日経メディカルオンライン CASE REPORT のぐち内科クリニック

CRシステムの導入で診療効率を高め 医療サービスの質向上を目指す

2007年6月,東京都中野区に開院した「のぐち内科クリニック」。ここで地域に根付いた医療サービスの実現に寄与しているのが,ケアストリームヘルスのX線撮影デジタル化システム「Point-of-Care CR140 システム」である。アナログ方式も含めて検討したうえで,総合的な評価を基に導入を決定した。その経緯を含め,「Point-of-Care CR140 システム」のメリットや使い勝手を,院長である野口悦正氏に聞いた。

コストやスペース,環境負荷など 総合判断の結果CR140を選択

院長 野口悦正 2007年6月,東京都中野区で「のぐち内科クリニック」は開院した。診療科目は内科と神経内科。地域のかかりつけ医として患者の様々な相談に乗り,リハビリまで一貫した医療サービスを提供している。院長の野口悦正氏は「内科という分野でも専門化が進んでいます。神経も含めて診療しているのが,当院の特徴と言えるでしょう」と語る。

 開院してから半年とあって,のぐち内科クリニック内部には最新の設備が整然と並んでいる。なかでも目を引くのが,ケアストリームヘルスのX線撮影デジタル化システム「Point-of-Care CR140 システム」である。なお,同社はコダック社の主要事業である医療画像部門が独立してできた新会社で,2007年5月1日に事業を開始している。

 Point-of-Care CR140 システムは開院当初からのぐち内科クリニックに設置されている。「CR140を前提として,診察室のレイアウトを決めました」と野口氏は言う。X線撮影装置の導入に当たっては,様々な選択肢を比較してみたという。

「デジタルだけでなく,イニシャル・コストの低いアナログ方式も検討しました。ただ,CRシステムの価格が次第に安くなってきたこと,フイルム現像などの手間が掛からずランニング・コストも抑えられること,そして小さなスペースで設置できることなどのメリットが大きいと考えました。また,診療報酬のデジタル加算もありますし,アナログ方式に比べて廃棄物も少ないから環境に優しいという側面もありました。これらを総合的に判断して,CRシステムの導入を決定したのです」と野口氏。さらに,「撮影した後で画像を調整することができるので,患者さんへの負担を減らせるというメリットもあります」と語る。

 では,CRシステムの中でケアストリームヘルス製品を選んだ理由は,どのようなものだったのだろうか。野口氏からは次のような答えが返ってきた。

開業当初から設置されている「Point-of-Care CR140システム」。製品導入を前提として院内のレイアウトがなされているという。「画像ファイルのフォーマットがメーカー独自で,特定のソフトウエアを使う必要がある製品も多いのですが,ケアストリームヘルスのCRシステムは違います。フリーソフトなどほかの汎用ソフトでも画像を見られることが決め手でした」

 ビューワ装置に関してはケアストリームヘルス製をセットで購入したのだが,野口氏はそのほかのWindowsパソコンでも院内のLANを通じて画像を共有できる仕組みを構築している。院内の各所で画像を確認できるので,診察の効率向上にも寄与している。

 また,リモートマネジメントサービス(RMS)が,常時オンラインで機器の状態を把握し,すばやい対応でダウンタイムを最小限に抑えることも可能だという。

手間の掛からない画像管理 過去のデータとの比較も容易

 開院後の半年間,CR140を日常的に使いながらその利便性を実現していると野口氏は言う。

「画像データの管理が非常に簡単です。過去の画像を検索してすぐに取り出せるので,患者さんの以前の状態と手軽に比較して診察することができます」

 撮影して数分で画像を確認できるので,その場で患者に説明する際にも便利だ。そのほか,希望があればデジタル画像をCDに焼いたり,紙に出力したりして患者に渡すこともあるという。総合病院への紹介状を作成する際にも,CR140で撮影した画像データが役に立つ。

「医療界全体でのインフラ整備や法規制の問題などでデジタル画像のオンライン利用はまだできない状態ですが,総合病院に患者さんを紹介する場合には,紙に印刷した画像に丸印をつけて『ここを見てください』とお願いしています。その際も専用機ではなく,通常のプリンターで手軽に出力できる点に高い利便性を感じています」と野口氏。

 また,デジタル画像のオンライン利用の方向性としては「安全なネットワークが整備されれば,ぜひとも利用したいし,地域医療の向上につながるでしょう」とも見越している。

 自らを「デジタル世代」と言う野口氏は,開院まで勤務していた神奈川県の総合病院でも,デジタル医療機器に囲まれて仕事をしてきた。したがって,デジタル医療機器の扱いは手慣れたもの。そんな野口氏は,今後の医院はますますデジタル化が進むと考えている。

一番左にあるのが,ケアストリームヘルスのビューワ装置。ここでCR140で撮影した画像を見る。隣にある電子カルテシステムが入ったWindowsシステムとも連携している。「電子カルテとCRシステムは今後必須になるでしょう。特に,内科や整形外科のようにレントゲン写真を多く使う診療科では,CRシステムはなくてはならないものになると思います」(野口氏)

 野口氏は電子カルテも活用しており,CR140と連携させてより効率的で高レベルの医療を目指している。デジタル医療機器の進化が医療サービスの向上を支える。のぐち内科クリニックは,そんなモデルケースの1つと言えそうだ。

 

2008国際医用画像総合展(ITEM2008)に出展
ケアストリームヘルスでは,コダックヘルス事業部から新会社へ生まれ変わって初めてのイベント,ITEM 2008へ出展する。「よりよい放射線医療を求めて―ナノからテラまでの戦略」が今年のテーマとなる総合展に対し,ケアストリームヘルスでは,注目の新製品を数多く出展。「よりよい診断のお手伝い」を同社のテーマに掲げ,放射線診断フローやチーム医療連携の改善,医療業務の効率化とコスト削減を実現する優れた総合ソリューションを紹介する。

■会期:2008年4月4日(金)〜6日(日)
■時間:9:30−17:30(最終日は13:00まで)
■会場:〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
  パシフィコ横浜 展示ホールB,C,D
■ケアストリームヘルス ブース番号:417(展示ホールD)
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  • 所在地:
    東京都中野区上鷺宮4-17-14
  • 設立:2007年6月開院。
    『健康創造パートナー』として,信頼できる医療を患者さんにとってもっと身近にという理念のもと日々診療を行っている。
  • 管理医師:
    院長 野口 悦正氏
  • 診療科目:
    内科,神経内科,(呼吸器科) 
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