ヒトから分離した鳥インフルエンザH5N1型ウイルスとヒトH1N1pdm2009型ウイルスのハイブリッドウイルスを作製しフェレットに感染させたところ、空気感染するウイルスが出現したことが報告された。東京大学医科学研究所の河岡義裕氏らの研究成果で、この5月にNature誌のオンライン版に掲載された。論文の全公開までには、テロに悪用されるなどとする一部の杞憂から紆余曲折があったのは記憶に新しい。だが、H5N1型ウイルスのヘマグルチニン(HA)を持つハイブリッドウイルスが空気感染することを実証した意義は、決して色褪せることはなかった。

H5N1/H1N1ハイブリッドウイルス誕生の要点とその意義の画像

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