SGLT2阻害薬が投与された2型糖尿病患者は、SGLT2阻害薬以外の血糖降下薬が投与された患者と比べ、心不全による入院や死亡のリスクが低いことが示された。今年3月の米国心臓病学会学術集会(ACC.17)で発表されたCVD-REAL(関連記事)の論文が、5月18日にCirculation誌オンライン版に掲出された。

 EMPA-REG OUTCOME試験では、心血管疾患(CVD)を有する2型糖尿病患者にエンパグリフロジンを投与したところ、血糖降下だけでは説明できない、心不全による入院や心血管死亡の減少が認められた。そこで、このような効果が実臨床でも見られるのか、SGLT2阻害薬のクラス効果なのか、CVDリスクが低い患者ではどうかといった疑問を解明するため、欧米6カ国を対象とした観察研究が行われた。

 解析には、米、独、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、英の診療報酬請求、一次診療記録、入院記録、国家レジストリーのデータを使用した。各データセットから、SGLT2阻害薬としてカナグリフロジン、ダパグリフロジン、エンパグリフロジ

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