・現病歴
 今年の人間ドックで、経鼻内視鏡検査を施行(フジノン東芝ESシステム社製EG-530Nスコープ)し、胃異常所見が見つかる。
・内視鏡所見
 胃体下部前壁に、粘膜表面に軽度の発赤を伴い、また中心に陥凹成分を有する隆起性病変を認めた。悪性を疑われたため、病変部より生検施行。しかしgroup IVという異型度であったため、ESD(内視鏡的粘膜剥離術)施行を念頭に置き、ご本人に説明し同意を得て、1週間後に精密検査の意味で経口内視鏡検査(オリンパス社製Q-260スコープ)を施行。
・経過
 生検では高分化型腺癌を認めた。早期胃癌(IIa+IIc)、極早期の粘膜癌と診断し、ESD施行。完全切除された。全身麻酔下の開腹胃部分切除術をすることなく、内視鏡的治療で治癒したことで、体への負担も少なく、すぐ仕事に戻れた。

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