■市民講座|専門医が答えるQ&A
 
 
 
「乳がんについて」の質問3
抗がん剤の副作用と再発・転移の検査
質問事項
2005年10月に、乳がんが見つかりました。手術をする前に、抗がん剤のパクリタキセル(タキソール)とCEで治療をしました。術後は、放射線治療は行わず、アナストロゾール(アリミデックス)を服用し、1年4カ月が経ちました。

(1)乳がんになる以前は、肝臓の検査数値に異常値はありませんでしたが、抗がん剤治療を受けてから現在至るまで、異常値が続いています。これは抗がん剤やホルモン剤療法の副作用と考えていてよいのでしょうか?主治医は「様子を見ましょう」と言っておられます。

(2)がんの再発、転移については、術後1年目(2007年5月)のCT、MRI、骨シンチによる検査では異常はありませんでした。今後どのような検査を受けておけば安心なのでしょうか?
 
回答者 十条リハビリテーション病院 乳腺科
回答
Cさんへ
文面から察するに、Cさんは閉経後の方で、最初に大きな腫瘍かリンパ節転移が見つかったのだと思います。それに対して術前化学療法を行って、腫瘍またはリンパ節転移を縮小させ、その後に手術をされ、術後は内分泌療法を受けておられると考えます。

(1)2007年5月のCT、MRI、骨シンチなどの検査で異常がないのであれば、肝機能異常は抗がん剤や内分泌療法の薬によるものだと思います。使用した薬剤から推察すると、正常値に戻るにはかなりの期間を要すると考えられます。

(2)今後の再発や転移の検査については、現在行なわれている血液検査、CT、MRI、骨シンチやPET/CTなどを定期的に受けられたらよいと思います。
 
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