動脈硬化を基盤として発生する心筋梗塞や脳梗塞といった虚血性疾患では、梗塞サイズで予後が決定される。しかし、体はこのような虚血に対して様々な防御機能を獲得していることが明らかとなってきた。その1つにアデノシンがあり、その受容体は全身に分布していることから、心臓だけでなく脳や他の臓器においても重要な役割を担っていると考えられる。一方、脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)の再発抑制を検討した臨床試験であるCSPSにおいて脳梗塞の再発リスクをプラセボ群に比し有意に軽減することが示されたプレタールは、PDEを阻害することで細胞内のcAMPを上昇させ、抗血小板作用を発揮する。アデノシンの臓器保護効果もcAMPを介しており、

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