鉄欠乏性貧血では不足した鉄を補充して貧血状態を改善し、貧血が再発しないように管理していくことを目標とする。治療は鉄剤の経口投与が原則である。2価鉄イオンは3価に比べて吸収されやすいので、経口鉄剤は3価への酸化を防ぐコーティングがされている。経口鉄剤の副作用は腹痛、悪心、軟便、下痢などで、胃から上部小腸で鉄イオンが急激に溶け出すことによる。消化器症状を抑える目的での食後の服用、制酸薬の併用は吸収率を低下させるが、1日の鉄剤投与量が食事中の鉄の10倍以上であるため治療効果に大きな影響はない。長期間の内服の必要性を考慮すると、コンプライアンス、継続性を高めることのほうが重要である。

ガイドライン外来診療◆貧血の画像

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