着実な進化を遂げた「Centricity Universal Viewer」と「医知の蔵2.0」 画像読影、画像保存の大幅な効率化を実現

超高齢化社会における新たな医療の仕組み作りを目指し、「Silver to Gold」戦略を掲げるGEヘルスケア・ジャパンはITの活用に力を注ぎ、高機能ビューワ「Centricity Universal Viewer」と医用画像の外部保存サービス「医知の蔵」を大きく進化させた。それぞれの製品担当者に特徴や機能、進化のポイント、ユーザーの声、ITEM2014での見どころなどを聞いた。

Centricity Universal Viewer医知の蔵2.0ITEM2014
第1章

読影効率の向上、ワークフローの効率化をサポート

GEヘルスケア・ジャパン ヘルスケアIT本部 アジアパシフィック地域 コマーシャルプロダクト グループ 中西 克爾氏

 2013年3月に発売された「Centricity Universal Viewer」は読影効率の向上とワークフローの改善を目指して開発された高機能ビューワだ。中西克爾氏は次のように語る。

 「最大の特徴は読影医の負担を軽減する使いやすさと高度な診断支援機能です。完全ウェブベースで、読影医、臨床医をはじめあらゆるユーザーが一つのインターフェースを共有することで、医療従事者間でのシームレスな情報連携をサポートすることができます」

 従来、読影医は複雑なステップを経て、ハンギングプロトコルをあらかじめ作成し、画面上に画像を自動配置していたが、意図した通りの配置にならないケースもあり、読影医の生産性低下につながっていた。Centricity Universal Viewerはユーザーが意図した画像の配置(ハンギングプロトコル)をボタン一つで学習し、次回以降適切と判断したレイアウトを選択表示することが可能な「スマート・リーディング・プロトコル」(SRP)機能を搭載している。また、直感的・シンプルな操作で過去検査比較の呼び出しや比較検査の絞り込みができ、画像並び替えのためのマウスの移動距離、クリック数を最小限に抑えるNavigator(ナビゲータ)が実装されていることで、読影医の作業負担の軽減に寄与することができた。

 さらに今春リリース予定の最新バージョンで予定されている機能として、ゼロクリックで同じ画面上に2D画像とMIP/MPR画像を今回・過去同時表示できるようになり、より使いやすく統一感のある操作性を実現している。

 こうした読影医の立場に立った使いやすさの追求に加えて、高機能アプリケーションによる高度な診断支援機能を備えている。CT、MRI、PET、SPECT、XAなど異なるモダリティの画像を組み合わせて比較参照できるIntegrated Registration(インテグレイティド・レジストレーション)、がんのフォローアップ検査のため腫瘍径の経時変化を計測・比較できるOncoQuant(オンコクアント)など、医療現場のニーズを満たすアプリケーションに対応。今後さらにアプリケーションを増やしていく。

 Centricity Universal Viewerでは従来別々だった読影専用ビューワと配信ビューワ(インターフェース)を一つに統合することで、すべてのユーザーが同じインターフェースやツールを共有。読影効率が上がるとともに、医療従事者間でのよりスムーズなコミュニケーションが可能となる。

診断支援機能  Integrated registration (IR)
診断支援機能  Oncology Workflow

 Centricity Universal Viewerが発売されて約1年。日々の読影に活用している先生方からはどのような感想を寄せられているのだろうか。

 「スマート・リーディング・プロトコルについて、当初私たちは7〜8回の学習が必要だと考えていたのですが、先生方からは3〜4回の学習でほぼ思い通りの配置をしてくれるので便利だという感想をいただいております。また、明るさやコントラストの変更、拡大について、画像表示領域で該当のアノテーション部分にカーソルをもっていくだけで、その機能にカーソルを自動変更することができ、計測したアノテーションをダブルクリックで消去することができるなど、細かな部分ではありますが、先生方のご評価を得ることができました」(中西氏)

 今後も引き続き、「スマート・リーディング・プロトコル」の実証試験を行っていく予定だという。

より使いやすい画面表示、より高度な診断支援機能を備えたビューワに進化

 Centricity Universal Viewerの掲げるテーマは「進化し続けるビューワ」。今春リリース予定の最新バージョンではどのような点が進化しているのだろうか。進化のポイントは大きく分けて3点あり、一つ目はよりシステム・機能を安定させること。二つ目はより使いやすい画面表示の実現。三つ目はより高度な診断機能の搭載だ。

 画面表示に関しては、実際に使用している先生の声を取り入れ、ナビゲータとその患者が受けた過去検査を部位別に時系列で確認できるVisual Timeline(ビジュアル・タイムライン)およびStudy Selectorを一つの画面に統合。画像を表示するメインモニターから独立させることで読影効率の向上に寄与できると考えている。

Visual TimelineとStudy Selector/Navigatorとの融合

 診断支援機能については2Dで撮った画像をゼロクリックでMIP、MRPの処理によって自動的に3D構築する機能が加わり、特別な操作なしに3D画像での比較が可能になった。血管走行の確認など奥行き情報が必要な診断に有効だ。

 「GEヘルスケアでは、疾患別診断支援アプリケーションの開発にワールドワイドで取り組んでいます。今後はその成果をCentricity Universal Viewerにいち早く取り込むこと、そして先生方のご意見を積極的に活かすことで、より使いやすく、正確で効率的な画像診断ができるよう進化させ続けます」(中西氏)

 また、バックエンドの部分ではあるが、仮想化技術を活用し、数多くの物理サーバーを一つにまとめることでシステムをよりシンプル化し、コスト削減や運用管理の効率化を実現していく方針だという。

 ITEM2014では6台の操作コンソールを設置することでCentricity Universal Viewerの操作性や機能を実際に体験できるほか、ミニセミナーを1日に数回行う予定だ。

販売名称:セントリシティ・ユニバーサル・ビューワ
医療機器認証番号:225ABBZX00019000号

第2章 医知の蔵2.0
提供/GEヘルスケア・ジャパン