欧州高血圧学会(ESH)2009 アンジオテンシンII受容体アゴニストによる抗炎症作用 6分の5腎摘ラットで確認、脊髄損傷モデルでは神経突起が増殖 いかにも参加者を多く呼び込みそうな“New Cardiovascular Drug Development”と題されたワークショップでは、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系抑制薬などについての研究報告が続く中、アンジオテンシンIIタイプ2(AT2)受容体アゴニストの作用をin vivoで確認したというドイツのT. Un… 2009/07/22 循環器
欧州高血圧学会(ESH)2009 小児・未成年の高血圧診療ガイドライン策定へ 長期的視点で臓器障害の予防にも取り組み 第19回欧州高血圧学会(ESH)の“Guidelines on Hypertension Management Revisited in 2009 - ESC Position Statement”セッションで、スペインのE. Lurbe氏が、小児・未成年者(以下、若年者)のガイドラインの新設に向けた取り組みを報告した。… 2009/07/14 循環器
欧州高血圧学会(ESH)2009 ESH/ESCの高血圧診療ガイドライン、わずか2年で見直しへ 「低いほど良いという“教義”も聖域とせず議論」と学会長 第19回欧州高血圧学会(ESH2009、6月12~16日、イタリア・ミラノ)で、参加者の関心が最も集まったのは、この秋に見直しが始まるESH/ESC(欧州心臓病学会)の高血圧診療ガイドラインに対し、ESHがどのような見直し案を出すかだった。ガイドラインの改訂骨子を説明するPlenary Sessionの会場となっ… 2009/07/06 循環器
後発医薬品~私はこう選ぶ(11) 安全域の狭い「要TDM薬」は後発品を使わない 宮崎薬局本店、バス通り店(長崎市) 長崎市の平和公園、浦上天主堂にほど近い宮崎薬局は、面型の本店と、調剤専門のバス通り店という形態の違う二つの店を持つ。処方せん枚数は「両店合わせても月2000枚に届かない」と代表取締役の宮崎長一郎氏は言うものの、後発医薬品の処方せん枚数は5割近くを占め、2度にわたる処方せん様式の変… 2009/06/24 DI
後発医薬品~私はこう選ぶ(10) 「自前の溶出試験データ」のある後発品を優先 二十四軒薬局(札幌市西区) 札幌市営地下鉄の二十四軒駅の上に立地する二十四軒薬局は、駅隣接の典型的な面型薬局だが、糖尿病患者の自己管理を啓発し続ける薬局としても長年活動を続けている。血糖自己測定器はほとんどのメーカーの製品をそろえ、尿試験紙もほぼすべてをカバー。口腔ケアやフットケアの商品、さらに糖尿病… 2009/06/10 DI
後発医薬品~私はこう選ぶ(9) 後発品は「欠品なし」優先、品質確認は県のマニュアルで 瑠璃薬局西新店(福岡市早良区) 福岡市早良区の地下鉄西新駅から徒歩2分、明治通り沿いに、ピンクの下地に「ジェネリックセンター」と書かれた大きな看板が目に飛び込んでくる。実は、看板ではなく、店の外壁全体を看板に仕立てた瑠璃薬局西新店だ。2006年4月の処方せん様式の変更を機に、店の外装を一新したのである。「狙いは… 2009/05/27 DI
後発医薬品~私はこう選ぶ(8) 品質の厳密なチェックより薬価優先で後発品を選択 常田薬局(長野県上田市) 医薬分業、後発医薬品の推進など、調剤環境の変化に地域全体で積極的に対応してきた長野県の上田薬剤師会。後発品調剤に関しては、2006年4月の処方せん様式変更前から取り組み始んできた。上田市の中核病院である国立病院機構長野病院が、原則、すべての処方せんを後発品へ変更可とする方針を決め… 2009/05/13 DI
ACC2009 エリスロポエチンは心筋梗塞後の心機能を改善せず 急性心筋梗塞に関するLBCT、治療方針に影響を及ぼす報告なし 第58回米国心臓学会(ACC2009)のLBCT(Late Breaking Clinical Trials)4では、急性心筋梗塞(AMI)に関する臨床研究の結果が報告されたが、治療方針に影響を及ぼす可能性のある報告はなく、心筋梗塞治療の進展は足踏み状態が続いている。… 2009/05/12 循環器
ACC2009 心不全治療に関するLBCT、めぼしい成果なし NT-proBNPガイド治療、植込み型CCM治療も1次エンドポイントで有意差認められず 心不全治療に関する臨床試験結果が集まった第58回米国心臓学会(ACC2009)のLate Breaking Clinical Trials 1のセッションでは、1次エンドポイントで有意差が認められなかったとの報告が相次いだ。 2009/05/08 循環器
ACC2009 「心血管疾患診療の抜本見直しを」とウイーバー会長 循環器医療の質と効率を高める努力を会員医師に求める 第58回米国心臓病学会(ACC2009)のオープニングセッション(Scientific Showcase)は、折からの景気後退の中で、保健医療経済をテーマにウイーバー(W. Douglas Weaver)氏が会長講演を、続くSimon Dack Lectureでは、米プリンストン大教授で経済学者のラインハルト(Uwe E. Reinhardt)氏が講演… 2009/05/04 循環器
後発医薬品~私はこう選ぶ(7) 1成分1後発品が原則、決め手は「人」 みどり薬局、みすじ薬局、車坂薬局(東京都台東区) みどり薬局は、1947年創業の地元に根付いた老舗薬局。一般用医薬品、衛生用品なども扱う典型的な面薬局だ。3代目となる坂口眞弓氏は、浅草薬剤師会会長も務め、調剤にも積極的に取り組んでいる。2000年に診療所門前にみすじ薬局、2004年には総合病院門前に地区薬剤師会で車坂薬局を開設、いずれの… 2009/04/22 DI
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(6) 情報提供力など後発品メーカーの信頼度を最優先 サンエイ薬局(兵庫県明石市) 処方せん受付回数に占める後発医薬品調剤の割合が40%近くに達するサンエイ薬局。隣接する病院の処方せんが、ほぼすべて「後発品への変更不可」欄に署名がない、つまり変更可となっていることが大きな要因だが、もちろん薬局側の働き掛けもそれに寄与している。欠品が出ないように後発品の在庫を… 2009/04/08 DI
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(5) 先発品との同一性より患者のニーズに合うかを重視 あさひが丘薬局勝川店(愛知県春日井市) 多くの調剤薬局では、後発医薬品を選定する際に、安定性や添加物などについて、先発品を基準に比較・検討し、扱う薬剤を絞り込んでいる。しかし、あさひが丘薬局勝川店薬局長の牛田誠氏は「優劣を付けようとするから、悩んでしまう。後発品の効果は先発品と原則同じ。国が認可したものだからだ。… 2009/03/25 DI
ISC(ASA)2009 脳室内出血例へのtPA投与で予後が大幅に改善 先験的臨床研究のトピックス、自己拡張型ステントの成績も 脳卒中は米国でも死因の第3位となる疾患だけに、医療・健康上の解決すべき課題として常に新しい取り組みが行われている。米国脳卒中協会(ASA)主催のInternational Stroke Conference(ICS)2009で発表された先験的な臨床試験の中から、今後の実用化が期待される話題を拾った。… 2009/03/24 循環器
ICS(ASA)2009 女性の脳卒中では非典型の兆候を見逃すな 診断の遅れが予後の悪さの一因に 男性の方が女性より脳卒中のリスクは大きいと、よく言われる。だが米国心臓協会(AHA)の2004年の統計では、脳卒中による死亡は女性の方が多い。International Stroke Conference(ICS)2009から、その原因が、女性では典型的な症状を呈さないことが多く、結果として病院到着に時間がかかり、組織… 2009/03/13 循環器
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(4) 患者メリットに力点置いたスコアで後発品を評価 共栄堂薬局グループ・おおた薬局(新潟市) 「患者さんにとって後発医薬品がどんな付加価値を持つのかを、選定基準の中では重視している」。こう話すのは、後発品調剤率が64%に達するおおた薬局の薬局長で、学術部マネージャーも務める杉山康浩氏だ。… 2009/03/11 DI
ISC(ASA) 2009 「発症後1時間」がtPA投与の“Golden Hour” 病院到着後の対応の早さがカギ、発症時間推定に有用なFLAIR画像 脳梗塞治療薬として10年以上前に米食品医薬品局(FDA)が認可した組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)は、発症後3時間以内に静脈投与することが推奨されている。しかし、3時間以内投与を実現するには様々な障害がある上、時間軸だけで投与の適応かを判断することにより発症時間が不明のケース… 2009/03/04 循環器
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(3) 先発品・後発品を問わず「1成分1銘柄」に絞り込み うめ薬局松原店(大阪府松原市) 処方せんへの一般名記載を認める厚生省(当時)の通知が出たのは1994年のこと。その後、行政によるさまざまな後発医薬品の使用推進策が打ち出され、徐々に後発品が普及しつつあるものの、一般名処方の広がる気配はほとんどない。… 2009/02/25 DI
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(2) 独自シートで後発品のデータを子細に検討 しいのみセンター薬局(岐阜市) しいのみセンター薬局が、岐阜勤労者医療協会みどり病院の隣接地に開設されたのは2002年4月。みどり病院では、30年前の開設当初から、患者の負担を軽減するために、後発医薬品の処方を進めてきた。 2009/02/12 DI
シリーズ●後発医薬品~私はこう選ぶ(1) 後発品は製剤的同等性とメーカーの信頼性を重視 なのはな調剤薬局(新潟県南魚沼市) 処方せんに「後発医薬品への変更可」というチェック欄が設けられた2006年4月以前から、なのはな調剤薬局は、隣接する南魚沼市立ゆきぐに大和病院の処方せんに対応し、後発医薬品の品ぞろえを整えてきた。処方せん様式の2度にわたる変更を経て、現在では処方せん受付回数に占める後発品調剤回数の… 2009/01/28 DI
AHA2008 Overview 出資企業寄りにならない臨床試験を求めて 事実を隠さず公開し、患者を“裸の王様”にしない仕組みが必要 AHA2008の最終日(11月12日)に、「王様の服はどんな服?―臨床試験からバイアスのないエビデンスを得るには―」というプレナリーセッションが行われた。昨今の臨床試験の大型化に伴い、製薬企業などへの資金依存度が高まり、研究者と出資企業との間で、試験の基本原則をどう位置付けるかが、大き… 2008/12/25 循環器
AHA2008 Special Interview 「JAMAへの掲載までが最高にうれしい経験」 JPAD主任研究者・小川久雄氏に聞く 米国心臓協会・学術集会(AHA2008)初日のLate Breaking Clinical Trialsでの発表という、高い評価を受けたJPAD(Japanese Primary Prevention of Atherosclerosis with Aspirin for Diabetes)研究。日本人の2型糖尿病患者に対する、低用量アスピリンによる動脈硬化性イベントの一次予防効果を検… 2008/12/08 循環器
AHA2008 Overview 治療から予防、医療から保健に舵切ったAHA 例年は「満員御礼」のLBCTも初日を除き空席目立つ 2008年の米国心臓協会(AHA)学術集会では、目玉企画であるLate Breaking Clinical Trials(LBCT)の発表演題に明らかな変化が見られた。一言で言えば、心血管疾患への対応が「治療から予防へ、医療から公衆衛生(保健)へ」というチューニングになったことだろう。約4000ある演題の中のわずか16… 2008/11/27 循環器
日本肥満学会2008 現行の8学会合同・メタボ診断基準に異論続出 心血管疾患や動脈硬化性疾患の「発生を予測できず」 第29回日本肥満学会(10月17~18日、大分市)のシンポジウム「心血管、腎臓からみたメタボリックシンドローム」で、わが国の現行のメタボリックシンドロームの診断基準では心血管疾患や動脈硬化性疾患の発症を予測し得ないとの指摘が、2つの疫学研究から期せずして相次いだ。… 2008/11/04 循環器
日本肥満学会2008 “沖縄クライシス”は日本の近未来を予見する 男性の肥満者43%、メタボも25%。「沖縄だけの問題でない」と演者は強調 長年、長寿を誇っていた沖縄県では、肥満者が男性で43.4%、女性で38.2%おり、メタボリックシンドロームの割合も男性25.5%、女性4.9%と高い。実際、65歳未満の死亡率は男女を合わせると最も高く、早世率全国一となっている。そして、この“沖縄クライシス”ともいうべき状況は、日本クライシス… 2008/10/30 循環器
日本高血圧学会2008 高血圧専門医育成の研修プログラム、95%が必要と回答 指導医を対象としたアンケート調査の結果より 高血圧専門医としての臨床能力を養うためには研修プログラムが必要だと考える指導医は95%に上り、これは1年前の調査より7ポイント上昇した――。琉球大循環系総合内科学の大屋祐輔氏は、第31回日本高血圧学会総会(10月9~11日、札幌)で開催された特別企画「高血圧専門医」で、高血圧専門医制度… 2008/10/24 循環器
欧州心臓学会2008 慢性心不全へのスタチンと不飽和脂肪酸、GISSI-HF試験 n-3不飽和脂肪酸は死亡をわずかに抑制したがスタチンは効果認めず 慢性心不全患者の死亡や、心血管疾患による入院を防ぐ上で、魚油に多く含まれるn-3多価不飽和脂肪酸を日常的に摂取することは効果があるが、ロスバスタチンの投与の有効性は認められない――。イタリアで実施されたGISSI-HF試験の結果が、Hot Line セッションで発表された。… 2008/10/22 循環器
日本高血圧学会2008 会長講演◆インスリン抵抗性と高血圧の関連を追究 臨床、基礎、疫学の多面的な研究成果を総括 第31回日本高血圧学会総会の会長を務めた札幌医大第二内科教授の島本和明氏は、会長講演「メタボリックシンドロームと高血圧――基礎・疫学から臨床まで」の中で、カリクレイン・キニン系からスタートした同氏の研究の流れを振り返った。特に1988年に提唱されたインスリン抵抗性という新しい概念… 2008/10/20 循環器
欧州心臓学会2008 CABGに対するPCIの非劣性は証明できず、SYNTAX試験 LMTや3枝といったハイリスク症例では第1選択に踏みとどまったCABG 左冠動脈主幹部病変と3枝病変を対象に、冠動脈バイパス手術(CABG)に対する薬剤溶出ステント(DES)の非劣性を証明するSYNTAX(Synergy between Percutaneous Coronary Intervention with TAXUS and Cardiac Surgery)試験の1年目のデータで、DESの非劣性は証明されなかった。近年、CABGは低侵襲… 2008/10/15 循環器
欧州心臓学会2008 ST上昇型心筋梗塞のPCI、抗血小板薬は何がよい? TRITON-TIMI 38のサブ解析ではプラスグレルに軍配 経皮的冠動脈形成術(PCI)を行ったST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者の虚血イベント発症予防効果は、クロピドグレルよりプラスグレルの方が優れている可能性が示された。 2008/10/14 循環器
欧州心臓学会2008 テルミサルタンはプラセボを“超越”できず 「降圧を超えたARBの心保護作用」、RCTでの立証は難航 アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のテルミサルタンが、ACE阻害薬に不耐性で心血管イベントのリスクが高い患者に対し、心血管イベントの抑制効果があるかどうかをプラセボと比較したTRANSCEND(Telmisartan Randomized AssesmeNt Study in aCE iNtolerant Subjects with Cardiovascular Dise… 2008/09/26 循環器
ESH/ISH 2008 妊婦の血圧管理は季節変動を念頭に 夏に低くなる家庭血圧、冬期出産妊婦は要注意 妊娠中の血圧管理は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の把握に不可欠だが、血圧の変動幅も大きくなることから、その評価は正常妊娠の場合でも難しい。東北大大学院医療薬学講座の目時弘仁氏らは、正常妊娠妊婦の家庭血圧と季節の関係を解析、「家庭血圧は妊娠期間だけでなく気温の影響も受け、気温… 2008/08/26 循環器
ビフィズス菌BE80の整腸効果を日本人対象の初の臨床試験で確認 ビフィズス菌は腸内細菌叢の中で最も優勢な菌の一つで、整腸作用があるとされているが、ヒトを対象に腸管への作用を検証したデータはほとんどなかった。このほど、日本人女性50人(平均年齢19.43歳)を対象に、ビフィズス菌BE80入りヨーグルトを用いた、プラセボ対照の無作為割付二重盲検クロスオ… 2008/08/20 サプリ・食品
ESH/ISH 2008 参考文献に左右される高血圧ガイドライン 選択方法と解釈に国・地域間の明確な違い 英、仏、欧州、米の4つの高血圧ガイドラインを比較したところ、ほとんどの項目に明確な相違があり、それはそれぞれのガイドラインが参考にしている文献の選択方法と解釈の違いによるというユニークな分析結果を、仏Paris Descartes大のJoel Menard氏が報告した。… 2008/08/11 循環器
ESH/ISH 2008 CVDリスクが低い高血圧患者の薬物療法 アスピリンやスタチンの併用はリスクを評価し慎重に判断すべき 心血管疾患(CVD)の既往があったり、血清クレアチニン(Cr)値やコレステロール値が高いなど、高血圧に加えてCVDのリスクがある場合、降圧薬に加えて低用量アスピリンやスタチンを併用することが多い。しかし、英国グラスゴーのGordon McInnes氏は、「CVDの既往がある場合以外は、投与の必要がな… 2008/07/30 循環器
日本小児循環器学会2008 成人の先天性心疾患患者をどう支えるか 妊娠・出産から遺伝の問題まで議論 先天性心疾患(CHD)の早期発見と治療・療養の進歩により、現在では成人のCHD患者が40万人を超え、小児の患者数を上回っている。それに伴い、社会生活、家庭生活をどう送るか、それを医療者がどう支えるかが、新たな課題となってきた。第44回日本小児循環器学会総会・学術集会のシンポジウム「生… 2008/07/16 循環器
日本小児循環器学会2008 個人の心の動きは時代の精神を映す―大江健三郎氏講演 日本の将来は「意志の行為として楽観」 7月2~4日に福島県郡山市で開催された第44回日本小児循環器学会総会・学術集会(会長:脳神経疾患研究所附属総合南東北病院・中澤誠氏)で、作家の大江健三郎氏が、基調講演「子どもの時からこころをいつも氣にかけてきた」を行った。学会のテーマ「いのちを育む:発生から加齢の循環器、そして心… 2008/07/09 循環器
東南アジアの医療問題の解決策を多面的に検討 第2回ASEAN医療・保健シンポジウムが開催 6月5~6日の2日間にわたり、「第2回ASEAN Symposium on Access to Healthcare」が、ベトナム・ハノイ市で開催された。ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟10カ国の医療・保健関係者、政府関係者ら150人以上が集まり、それぞれの国が抱えるヘルスケア(医療・保健)上の問題点を整理・提示し、関連産… 2008/07/03 行政・制度
米国高血圧学会(ASH)2008 JNC8はNHLBI主導で大幅改造に(詳報) 「高血圧診療のパラダイムシフトが起こるだろう」と学会長 第23回米国高血圧学会(ASH)では、高血圧診療ガイドラインも話題となった。「Hypertension Guidelines: What's New and What's Needed?」では、ASH、国際高血圧学会、米国心臓協会、欧州高血圧学会/欧州心臓病学会などの発言者が、それぞれの立場から今後は何が必要とされるのかについて議論した… 2008/06/27 循環器
米国高血圧学会(ASH)2008 前期高血圧者の心血管リスク評価に新手法 個別の危険因子やFramigham Risk Scoreより優れる 第23回米国高血圧学会では「前期高血圧(prehypertesion)」が大きなテーマの一つとなり、初日のディベートに続き、2日目には「前期高血圧は血管病変の入口」というセッションが行われた。中でも注目を集めたのが、ミネソタ大学Rasmussen Center(ミネソタ州)のJay N. Cohn氏による、前期高血圧… 2008/06/26 循環器
米国高血圧学会(ASH)2008 ディベート「前期高血圧は治療すべきか?」 1 Pro:至適血圧以上なら治療対象にすべき 米国ルイジアナ州ニューオリンズで開催された第23回米国高血圧学会(ASH、2008年5月14~17日)は、前期高血圧(prehypertension)を巡るディベートで幕を開けた。米国の高血圧診療ガイドラインであるJNC8の策定作業が進む中、最も議論されているのが、JNC7で新たに作り出された「前期高血圧」とい… 2008/06/24 循環器
米国高血圧学会(ASH)2008 ディベート「前期高血圧は治療すべきか?」 2 Con:条件反射的な処方の前にリスク評価を行うべき 前期高血圧(prehypertension)患者は積極的に治療すべきだとするTulane大学(米国ニューオリンズ)のThomas D. Giles氏の主張(こちら)に対し、Englewood病院(米国ニュージャージー州)のLawrence R. Krakoff氏は、「血圧は、昔も今も非常に大きな問題で、短時間では議論は尽くせない」と前置… 2008/06/24 循環器
Wnt4などの遺伝子再発現で尿細管細胞が再生 アポトーシス阻害薬の応用にも可能性 急性腎障害(AKI)による尿細管障害の病態改善に、尿細管細胞の発生・再生を促す液性因子の導入による尿細管細胞の再生医療が有望であり、また、アポトーシス阻害薬の応用によって尿細管細胞を再生する治療法にも可能性があることが分かってきた。高知大内分泌代謝・腎臓内科教授の寺田典生氏が、… 2008/06/04 腎・泌尿器
腎臓の再生医療への近道はiPS細胞か? 課題は多いが老化抑制の期待も 腎臓は再生医療の最も困難な臓器とされるが、第51回日本腎臓学会のシンポジウム5「腎臓と老化」では、大阪大大学院先端移植基盤医療学准教授の猪阪善隆氏が「iPS細胞を用い、腎臓の細胞、ネフロンあるいは腎臓全体へ分化誘導し、移植することが、現時点では最も可能性が高い再生医療だろう」と語… 2008/06/04 腎・泌尿器
GFRはCADの重症度に関連、早期の対策を CKD+高血圧・糖尿病でCADリスクは6.5倍に 慢性腎臓病(CKD)に高血圧と糖尿病が合併していると、合併していない場合に比べ、冠動脈疾患(CAD)の発症リスクは6.5倍にも跳ね上がることが分かった。第51回日本腎臓学会のシンポジウム4「メタボリック症候群による腎障害の機序と対策」で、福岡大学心臓・血管内科学教授の朔啓二郎氏が報告し… 2008/06/03 腎・泌尿器
心血管死の予防を非専門医との連携で実現へ 日本人のGFR推算式が決定、連携の礎に 腎臓専門医の役割は、一人でも多くの慢性腎臓病(CKD)患者を診ることではない。かかりつけ医や腎臓以外の専門医、さらには栄養士や保健師を含めた、CKD患者を診る仕組み作りのオーガナイザーになり、心血管疾患による死亡を予防することだ--。5月30日から始まった第51回日本腎臓学会の特別講演… 2008/06/01 腎・泌尿器
50医師会、500人の医師から2500症例の登録目指す 戦略研究「FROM-J」の骨格固まる 厚生労働省による戦略的アウトカム研究として、2007年度からスタートした「慢性腎臓病重症化予防のための戦略研究(FROM-J:The Frontier of Renal Outcome Modifications in Japan)」の患者登録がこの6月から開始される。それに先立ち、研究リーダーを務める筑波大学腎臓病態分野教授の山縣邦弘… 2008/05/30 腎・泌尿器
【ASH2008】Hypertension Guidelines:What's New and What's Needed? “大改造”になるJNC8(米国高血圧合同委員会第8次報告) NHLBIの主導で、心血管疾患予防という原点回帰を強調 ニューオーリンズで開催されている第23回米国高血圧学会(ASH、会期:5月14~17日)で、学会長を務めるSuzanne Oparil氏が、JNC8(米国高血圧合同委員会第8次報告)の中間報告に相当する発表を行った。これまでのJNC報告は、降圧治療に関する最新の大規模臨床試験の結果を軸に、前回報告の「改良… 2008/05/15 循環器
癌の痛みから解放された喜びを絵や文章に 患者・家族・医療関係者を対象にJPAPが作品募集 癌患者の疼痛治療についての正しい知識の普及を活動目的とするJPAP(Japan Partners Against Pain、代表世話人:JR東京総合病院院長・花岡一雄氏)は、設立5周年記念事業として、癌の痛みから解放された喜びを、絵や写真、エッセイで表現した作品の募集を開始した。対象は、癌患者やその家族、サ… 2008/04/10 医師・患者関係
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動企画Vol.6】 メタボ健診に疑問はあれど、円滑実施に尽力 石川県医師会理事(近藤クリニック院長)近藤 邦夫 氏 メタボ健診の実施主体は各保険者だが、実際に健診や保健指導を中心となって行うのは、医師や保健師、管理栄養士ら医療・保健関係者。石川県医師会理事として、メタボ健診の準備を進めてきた近藤クリニック(金沢市)院長の近藤邦夫氏は、「事業の大きさに比べ、準備期間が短かすぎた。現場で健診… 2008/02/29 代謝・内分泌
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動企画Vol.5】 メタボ健診の影響によるがん検診の停滞が心配 国立がんセンターがん予防・検診研究センター検診技術開発部長 斎藤 博 氏 特定健診・特定保健指導(メタボ健診)の実施を目前にして、各保険者、中でも、市町村国保は、後期高齢者医療制度への拠出金増額というペナルティーに脅え、万全の準備を進めている。国立がんセンターがん予防・検診研究センター検診技術開発部長の斎藤博氏は「がん対策基本法に基づいて、自治体… 2008/02/22 代謝・内分泌
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動企画Vol.4】 メタボ健診には糖尿病患者の掘り起こし効果 本田内科医院(長崎市)院長 本田孝也 氏 2兆円の医療費抑制効果をうたう特定健診・特定保健指導(メタボ健診)だが、「医療費はむしろ増えるのではないか」と予測する臨床医は少なくない。「肥満傾向だからといって、医療機関を受診する人はほとんどいなかった。メタボリックシンドロームというキーワードが、そういう人の受診動機となり… 2008/02/20 代謝・内分泌
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動企画Vol.3】 メタボ健診の検査項目に血清クレアチニンを 筑波大学腎臓病態医学教授 山縣 邦弘 氏 メタボ健診では、住民健診では検査項目になっていた血清クレアチニン(Cr)値が廃止された。血清Crは、心血管疾患の独立した危険因子である慢性腎臓病(CKD)の早期発見に不可欠の検査項目だが、尿検査をメタボ健診の項目に加えるのと引き換えに外された。筑波大腎臓病態医学教授の山縣邦弘氏は「… 2008/02/15 代謝・内分泌
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動特集Vol.2】 身長、体重、腹囲の測定でメタボの健診・指導は十分 札幌医大地域医療総合医学教授 山本 和利 氏 メタボリックシンドロームに着目した特定健診・保健指導(以下、メタボ健診)に疑問を持つ医師は少なくない。札幌医大地域医療総合医学教授の山本和利氏は「メタボ健診が、病気のどのレベルに介入して、何を予防しようとしているのかが不明確。対象とする病気をメタボリックシンドロームにしたこ… 2008/02/11 代謝・内分泌
【日経メディカル2月号特集「疑問解消!メタボ健診Q&A」連動特集Vol.1】 メタボ健診に意義はあるか? 2008年4月1日からメタボリックシンドロームに焦点を当てた「特定健診・特定保健指導」(メタボ健診)がスタートする。医療費2兆円削減をうたう新事業だが、その具体像は国民はもちろん医療関係者にも十分に伝わっていない。メタボ症候群そのものへの疑問、健診・指導の実効性に対する不信、人材不… 2008/02/10 代謝・内分泌
【連載第14回・日経メディカル Cadetto連動企画】 “結核”が頭に浮かばず対応が後手に 東京女子医大腎臓病総合医療センター外科教授 寺岡 慧氏 今でも、毎日のように思い出す患者さんがいる。忘れることはできない。その患者さんと出会い、その方が亡くなったのは、私が茨城県立中央病院に外科医として勤務していた1976年、大学を卒業して7年目のことである。… 2007/06/11 医師のキャリア
『日経メディカルCadetto』第2号を発行 昨年11月にデビューした『日経メディカルCadetto』の第2号が発行になりました。創刊35周年を迎えた『日経メディカル』の“Cadetto(イタリア語で弟分という意味)”に当たる雑誌です。 2007/05/31 医師のキャリア
2000年代前半 利尿薬の見直し機運の一方でARBの評価が進む 2000年代は、史上最大規模の介入試験ALLHAT(2001年)の発表から動き出す。冠動脈疾患を1つ以上抱える55歳以上の高血圧患者4万2000例余りを対象に、利尿薬とCa拮抗薬、ACE阻害薬とを比較したもので、一次エンドポイントは致死的な冠動脈疾患と非致死的な心筋梗塞の発症である。この大規模試験に… 2006/10/11 循環器
1990年代前半 老年者高血圧の降圧治療効果が証明される 加齢が進むほど高血圧の頻度は高くなり、65歳以上では約6割に高血圧が認められる。ただ、高齢者の高血圧は収縮期血圧だけが高く、拡張期血圧は変わらないという特徴を持つ。『これは末梢血管の動脈硬化が進行しているためで、収縮期血圧の上昇はある意味で生理的なもの。したがって、不用意な降圧… 2006/10/05 循環器
1980年代後半 Jカーブ論争の火ぶた切れ、日本では大迫研究始まる 1960~80年代前半にかけて高血圧治療の主役を務めたのは利尿薬であった。その有効性はVA研究、Oslo、ANBPなどで実証された。しかし、これらの試験で明らかになったのは脳卒中の予防効果であり、虚血性心疾患に対するベネフィットは十分とはいえなかった。… 2006/10/04 循環器
1980年代前半 日本にCa拮抗薬とACE阻害薬が登場 1980年代に入ると、新しい降圧薬として、カルシウム(Ca)拮抗薬とアンジオテンシン転換酵素(ACE)阻害薬などがわが国にも導入され、相次いで行われた大規模臨床試験で、脳卒中や心血管イベントの抑制に降圧薬療法が有効であることが明らかになった。これらの臨床試験のデータを踏まえて高血圧の… 2006/09/15 循環器
1970年代後半 介入試験に基づく初のガイドラインが登場 1977年、初めての高血圧治療ガイドラインとして「高血圧の発見、診断および治療に関する米国合同委員会(JNC)」の第一次報告(JNC I)が発表された。当時は、拡張期血圧は収縮期血圧と相関するとの考えから拡張期血圧を高血圧管理基準として採用しており、JNC Iでは90~104mmHg,105~119 mmHg,… 2006/09/15 循環器
1970年代前半 脳梗塞死が脳出血死を抜く 米国では国家高血圧教育プログラムがスタート 脳血管障害は1951年以来50年間、わが国の死亡原因の第1位を占めていたが、その内訳を見ると脳出血による死亡が脳梗塞による死亡をずっと上回っていた。しかし、1970年代半ばを境に死亡原因は脳梗塞が脳出血を上回るようになった。この背景には、降圧治療の進歩も考えられるが、脂肪摂取量の増加や… 2006/09/15 循環器
段差を乗り越える電動車いす登場へ イノベーション・ジャパン2006でUBS賞を受賞 全国の大学の優れた知的財産を産業界に紹介する、産学連携マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2006-大学見本市」(主催:科学技術振興機構、NEDO技術開発機構)で、埼玉工業大助教授の和田正義氏らのグループが出展した「段差に強く、操作性の良い全方向電動車椅子の研究開発」が、最も… 2006/09/15 その他
1960年代前半 食塩摂取と高血圧・脳卒中との関係明らかに 1959年の第15回日本医学会総会で千葉大学生理学教授(当時)の福田篤郎氏が秋田県農民の調査課から、同県農民は高血圧者や脳卒中の頻度が高く、塩分摂取量が1日平均26.3gと当時の全国平均(17~18g)に比べて高かったことを報告、注目された。… 2006/09/14 循環器
1950年代後半 利尿薬の登場で降圧薬治療の夜明け近づく 1950年代前半以前に使われていた降圧薬(例:Veratrumアルカロイドや硝酸塩など)は副作用が多く、投与量の設定にも専門的な知識を要した。市販された最初の降圧薬は交感神経節遮断薬(ヘキサメトニウム、1952年)であるが、強力な副作用がある半面、起立性低血圧や性機能障害、便秘などの副作用… 2006/09/14 循環器
1960年代後半 VA研究が降圧薬治療の扉を開ける 降圧薬によって血圧を下げることが、心血管イベントの発生を抑制することを初めて証明したのが、1967年と70年に報告されたVA研究(Veterans Administration Study)だ。降圧薬の有効性を示したこの研究結果によって、降圧薬治療は幕を開けた。… 2006/09/14 循環器
降圧薬治療前夜 20世紀前半、血圧と予後の関係が明らかに 1628年に英国のWilliam Harvey が、血液は心臓から出て心臓に戻る「血液循環説」という画期的な考えを発表した。その100年後の1733年に同じく英国のStephen Hales がウマの頚動脈にガラス管を挿入し、血液が2.5mの高さまで上昇することを示し、血圧の概念を認識させた。血圧の単位に「mmHg」が使… 2006/09/12 循環器
人の死は絶対、では何で死にたいか 昨日(8月28日)、共同通信のニュースを見ていたら、「世界最高齢116歳の女性死去」という記事がありました。ギネスブックで「世界最高齢」(Oldest Woman - Living)と認定されていた方です。1889年エクアドル生まれで同国の病院で死去したとか。死因は肺炎。… 2006/08/29 その他
ISHスペシャルインタビュー 高血圧診療の温故知新◆荻原 俊男氏 臨床医に有用な研究成果が福岡に集結 第21回国際高血圧学会(ISH2006 Fukuoka)が、2006年10月15日(日)~19日(木)の5日間にわたり、福岡市の3会場(福岡サンパレスホテル、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡)で開催される。同学会は2年に1回の開催で、最近では、アムステルダム(1998年)、シカゴ(2000年)、プラハ(2002年)、サン… 2006/08/24 循環器
中央医科グループが求人・求職サイト 求人情報の掲載通じ新たな病院連携も 関東を中心に計80以上の病院を経営する中央医科グループ(板橋中央総合病院グループ、上尾医科グループ、戸田医科グループ)が、グループ病院を軸とする求人・求職サイトを開設した。新しいサイトは、「セントラルメディウェブ」。同名のグループ傘下企業(東京都新宿区)が運営する。… 2006/08/04 医療経営
日本腎臓学会会長・東原英二氏に聞く わが国のCKDへの取り組み本格化へ 第49回日本腎臓学会学術総会が、6月14~16日、東京・新宿の京王プラザホテルで開催される。テーマは「腎不全克服の明日をめざして」。総会長を務める杏林大学泌尿器科教授の東原英二氏に、今学会の注目プログラムなどを聞いた。… 2006/06/10 腎・泌尿器
老年医学会会長・松本正幸氏に聞く 健康寿命延長を戦略的に考える時代に 第48回日本老年医学会学術集会が、6月7日~9日、金沢市で開催される。今回のテーマは「老年医学の発展とそのストラテジー」。このテーマに込めた思いを、学会長を務める金沢医大高齢医学教授の松本正幸氏に聞いた。… 2006/06/05 在宅医療
東京都文京区 東大病院「レストラン ねむの樹」 (4/27 訂正) 東大病院には、食事のできる店が全部で7軒ある。入院棟15階の「精養軒」での取材を浮き浮き申請したが、編集長から「一番多くの人が利用する、普通の食堂でお願いします」とけんもほろろに却下されたため、総勢2名で同じ入院棟1階にある「レストランねむの樹」に入った。ちなみに斜向かいには姉妹… 2006/04/26 ライフスタイル
北九州市八幡西区 産業医大病院「レストラン ラセル」 (2009/1/26 訂正) 産業医大に取材に行ったのが土曜日。病院は休診日とあって、ロビーの照明は落ち、その奥にあるレストラン「ラセル」も閑散としていた。隣りは職員食堂。したがって白衣を着た職員がラセルに来ることは、平日も週末もほとんどなさそうだ。… 2006/04/24 ライフスタイル
消化器病学会総会会長・大槻眞氏に聞く 医学の進歩の、医療への貢献を問う 第92回日本消化器病学会総会が、4月20日(木)~22日(土)の3日間、北九州市で開催される。メインテーマは「医学の進歩と最適の医療」。消化管疾患と慢性膵炎の国際リウマチシンポジウムも開催されるなど、国際交流都市にふさわしい総会となりそうだ。… 2006/04/14 消化器
リウマチ学会会長・江口勝美氏に聞く 治癒を目指せる今こそ早期診断が重要に 第50回日本リウマチ学会総会・学術集会が、4月23日(日)~26日(水)、長崎市で開催される。今回のテーマは「リウマチ学の半世紀を鑑み、リウマチの治癒を目指す~蘭学発祥の地から世界へ~」。第15回国際リウマチシンポジウムも併催され、世界のリウマチ診療の最新知見が集結する。学会長を務め… 2006/04/07 骨・関節・筋