ものづくり企業の“知られざるブルーオーシャン”
「医工連携」で立ち上がる1兆円産業の全貌

再生医療ビジネス/テクノロジー総覧

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世界をリードする新時代の成長産業が、「医工連携」の力で動き出す!

脊髄損傷や脳梗塞の治療で劇的な効果を上げるなど、実用化、製品化が加速する「再生医療」。その社会実装が進むと同時に、例えば細胞の製造から品質管理、保存、運搬に至るまで、多様な企業が参加する再生医療のサプライチェーンが形成されつつある。

医療機関や医薬・医療機器はもとより、化学、機械、物流、ITなど幅広い業種を巻き込み、再生医療を取り巻く産業の裾野が急速に広がってきた。市場規模は今後10年で40倍近くに膨らみ、2030年には1兆円に達すると推計される。

本書では、今こそ日本のものづくり企業がチャレンジすべき巨大なブルーオーシャンである「再生医療ビジネス」について、産業全体を俯瞰して市場の将来を見通しつつ、個別の技術や研究動向も詳しく解説。これから新たに医療分野への進出を狙う企業にも、「再生医療ビジネス」の全貌をわかりやすく紹介する。

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特長1
「ものづくり×医療」が生み出す新たな1兆円産業の全体像を、
ビジネスとテクノロジーの両面からわかりやすく解説。

再生医療の産業セクターというと、まず細胞の加工・培養を行う専門ベンチャーが思い浮かぶが、実際にはそれにとどまらず、培地、試薬品、培養機器などの消耗品類の安定供給、安全で専門性が高い細胞加工施設の建設、出来上がった再生医療等製品の評価、インキュベータや自動培養装置、さらにそれらを安定的に搬送する輸送サービスを含めた極めて複合的な要素が強い産業群が形成される。

特長2
既に実用化済みの製品から、
今後実用化が有望視されるテクノロジーまで、
約30の個別技術を具体的に分析。

実用化した再生医療等製品
  • ・自家表皮培養シート「ジェイス」
  • ・自家骨髄由来幹細胞を使った脊髄損傷治療「ステミラック」
  • ・重症心不全に対する自家骨格筋由来細胞シート「ハートシート」
  • ・移植片対宿主病治療用の間葉系幹細胞製剤「テムセル」
  • ・自家角膜上皮シートを使った角膜再生治療「ネピック」
  • ・自家軟骨細胞を使った3次元培養軟骨「ジャック」
臨床研究や治験中の再生医療のテクノロジー
  • ・他家脂肪細胞由来間葉系幹細胞を使った細胞スプレー
  • ・体性幹細胞を使った急性呼吸窮迫症候群治療「MultiStem」
  • ・自家滑膜由来間葉系幹細胞を使った軟骨欠損治療
  • ・CD34陽性細胞による組織再生
  • ・難治性四肢潰瘍に対するMNC-QQ細胞治療
  • ・自家線維芽細胞を3Dプリンターで組み上げた人工血管
  • ・自家毛髪培養細胞を用いた壮年性脱毛症治療
  • ・ドナー由来末梢血単核球を用いた肝移植時の免疫寛容誘導
多能性幹細胞および他家iPS細胞による再生医療テクノロジー
  • ・多能性を持つ幹細胞「Muse細胞」
  • ・自家iPS細胞を使った網膜再生
  • ・他家iPS細胞由来角膜上皮シートを使った角膜再生
  • ・他家由来iPS細胞を使ったパーキンソン病治療
  • ・他家iPS細胞を使った輸血用血小板の大量製造
  • ・他家iPS細胞を使った重症心不全治療用の心筋球
遺伝子組み換え細胞治療や遺伝子治療のテクノロジー
  • ・がん細胞に特異的に近づき傷害するCAR-T細胞療法
  • ・血管再生を誘導するプラスミドベクター
  • ・脊髄性筋萎縮症治療用の遺伝子治療
  • ・心筋再生を目指した遺伝子治療
臓器と組織を再生する最新の治療テクノロジー
  • ・ブタ膵島を使ったバイオ人工膵島
  • ・シルクエラスチンを使った半月板再生
  • ・増殖因子製剤/増殖の場作り/組織幹細胞の三位一体で鼓膜穿孔を再生

特長3
再生医療の事業化に不可欠な研究機関との連携に役立つ、
大学などアカデミアの最新研究動向39のシーズを
適応部位別に整理して解説。

日本医療研究開発機構(AMED)の分類に基づき、13の適応部位別に、今後の研究開発が進む39の“シーズ”についてまとめた。

【掲載研究機関】※50音順

  • 京都大学iPS細胞研究所
  • 京都府立医科大学
  • 金沢大学
  • 九州大学医学大学院
  • 慶應義塾大学
  • 広島大学大学院
  • 広島大学病院
  • 国際医療福祉大学医学部
  • 国立循環器病研究センター
  • 国立成育医療研究センター研究所
  • 佐賀大学医学部附属再生医学研究センター
  • 順天堂大学
  • 神戸大学大学院
  • 大阪市立大学大学院
  • 大阪大学大学院
  • 長崎大学大学院
  • 東海大学
  • 東京医科歯科大学
  • 東京慈恵会医科大学
  • 東京女子医科大学
  • 東京大学
  • 日本大学
  • 北海道大学大学院
  • 名古屋大学
  • 理化学研究所

こんな方にお勧めです!

  • 製薬企業
    再生医療の産業化、市場拡大の動向把握に。
  • 製造業、ITベンダー
    成長が続く医療・健康業界への進出の検討に。
  • 化学、素材メーカー
    自社の技術、ノウハウを生かした新規事業の創出に。
  • コンサル、投資ファンド、金融
    期待の成長産業への投資判断の材料に。

目次

本書の目次

第1章再生医療とは? そのテクノロジー、法整備、市場規模、企業戦略まで

医学・生命科学記者 元日経バイオビジネス編集長 小崎丈太郎

1-0 はじめに 再生医療・遺伝子治療の潜在的価値と本邦における位置づけ
  • 1-0-1 日本の医療の発展の切り札「先制医療」「個別化医療」「再生医療/遺伝子治療」
  • 1-0-2 医療産業の新たな拡大分野となる再生医療
  • 1-0-3 法整備による期間短縮と企業参加により再生医療産業が誕生
  • 1-0-4 再生医療における周辺産業の有機的な連携
1-1 再生医療の定義と現状
  • 1-1-1 再生医療とその定義(移植医療との違い)
  • 1-1-2 細胞を加工して移入する技術
  • 1-1-3 薬事法から薬機法へ(2014年11月施行)
  • 1-1-4 条件及び期限付き承認制度の導入
  • 1-1-5 細胞を使わない再生医療の登場
  • 1-1-6 再生医療等製品の分類
1-2 国内で承認されている再生医療等製品
  • 1-2-1 概要
  • 1-2-2 ジェイス
  • 1-2-3 ジャック
  • 1-2-4 テムセルHS注
  • 1-2-5 ハートシート
  • 1-2-6 ステミラック注
  • 1-2-7 コラテジェン筋注用4mg
  • 1-2-8 キムリア点滴静注
  • 1-2-9 ネピック
  • 1-2-10 ゾルゲンスマ点滴静注
1-3 再生医療産業の構造
  • 1-3-1 概要
  • 1-3-2 周辺産業
1-4 再生医療の市場
  • 1-4-1 日本市場の概要
  • 1-4-2 日本市場の注目点
  • 1-4-3 世界の市場の概要と注目点
1-5 再生医療のトレンド1/iPS細胞
  • 1-5-1 iPS細胞と免疫原性の制御
  • 1-5-2 1億円を要した最初の臨床応用
  • 1-5-3 再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト
  • 1-5-4 HLAを欠失させたユニーバーサルiPS
  • 1-5-5 iPS細胞の光と影
  • 1-5-6 iPS細胞のがん免疫療法への展開
  • 1-5-7 iPS細胞とがん化リスク
  • 1-5-8 製造コストダウンに向けた研究開発
1-6 再生医療のトレンド2/コストダウン
  • 1-6-1 工程の省力化と自動化
  • 1-6-2 検品の省力化
  • 1-6-3 製品の品質管理の省力化
  • 1-6-4 低分子化合物による高価な成長因子の代替
  • 1-6-5 同種への展開の試みとコストダウン
1-7 再生医療のトレンド3/CAR-T療法
  • 1-7-1 CAR-T療法の進化
  • 1-7-2 新規標的抗原の同定
  • 1-7-3 CAR発現機構の改良
  • 1-7-4 Universal CAR-T細胞の開発
  • 1-7-5 腫瘍微小環境の制御
  • 1-7-6 製造コスト、開発コストの削減
1-8 再生医療各社の戦略1/ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
  • 1-8-1 概要
  • 1-8-2 自家移植のプラットホーマーを自認
  • 1-8-3 10年の実績で医師らの信頼を獲得
  • 1-8-4 「自動化で全ては解決しない」
1-9 再生医療各社の戦略2/ロート製薬
  • 1-9-1 概要
  • 1-9-2 新型コロナの重症肺炎に同種MSCを投与
  • 1-9-3 臍帯由来MSCの大量培養技術の確立
1-10 再生医療各社の戦略3/ヘリオス
  • 1-10-1 間葉系幹細胞の収益をiPS細胞に注ぐハイブリッド戦略
  • 1-10-2 脳梗塞の治験で220人を登録
  • 1-10-3 遺伝子編集でiPS細胞をユニバーサル化
  • 1-10-4 MSCはiPS細胞事業のための教材
1-11 再生医療各社の戦略4/澁谷工業
  • 1-11-1 無菌自動化技術の大手
  • 1-11-2 iPS細胞のノーベル賞受賞で再生医療を事業本部に格上げ
  • 1-11-3 機器だけではなく細胞も特許も売る
  • 1-11-4 コスト低減をシステム全体の俯瞰から探る
  • 1-11-5 エクソソームの大量培養技術の確立

第2章実用化した再生医療等製品のテクノロジー

2-0 実用化した再生医療等製品のテクノロジー詳細
  • 2-0-1 本章の役割
2-1 自家表皮培養シート「ジェイス」
  • 2-1-1 概要
  • 2-1-2 重症熱傷の疾患概念と治療の現状
  • 2-1-3 皮膚から分離した表皮細胞を使った細胞シート
  • 2-1-4 「ジェイス」の市販後調査の結果
  • 2-1-5 「ジェイス」が先天性巨大色素性母斑に適応拡大
  • 2-1-6 さらに表皮水疱症へも適応が広がる
  • 2-1-7 「ジェイス」の年間売上高
2-2 自家骨髄由来幹細胞を使った脊髄損傷治療「ステミラック」
  • 2-2-1 概要
  • 2-2-2 脊髄損傷の疾患概念と治療の現状
  • 2-2-3 ヒト体性幹細胞加工製品「ステミラック」承認
  • 2-2-4 「ステミラック」の治療の実際
  • 2-2-5 「ステミラック」の臨床試験の結果の概要
  • 2-2-6 「ステミラック」の作用機序
2-3 重症心不全に対する自家骨格筋由来細胞シート「ハートシート」
  • 2-3-1 概要
  • 2-3-2 重症心不全の疾患概念と治療の現状
  • 2-3-3 細胞シートを心筋に移植する「ハートシート」
  • 2-3-4 「ハートシート」の使用方法
  • 2-3-5 「ハートシート」の承認の根拠となった治験の成績
  • 2-3-6 期限付き承認の期限を延長
2-4 移植片対宿主病治療用の間葉系幹細胞製剤「テムセル」
  • 2-4-1 概要
  • 2-4-2 造血幹細胞移植の現状と課題
  • 2-4-3 造血幹細胞移植に伴う重篤な副作用への対策の現状
  • 2-4-4 移植片対宿主病治療に間葉系幹細胞製品「テムセル」承認
  • 2-4-5 「テムセル」の特徴
  • 2-4-6 「テムセル」の作用機序と臨床試験の成績
  • 2-4-7 「テムセル」の流通上の工夫
2-5 自家角膜上皮シートを使った角膜再生治療「ネピック」
  • 2-5-1 概要
  • 2-5-2 目の構造と角膜の自然な再生機序
  • 2-5-3 角膜の障害と細胞シートの開発
  • 2-5-4 角膜上皮シートの使用法と適応
  • 2-5-5 角膜上皮シートの細胞の起源に口腔粘膜上皮が加わる
2-6 自家軟骨細胞を使った3次元培養軟骨「ジャック」
  • 2-6-1 概要
  • 2-6-2 軟骨障害の疾患概念と治療の現状
  • 2-6-3 軟骨再生治療のさきがけ
  • 2-6-4 医療機器として承認された培養軟骨「ジャック」
  • 2-6-5 「ジャック」による治療の実際
  • 2-6-6 「ジャック」の改良

第3章臨床研究や治験中の再生医療のテクノロジー

3-0 臨床研究や治験中の再生医療のテクノロジー詳細
  • 3-0-1 本章の役割
3-1 他家脂肪細胞由来間葉系幹細胞を使った細胞スプレー
  • 3-1-1 概要
  • 3-1-2 虚血性心筋症の疾患概念と治療の現状
  • 3-1-3 傷害心筋表面に細胞をスプレーする
  • 3-1-4 細胞スプレー法による効果
  • 3-1-5 細胞スプレー法を使った虚血性心筋症治療の実用化に向けて
3-2 体性幹細胞を使った急性呼吸窮迫症候群治療「MultiStem」
  • 3-2-1 概要
  • 3-2-2 急性呼吸窮迫症候群の疾患概念と治療の現状
  • 3-2-3 米Athersys社から導入した体性幹細胞「MultiStem」
  • 3-2-4  「MultiStem」の作用機序
3-3 自家滑膜由来間葉系幹細胞を使った軟骨欠損治療
  • 3-3-1 概要
  • 3-3-2 軟骨欠損の疾患概念と治療の現状
  • 3-3-3 滑膜由来幹細胞を使った軟骨再生
  • 3-3-4 滑膜由来幹細胞を使った再生医療の実用化に向けて
3-4 CD34陽性細胞による組織再生
  • 3-4-1 概要
  • 3-4-2 末梢血から得られるCD34陽性細胞とは?
  • 3-4-3 CD34陽性細胞を使った重症下肢虚血治療
  • 3-4-4 末梢動脈疾患に対するCD34の治験進む
  • 3-4-5 CD34陽性細胞を使った難治性骨折治療
  • 3-4-6 CD34陽性細胞を使ったC型肝炎ウイルスに起因する肝硬変治療
3-5 難治性四肢潰瘍に対するMNC-QQ細胞治療
  • 3-5-1 概要
  • 3-5-2 難治性四肢潰瘍の疾患概念と治療の現状
  • 3-5-3 難治性四肢潰瘍に対する再生医療への期待
  • 3-5-4 血管内皮前駆細胞を刺激するQQ培養法
  • 3-5-5 QQ培養法を使った血管内皮前駆細胞の効果
  • 3-5-6 MNC-QQ細胞治療の実用化に向けて
3-6 自家線維芽細胞を3Dプリンターで組み上げた人工血管
  • 3-6-1 概要
  • 3-6-2 人工血管を細胞で作る場合の課題
  • 3-6-3 スキャフォールドを使わない細胞の立体構造化
  • 3-6-4 透析患者が直面する血管の不具合
  • 3-6-5 いよいよ始まるスキャフォールドを使わない人工血管の臨床研究
  • 3-6-6 なぜスキャフォールドを使わずに立体成型が可能か
3-7 自家毛髪培養細胞を用いた壮年性脱毛症治療
  • 3-7-1 概要
  • 3-7-2 壮年性脱毛症の疾患概念と治療の現状
  • 3-7-3 古くから取り組まれてきた毛髪再生
  • 3-7-4 毛乳頭の下に存在する毛球部毛根鞘細胞を活用
  • 3-7-5 毛球部毛根鞘細胞を使った毛髪再生研究の経緯
  • 3-7-6 毛髪毛根鞘細胞の臨床成績
3-8 ドナー由来末梢血単核球を用いた肝移植時の免疫寛容誘導
  • 3-8-1 概要
  • 3-8-2 肝硬変の疾患概念と治療の現状
  • 3-8-3 肝移植の最大の課題を誘導型抑制性T細胞で解決
  • 3-8-4 誘導型抑制性T細胞の臨床成績

第4章期待高まる多能性幹細胞および他家iPS細胞による再生医療テクノロジー

4-0 期待高まる多能性幹細胞および他家iPS細胞による再生医療テクノロジー詳細
  • 4-0-1 本章の役割
4-1 多能性を持つ幹細胞「Muse細胞」
  • 4-1-1 概要
  • 4-1-2 Muse細胞の概要
  • 4-1-3 Muse細胞の生体内での効果
  • 4-1-4 Muse細胞の実用化に向けた体制
4-2 自家iPS細胞を使った網膜再生
  • 4-2-1 概要
  • 4-2-2 加齢黄斑変性の疾患概念と治療の現状
  • 4-2-3 移植した細胞が追跡可能で、移植する細胞も少量で済む
  • 4-2-4 初めてのiPS細胞を使った患者の3年後の予後は?
  • 4-2-5 神戸市に設立された「神戸アイセンター」で臨床研究始まる
  • 4-2-6 開発に企業が参画
4-3 他家iPS細胞由来角膜上皮シートを使った角膜再生
  • 4-3-1 概要
  • 4-3-2 目の構造と角膜の役割
  • 4-3-3 角膜障害に対する治療の現状
  • 4-3-4 iPS細胞を使った角膜の作製
  • 4-3-5 iPS細胞由来角膜の移植研究始まる
4-4 他家由来iPS細胞を使ったパーキンソン病治療
  • 4-4-1 概要
  • 4-4-2 パーキンソン病の疾患概念と治療の現状
  • 4-4-3 iPS細胞を使ったドパミン神経前駆細胞の作製
  • 4-4-4 iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の効果
  • 4-4-5 iPS細胞由来ドパミン神経細胞を使った治療の治験始まる
  • 4-4-6 iPS細胞を使ったドパミン神経前駆細胞の製造体制
4-5 他家iPS細胞を使った輸血用血小板の大量製造
  • 4-5-1 概要
  • 4-5-2 生体内での血小板の役割と産生機序
  • 4-5-3 献血に依存する不安定な供給体制
  • 4-5-4 iPS細胞を使った血小板の作製
  • 4-5-5 iPS細胞由来血小板の商業生産体制確立に向けて
  • 4-5-6 iPS細胞由来血小板の実用化に向けた取り組み
4-6 他家iPS細胞を使った重症心不全治療用の心筋球
  • 4-6-1 概要
  • 4-6-2 拡張型心筋症の疾患概念と治療の現状
  • 4-6-3 iPS細胞を使った心筋の再生
  • 4-6-4 球状化したiPS細胞由来心筋細胞の利点
  • 4-6-5 iPS細胞由来心筋球の概要
  • 4-6-6 先行するシート移植との違い

第5章承認相次ぐ遺伝子組み換え細胞治療や遺伝子治療のテクノロジー再生

5-0 承認相次ぐ遺伝子組み換え細胞治療や遺伝子治療のテクノロジー詳細
  • 5-0-1 本章の役割
5-1 がん細胞に特異的に近づき傷害するCAR-T細胞療法
  • 5-1-1 概要
  • 5-1-2 抗腫瘍効果を持つ分子標的薬の開発の現状
  • 5-1-3 がんに対する免疫療法の歴史
  • 5-1-4 がん免疫療法の失敗の原因と発想の転換
  • 5-1-5 遺伝子組み換えでT細胞を改良したCAR-T細胞療法
  • 5-1-6 CAR-T細胞療法の作用機序
  • 5-1-7 CAR-T細胞療法の治療の実際
  • 5-1-8 CAT-T細胞療法の効果の実績
  • 5-1-9 CAR-T細胞療法の課題
5-2 血管再生を誘導するプラスミドベクター
  • 5-2-1 概要
  • 5-2-2 慢性動脈閉塞症の疾患概念と治療の現状
  • 5-2-3 「コラテジェン」の構造
  • 5-2-4 「コラテジェン」の開発の経緯と成績
5-3 脊髄性筋萎縮症治療用の遺伝子治療
  • 5-3-1 概要
  • 5-3-2 脊髄性筋萎縮症の疾患概念と治療の現状
  • 5-3-3 エキソンスキッピングを誘導して機能性蛋白質を作る核酸医薬
  • 5-3-4 遺伝子改変ウイルスで正常な蛋白質を作る遺伝子を体内に組み込む
  • 5-3-5 「ゾルゲンスマ」の効果
5-4 心筋再生を目指した遺伝子治療
  • 5-4-1 概要
  • 5-4-2 心筋梗塞の疾患概念
  • 5-4-3 心筋梗塞に対する再生医療開発の現状
  • 5-4-4 不全心筋に直接遺伝子を注入して再生を促す治療
  • 5-4-5 心筋細胞のリプログラミングを誘導する遺伝子
  • 5-4-6 遺伝子を目的の細胞に導入する手法
  • 5-4-7 線維芽細胞から1つの遺伝子で心臓中胚葉細胞を誘導

第6章臓器と組織を再生する最新の治療テクノロジー

6-0 臓器と組織を再生する最新の治療テクノロジー詳細
  • 6-0-1 本章の役割
6-1 ブタ膵島を使ったバイオ人工膵島
  • 6-1-1 概要
  • 6-1-2 膵臓の役割と膵島移植の歴史
  • 6-1-3 バイオ人工膵島の開発
  • 6-1-4 バイオ人工膵島の開発の現状と指針の作成
6-2 シルクエラスチンを使った半月板再生
  • 6-2-1 概要
  • 6-2-2 変形性膝関節症の原因となる半月板損傷
  • 6-2-3 変形性膝関節症治療の現状と課題
  • 6-2-4 開発が進んでいなかった半月板の再生治療
  • 6-2-5 シルクエラスチンを使った半月板再生の誘導
6-3 増殖因子製剤/増殖の場作り/組織幹細胞の三位一体で鼓膜穿孔を再生
  • 6-3-1 概要
  • 6-3-2 鼓膜穿孔の疾患概念と治療の現状
  • 6-3-3 新鮮創化し自己再生の場を作る
  • 6-3-4 医療現場での使用実績が豊富な線維芽細胞増殖因子製剤を応用
  • 6-3-5 「リティンパ」による鼓膜再生の実際

第7章再生医療等製品の承認制度と産業化に向けた総合戦略

厚生労働省 医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課 課長 河野典厚
経済産業省 商務・サービスグループ 生物化学産業課 課長 田中哲也

7-1 再生医療等製品の薬機法に基づく承認に関する制度について
  • 7-1-1 はじめに
  • 7-1-2  再生医療推進法に基づく国の各種施策等について
  • 7-1-3 再生医療等製品の薬機法に基づく承認審査について
  • 7-1-4 結びに
7-2 経済産業省が進める再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた総合戦略
  • 7-2-1 再生医療・遺伝子治療を取り巻く状況
  • 7-2-2 経済産業省における取り組み(1)再生医療製品の商用生産促進に係る事業
  • 7-2-3 経済産業省における取り組み(2)再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術開発(H29~) 援基盤技術開発(H29~)
  • 7-2-4 総括

第8章再生医療等製品(細胞加工製品)のレギュラトリーサイエンスにおける課題

国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 研究員 田埜慶子
 部長 佐藤陽治

8-1 再生医療等製品(細胞加工製品)のレギュラトリーサイエンスにおける課題
  • 8-1-1 はじめに
  • 8-1-2 細胞加工製品の品質・安全性・有効性の確保のための原則
  • 8-1-3 細胞加工製品の安全性評価
  • 8-1-4 造腫瘍性評価法の開発
  • 8-1-5 今後開発が期待されている評価技術
  • 8-1-6 おわりに

第9章AMEDにおける再生医療等製品上市への取り組み

国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) 再生・細胞医療・遺伝子治療事業部

9-1 AMEDにおける再生医療等製品上市への取り組み
  • 9-1-1 再生・細胞医療・遺伝子治療
  • 9-1-2 当該分野の世界市場予測
  • 9-1-3 日本医療研究開発機構(AMED)の取組
  • 9-1-4 AMEDが推進する「再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト」
  • 9-1-5 これまでの成果事例
  • 9-1-6 再生医療および遺伝子治療の発展に向けて
  • 9-1-7 社会に展開していく、新たなフェーズへ

第10章今後、実用化に向けて研究・臨床試験が進む再生医療シーズ39

取材・文  西村尚子(サイエンスライター)

10-0 概要
  • 10-0-1 13の適応部位別、再生医療実用化の39のシーズ
10-1 脳・神経系の再生医療シーズ
  • 10-1-1 北海道大学大学院:発症14日までの脳梗塞患者に骨髄幹細胞を自家移植
  • 10-1-2 慶應義塾大学:亜急性期の脊髄損傷患者にiPS細胞由来の神経前駆細胞を移植
  • 10-1-3 大阪市立大学大学院:低酸素性虚血性脳症の新生児に自己臍帯血由来の幹細胞を点滴投与
  • 10-1-4 京都大学iPS細胞研究所:iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を、パーキンソン病患者の脳に移植
10-2 中耳鼓膜の再生医療シーズ
  • 10-2-1 東京慈恵会医科大学:鼻粘膜由来の培養上皮細胞シートを用いて鼓膜を再生
10-3 眼の再生医療シーズ
  • 10-3-1 理化学研究所:自己iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞を網膜に移植し、安全性を確認
  • 10-3-2 京都府立医科大学:培養したドナー由来の角膜内皮細胞を、水疱性角膜症患者の前房に注入
  • 10-3-3 大阪大学大学院:他家iPS細胞由来の角膜上皮細胞シートを重症角膜上皮幹細胞疲弊症患者の角膜に移植
10-4 口腔の再生医療シーズ
  • 10-4-1 東京大学医学部附属病院:患者の耳軟骨細胞から、3次元のインプラント型再生軟骨を構築
  • 10-4-2 長崎大学大学院:単核球細胞で、口腔がん放射線治療で萎縮した唾液腺を再生
  • 10-4-3 東京女子医科大学:進行した歯周病に対する、他家由来の歯根膜細胞シート移植
  • 10-4-4 順天堂大学:患者の脂肪組織幹細胞と多血小板血漿の混合物で歯周組織を再生
  • 10-4-5 名古屋大学大学院:骨髄由来間葉系細胞と血液成分を使って顎骨再生
10-5 心臓の再生医療シーズ
  • 10-5-1 国立循環器病研究センター:胎児由来の羊膜間葉系幹細胞による、拡張型心筋症の治療
  • 10-5-2 大阪大学大学院:iPS細胞由来心筋細胞シートで、重症心不全の心筋を再生させる
  • 10-5-3 慶應義塾大学:他家iPS細胞由来の心筋球を移植し、拡張型心筋症を治療
  • 10-5-4 京都大学 iPS細胞研究所:安全かつ有効なiPS細胞由来心筋細胞を用いた移植治療を模索
10-6 肝臓の再生医療シーズ
  • 10-6-1 国立成育医療研究センター研究所:ES細胞由来の肝臓細胞を新生児に投与し、生体肝移植までを橋渡し
  • 10-6-2 金沢大学医薬保健研究域 医学系:患者の皮下脂肪由来間質細胞を肝臓に投与し、NASHなどを治療
10-7 消化管の再生医療シーズ
  • 10-7-1 国際医療福祉大学医学部:食道吻合部位に自己口腔由来粘膜シートを移植し、狭窄を防ぐ
  • 10-7-2 東京医科歯科大学大学院:自家腸上皮幹細胞オルガノイドで、炎症性腸疾患の粘膜を再生
10-8 卵巣・子宮の再生医療シーズ
  • 10-8-1 大阪大学大学院:不活性化がん細胞、樹状細胞、不活性化センダイウイルス粒子を利用したハイブリッド細胞療法
  • 10-8-2 慶應義塾大学:がん組織のリンパ球を末梢血単核球と共培養した細胞で、進行子宮頸がんを治療
10-9 腎臓の再生医療シーズ
  • 10-9-1 東京慈恵会医科大学:ネフロン前駆細胞由来の幼若腎臓を移植し、腎不全を治療
10-10 関節・骨の再生医療シーズ
  • 10-10-1 京都大学iPS細胞研究所:ヒト他家iPS細胞由来の軟骨を膝関節の損傷部位に移植
  • 10-10-2 東京医科歯科大学大学 再生医療研究センター:半月板形成的修復後の縫合部位に、自家培養滑膜幹細胞を移植
  • 10-10-3 東海大学:自己軟骨細胞シートで、変形性膝関節症による欠損軟骨を再生
  • 10-10-4 九州大学医学大学院:自家脂肪幹細胞由来の細胞構造体を損傷軟骨に組み込み、膝関節損傷部位に移植
  • 10-10-5 神戸大学大学院:患者末梢血の幹細胞をアテロコラーゲンと混ぜ、骨折部位に移植
  • 10-10-6 広島大学病院:磁性化させた自家骨髄間葉系幹細胞を軟骨欠損部に誘導
10-11 血管の再生医療シーズ
  • 10-11-1 日本大学:自家脂肪組織から大量に作った脱分化脂肪細胞で血管を再生
  • 10-11-2 京都府立医科大学 大学院:自家骨髄単核球細胞で重症虚血による閉塞血管を再生
  • 10-11-3 佐賀大学医学部附属再生医学研究センター:3Dプリンターで自己線維芽細胞由来の血管を作り、動静脈内シャントとして移植
10-12 血液・免疫系の再生医療シーズ
  • 10-12-1 京都大学iPS細胞研究所:自家iPS細胞由来の血小板で再生不良性貧血を治療
  • 10-12-2 東京大学医科学研究所附属病院:重篤な急性GVHDを臍帯血由来の間葉系細胞で救命
  • 10-12-3 順天堂大学:自己誘導型抑制性T細胞を利用し、移植臓器の拒絶反応を特異的に回避
  • 10-12-4 理化学研究所 生命医科学研究センター:NKT細胞由来のiPS細胞を再度NKT 細胞に分化誘導し、がんを治療
  • 10-12-5 広島大学大学院:骨髄移植後の難治性ウイルス感染症に、培養した他家ウイルス特異的T細胞を利用
10-13 皮膚の再生医療シーズ
  • 10-13-1 名古屋大学:先天性魚鱗癬、皮膚バリア形成の異常が病態を引き起こすことを解明

編集者からのメッセージ

再生医療等製品は、国内市場としては2030年に1兆円、2040年に1.14兆円と推定されています。また経済産業省の世界市場予測では、2030年に13兆円、2050年には38兆円に達します。この巨大な新ビジネスが「再生医療」です。

報道される情報はiPS細胞の研究動向が主で、その実用化はまだ遠いと見られていました。ところが、すでに国内9製品が承認されており、そのうち4種では、条件・期限付きで再生医療が始まっています。

世界に先駆けて再生医療を実用化している日本発の技術、ビジネスを、日経BPの専門メディアと専門研究の視点で、俯瞰した情報をお届けします。

藤井省吾

日経BP
日経BP総研 副所長 メディカル・ヘルスラボ所長

<経歴>1989年東京大学農学部卒。91年東京大学農学系研究科修士課程修了後、日経BP入社。医学の専門雑誌『日経メディカル』、エビデンスのある健康雑誌『日経ヘルス』、最新医学から健康法までを解説する『日経Gooday』などの記者、編集長、発行人を経て、現職。

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  • ■発行:日経BP

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