病院経営を支援し、地域医療のネットワーク化を実現するIBMのイノベーション
病床規模に応じたソリューションを個別に展開
パートナーとの協業で中小規模の病院をサポート
「いつでも、どこにいても健康管理」を実現するモバイルヘルスケアソリューション
機器提供からソリューション、コンサルティングまで地域医療の連携強化に貢献
ホスピタルショウ開催報告@IBM
「いつでも、どこにいても健康管理」を実現するモバイルヘルスケアソリューション
 来年4月から、特定健診・特定保健指導事業の義務化が実施される。病院にとって、健診と保健指導は重要な業務のひとつになるだろう。そんな状況のもと、今回の日本アイ・ビー・エムの展示で、もう一つの目玉となったのが、IBMが予測する5年後の医療を具現化したソリューション「モバイルヘルスケアソリューション」だ。

 モバイルヘルスケアソリューションは、携帯端末を活用して、在宅時や外出先など病院以外の場所での健康管理を可能にするシステムだ。携帯電話にモバイルハブを埋め込んだ「パーソナルケアコネクト」により、在宅の患者が病院の医師と双方向のデータ通信を行うことができる。例えば、高血圧症の患者が自宅で、パーソナルケアコネクトとブルートゥースで接続した血圧計で血圧を測る。計測データはパーソナルケアコネクトを通じて病院の電子カルテに送信され、病院でカルテを確認した医師が患者に入院の指示を出したり、治療方針を検討したりする。糖尿病などの生活習慣病では、患者が運動や食事のデータを送信し、病院から保健指導を受けることも可能だ。

 アメリカ本国のIBMは2006年12月に、今後の5年間に人々の働き方、生き方、遊び方を一変させる可能性を持った5つのイノベーションを「IBM® Next Five in Five」として発表した。その1つが「いつでも、どこにいても健康管理」というコンセプトであり、モバイルヘルスケアソリューションはそれを実現するものだ。会場でこのソリューションを説明した井上晴行担当部長(ヘルスケアソリューション)は、「こうした遠隔医療のしくみが実現すれば、地方と都市における医療格差を埋めることができる」と話す。
機器提供からソリューション、コンサルティングまで地域医療の連携強化に貢献

 同社は本国ですでに、病診連携による地域医療の取り組みへ多大な貢献をしている。2005年には、世界最高峰の臨床研究組織である「メイヨークリニック」と共同で、情報ベース医療を実現する統合臨床ゲノム情報基盤を構築した。同クリニックは、アメリカ南西部の64ヵ所の診療所や病院とネットワークを組んでいる。それぞれの保有する膨大な臨床データをメイヨークリニックの研究者が解析し、その研究成果を各医療機関の臨床医が実際の治療に採り入れることで、医療の進歩を飛躍的に早めることに成功したのだ。

 また、今年1月には、全米の医療情報ネットワーク(NHIN)の基盤となる技術を発表して注目を集めた。米国保健福祉省、国家医療IT調整室と契約し、サービス指向アーキテクチャー(SOA)を基盤として情報を結びつける標準ベースのシステムを開発したものだ。これにより、広範囲に散在する全米の医療コミュニティー間のセキュアな医療情報の交換が可能となる。

 「医療は点と点の状態から、地域の医療機関の連携による“面の医療”へと進化してきた。これからの医療のために、われわれはITベンダーとして何ができるか。機器の提供はもちろん、CISをはじめとするソリューション、さらには病院経営のコンサルティングまで、インフラバリュー、テクノロジーのコンポーネントのバリュー、ビジネスバリューという3つのバリューを提供していきたい」。飯島事業部長は今後の方針をそう語った。
お問い合わせ先
日本アイ・ビー・エム株式会社
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TEL:0120-821-120
URL:http://www.ibm.com/jp/
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「いつでも、どこにいても健康管理」を実現する「モバイルヘルスケアソリューション」。携帯端末で医療機関と双方向通信が可能
日本IBM株式会社 井上靖行氏