Transnasal Endoscopy.2007Nikkei Medical Online経鼻と経口、新型経鼻の画像紹介

 実際の症例をもとに、経鼻内視鏡の有効性を川田和昭氏(静岡赤十字病院 経鼻内視鏡センター長)に聞いた。

症例1 56歳 男性 無症状 胃潰瘍・胃ポリープの既往歴を有す

経鼻内視鏡の評判が内視鏡検査を受ける決め手となった

 胃潰瘍・胃ポリープの既往があるため、これまで何回も胃内視鏡検査を勧めていたが、以前経験した経口内視鏡検査がひどく苦しかったため、「二度とやりたくない」と拒否していた。しかし、経鼻内視鏡が非常に楽だという噂を聞いて、「それなら一度受けてみよう」と、いうことになった。

 検査は全く苦痛なく終了したが、前庭部小弯に発赤を伴うIIc病変が認められた。

 後日、経口内視鏡でESDを行い、現在も元気でお店を切り盛りしている。

 退院時の「経鼻内視鏡がなければ、進行癌になるまで検査を受けなかっただろう」という患者さんの言葉が印象的だった。

症例1
症例1
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症例2 60歳 男性 無症状

新型の経鼻内視鏡で見つかった早期癌(IIa)

 会社の健康診断で当健診センターを受診。これまで、胃の検査はバリウム造影が当たり前と考えていたが、今年、静岡に転勤してきたところ、同僚が皆、経鼻内視鏡で胃の検査を受けているのを知って驚き、それでは自分も、と経鼻内視鏡で検査を受けた。

 自覚症状は全くなかったが、前庭部大弯にそら豆形の丈の低い隆起性病変を認め、生検結果とあわせIIaと診断。今後、ESDを行う予定である。


症例1
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(日経メディカル開発)