血液透析患者約3万例を対象とした国際的前向き観察研究DOPPS(the Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study)の報告をみると、透析患者の25.3%に末梢動脈疾患(PAD)が認められている(日本人では11.5%)。近年、腎障害は動脈硬化性疾患の重要な危険因子であることが明らかになっているが、動脈硬化性疾患の一部分症であるPADにとっても腎障害は重要な危険因子であり、PADが高率に腎障害に合併することも知られている。また、糖尿病性腎症や透析患者では高率に石灰化を伴うため、バイパス術ができずに肢切断を余儀なくされる患者も多い。したがって、慢性腎臓病(CKD)を含む腎障害あるいは透析患者に対するPADのスクリーニングは非常

慢性腎臓病(CKD)はPADの重要な危険因子であるの画像

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