骨粗鬆症性椎体骨折に伴う疼痛に対し、保存的治療では疼痛改善が認められない場合、一般的にバルーン椎体形成術(BKP)が行われる。これは椎体内にバルーンを刺入し、骨セメントを注入する手術法で、術後合併症の1つに続発性椎体骨折が知られている。そこで、続発性椎体骨折が生じる危険因子を調べたところ、過度のセメント充填が原因である可能性が示された。10月26〜27日に開催された第32回日本整形外科学会基礎学術集会で、聖マリアンナ医科大学整形外科助教の梅原亮氏が報告した。

 対象は、2012年2月〜2015年8月にBKPを施行した71例のうち、術後X線像が6カ月以上調査可能であった34例(男性3例、女性31例、平均年齢79.2歳)。この中で続発性椎体骨折を生じた11例(32.4%)と生じなかった23例について、年齢や骨密度などの患者背景因子と、セメント充填率や椎体圧壊度などのX線画像因子を比較検討した。椎体圧壊度は、前後の椎体高の比で示された。続発性椎体骨折のうち、BKP施行部位の隣接椎体の骨折が10例(90.9%)とほとんどを占めた。

 続発性椎体骨折の有無別に分けた2群間で差が認められたのは、セメント充填率(骨折あり群48.5%、骨折なし群33.4%)と術

BKPでの過度のセメント充填は続発性椎体骨折を招く恐れの画像

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