東日本大震災から10日余り経ったころ、川崎市で松葉医院を開業する松葉育郎氏のもとを訪ねた。DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬などの新たな糖尿病薬の登場で、臨床の現場はどのように変わっていくのか、あるいはどのような変化が求められていくのかを尋ねるのが目的だった。だが、おのずと話は震災への対応に向いてしまう。理論より実践を重視した糖尿病診療に取り組む松葉氏もまた、震災医療の中に身を置いていた。緊急の対策の1つとして「患者さんには悲惨な場面を報じるテレビは見ないでと言っている」という。なぜなのか。

患者さんも悲惨な場面を報じるテレビは見ない方がいいの画像

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