地方の大学病院の内科で医局長をしていた時のことである。そこは医局員が50人を超える大所帯で、医局長の重要な仕事の一つは、関連病院への若手医師の派遣人事であった。例年、供給を上回る需要があり、送り先に困ることはなかったが、派遣される本人の希望と病院のニーズを合致させるのに気を使っていた。

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