PET検査はがん細胞を見つけるのが得意な検査です。がん細胞はエネルギーの消費が激しく、正常な細胞に比べてエネルギー源となるブドウ糖を、3〜20倍多く細胞内に取り込みます。PET検査ではこの性質を利用し、ブドウ糖に似た検査薬が体の中で多く集まる場所、つまりがんの疑いがある場所を、画像でつきとめます。
※明るく見える部分が、検査薬が多く集まったところ。頭(写真上部)や膀胱(写真下部)など、生理的にブドウ糖が集まりやすい部分もあるので、PET検査では、それが正常なものなのか、がんが疑われるのかを、画像をもとに医師が慎重に見極めます。
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