglinger氏は10月29日、「刻一刻と太るヨーロッパ人」という刺激的なタイトルで講演を行い、肥満対策の重要性を訴えた。 2007/10/31 代謝・内分泌
UEGWがアルコール性肝疾患の脅威を強調 UEGWは10月29日、アルコール関連肝疾患は全ヨーロッパに広がっており、大量飲酒が公衆衛生上の脅威になりつつあるとする声明を発表した。 2007/10/30 消化器
第45回日本癌治療学会総会 癌治療学会が認定データマネージャー制度を正式にスタート 10月26日まで京都市で開催された第45回日本癌治療学会総会のパネルディスカッション6「癌医療専門職の育成」で、がん集学的治療研究財団理事長の佐治重豊氏は、日本癌治療学会の認定データマネージャー制度が総会で承認され、正式に発足することを明らかにした。… 2007/10/30 癌
医師同士の交流でソフトに独自機能が加わり進化する インタビュー:吉原正彦氏(内科医/ダイナミクス代表取締役) 開業医の幅広い支持を受け、ユーザー数がすでに2100件を突破したといわれる診療支援ソフト「ダイナミクス」。開発者の吉原正彦氏は内科医であり、株式会社ダイナミクスの代表取締役でもある。意外にも「僕はコンピューターにはあまり興味がないんです」と話す吉原氏に、ダイナミクスの現状につい… 2007/10/11 医療情報