尿失禁はQOL疾患であることから、治療の選択に際しては患者の希望が最優先されるべきであり、合併症の少ない低侵襲の治療法から施行するのが基本である。尿失禁の治療は、(1)下部尿路リハビリテーション、(2)薬物療法、(3)外科的治療、に分類される。腹圧性尿失禁の場合はまず骨盤底筋訓練により治療するが、手術療法として中部尿道スリング手術が導入されたことにより、手術の侵襲はかなり軽減している。早期に確実な治療効果を得たい希望のある患者においては、早期の手術も選択肢となり得る。切迫性尿失禁の場合は抗コリン薬内服による治療が中心となる。抗コリン薬を内服する場合には口内乾燥、便秘、残尿増加に注意する。

ガイドライン外来診療◆尿失禁の画像

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