ワルファリンのモニタリングに利用されているプロトロンビン時間測定試薬(PT試薬)だが、医療施設が採用しているPT試薬の感度に施設間で差があることが問題視されている。PT試薬の測定感度を示す国際感度指標(ISI;International Sensitivity Index)がWHO推奨の1.0よりも高値のものを使った場合に、PT-INR(Prothrombin Time-International Normalized Ratio:プロトロンビン時間-国際標準化比)が見かけ上、高く表示されてしまうのだ。このため、至適治療域と思っていた投与量が実際は効果が不十分な状態であるため、塞栓症を発症させてしまうことになる。

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